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2010年10月23日

あのドロドロ感は女性ならではなのか ─ 男女逆転「大奥」 ─

男女逆転「大奥」 ポスター─ 男女逆転「大奥」 ─

男女逆転『大奥』。よしながふみのコミックを実写映画化したこの作品ですが、正直見るつもりはなかったものの、相方さんが男女逆転に限らず大奥好きでして、見たいというので付き合って見に行きました。

うーん、どう言えばいいんだろ。少なくともCMで言ってる「感動した」ってことは一切ありません。CMで言ってる人に「どこで感動した?」と小一時間問い詰めたい(笑)ただ、実際男女が逆転した世界だったとしたらこんな感じになっちゃうよという、ある意味皮肉のようなものを織り交ぜて描いているんでしょう。

個人的に大奥というと、ドロドロした妬みすさみの落としあいがメインだと思っていたので「男女逆転なら男同士の妬みあいか?!」なんて思っていたところも、案外あっさり終わってしまい「あらら、そんなもんか」なんて。というわけで、気になったのは柴咲コウが男っぽい役にハマリ過ぎなこと、阿部サダヲが各種美形たちよりカッコ良かったこと、ジャニ若手ばかりがウザイかったことくらいでした(苦笑)出演は嵐の二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、阿部サダヲ、玉木宏、佐々木蔵之介、和久井映見ほか。

簡単にあらすじをご紹介します。
男だけがかかる謎の疫病が蔓延し、男の数が女の4分の1に減ってしまった江戸時代。そこはすべての要職に女が就き、男は子種をほしがる女に体を売る男女逆転の世界だった。そんな中、一人の女将軍に3000人の美男が仕える大奥に、ひとりの青年が足を踏み入れる。困窮した旗本の実家を救うため、奥勤めを決意した水野祐之進だ。そこで大奥の贅を尽くした煌びやかな表の顔と、才色兼ね備えた男たちが熾烈な争いを繰り広げる裏の闇を目にし、衝撃を受ける水野。しかし彼自身も、やがて権力闘争の渦中に投げ込まれていく…。[goo映画より]


── あのドロドロ感は女性ならではなのか

男女逆転「大奥」 柴咲コウ
男女逆転「大奥」 玉木宏×佐々木蔵之介
男女逆転「大奥」 阿部サダヲ
さてこの作品、なかなか感想が書きづらいのですが、簡単に言うとホントに男女逆転させただけの話なんですね。そこにちょっとしたお人よしの男前が大奥に上がって、その性格と美貌が幸い(災い?)して、殿のお手がつく。おわり。みたいな(笑)大奥なのにそんなにドロドロ劇はないですしね。やはりあのドロドロ感は女性ならではなのでしょうか。

ただ、聞けば原作はもっと壮大な話で映画はそのほんの一部でしかないらしい。それでも展開は男女が入れ替わった江戸時代で、基本的には歴史に忠実に描いているとのこと。

そう考えると、映画は若手ジャニのオンパレードな話で終わってしまいましたが、本来この話で伝えたかったことは、既に周知の事実である歴史を男女逆転で描くことで、そこで男だからこそできたこと、女だからこそできたことを明確にすることで、それぞれの性別の違いを良い面も悪い面も浮き彫りにすることなのではないかと思ったりします。


今は男女雇用機会均等法というのがあって、就業における男女差別は禁止されています。しかし、物事には何事でも適正というものがあり、職業に限らず男性に向いていたり、女性に向いていたりするものは必ず存在するもの。それを差別と言ってオールOKとしてしまうことで、逆にそれぞれの性別の特性をぼやかして、良い面を発揮できていないこともあるのではないだろうか。

今回の男女逆転を見て感じた違和感から、なんだかそんな男女の特性について考えてしまいました。原作を読まれた方は、その片鱗を実写で見るという意味で見てみてはいかがでしょうか?


