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4月1日公開の映画「暗黒女子」を観賞した。

この映画は1人の少女の自殺を巡り残された5人の女子が

小説の推理から犯人を捜していくストーリーである。

映画そのものは暗黒なものとなってしまったが、

映画は映画として確りレビューし評価すべきである。
あの騒動から2か月になるけれど、

2か月前にも書いたけれど本人がもう限界だという状況で

これ以上続けられないという以上はそれが途中で仕事が残っていたとしても

続けるのは無理だという事だ。

私も気持ちだけは続けようとしたけれど

ある日突然入院を言い渡された経験があるので

自分はもう無理な事はできないのだという事を悟った経験があるので

残された仕事をする事はできないというのは理解できるし、

それは仕方ない事なのだと思う。

それでも仕事をしろというならそれはもう人の尊厳を尊重していないというしかない。

これは主演した本名清水富美加さん現千眼美子さんに対しての私の見方である。

このレビューを書く前に一応触れておくけれど、

だからといって映画のレビューは全く別物であり

その感情は入れずに鑑賞していました。

1人の女子の自殺を巡って繰り広げられる犯人捜しは

それぞれが怪しいという中で繰り広げられるが

フレーズ通り大どんでん返しのラスト24分は果たして

どんな大どんでん返しだったのだろうか?

キャスト

澄川小百合演じる清水富美加

白石いつみ演じる飯豊まりえ

高岡志夜演じる清野菜名

ディアナ・デチェヴァ演じる玉城ティナ

小南あかね演じる小島梨里杏

二谷美礼演じる平祐奈

北条演じる千葉雄大

いつみの父親演じる升毅

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

聖母マリア女子高等学院で、

経営者の娘で人気者だった白石いつみが校舎の屋上から落下して死亡した。

彼女の手にはすずらんの花が握られており、

自殺、事故、他殺と、その死をめぐってさまざまな憶測が飛び交う。

そして、いつみ主宰の文学サークルの誰かによって殺されたといううわさが立つ。

いつみに代わってサークルの会長となった澄川小百合は、

彼女の死をテーマにした自作の朗読会を開催。

メンバー各自が、物語の中でいつみ殺害犯を告発していくが……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして聖母マリア女子高等学院で経営者の娘だった

白石いつみが校舎の屋上から飛び降りて自殺した。

この自殺を巡って誰が彼女を自殺に追い込んだのか?

彼女が主宰した文学サークルで誰かによって

殺されたという噂となり残されたメンバーである

澄川小百合

高岡志夜

ディアナ・デチェヴァ

小南あかね

二谷美礼

この5人で誰が犯人なのかを推理していく。

まず最初に語られたのは二谷美礼

彼女は家が貧しく1人しか選ばれない特待生として入学した。

その入学した事で白石いつみに文学サークルへの入部のオファーを受けて入部した。

当初出会った澄川小百合、高岡志夜、ディアナ・デチェヴァ、

小南あかねについてそれぞれ語られる。

ストーリーを見る上でこのメンバーは欠かせない訳で、

その中で貧乏故に禁止されているバイトをしなければならず、

それが白石いつみにばれた事で代案として

白石いつみの自宅の家庭教師を託されるのだった。

しかしある日白石いつみが突然両親に連行されているシーンを目撃し、

更にはサークルの同僚の高岡志夜が

父親に何か密告しているシーンを目撃したという趣旨が語られて

犯人は高岡志夜ではないか?と推理する。

次は小南あかね

彼女の家は料亭であり料理が好きな彼女だったが

女であるために家を継ぐ事ができなかった。

それを知った白石いつみは彼女がサークルで料理ができるようにと

事前に作っていたキッチンを提供してみんなにお菓子を提供するのであった。

そんな彼女はある日実家が火事になる不運に見舞われる。

色々な行動の中で二谷美礼が証言した内容と異なった内容を語り

白石いつみを殺そうとしたのは二谷美礼ではないか?と推理する。

この時点で?という感じになるのだけれど

これ以降の推理にも色々と矛盾が生じてくるわけだが、

次はディアナ・デチェヴァ

彼女はブルガリアからの留学生で白石いつみが海外研修していた時に

出会った人物で当初は双子の姉が留学予定だったが不慮の事故で亡くなり、

代わりに留学してきた。

彼女は留学生として在籍し白石いつみの誘いでサークルに入部したのだった。

そして彼女は色々なお菓子を食べ始めてから体調を崩した

白石いつみを殺そうとしたのは小南あかねではないか?と推理する。

最後は高岡志夜

彼女は現役小説家としてデビューしており、

それもあり白石いつみのオファーで入部していた。

彼女の小説の執筆作業で忙しかったが白石いつみが

翻訳をお願いされて翻訳も乗り気でなかったが引き受けていた。

しかしある日あの女が!

