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11月8日公開の映画「生きてるだけで、愛。」を観賞した。この映画は鬱状態の女と望まない仕事をする男が同居生活をしながらも生き続けていくストーリーである。

鬱状態になってしまった先に、そして望まぬ仕事をしていった先にみる希望はあるのか?

今の時代仕事をし続けても辛い事も多いし、仕事をしたくてもできない事もある。そんな中で生きていく事そのものが辛くなっていく訳だけれど、その状況の2人の男女が同居生活を送っている奇妙なストーリーではあるものの、鬱状態の女が仕事に疲れる男と同居生活をしながら社会復帰を目指していく訳だが、社会はそんな2人に厳しい仕打ちをされていく。果たして2人が行き着く先に何を見るのか?

キャスト
寧子演じる趣里
津奈木演じる菅田将暉
村田演じる田中哲司
真紀演じる西田尚美
磯山演じる松重豊
美里演じる石橋静河
莉奈演じる織田梨沙
安堂演じる仲里依紗

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが……。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子は普通に起きる事ができない生活を送っていた。そんな寧子と同棲生活を送る津奈木は出版社のゴシップ記事を書いているが、仕事が膨大な物量で押し潰されそうな毎日を送っていた。

そんな寧子にある日安堂というかつて津奈木に思いを抱いていた女が現れて、寧子に自立するように迫る。鬱状況の寧子には普通の仕事に復帰するにも色々難しい状況にあったが、安堂の紹介である喫茶店を紹介されてそこから社会復帰への一歩が始まっていく。

一方津奈木は自分の思った事を書けない出版社の仕事に疲れ果てていた。それでも寧子と生活している事で何とか生きている気持ちを持ち続けているのだった。

この状況だと誰かのためにという感じがないと続けるのは非常に困難だったりする。寧子のために津奈木が過酷な仕事を続けていられるという状況である。寧子をほっとけないという気持ちが津奈木にとっては心の拠り所だった。

一方寧子もまた生きている意味を見つけられないまま津奈木と同棲生活を送っていたが、寧子が自分は必要ないと言われたトラウマが大人になっても残っているという状況から抜け出せないでいる。

そんな寧子は喫茶店で休みがちや遅刻などしながらも働き続けるも次第にその場所に耐えられなくなっていく。一方津奈木も今のまま仕事を続ける事に限界を感じて溜まった気持ちが一気に爆発してしまう。果たして2人に生きる場所はあるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、生きる意味を見つけられないと本当に辛いものだ。でも見つけられたら辛くても耐える事ができるようになる訳だけれど、このストーリーの中では2人が生きているだけで意味を見つけられるというもので語れるほど単純な事じゃないという事は言うまでもないんだけれど、どんなに辛くても2人で生きていれば生きる意味があるという事、そして2人で生きていれば愛する意味は必ず見つけられるという所に辿り着く事にはなるのだった。

総評として2人は仕事も失いこれから生きていく上で非常に厳しい生活が待っている。しかし1つ気持ちが吹っ切れた時にこの先に生きる意味は2人が愛する意味である事に辿り着いて生きていく事になる。どんな人でも生きる意味はある。その生きる意味をこのストーリーでは2人で愛して生きるという意味なのだという事だ。