■Youtube: 男女逆転『大奥』予告


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1. 「大奥(2010)」 薄っぺらい、安っぽい  [ はらやんの映画徒然草 ]   2010年10月24日 09:59
謎の疫病が蔓延し、極端に若い男の数が減ってしまった江戸時代の日本。 絶対的な数の
2. 大奥  [ Akira's VOICE ]   2010年10月24日 10:22
将軍カッコええ〜! 抱かれてぇ〜(爆  
3. 大奥  [ 映画的・絵画的・音楽的 ]   2010年10月24日 17:15
 アイドルグループ・嵐の二宮和也が時代劇初挑戦ということで、『大奥』を渋谷シネパレスで見てきました。 (1)主役が、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』(2006年)で...
4. 大奥(2010)  [ LOVE Cinemas 調布 ]   2010年10月24日 22:25
原作はよしながふみの大ヒット同名漫画。江戸時代、男だけを襲う謎の疫病が蔓延し男の数は激減、男女逆転の世の中となっている。女将軍に仕える“男の園”大奥を舞台に描かれる異色の愛憎劇だ。主演は嵐の二宮和也。共演に『食堂かたつむり』の柴咲コウ、『のだめカンタービ...
5. 大奥(2010)  [ 映画鑑賞★日記・・・ ]   2010年10月25日 12:58
2010/10/01公開 日本 116分監督:金子文紀出演:二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、和久井映見、阿部サダヲ、佐々木蔵之介男だけがかかるという謎の疫病で男子が激減し、男女の立場も逆転してしまった架空の江戸時代を舞台にしたお話。将軍・徳川吉宗...
6. 「大奥」みた。  [ たいむのひとりごと ]   2010年10月25日 18:05
男女逆転の大奥。そう聞くだけでどんなものかと興味がそそられるが、やはりこの映画は秀逸な原作あってのものかなぁと言った感じ。映画も物語は原作の分だけ良くできていたと思うけれど、キャストが若手中心では時代

この記事へのコメント

1. Posted by yukarin   2010年10月25日 13:56
こんにちは♪
やはりドロドロなのは女性だからというのもありますね。
今回、イケメンがそろってる中、阿部サダヲさんの演技がとても光ってました。
さすがですね。
2. Posted by たいむ   2010年10月25日 18:13
GAKUさん、こんにちは。
私もね、男女平等は原則としても、どうにもならない適正って部分では、差があって良いと思ってる派です。
男でしょ女でしょとか、男だから女だからとかで縛ってしまうと、押しつけか甘えか卑屈のどれかになってしまうときはあるのだけど。

この漫画、逆転した切っ掛けを知ると切なくなるのだけど、今回の映画のようにただ結果だけ見せられると、発想は面白いけど、無理があるかなーって思っちゃいますよね。

いろいろな意味で勿体ない映画だったです。
3. Posted by GAKU   2010年10月26日 08:32
> yukarinさん、はじめまして。
阿部サダヲの演技は美男子たちのなかで本当に光ってたなぁって思います。さすが演技派です!

やはり魅力は顔だけじゃなく、そのキャラクターの人間性や心が出てるかどうかなのかなぁと改めて思いました。
4. Posted by GAKU   2010年10月26日 08:38
> たいむさん、こんにちは。
原作はもっと壮大らしいですね。原作ファンからは「これくらいで終わらすのはもったいない」という声も聞きます。

男女を入れ換えるというのは、少なからず男女の違いについて考える命題をあたえてるのだと思いますし、せっかくならもう少し重鎮も入れて、深く掘り下げて描いてもよいのではないかと思ってしまいました。
5. Posted by みつき   2010年10月31日 11:45
原作は読んでないんですが、観てみたいなぁと思っていた映画です。

阿部サダヲさん、大好きなんですよ〜!
絶対観よう!
6. Posted by GAKU   2010年11月02日 07:58
>みつきさん
こちらでははじめまして。
内容はあっさり気味ですが、阿部サダヲはさすが役者な演技をしてます。やはりジャニではかないません。

よかったら一度見てみてくださいね。
7. Posted by 通りすがり   2014年04月20日 21:54
古い記事ですが、今日たまたまテレビで逆転大奥が放送されていたので書き込みます。
冒頭では逆転というのが設定が面白いとついて見てしまったのですが、すぐにあまり面白くないことに気づいてしまいました。
大奥は時代劇にも関わらず女性中心の社会ということが新鮮で好きだったのですが、男性中心となるとよくある時代劇とビジュアル的にも変化がなく新鮮みがない上に、なんだか女々しい感じの男ばかりで魅力がないという残念な感じでした。
ドロドロは女性だからっていうのは違うと思います。男の世界の本当のドロドロは女性ではかなわないほどに凄まじい命がけのものだと思います。
作者があまりドロドロを書けない人だったのではないでしょうか。
例えば、この記事の後に放送された半沢直樹なんてドロドロがすごいですがこのぐらいはやってほしかったかも…と思いました。
8. Posted by GAKU   2014年04月27日 17:55
>通りすがりさん
コメントありがとうございます。
なるほど!男性の大奥があまりドロドロしてなかったのは
作者が男性のドロドロした面をあまり知らなかったのか、
綺麗な男たちをメインにしたいためにあえて描きたく
なかったのか、たしかにあっさり女々しく描いてましたね。

半沢直樹はちゃんと見てなかったので噂でしか知りませんが
「●●倍返しだ!」くらい命がけのやりあい、もしくは
調略戦略を図った腹の探り合いを大奥で見せてもよかった
かもしれません。なるほど。

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