「アカン、ショックで腹痛くなってきたわ・・・」

「どこ行くんすか?」

「トイレ行くんや!絶対に開けんなよ!」
バタン!

(ぐう・・・。役に立ちたいと思ったけど、全然役に立ってない!なんとか役に立って恩返しがしたい!ハッ、そうだ!)
ダダダダー!
ガチャガチャガチャ!
本来は開かずの扉
「アバカム(扉を開ける魔法の呪文)!アバカム!!」
ガチャガチャガチャ!!
「アバカム!アバカム!!」

「な、なんや?なんや?!」

ガチャガチャガチャ!!!
「うおー!アバカムー!!!」

バキバキバキ!
「アバカムー!」チュインチュイン
「オッス!失礼します!」


「ホンマに失礼や!!開けんな言うたやろ!何しに来た?!」

「恩返しです!お役に立ちたいんです!」

「はぁ?!じゃあまずその扉を弁償せえや!」

「アハハハ冗談うまいですね!そんな事より知ってますか?相撲の世界では付き人が関取の身の周りの世話を全部するらしいじゃないですか!上下関係てのはそれだけ厳しいんです!ハートさんとボクではボクのほうが下っぱです!上下関係にしたがって、お、お、おしりをお拭きいたします!!」

青巻紙赤巻紙黄巻紙白巻紙
「なんでやねん?!ワシらはプロレス界やんけ!やめろや!頼むから拭くな!紙なんかいらんわ!」

「え・・・ 紙で拭くなって事は、まさか・・・
こっち見んな!
・・・まさか、舌でなめておしりをキレイにしろと?! さすがにそれは勘弁してください!」

「こっちが勘弁や!!」

〔つづく〕