21日J2リーグ20第28節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでファジアーノ岡山と対戦し、1対1で新潟は後半36分にミスから先制を許すも後半42分にMF中島の同点ゴールでドローに持ち込み、11勝11分6敗勝ち点44得失点差+10で5位のままだった。

試合前には是永社長から謝罪の挨拶があり新潟史上かつてない大不祥事の中で全員で新潟の信頼を取り戻していくしかない。

試合前に是永社長から謝罪の挨拶があったけれど、人は才能を惜しむあまりに悪い事に目をつぶってしまうという人間の弱さがある。ファビオという高さと強さを兼ねた選手だったが、彼が不在の1か月に勝ち切れない試合が続き、是永社長もここでファビオを失ったらJ1昇格は遠のくと頭に過ってしまったからこそその才能を惜しんだ結果取り返しのつかない大不祥事という事態になった。




この件についてはわかった時点でファビオだけでも発表して謹慎にしておけばクラブとしては最小限のダメージで済んだ。しかしこれを1か月も長引かせた上に6試合も出場させてしまったという事実は試合に影響したという観点からも非常に重い処分は間違いない。

私が現時点で考えられるのは無観客試合よりも重い勝ち点剥奪だ。勝ち点剥奪処分は重い順から4番目に重く、本来であれば降格危機に瀕するほど重大な処分だ。この処分が下される事案とすれば不正に試合に出場させて試合結果に影響したケースが考えられるが、今回の事案からこの処分が最も該当する。

勝ち点剥奪は避けられたとしてもその次に考えられるのが罰金1億以下だ。既に残り試合全てホーム無観客試合という可能性もなくはないが、通常無観客試合は試合結果よりも試合運営に関する処分なので直近で該当する次なる処分は1億以下の罰金が該当するようだ。

仙台も新潟以上に事態は深刻だが、仙台の場合は今季J1からの勝ち点による降格はないので勝ち点剥奪の意味は全くない。そうなると1億以下の罰金が有力だが、事案を考えると新潟以上の内容なので次に重い処分となるとJ2以下に降格処分というケースだがそうなると来季のJ1のチーム数に影響が出る為にこの処分は色々な今季にレギュレーションの変更が必要になる。

既に新潟もまな板の鯉として裁かれるのを待つ身なので勝ち点剥奪は覚悟しながら戦うしかない。

試合に戻ると残されたメンバーで戦うしかなくなった新潟だが、ファビオの穴は既に鄭大世で埋められるし、FW以外はやりくり可能なので高さを失った以外は思った以上に重症ではない。残された選手たちの奮闘を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-3-1

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前節と同じメンバーでスタートした。

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試合は最初から新潟が圧倒的にボールをキープする時間が長く失っても即取り戻すというプレーができていた。選手たちもこの状況を確り理解しており期の抜いたプレーは許されないという気持ちになっている。そういう観点から見ればこの大不祥事が選手たちの気持ちを奮い立たせていると言ってよい。

戦術もメンバーがそれなりに固まっている事で次第にパススピードも速くなり、失ってもすぐに奪えている。特にアルベルト監督から言われていた予測力、ポジショニングが本当に試合を重ねる毎に良くなっている。試合を通じてミスもあるが、ミスを素早く取り返しているだけにミスをミスにしないというのが選手たちも日々成長し続けている。

ただゴール前のシーンについては鄭大世を控えから起用していた時期が長かった事もあり他の選手よりも連携がまだまだだ。しかし守備は確り機能しておりゴールの期待も十分ある。

そしてここにきて大きく成長したのが中島だ。当初は初ゴールまで苦労したが町田戦でゴールを決めてから調子が大きく上がっている。この試合でも同点ゴールを上げただけに、途中からFW起用をしているなど場合によっては最初からFWで起用する手もあるかもしれない。

今は4-2-3-1が1番機能しているけれど得点を狙うと考えた時に中島をFWで起用するか中央1.5列目で起用した方が得点力は上がるかもしれない。ただ守備時に中央に高木善朗がいた方が守備は機能するので悩ましいところだが最初から鄭大世と共にFWでスタートさせても良いと感じる。

FW不足が深刻ではあるが中島をFWで起用する手が残っていた事は新潟にとっては大きな救いだ。次の中1週間の時には新たなるシステムとして試したいところだ。

試合はパスミスから奪われて失点してしまったがドローに持ち込めたことで何とか勝ち点差をキープした。

残り試合この気持ちを持ち続けて試合をしていけば私はそれなりの勝ち点を上げられるとは感じるし、それだけの活躍が期待できると感じる。ただ全てはJリーグからどんな処分が下されるかだ。

次節はアウェイで徳島と対戦する。2位以上との最後の対戦となるがここで勝利しなければ髪の毛1本ある可能性もなくなる。勝ち点剥奪を覚悟して戦わなければならないが今のメンバーでも勝ち続けられるというところを見せていきたい。

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