2007年11月11日

ボーン・アルティメイタム 〜 天才的な戦略とド派手アクションに酔う 〜

ボーン・アルティメイタム〜 天才的な戦略とド派手アクションに酔う 〜

マット・デイモン主演のアクション大作“ボーンシリーズ”の第三弾。『ボーン・アルティメイタム』(原題:The Bourne Ultimatum/公開:2007年/アメリカ:アクション)。シリーズの完結編となる今作では、主人公である記憶をなくした暗殺者ボーンが「自分は一体何者なのか?」という謎に迫ります

このシリーズの魅力は、何と言ってもこのボーンの天才的な戦略テクニック。相手の思考の先を読み、電話の言葉ひとつで多勢な敵でも自分の思いのままに操ってしまう能力には背筋がシビレます。ド派手なカー・アクションや格闘シーンも多いのですが、個人的にはボーンの戦略テクニックをぜひ見てもらいたい作品です。

簡単にあらすじをご紹介します。
CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン計画」によって暗殺者にされ、記憶も失ったジェイソン・ボーン。彼の記事がイギリスの新聞に掲載された。その記事を書いた記者・ロスは、ある情報網から仕入れたネタで「トレッドストーン計画」に代わる「ブラックブライアー計画」の取材を進めていた。記憶の謎を解くためにロスに接触を図るボーン。だが、極秘情報を守るためにCIAもロスをマークしていて、ボーンとロスに刺客が迫るのだった。。。

マット・デイモン as ジェイソン・ボーン
バイクアクション in ボーン・アルティメイタム
この作品、やはりシリーズ完結編ということで、金曜ロードショー辺りで1作目「ボーン・アイデンティティー」、2作目「ボーン・スプレマシー」を見ていないと、ちょっと内容がわかりづらいかもしれません。

ただ、それでも見所は満載!冒頭で記者のロスをCIAから守るシーンなどは、携帯で監視カメラに映らないようロスに行動指示を出しながら、多勢なCIAの刺客をことごとく倒していくという天才的な荒業には毎度ながら「おおっ、やっぱボーンは格が違うわ!」と思わせてくれます。

また、タイトルに“ultimatum(最後通牒)”という言葉が入っているように、メインテーマは「恋人を殺し、記憶を奪った組織への復讐(最後通告)」。ロンドン、タンジール、ニューヨークと移動、次々と迫る暗殺者と対決し、自分が“ジェイソン・ボーン”になったスタートの場所へと辿り着きます。

記憶の謎については、ネタバレになってしまうのであまり触れませんが、個人的には「脳だけ全く別の人間のものと入れ替えられていた」などという、まるで映画『フェイス/オフ』に近い(あれは顔入れ替えですが…)オチを期待してしまっていただけに、オチそのものはやや物足りない感じでした。

とは言うものの、CIAの皆さんを電話だけで罠にはめて動かしてしまう戦略や、電話相手に「休んだほうがいい、顔が疲れてるぞ。」という名ゼリフも聞けて、前作からのファンへのサービスも忘れていません。アクションシーンの効果として、カメラを揺さぶりまくるので、ちょっと酔ってしまうかもしれませんが、それでも見ごたえは十分!天才的な戦略とド派手なアクションに酔える作品です。ぜひ見てみてください。