というフレーズでディアナ・デチェヴァが

白石いつみを呪っているという姿を目撃したという

白石いつみを殺そうとしたのは

ディアナ・デチェヴァではないか?と推理する。

この4つの推理は全員が犯人となっており、

二谷美礼→高岡志夜

小南あかね→二谷美礼

ディアナ・デチェヴァ→小南あかね

高岡志夜→ディアナ・デチェヴァという紐解けば最初と最後がループする形になる。

要するに4人全員が容疑者のままという事だ。

この4人の推理もそれぞれ矛盾点があり、

1番まともな推理は二谷美礼?

次にディアナ・デチェヴァか?

二谷美礼の推理なら確かに白石いつみが父親に連行されたという趣旨が語られており、

その意味で何かを告げたのが高岡志夜であり、

それによって自殺したという推理は確かに成り立つ。

ディアナ・デチェヴァの推理もまた小南あかねのお菓子によって

体調を崩したという趣旨があり、

これは二谷美礼が白石いつみが食べようとした

食べ物を食べて吐いたという趣旨が合致しており、

意図的に殺そうと思えば殺せるが如何せん動機がわからない。

小南あかねの推理については

二谷美礼の推理と矛盾が生じており正直説得力が?になる。

高岡志夜の推理はオカルト状態でありこれは犯人説は完全に排除という感じだ。

この4人で怪しいのは高岡志夜になりかねないところだが、

それでも決定力に欠いてしまう。

そこで真打となった会長の澄川小百合の推理が披露されるが

その推理とは実は白石いつみが書いたものだった。

驚愕の真実がここに明かされる。

果たして白石いつみを殺した犯人は?

結末は劇場で観てほしいけれど、

ある程度犯人はこの人だろうという目ぼしをつけていたけれど、

いざ真実を聞かされるとそういうことでしたか・・・という感じになりましたね。

この5人の中で殺す動機を持つとなる時点で

既に最初の4人には動機があり過ぎるんですよね。

でもそれはあるもののある意味動く事ができない動機である訳で、

4者4様という感じでそれぞれ握られたくない事を

白石いつみに握られていたという真実が語られる訳です。

その真実は劇場で観てほしいけれど、

二谷美礼・・・

彼女は賢いから生活のためとはいえ確かに知られたらね・・・

彼女のような人にされてしまったらそれはそれで出しますわな・・・

小南あかね・・・

彼女はやっちゃいけない事を見られた故に

もうどうする事もできなかったと言える。

この点では二谷美礼と比べる事そのものがナンセンスなので

もっと他の道があったのでは?

ディアナ・デチェヴァ・・・

彼女も彼女だよね・・・

素直に話せばよかったのにそこまでして人生を狂わせる意味があったのでしょうか?

高岡志夜・・・

これは確かにやっちゃいけませんが

普通これは白石いつみでなくてもわかる人はわかったのではないか?

と思うんですよね。

以上の観点からして秘密の度合いは

ディアナ・デチェヴァ>小南あかね>高岡志夜>二谷美礼

ですね。

これじゃあ確かに従うしかない訳ですが

そこに1番動機のない人物が絡んでくる事で

もうこれは文学サークルの門外不出の秘密にするしかないという事であり、

1番暗黒なのはあの人だったという事になる訳です。

総評としてタイトル通りに暗黒女子でした。

知れば知るほど暗黒度の度合いが深く、

そしてずっと暗黒の中で生き続けなければならない5人は

ずっと鉄の掟を守らなければならないという事です。

闇鍋の本当のメニューを知った時に5人は暗黒契約が成立した。

ただこの暗黒契約も白石いつみの死体が見つかったら

全ては終わる破滅の契約であるという事だ。

10代という人生の中で生涯の契約を結ぶしかなかった5人は

ずっと白石いつみという暗黒の女神に支配され続ける事になるのだった。

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