12月12日公開の映画「orange-オレンジ-」を鑑賞した。

この映画は高野苺原作の「orange」を実写化した作品で

16歳の女性が10年後の自分から手紙が届き、

その手紙に書かれた事が実際に起きるが、

その手紙に書かれたいた事実を知り後悔をしないための行動をしていくストーリーである。

未来の自分から届く手紙を本当に信じた時未来の自分、

過去の自分の気持ちをどう見ていくべきであり、どう感じていくべきなのだろうか?
正直未来を知っていたら今の自分をどう考えるのだろうか?

という視点と過去を知っているから過去の後悔を無くしたい

自分との葛藤が描かれていく訳だけれど、

厳密にいうとこのストーリーは過去を変えたとしても未来が変わる訳じゃない。

それをわかっちゃうと観ていない人にはならどうしてそれでもと思うかもしれないが、

過去にやってきた事って必ず何かの後悔やこうしておけばよかったという事は少なくない。

私自身も過去を振り返られるならこうしておきたかったという事も多いし、

逆に今の年齢から未来の自分の手紙は正直読みたくない。

読むなら20代までにしておきたいし、

10代だとそういう事を信じてしまうかもしれないが

当時の自分の実力と今の自分の実力とでは

全然違うからその通りにできるだろうか?と感じてしまう事もある。

公開前には原作者がこの作品のどこに気に入らない事があったらしく

一切協力しないというツイートが流れて波紋を呼んでいたが、

私自身それがどこなのか?という部分を考えながら観ていたけれど、

作品としてはこれで十分成り立っていると感じているので

その憶測も踏まえてレビューしていきたい。

キャスト

高宮菜穂演じる土屋太鳳

成瀬翔演じる山崎賢人

須和弘人演じる竜星涼

茅野貴子演じる山崎紘菜

萩田朔演じる桜田通

村坂あずさ演じる清水くるみ

中野幸路演じる鶴見辰吾

上田莉緒演じる真野恵里菜

成瀬美由紀演じる森口瑤子

成瀬初乃演じる草村礼子

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

高校二年生の始業式の日、高宮菜穂のもとに一通の手紙が届く。

差し出し人に、高宮菜穂の名前が書かれたその手紙には、

10年後の未来から出された手紙であること、

今日東京から成瀬翔という転校生がやって来ることなどが書かれていた。

現実にも、手紙に書かれていた通りのことが起こっていく。

菜穂は戸惑いながらも、その手紙を信じるようになる。

しかし、その手紙には「10年後には翔はいない、翔を救ってほしい」と書かれていた…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして高宮菜穂は4月の始業式の日に

突然ある手紙を受け取る事になる。

その手紙は10年後の自分からの手紙だった。

その手紙に最初は戸惑う菜穂だったが、

その手紙を読むうちにその出来事が本当に起きてその手紙を信じる。

そこで書かれていた中で成瀬翔という転校生が現れるが、

その転校生翔を巡る手紙でもあった。

翔が転校してきた当初はどうして転校してきたのか

事情を知らないのは当然だけれど、

手紙には帰りに誘わないでほしいという趣旨が書かれていた。

当然菜穂にとってその意味がどういう事がわからない。

その趣旨通りにしていたらどうなっていたのかも当然わからない訳だけれど、

手紙通りにせず翔を誘うが、翔は翌日から2週間休んでしまった。

翔が学校に戻ってきてから再び誘うもどこか暗い表情をしている。

そんな中で菜穂は手紙に書かれていた指示通りに動き出すのだが、

そこで知ったのは翔の母親の死だった。

翔は当日母親の下に早く帰る約束をしていたのだが、

それができず母親は自殺してしまったのだった。

そして翔はその事で誰にも言えない悩みを抱え続ける訳だけれど、

それを未来の自分は知る事ができなかったが

過去の自分が知る事によって翔と菜穂との運命が変わっていく訳だけれど、

その事によって未来も変わるのではないかという疑問も生まれてくる。

そんな中で翔と菜穂は授業で物理の中でパラレルワールドというキーワードと遭遇する。

例え過去に戻ってもその過去を変えたとしても別の世界になるというものであり、

その世界と本元の世界は別になるというものだ。

この理論があるなら過去を変えても未来は変わらない。

実際にはどこが変わらないか?何だけれど、それは後ほど触れるとして、

手紙に書かれていた事が本当になり、

そして手紙に書かれていた事に従った事で色々変わっていく訳であるが、

その手紙にはある重要な事実が書かれていた。

それは翔がその冬の大晦日に事故で亡くなるという事だった。

その事実を知った菜穂はどうしたら翔を救えるのか正直わからなくなっていたが、

そこに同じ友人の須和弘人もまた菜穂と同じく未来の自分から手紙を受け取っていた。

ただ内容は確実に異なる訳だけれど、

未来の菜穂と須和は結婚しており、子供も生まれている。

つまりは翔は未来にいないのでそうなる訳だけれど、

なら過去で変わるとその関係がどうなるのか?という部分も正直ある。

ただ2つの手紙の存在を知った事で菜穂と須和、

そして3人の友人たちは翔を救おうと奮闘していく。

果たして翔を菜穂と須和たちは救う事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

過去を変える事でこれまでも後悔を無くしたいというのが菜穂、

そして須和たちの5人の願いである訳であり、

このストーリーではその後悔だけを無くしたいという事に終始している。

当然未来は変えられないという部分はあるんだけれど、

その中で過去を変えられる部分は何処なのか?

という部分としてはやはりこの時代のこの時しかないという事で

ある事は間違いない訳だけれど、

翔にとって翔の後悔は何処なのかを

その時代の自分たちが知らなければ後悔は消せない訳であるけれど、

翔が何に悩んでいたのかの答えに辿り着くのが実際に難しい訳で、

それに辿り着くまで5人は奮闘し続ける。

そしてその悩みを知った先に後悔しない行動を起こせるという訳だ。

ここで触れたいのは原作者が何に激怒したのか?という部分だけれど、

正直私自身原作を1度も読んでいない人なので

この作品だけの憶測しか語れないけれど、

この中で何かが足りないとしたらそれは翔なんだろうと思う。

未来は変えられないとはいえならどうしてこんな行動を起こしたのか?

と言えばあの時こうして置く事が未来の後悔が亡くなるという作業ではある。

おそらく翔はその後何かによってなくなる設定なのだろうと

察する事ができる訳だけれど、

それまでの後悔は消したいという気持ちが5人にはあった。

でもこのストーリーだと最後のクライマックスで1つのピースが掛けてしまう。

多分その先を描かれなかった事でストーリーに穴を空けた事が

最終的に作者を激怒させてしまったのではないかと感じる。

これは私の推測であり、その穴を仮に描いたとしても納得した結末になったのか?

と問われるとこれは人それぞれの感じ方になるので一概に正しい答えとは言えない。

ただその通りに描いたとしたらまた違った受け方をできてしまったとは感じますけれどね。

総評として人には色々な後悔の先に今がある。

その後悔をしたから今がある訳であるけれど、

その後悔を消した事でどういう気持ちになるかは正直人それぞれだ。

ただこの時代のこの時だけの後悔を消したいというならそれは有りかもしれない。

そう考えるとその時代だけの後悔はしたくない

という毎日を過ごさなければならないと切に感じたのだった。

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