■YouTube「The Bourne Ultimatum Trailer」


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1. ボーン・アルティメイタム  [ そーれりぽーと ]   2007年11月11日 14:49
ジェイソン・ボーンシリーズ第三弾『ボーン・アルティメイタム』を観てきました。 ★★★★ 前作『ボーン・スプレマシー』の時には、前々作『ボーン・アイデンティティー』の内容をほとんど覚えてない状況で、観ている内に思い出していくのがまるで主人公と被ってるような錯...
2. ボーン・アルティメイタム  [ ★YUKAの気ままな有閑日記★ ]   2007年11月11日 15:12
何気に好きなこのシリーズの完結編だもの。見届けなくっちゃー【story】自分を暗殺者に仕立て上げたCIAの極秘プロジェクト『トレッド・ストーン』に関する取材を進めていた新聞記者ロスとロンドンで接触しようとしたボーン(マット・デイモン)。しかしCIAに監視されていたロ...
3. ボーン・アルティメイタム  [ eclipse的な独り言 ]   2007年11月11日 15:55
 タイトルが言いづらくて辛かったです。まるで軟膏のような・・・
4. ボーン・アルティメイタム  [ ネタバレ映画館 ]   2007年11月11日 16:05
今回は指紋に気遣ってなかったボーンだったけど、金庫で巧く利用してたような。
5. 『ボーン・アルティメイタム』  [ Sweet*Days** ]   2007年11月11日 17:02
監督:ポール・グリーングラス CAST:マット・デイモン、デヴィッド・ストラザーン 他 記憶を無くした暗殺者、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)はCIAに追われなの..
6. ★ボーン・アルティメイタム<2007>★  [ CinemaCollection ]   2007年11月11日 20:13
THEBOURNEULTIMATUMどんな指令にも疑いを差し挟まず、冷静かつ的確に任務を遂行するプロフェッショナルな暗殺集団組織ーーそれがCIAの極秘計画<トレッドストーン>上映時間115分製作国アメリカ公開情報劇場公開(東宝東和)初公開年月2007/11/10ジャンルアクション/サ...
7. ボーン・アルティメイタム  [ ぷち てんてん ]   2007年11月11日 22:36
いや〜、やっぱり完結編だよね〜〜面白かった♪☆TBは、コメントやTBのお返しが遅れがちのために、確認後に反映させていただいていますm(*--*)m☆ボーン・アルティメイタム☆(2007)ポール・グリーングラス監督マット・デイモンジョーン・アレンジュリア・スタイルズデヴ...
8. 「ボーン・アルティメイタム」みた。  [ たいむのひとりごと ]   2007年11月12日 22:03
3部作も遂に完結!・・・なんだよね?一応(^^)たぶん、表面上ではキレイサッパリ決着がついたと思って良さそうだけど、「ジェイソン・ボーン」の復活は、無きにしも非ずかなと思ってしまうのは、半分くらい希
9. 映画 【ボーン・アルティメイタム】  [ ミチの雑記帳 ]   2007年11月17日 21:17
映画館にて「ボーン・アルティメイタム」 『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』に続く大ヒットシリーズの第3作。 記憶をなくした主人公ジェイソン・ボーンの自分探しの旅が終わりに近づき、彼が何者で、どういう過去があったのかが語られる最終章。 『ス...
10. ボーン・アルティメイタム☆独り言  [ 黒猫のうたた寝 ]   2007年11月18日 13:59
ジェイソン・ボーンというキャラはマット・デイモンが演じる中でかなり美味しいキャラだと思います(笑)記憶を失った男が自分自身をみつける旅・・・と言っちゃえば、そんなにインパクトはないのですが実は男はCIA工作員で、筋金入りの暗殺者だったのです!なんておまけ
11. ★  ボーン・アルティメイタム ★  [ 私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪ ]   2007年12月02日 02:08
記憶を失った元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンが活躍するシリーズの第3作。 今作では、ついにボーンの過去が明らかに{/ee_1/} そして、衝撃の結末が・・・{/face_ase1/} 第1作、第2作と続いています。 やっぱり、この前作を観てから、最終章のこの作品を観ることが ...
12. ボーン・アルティメイタム - The Bourne Ultimatum -  [ むーびーふぁんたすてぃっく ]   2010年04月11日 11:11
ボーン・アルティメイタム 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD] 「ボーン・アルティメイタム - The Bourne Ultimatum -」 感想 ジェイソン・ボーン誕生秘話...
昨年のベスト10にも入れた「キャプテン・フィリップス Captain Phillips」は監督ポール・グリーングラス(写真:右)の演出の切れ味が売り。 当ブログ的には、彼が監督した「ジェイソン・ボーン」シリーズが明確に、007シリーズのその後に大きく影響を与えたと考えて...

この記事へのコメント

1. Posted by ぷくちゃん   2007年11月11日 15:56
こんにちは。トラックバックありがとうございました。面白かったです。でも男の私にはマットが格好いいとは全然思えませんでした。(爆)これで終わりにしておいたほうが映画としてはいいかな、といった感じです。
2. Posted by kossy   2007年11月11日 16:07
同じパターンを使ってるのに飽きることなく見れました。
逆に「あのシーンと同じだ」などとわかると嬉しく思えたり・・・
謎とかオチとか、要らない映画だったのかもしれませんね。
3. Posted by GAKU   2007年11月11日 18:36
ぷくちゃんさん、こんばんは。
こちらこそ、コメントありがとうございます。
マット・デイモン、確かにカッコイイかと言われると
「うーん、どうかな」という感じではありますね。
(私も男なのでそのあたりはわかりませんが…)

>これで終わりにしておいたほうが映画としてはいいかな
私も同感です。まぁ、このシリーズはこれ以上引っ張らないでしょう。
“記憶喪失の暗殺者”という前提があってのボーンシリーズですしね。
4. Posted by GAKU   2007年11月11日 18:43
kossyさん、こんばんは。
いつもお世話になっています。
ボーンの陽動作戦は、そろそろ読めるようになってきましたよね。
「おっ、これはアレでアレな作戦か?」と思いつつ、CIAの皆さんが
きっちりハマってくれると、こちらまで「ニヤリ」としてしまいました。
それが気持ちいいんでしょうね、たぶん。
確かにオチもそれほど必要なかったですね。
5. Posted by ひろちゃん   2007年11月11日 20:06
TBありがとうございました!

