19日サッカーJ2アルビレックス新潟は9月17日に酒気帯び運転検挙され書類送検されたFWファビオ、FWペドロマンジー選手の契約解除と是永大輔社長に減俸処分100%の減額(2020年10 月19日〜2020年12月31日)、玉乃淳ゼネラルマネージャー兼強化部長に譴責処分(ただし、2020年10月19日〜2020年12月31日の間の報酬の100%を自主返納)の処分が発表された。

この件は9月17日の1時〜2時にFWファビオが警察に酒気帯び運転で検挙された事を10月15日のリリースまで一切報じられず、その間FWファビオ選手は6試合出場し3勝2分1敗勝ち点11を上げる活躍をしていた。

クラブは是永社長、玉乃GM、アルベルト監督のみ知るところとして3人中心に共有されていたがこの間にFWペドロマンジーはベンチ入りもなかったが、FWファビオは6試合に出場しているだけにクラブの根源を揺るがしかねない大不祥事となった。

これでアルビレックス新潟がJリーグ加盟後史上最大の不祥事により大きな信頼を失墜する事となり、場合によってはJリーグよりより重い制裁を科される可能性すらある。
まずこの案件については新潟史上最大の不祥事であり、最大の窮地に陥ったクラブ存続を揺るがす大事件である。

それでどれ位の制裁を受けるのかを踏まえて後ほど話すが、私自身頻繁に社長とビックスワンで話す機会がありながらこういう事について全く知らず、今にして思えばこれまでのアルビレックス新潟の歴史やダメな事はダメだと確り言っておけばよかった。

社長も実はかなり酒好きである事は知っているが、酒でかなり失敗した事もあると以前語っていた事もあったが、今回の件は酒は破滅を招くというアルビレックス新潟が倒産しかねないほどの事だと次に会った時に強く言っておきたい。そんな張本人が私にあなたがいなくなったらアルビレックス新潟は倒産してしまうと言っている訳だからその言葉確り返さなければならない。

とはいえ起こってしまった事はもう戻らない。こういう事って発覚したその日に発表して、その日に警察の捜査が確定するまで謹慎処分にすると発表しておけば少なくても大惨事にならなかった。

飲酒運転しました以上!だけではそこまで至った経緯というものがあるのでその時点で即解雇という訳にはいかないし、その後に色々な事が発覚したらそれはそれで関係各所も巻き込んだ事になるだけにそれについては警察の捜査後に確定で良い。

交通事故もそうなのだが、色々な原因がある訳でその場でわからない事って少なくない。特に人身事故は相手があっての事なので運転者が100%非があるとは限らない。歩行者が周りを見ずに突っ込んできて事故になる場合もある訳で基本車の方が責任を負うが歩行者も責任がない訳ではないケースもある事は念頭に置く事だ。

しかも状況がさらに悪くこのコロナ禍により外でお酒を飲んだりする事は控える状況であり、Jリーグも外部との接触はなるべく避けるようにという通達がありながら、公園で4人で酒を飲んでいたというのは流石に100歩譲ってもJリーグの通達事項を逸している。

自宅でお酒を嗜む程度なら問題ないが、外で飲む事は感染の可能性が高くなる訳でそういう観点からも今回の行動はあまりにもお粗末だ。

問題はクラブとしてはファビオ、ペドロマンジー契約解除並びに是永社長が今年一杯100%減俸、玉乃GMは譴責処分今年一杯100%自主返納という処分となった。

これは当然の処分であり、今は移籍期間中なので今季終了まで謹慎にした後に契約解除も有り得たが、対外的にもそれでは納得されないという事で契約解除の決断となった。さすがにこのような事をした選手を他のクラブがこの移籍期間に獲得するクラブはないとは思うし、獲得したらサポーターからかなりの批判を浴びるだろうから0とは言わないがほぼないと思う。

