学生の方、未成年の方のケータイ新規契約が増えるこの時期、ご両親の心配の種はやはり、有害サイトおよび思わぬ利用料金の高騰ではないかと思います。
高額請求が来てしまうパターンとして、主に三つあります。それぞれの対処方法をご案内します。

1.パケット料金の高額請求

パケット定額制(パケホーダイ・ダブル定額など)が普及し、世間的に認知されてきて、 最近は随分減りましたが、まだまだ使ったつもりがなくパケットを利用してしまい、パケット定額制に入っていなかったばかりに高額請求になる、というパターンはあります。

対処方法としては、最初からパケット定額制を申し込んでおく、というものです。

最近はパケット定額制も、以前のように使わなくても4000円近くかかる、というものではなく、使わなければ390円、というパケホーダイダブルやダブル定額スーパーライトなども始まっているため、利用者の負担も以前のように大きくはならないため、使わないと思っているにしろ、念のために最初だけはパケット定額に加入しておくのが一番です。

スマートフォンの場合はパケット定額は必須になっていて、これを付けなかった場合は、想像もできない金額が請求されてしまう可能性もあるため、まず、販売時に店員の方が必ず付けるように誘導してくれると思いますので、とりあえず問題はないかと思います。

さらに、このパケットの高額請求に関しては、現在ではキャリアごとに救済措置もあり、たとえばドコモであれば、パケット利用料金が高額になってしまった場合、当月と前月の請求に限り、さらに一回線につき一回のみ、パケホーダイを利用していたという形で計算し直し、翌月請求から払い戻しをするサービスが存在します。これにより、利用者は、一度はとりあえず利用料金を支払う必要はあるものの、次の月以降で使い過ぎた分の払い戻しを受けることができます。

キャリアごとにこの辺りの内容は違いますので、とりあえずそれぞれ問い合わせをしてみることが大事です。

 
2.通話料金による高額請求

ケータイの本来の使用用途である通話。そのかけすぎによる通話料金の高騰というパターンです。
まずは、自分の利用シーンを想定することが大切ですが、誰にかけるのか、どれくらいかけるのかを検討したうえで、ケータイキャリアやプランを選択することが大事です。

昔と違い、現在は同じケータイキャリア同士であれば無料通話ができるサービスが、各社用意されています。
それを踏まえて、よく通話をすると思われる人とキャリアを合わせて契約するか、もしくは家族と同じ会社にするかなど、まずそこを選び、さらには、定額無料通話でなければ、通話の仕方によって料金プランをこまめに変更するというところが必要になってきます。

それでも危ない、自己管理は難しいという場合、たとえばNTTドコモであれば、タイプリミットというプランが用意されています。かけすぎを防ぐため、指定した通話料金を越えたら、自動的に通話制限がかかり、発信ができなくなるというプランです。もちろんリミットがかかっても、家族間無料通話はできますし、相手からはかかってきます。
自分で意識せずにかけすぎてしまう、という事態を防ぐことができます。
このリミットプランに関しては、主に、ご両親が子供さんに利用させる際に使うことが多いようです。


3.情報料による高額請求

案外落とし穴になっているのが、この情報料による高額請求です。
通話にはリミットをかけた、パケットは定額制に入っている。これで大丈夫、と安心したところにこの落とし穴が開いています。

パケットに関してはパケット定額制で料金はどんなに使っても4000円弱。これで大丈夫と思ったら大間違いです。有料サイトの情報料は、それとはまた別に請求がかかってきます。
たとえば着うたのサイトに登録すれば月額315円~と、料金がかかってきます。
月額制のサイトの場合は、一度登録したら退会しない限り毎月料金が発生します。登録するだけして、退会をせずに放置していたために、知らないうちに請求が積みあがってかなりの高額になってしまう場合があります。

さらに、最近多いのが、モバゲーなどのサイトを利用して、コンテンツを購入する、というケース。
買いきりで、毎月かかるわけではないのですが、細かく100円などの単位で購入するため、購入者は意識しにくく、件数を積み重ねて結局かなりの件数になってしまう場合があります。

主に利用者は中学生、高校生が多く、意識せずに料金を使い続け、大きな金額になってしまっても、この料金に関しては取り返しがつきません。悪質サイトというわけでもなく、ルールに従ってコンテンツを販売しているサイトから購入したり登録したりした場合、この料金は必ず支払わなければなりません。

ということで、そうなる前の対処としては、ドコモでは情報料リミットをかける、という方法があります。有料サイトに登録しすぎないように、あらかじめ利用できる幅を決めておくことができます。

他の方法としては、iモードパスワードをしっかり親権者が把握し、管理しておくというものです。
有料サイトに登録する際は、必ずキャリアごとのパスワードが必要となります。これを利用者(お子さまなど)に知られないように管理し、勝手に使わせないという管理をすれば、間違って情報料が高額になることもありません。


ということで、利用料金高騰に関しては、上記の内容を注意しておけば、その他の点で請求が積みあがることはありませんので、一つ一つ確認をしておきましょう。

最後にフィルタリングについてです。
総務省のプレッシャーが強くなってきているため、各キャリア、フィルタリングに関してはかなり厳しく利用推奨をしているようですが、フィーチャーフォン、スマートフォンでフィルタリングをつけておけば、基本的に有害サイトには一切アクセスできないため安心です。

ですが、最近は、そのフィルタリングの網をかいくぐる悪質サイトも中にはあるということで、100%安心とは言えません。次から次に新しいサイトが生まれてくるネット上。新しい技術や抜け道を見つける業者なども後をたちません。完全な安心を求める場合はやはりインターネットは使えない設定にしておいた方が間違いはないです。

とはいえ、ある程度悪質サイトを抑えられれば、ということであれば、フィルタリングサービスで問題ないと思います。

しっかりフィルターをつけて、その上で利用させるという手順を忘れないようにしましょう。