ボーンの天才的な戦略テクニック!
本当にそうなんですよね^^
相手の1歩も2歩も何歩も(笑)
先を読んで動く、手際の良さ!
いや〜〜めちゃカッコイイです(^^)v

オチは確かに意外とあっけなかったですよね(^^ゞ
でも、ラストのニッキーのにやりと、その後のシーンに
大満足の私した。
そうそう、睡眠不足だったので、ちょっと酔いました(笑)
6. Posted by GAKU   2007年11月12日 00:13
ひろちゃんさん、こんばんは。
はじめまして。こちらこそコメントありがとうございます。
ボーンのあの寡黙さと冷静な作戦実行能力は、今までにもあった
アクションヒーロー像とは異なる“渋さ”があるように思いました。
これがトム・クルーズやブラッド・ピッドだったらと想像すると、
たぶん同じ印象は受けないだろうなぁと思うと、男前過ぎないことも
このジェイソン・ボーンを生み出せた要因なのかもしれませんね。
あの“寡黙な渋さ”には男の私も憧れます。

>でも、ラストのニッキーのにやりと、その後のシーンに大満足
同感です。あそこは観客もみんな「ニヤリ」だったんじゃないでしょうかね(笑
7. Posted by たいむ   2007年11月12日 22:13
こんにちは。
>「休んだほうがいい、顔が疲れてるぞ。」
ここのところ、「うぉ!」って感じでしたよね(^^)
改めて「スプレマシー」を見ると、
微妙に噛みあわないのですけど、上手い!って思いました。

期待しすぎると肩透かし喰らうかも知れないけれど、
締めとして、満足できる作品でした。
良かったです♪
8. Posted by GAKU   2007年11月13日 00:18
たいむさん、こんばんは。
「顔が疲れてるぞ」のセリフは結構お気に入り。
言われたほうが「ビクッー!」と振り返るのが「ニヤリ」です(笑)

>期待しすぎると肩透かし喰らうかも
そうですね。オチはそれほど気にしないほうが楽しめますね。
私も締めの作品としては大満足です。
まぁ、あのドッカンドッカン事故りまくっても死なないボーンに
「普通、骨折・脱臼・鞭打ちは確実やろー」なーんてツッコミつつ、
そんなツッコミどころもあわせて楽しめました。
9. Posted by ミチ   2007年11月17日 21:21
こんばんは♪
DVDを持っているのに、テレビの放送で「1」と「2」を復習しました〜。
復習しておいて良かったです。
おかげでパメラに「顔が疲れているぞ」というシーンがより一層楽しめました(笑)
2→3と単純に時間が繋がっているわけではないのが良かったです。
ボーンの天才的な戦略にはシビれました!
10. Posted by GAKU   2007年11月18日 08:31
ミチさん、こんにちは。
私もスプレマシーは復習していきました。
そのためか「おっ、いつものアレか?」という具合にボーンの手口も
なんとなく想像できて、ハマったときは「キター!」みたいな(笑)
パメラへの「顔が疲れてるぞ」もニヤリでした。
あと、2→3は時間が少し前後していたんですね。
私、最初気づかなかったんです。後から「あーなるほど。あそこか」なんて。
見終わった後、ロバート・レッドフォードの『スパイ・ゲーム』が見たくなる、そんなシビレる作品でした。
11. Posted by asitahatennki   2007年12月01日 13:31
こんにちは TBさせていただきました。

ボーンシリーズは最高ですね
彼の知的で判断力の凄さ、行動の速さ!
もう 手に汗握る2時間でした。

全部見ましたが やっぱり3が最高ですね。
もっと 続いて欲しい気もしますが
彼の記憶が戻った!と言うところで
エンドの方が良いのかもしれませんね。

最後の彼女のにやり!がすべてを物語って
終わるところが 私はよかったでした。

又 遊びに来させてください。



12. Posted by GAKU   2007年12月01日 23:00
asitahatennkiさん、こんばんは。
ホントにこの作品はシリーズラストを締めくくるのに相応しい作品でした。
怒涛のアクション、ボーンの不死身さにも磨きがかかっていて、
「おーい、普通は死ぬだろー」という突っ込みも含めて楽しめました(笑

ラストも命を助けた敵の殺し屋への言葉など、シリーズラストを締めるに
相応しい内容だったと思います。マット・デイモンにとっても当たり作でしたね。

今後ともよろしくお願いします。

※TBについてはlivedoorのサイトの関係か、入っていなかったため、
 もしお手数でなければ再度お試しいただければと思います。

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