一般ウケしない<毒>が中和されて<個性>となる ─ 展覧会「蜷川実花:Self-image」モラルとアートの境界線を考える ─ 東京・日本橋アートアクアリウム

2015年08月30日

「ミカヅキ」酸欠少女 さユり ─ "フツウ"ではない病み(闇)感覚を持ち合わせる少女

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─ 「ミカヅキ」酸欠少女 さユり - "フツウ"ではない病み(闇)感覚を持ち合わせる少女 ─

8月26日リリースのデビューシングル「ミカヅキ」発売したアーティスト、”酸欠少女”こと「さユり」

テレビアニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」のエンディングテーマにも起用されたことから、ニコニコ動画や路上アーティストだったレベルから、一気にデビューという展開になったようです。
※千葉県船橋の駅前で歌っていたYoutubeも。このあたりでの路上パフォーマンスは奥華子くらいだと思ってましたw

一般的には「2.5次元パラレルシンガーソングライター」と呼ばれているようで、楽曲はまずその特徴的な声に注目してしまいます。そして、さらに引っかかってくるのがその歌詞です。本人の思考に本当にリンクしているのか真偽のほどは定かではないですが、かなりの闇をかかえているところから絞り出した歌詞には、少なからず共感する若者は多いのではないでしょうか。

前から思うんですけど、きゃりーぱみゅぱみゅや、椎名林檎などもそうですが、アーティストと呼ばれる人ってやはり普通の感覚ではないと思うんです。普通の人が見えない部分が見えている、普通の人が(意識的に避けて)やらないことをやっている、とか。さらに一般生活には埋もれてしまえないほど独特の個性(毒、闇、トゲ、痛み、病)を抱えているのではないかと。

そして、だからこそ注目される存在でもあるのかなと思ったりします。そしてこの「さユり」もまた、一般人には埋もれることができない何かを持っているような気がします。今後どんな風に化けていくのか注目していきたい。


「ミカヅキ」 酸欠少女 さユり



「ふうせん」 酸欠少女 さユり





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