問題はJリーグからの処分の有無だが、過去の事例で最も重い処分は

2014年の浦和サポによるホームゲームにおける差別的な内容の横断幕掲出による無観客試合がJリーグ史上最も重い処分だ。

制裁金(罰金)の過去最高額は2000万が数件あり、最強のチームによる試合参加違反で1000万の制裁金(罰金)がある。

最強のチームによる試合参加違反については過密日程や選手の怪我やコンディションなどがあり議論の余地があるがそれでも1000万の制裁金(罰金)が課された過去がある。

今回の事例が何処に当たるかなのだがJリーグ規約の第43条に該当する可能性がある。



第 43 条〔不正行為への関与の禁止〕
JクラブおよびJクラブ関係者は、方法・形式のいかんにかかわらず、また直接たると
間接たるとを問わず、試合の結果に影響を及ぼすおそれのある不正行為に一切関与しては
ならない。

以上の条項から方法・形式のいかんにかかわらず、また直接たると間接たるとを問わずとあるのでコンプライアンス違反もこの項目に含まれても不思議はないし、解釈される可能性もある。

要するにコンプライアンス違反を犯した選手を試合の結果に影響を及ぼすおそれのある不正行為に関与に該当しても仕方ない。

そうなった場合の処分だが、

第 133 条〔Jリーグにおける懲罰〕
Jリーグは、JクラブまたはJクラブ関係者による本規約、JFA懲罰規程その他の諸
規程の違反行為について、次の各号の定めに従い懲罰を科すものとする。
競技および競技会に関する違反行為に対しては、JFA懲罰規程に基づき懲罰を科す
競技および競技会に関するもの以外の違反行為については、本規約に基づき懲罰を科


以上の,乏催する事になる。

そうなった場合の処分は以下のものがある。

第 142 条〔懲罰の種類〕
(1) チェアマンが、第 133 条第2号に定める違反行為をしたJクラブに対して科すことがで
きる懲罰の種類は次のとおりとし、これらの懲罰を併科することができる。
けん責 始末書をとり、将来を戒める
罰金 本章第5節の定めに従い1件につき1億円以下の罰金
を科す
中立地での試合の開催 試合を中立地で開催させる
一部観客席の閉鎖 一部の観客席を閉鎖し、そこには観客を入場させない
無観客試合の開催 入場者のいない試合を開催させる
試合の没収 得点を0対3の敗戦として、試合を没収する
勝点減 リーグ戦の勝点を1件につき 15 点を限度として減ずる
出場権剥奪 リーグカップ戦における違反行為に対する懲罰として
次年度のリーグカップ戦への出場権を剥奪する
下位リーグへの降格 所属するリーグより1つ以上下位のリーグに降格させ

除名 Jリーグから除名する(ただし、Jリーグ定款第9条の
手続きを経るものとする)


1から10まであるけれど、浦和の無観客試合は5に該当するが、今季はコロナ禍により既にリモートマッチを行っているし、これは観客及び試合運営に対しての処分なのでこの処分は意味を成さない。

あるとすれば1か2か7になる。6の試合の没収は主にその試合に登録メンバー外の選手を試合で起用した場合や既定のメンバー以下になった場合及び乱闘騒ぎなどが該当する。

1で済めば御の字だが最強のチームによる試合参加違反で1000万の制裁金(罰金)を踏まえればまずないと考えた方が良い。

あるとすれば2か7だ。

2の罰金の場合は以下の処分がある

第 150 条〔1億円以下の制裁金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は、1億円以下の制裁金を科す。
第 43 条〔不正行為への関与の禁止〕に、Jクラブが違反した場合
第51 条〔Jクラブの責任〕第1項または第2項の義務を怠り、選手、チームスタッフ、
実行委員、運営担当、広報担当、審判員または観客等を死傷させた場合

第151 条〔5,000 万円以下の罰金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は、5,000 万円以下の罰金を科す。
第41 条〔参加義務等〕第1項に違反した場合
第43 条〔不正行為への関与の禁止〕に、個人が違反した場合
第48 条〔出場資格〕第1項に違反した場合
第89 条〔禁止事項〕各号に違反した場合
第94 条〔支度金およびトレーニング費用〕第3項に違反した場合
第103 条〔未登録の選手〕に違反した場合
第104 条〔選手の移籍に関する規定の遵守〕に違反した場合

