2005年06月25日

市場の話題 株式分割の乱高下に終止符――動き出した制度改善2005/06/24, 18:26, 日経速報ニュース, 896文字


【NQN】大量の株式分割に伴う株価の乱高下に終止符がうたれる。東京証券取引所は22日に「株式分割は基準日の翌日を効力発生日とする」と制度を改正し、来年1月4日以降を基準日とする株式分割から適用すると発表した。ジャスダック取引所も24日に同様の変更を発表し、大阪証券取引所も近く決定をする。100分割といった大量の株式分割直後に生じた株式需給を要因とした株価急騰や急落といった混乱は、来年になれば昔話になりそうだ。
 そもそも株式分割は投資価値にとって中立要因。分割により株数が増える半面、理論上は株価が下落するからだ。しかし、実際にはたびたび株価が理論価格以上に乱高下した。その要因は株式分割の基準日から分割新株が投資家の手元に届く効力発生日まで50日程度の日数が必要だったことにあった。
 仮に1株を100株に分割した銘柄は基準日に株価が理論上100分の1になる。投資家が買いやすくなる半面、株数が増えるのは50日後になるため、一時的に株式の需給ひっ迫が生じ株価が急騰した。一方、効力発生日には大量の株式が市場に出回り、株価急落につながった。なかには需給ひっ迫による株価上昇をもとに、株式交換などの企業買収や資金調達を有利に進めたとみられかねない企業もあり、市場で問題視されていた。

<最近100分割以上を実施した主な銘柄と株価の動き>
◎社名 分割実施(基準)日 効力発生日
分割権利落ち後の基準値、効力発生までの高値、効力発生日の終値
◎エッジ(現ライブドア、マザーズ、4753)2003年12月末 2004年2月20日
2220円、1万8220円、4120円
◎ゼクー(マザーズ、2758)2004年10月末 2004年12月22日
443円、7730円、1400円
◎バリューJ(現ライブM、マザーズ、4759)2004年11月末 2005年1月20日
4450円、8万1500円、2万7900円
◎モスインス(ヘラクレス、2316)2005年1月末 2005年3月23日
1860円、1万9760円、2940円
◎シーマ(ジャスダック、7638)2005年1月末 2005年3月15日
20円、116円、11円


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