8月21日公開の映画「糸」を観賞した。

この映画は中島みゆきの名曲糸をモチーフにした作品で中学生で出会った2人が紆余曲折を経て結ばれるまでを描いた作品である。

どんなに離れようとも結ばれていく2人のストーリーは人生どう転ぶかわからないという事でもある。




今から22年前に発売された糸は中島みゆきの名曲の1曲だけれど、元々はTBSドラマ「聖者の行進」というドラマも主題歌だったが色々な諸般の事情がありこのドラマは配信もDVDの再販もされない訳だが長年愛され続けた曲を映画にするのはもう定番となりかけている。

今回の糸は平成で生まれて出会ってから平成の最後に結ばれるまでを描いた作品となっている。いきなり結末を書く事そのものはネタバレみたいだが、問題はそれまでの過程がとても重要だという事だ。どんなに離れていても糸は切れなかった2人の軌跡をレビューしたい。

キャスト




ストーリー



今回のレビューとして平成元年に生まれた漣と葵2人は中学校で初めて出会うが、それぞれの家庭環境の問題で葵は翻弄され、漣はどうする事もできなかった。中学生で逃避行は流石に難しかった訳だが、それから時を経て再会するのは21歳になってからだった。

20歳で再会した2人だったがこの時の2人は既に色々な環境の中で生活しており漣はチーズ工場で働き交際している女性もいたし、葵も大学生となるもキャバ嬢として働いていた時に出会った男性と交際しておりこの時2人が結ばれるようなムードはなかった。

中学生では何もできず、20歳になってもまだ力不足で結ばれるキッカケもない状況から2人が次に出会うのは1年後になる。数年後に行方不明だった葵の母親が発見されて亡くなっている事から2人の距離は縮まっていくのだが、既にこの時には漣は香と結婚しており葵とは結ばれない運命にあった。そんな母親を失った葵に寄り添う漣だったが、そこから長い月日2人は再会する事がない。

その後の2人は対照的で漣は香と結婚して子供も生まれるも香が病気で亡くなる事で人生のどん底に落ちてしまう。一方の葵も最初の男とは色々あって去り、逃避行先のシンガポールで出会った女性と2人で事業を始めるのだがそこで事業に失敗してから再び運命が動き出していく。

果たして2人は10年の月日を経て出会えるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、どんなに紆余曲折を経ても結ばれるという事は人生である訳でその糸の先にやっぱりこの人という人はいるという事だ。最初に出会ってから約18年の月日は人を色々な経験をさせるけれど、それ以上に乗り越えられる運命があるという事だ。2人の環境は色々と変わったけれど、その先の人生もまた運命の糸で続いていく。

総評として出会いから結ばれるまでの平成の歴史で振り返っていった訳だけれど、人は色々な人生を背負って生きている。その人生の先にどんな運命が待っているかはわからないけれど、その先に待っている人生に誰かがいるという人生があってほしいとは感じる。





映画「糸」オリジナル・サウンドトラック
オリジナル・サウンドトラック
SMM itaku (music)
2020-08-19