NTTドコモの光卸「ドコモ光」が発表され、注目されています。
その料金プランについて、色々なパターンがありますので、再度確認してみました。
ドコモ光の料金体系は、まず大きく分けて2つ。プロバイダ料金が込のパターンと、プロバイダ料金が別になるパターンです。
プロバイダー料金が別になれば、当然のことながら別途各種プロバイダーとの契約が必要になり、料金もプロバイダーごとに別にかかることになります。ドコモ光単体の料金でみれば、プロバイダー別の料金プランが当然一番安く設定されていますが、それでもプロバイダー料金込のプランであるタイプAと比べると200円しか変わらないため、別途プロバイダー契約をした場合最低でも1000円近くが別にかかると思われることを考えれば、プロバイダー込プランにした方が確実に安くなります。
加えて、有名どころの大手プロバイダーのほとんどはドコモ光の提携プロバイダーとして発表されており、タイプAかタイプBに対応しているため、別途プロバイダーを契約することが出来るプロバイダー別のプランは、実際はほとんど利用されないのではないかと思われます。
では、実際契約が増えてくると思われるプロバイダー込のプランですが、こちらも4パターンに分かれます。
まずは、提携するプロバイダーの種類によって、タイプAとタイプBとに分かれます。
2015年3月1日時点でドコモ光に対応するのはタイプAに属するプロバイダーで、タイプBは対応する6月までしばらく待つ必要があります。
料金体系もタイプAとタイプBで若干異なり、タイプBの方が200円ほど割高に設定されています。少しでもドコモ光を早く、かつ安くコストパフォーマンスを重視したいという人は、タイプAのプロバイダーを選択すれば、スムーズにドコモ光開始直後から申込みと利用が可能となります。
ただし、プロバイダー最大手のNTTコムのOCNや、Nifty、So-Netなど大手がタイプBに属しているのは、注意点といえます。
さらにタイプAとタイプBそれぞれで、戸建てタイプとマンションタイプが用意されています。
戸建てなのか、マンションなのかで料金が若干異なり、マンションタイプの方がそれぞれ1200円安い料金設定がされています。
すべてのプランで、基本はドコモの料金プランなどと同じく2年更新の契約となっており、この2年契約をつけない場合は、戸建てプランで1500円、マンションプランで1000円が加算されます。
よほど早めに解約する可能性がある、という場合以外は、2年更新契約はつけておいた方がいいでしょう。
NTTフレッツ光と比較しても極端に安いとはいいがたく、先に発表されているビッグローブ光やそのあと発表されたソフトバンク光と比較しても特別内容が優れている、というわけでもありませんが、ドコモ光については元々のドコモの思惑通り、それ単体の料金プランというよりも、ドコモのケータイ・スマホの料金プランと絡めた料金体系にこそ最大のメリットがあるために、それを考慮した上で判断したいところです。
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