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7月18日公開の映画「HERO」を鑑賞した。

この映画はドラマ「HERO」のシーズン2のその後を描いた作品で劇場版は8年ぶりとなる。

交通事故による死亡事件を聴取していた久利生が大使館という国境の先に

事件のカギがあると治外法権を超えようと奮闘し事件の真相に迫っていくストーリーである。

久利生の真実を求める姿勢は最後には必ずこれで良かったという結論に達する事だろう。
8年ぶりとなる劇場版だけれど、

8年の月日は色々なものを変えて今の事務官は麻木になり、

雨宮は検事として活躍する時代となった。

その中で久利生は8年経ても変わらない奇抜な検事であり

続けている事に久利生の不変でもあるんだけれど、

その久利生の本質はどんなに時を経ようと変わらない。

そんな久利生が今回担当した事件の中で交通事故により

死亡した女性に関する事件を追う事になった。

その先には捜査権が及ばない大使館という国境が久利生の前に立ちはだかる。

果たして久利生はこの事件でどうやって証拠がある大使館に入り、

事件の真相を暴いていくのかレビューしたい。

ストーリー

ある日、ネウストリア大使館の裏手の路上で、

突然道に飛び出してきたパーティーコンパニオンの女性が

車に跳ねられるという事故が起こり、不幸なことに女性は亡くなってしまう。

東京地検城西支部の久利生公平検事がその事故の捜査を担当することになる。

事務官の麻木千佳と共に事故を起こした車の運転手を取り調べていたところ、

かつて久利生とコンビを組んでいた元城西支部事務官・雨宮舞子が現れる。

現在、検事になり大阪地検難波支部に勤める雨宮検事は、

自身の担当している広域暴力団絡みの恐喝事件の重要な証人が、

久利生が担当する交通事故の被害者女性だった為、城西支部を訪れたのだった。

久利生の担当する事件は単なる交通事故ではない可能性が出てきたため、

久利生と雨宮の因縁の二人による合同捜査になることに。

現場主義の久利生は事故現場を調べると、ネウストリア公国の大使館に行き当たる。

事故当時の状況を知りたいから大使館員に話を聞かせてほしいと頼むが、

あっさりと大使館側に断られてしまう。

大使館の中には日本の司法が全く及ばない、治外法権という権利が存在しているのだ。

しかし、捜査の過程でネウストリア大使館が事件に

間接的な関係があるのではと思った久利生は、

あきらめずに大使館にアプローチするも、当然の事ながら、大使館は全く応じない。

さらには日本とネウストリア公国の外交問題にも影響を及ぼし始め、

外務省からの圧力も受けてしまう。

さすがの久利生も、立ちはだかる“治外法権の大きな壁”の前になす術なく、

捜査が進展せず暗礁に乗り上げてしまう…。

果たして、久利生はその強大な壁の向こうにある真実にたどり着けることが出来るのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてある夜に交通事故で女性が死亡し、

その事件を担当する事になった久利生は

その事件の真相を聴取しようと色々確認しているとそこに検事となった雨宮が現れ、

その女性がある暴力団に関する情報を持っていた事が告げられる。

それにより事件は単なる交通事故による死亡事件ではないという事になった久利生だったが、

久利生はあくまで交通事故による死亡事件として追い続ける姿勢は変わらない。

ここは久利生らしいんだけれど、

事件の真相には他の事件が絡んでいる事はあるんだけれど、

その事件が解決しないと他の事件に辿り着かないというのは珍しい事ではない。

そこで実際に現場検証すると、現場は狭い路地であり、

死角になっていた道から死亡した女性が裸足で飛び出してきた。

飛び出した時は既に車は目の前であり運転手は

どんな手段を使っても避ける事は不可能だったと断定できる状況だった。

しかしその為には女性がどうして飛び出したのかという真実がわからなければならない。

これが証明されないと運転していた男性は死亡事故として起訴されるのだ。

これは実際に法定速度を守っていたとしても相手が飛び出すところで

無い場所で飛び出した場合でも運転手に過失が生じる訳だけれど、

現実問題運転していた男性の場合この時点で安全運転義務違反、

女性死亡という事で道路交通法では死亡事故20点 免許取消、欠格期間1年となる。

とはいえこれは道路交通法上であり、刑事事件とは別物だ。

刑事事件で死亡事故が果たして防げるものだったのか?

防げないものだったのか?で違ってくる。

今回の場合は明らかに防げないものであるが、

それを証明できないと男性は刑事事件でも処罰される事になる。

そこで浮上したのがある公国の大使館だった。

大使館敷地は捜査権の及ばない治外法権が適用される場所だけに

ここに入る権限は日本の地検にはない。

しかしこの先に必ず事件の真相が隠されている事を確信している

久利生は何としてもこの大使館に入るために

この公国の事を知ろうと色々調査すると都内で唯一この公国のお店がある事を知り、

そこで情報収集する事にする。

この公国の特長を知った久利生たちは公国の情報を探ろうとするが

大使館の人たちの口は固く語られる事は無い。

その直後久利生は外務省からの抗議で厳重注意処分を受けるのだった。

そんな中で久利生は麻木と屋台のおでん屋でトラックに襲われ、久利生は負傷する。

これで事件の大きさを知った久利生は自らの負傷した事故の真相も追求しつつ

雨宮が追っている暴力団とこの公国の繋がりを突き止める。

そして久利生は雨宮の伝手で大使館に入る事ができた。

そこで久利生は決定的な証拠を手にするも久利生と雨宮は

大使館の人に捕まってしまったのだった。

果たして久利生は国境を越えて事件の真実に辿り着く事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回は大使館の敷地が国境であるという事を思い知らされた訳だけれど、

外国が絡む犯罪は相手国が引き渡しに応じて協力を得ない限り捜査する事は許されない。

その中で久利生は相手の国の事を知ろうとした。

そこから入らなければ相手の手の内がわからない。

その中でこの国の実態と現実を知っていく訳だけれど、

真実を知るためには1つに実態を知り、

そして現実を知らないと調べる事はできないという事だ。

そして相手を知らなければ当然捜査は進展しない。

それをこれまでの経験を積んでいる久利生は良く解っていた。

そしてその気持ちが国境を越えて事件解決へと進み

事件は日本側の捜査に委ねられる事になっていくのだった。

総評として久利生の姿勢が国境を越えた。

どんな事で国境を超える術はあるという事だけれど、

それも相手を知り、相手の事を理解しなければ解決できないという事だ。

もちろん相手の思惑もある。

そんな中でも相手に訴えるという努力を惜しまなければ相手に伝わるという事だ。

事件に国境はない。

久利生は自らの信念で国境を越えてみせた。

もちろんこれで終わる訳じゃないし、

久利生が真実を求め続ける限り久利生公平は

必ず事件の真実に辿り着こうとしていく事だろう。

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