第152 条〔2,000 万円以下の罰金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は、2,000 万円以下の罰金を科す。
第3条〔遵守義務〕第4項に違反した場合
第26 条〔Jクラブの健全経営〕第1項に違反した場合
第29 条〔Jクラブの株主〕第2項、第3項、第5項または第6項に違反した場合
第30 条〔役職員等の禁止事項〕第2項に違反した場合
第33 条〔スタジアムの維持〕に違反した場合
第35 条〔医療施設〕に違反した場合
第41 条〔参加義務等〕第2項に違反した場合
第51 条〔Jクラブの責任〕第1項、第2項、第3項または第4項に違反した場合
第56 条〔試合日程の遵守〕に違反した場合
第60 条〔抱き合わせ開催の禁止〕に違反した場合
第68 条〔非公式試合の開催〕各項に違反した場合
第69 条〔外国チームとの試合等〕に違反した場合
第70 条〔興行等への参加禁止〕に違反した場合
第92 条〔プロ選手契約およびアマチュア選手誓約〕第2項に違反した場合
第95 条〔選手契約における仲介人等〕に違反した場合
第110 条〔契約等〕第2項に違反した場合
第138 条〔チェアマンによる懲罰〕第4項に違反した場合

第153 条〔1,000 万円以下の罰金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は、1,000 万円以下の罰金を科す。
第3条〔遵守義務〕第5項、第6項または第7項に違反した場合
第26 条〔Jクラブの健全経営〕第3項に違反した場合
第30 条〔役職員等の禁止事項〕第1項に違反した場合
第49 条〔ユニフォーム〕第1項、第2項または第3項に違反した場合
第110 条〔契約等〕第3項に違反した場合

第154 条〔500 万円以下の罰金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は、500 万円以下の罰金を科す。
第26 条〔Jクラブの健全経営〕第2項に違反した場合
第48 条〔出場資格〕第2項に違反した場合
第110 条〔契約等〕第1項に違反した場合

第155 条〔100 万円以下の罰金〕
次の号に該当する場合は、100 万円以下の罰金を科す。
第29 条〔Jクラブの株主〕第1項または第4項に違反した場合

第156 条〔第3条第2項または第3項違反の罰金〕
第3条〔遵守義務〕第2項または第3項に違反した場合の罰金は、その行為の態様に応
じ、次の各号のとおりとする。
生命・身体に対する行為 5,000 万円以下
公益に対する行為 3,000 万円以下
名誉・財産に対する行為 2,000 万円以下


この中で該当するとしたら

第 150 条〔1億円以下の制裁金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は、1億円以下の制裁金を科す。
第 43 条〔不正行為への関与の禁止〕に、Jクラブが違反した場合

これに該当する可能性が高い。この処分になれば当然過去最高の罰金となるのは確実でこれにより本来債務超過を避けられる可能性が債務超過になる可能性すらある。

次に有り得るのが7

勝点減 リーグ戦の勝点を1件につき 15 点を限度として減ずる

理由は言うまでもなくコンプライアンス違反を犯した選手と知りながら試合に起用したという部分に該当する可能性が高い。

事件後6試合に出場しており3勝2分1敗勝ち点11を上げているが、7の減点15を限度とするとあるのでその間に得た勝ち点11剥奪が最も可能性が高い。

理由として今季勝ち点0でもJ1、J2は下部カテゴリーへの降格がない事が既に決まっており、各クラブが経営が圧迫している事を踏まえると罰金よりもこちらを課される可能性が有力だ。

Jリーグとしてもこういう事案があった場合出場させたクラブは勝ち点を剥奪するという事例となり各クラブへの強い警告となるだろうからJリーグはこちらを選びそうだ。

7になった場合は勝ち点は43から32となり、残り試合全勝しても勝ち点の上限は15勝で45しか積み上げられず最大勝ち点77となる。

今季の昇格ラインが勝ち点80以上という事を踏まえても今季の昇格は事実上困難となる。それ位重い処分だ。

2なら普通のシーズンならアルビレックス新潟倒産という可能性すらある処分なのでクラブが存続するだけマシと思わなければならない。

いずれにしても処分は99%間違いないだけに2か7が最有力だ。

この落とし前はいずれJ1昇格という事で取ってもらう事にするとするが、7になればそれが今季は困難だと認識しなければならない。