4月28日公開の映画「HOME 愛しの座敷わらし」を鑑賞した。

この映画は荻原浩の小説「愛しの座敷わらし」を映画化した作品で

岩手の田舎に転勤となった家族が築120年以上の和風ログハウスへ引っ越したが

家族はバラバラの状況が続くも、そこに住んでいる座敷わらしが

家族の絆を深めていく家族の絆のストーリーである。

都会から田舎に暮らす事は色々慣れない事も多いが、

自然の中で暮らすからこそ家族の大切さを知る事になり

都会にはない人との繋がりを観る事となるだろう。
長年都会に暮らしたり、地方に暮らしたりしていると全然環境の違う場所へ移ると

ホームシックにかかる人も少なくない。

田舎から都会に行けば人混みの中で生活しなければならないし、

都会から田舎へ行けば何もない場所で暮らす不便さを感じたりもする。

そんな中で東京の大都会から岩手の田舎へ引っ越した高橋家は

そこでバラバラになった家族の絆を座敷わらしと地域住民との触れ合いを通じて修復していく。

はたして座敷わらしは高橋家の絆にどのようにして福をもらたす事になったのか?

キャスト

高橋晃一演じる水谷豊

高橋史子演じる安田成美

高橋智也演じる濱田龍臣

高橋梓美演じる橋本愛

高橋澄代演じる草笛光子

菊地聡子演じる飯島直子

菊地桂演じる沢木ルカ

安藤演じる長嶋一茂

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

父・晃一の転勤で岩手の田舎に引っ越して来た高橋家。

晃一は独断で、駅からも遠い囲炉裏のある茅葺屋根の一軒家を新居に決めていた。

小学5年生の息子・智也は喜ぶが、都会育ちの母・史子や中学生の娘・梓美は不満顔だ。

しかも、おばあちゃんには何かが見えているらしい…。

何度か不思議な体験をした智也は、ある日、裏庭の祠で着物を着た小さな子を発見する。

隣のおばあちゃんに話を聞いたところ、その子は“座敷わらし”だという…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして、東京の都会から田舎の岩手へ引っ越した

高橋家の5人家族はそれぞれ複雑な思いを抱えながら

築120年以上のわらでできた屋根の家へと引っ越してきた。

昔はこのような屋根で暮らしていた時代がある訳で時代を経る事によって

このような家は見られる事が少なくなったけれど、

こういう家も古風であり、日本らしい文化の象徴でもあるだけに

やはり都会では住めない家だ。

そんな中で晃一は東京の本店から左遷されて岩手の支店に飛ばされたが、

東京しか暮らした事のない史子、東京でいじめに合っていた梓美、

ぜんそくを抱えてスポーツを止められている智也、

そして呆けが進行している澄代はバラバラの状況のままここに引っ越してきたのだった。

当初は晃一と智也はここを気に入ったが、

史子と梓美は都会に慣れている事と暮らした事がないために不満を持つ。

梓美は東京の時にいじめを受けており、家族に話せない苦悩を抱えていた。

智也はぜんそくでスポーツができない中で自然の中で

体が快方に向かう事を考えると智也にとっては良かったのかもしれない。

そんな中史子は東京と違いそれぞれの家との距離がある中で

都会と違う近所付き合いに戸惑う。

まあ都会だと近所と言っても殆ど触れ合う機会は少ないものだけれど、

地方は結びつきが強いだけに地方特有の触れ合いがある。

都会ならあのような事は少ないからね。

これで観るのは地方ほどそれぞれの結びつきが強いという事だ。

東日本大震災で地域との結びつきで色々考えさせられるけれど、

こういう所に住んでみないとわからない地域の大切さ、

そして地域ごとによる結びつきがここで描かれている。

そしてこの家には座敷わらしが出るという事で最初に智也が見た事で次に梓美、

そして澄代、さらには史子も座敷わらしを観る事となる。

そこから家族は次第に座敷わらしによって1つになり始めていく訳だけれど、

ここでその前に転校する事になった梓美は当初以前の学校生活のトラウマから

なかなか馴染めない生活を送っていたけれど、

ここで座敷わらしが梓美と学校のクラスメイトとの距離を縮めてくれた。

都会だとこういう事はあまり信じられないけれど、

地方ではこういう言い伝えが孫やひ孫の世代にも伝えられており、

それが梓美にとって心を開くキッカケとなる。

さらには水泳大会に出場してほしいと頼まれて頼られる事で

都会では経験できなかった友達との友情が生まれる。

そして智也も都会ではぜんそくでできなかったサッカーを1つのキッカケで

サッカーをやり始めそれを受け止めてくれる少女と出会った事で

サッカーを始めて体も強くなっていく。

そして澄代も座敷わらしを感じる事で昔の事を思い出し、

そして座敷わらしを昔の幼馴染と重ねる事で家族との距離が縮まる。

それに史子が当初は更年期障害と疑ったものの、

家族みんなが座敷わらしを見たという事でそれを信じるようになる。

一方晃一は営業に回されて色々苦労しながらもその苦労が次第に成果となって表れていく。

粘り強く営業活動を続けた事により

これまで受け入れてくれなかった取引先から受け入れられ、

さらには本社で開発していた商品が社長の舌に止まり、

それが晃一にとってこれまでの苦労が報われていく事となる。

商品開発を通じて作り上げた人との絆を熱弁で語ったシーンは不器用ながらも

伝わるものがありましたね。

そして座敷わらしによって家族は1つになりかけた時ある転機が訪れる。

結末は劇場で観てほしいけれど、

家族の絆がバラバラになった時環境が変わる事で1つになった事例が描かれているけれど、

それぞれそれまでの環境では受け入れられなかった事が

環境を変える事で受け入れられる事もあるという事だ。

特に梓美、智也にとってはこういう自然の中で暮らした事で

人との触れ合いの大切さと友情を手に入れたし、

家族も梓美と智也が都会にいた時と違ったものを手にした事によって

家族の絆が1つとなっていった。

そしてそれを座敷わらしがさらに絆を深めてくれたのだった。

総評として短い田舎生活だったけれど、

その生活の中で高橋家の家族の絆はこれまでになく深まった。

そしてその絆を深められた事で再び都会に戻る事になったけれど、

何処へ行ってHOMEがある事の大切さを田舎生活を通じ、そして座敷わらしが教えてくれた。

都会でも6人家族の生活となる訳だけれど、

HOMEに決めてくれた座敷わらしは必ず高橋家に福をもたらしてくれるだろう。

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