弁護士の良心 

元金融マンの弁護士が、日々の反省と自らへの戒めをつづるブログ 鈴木英司の弁護士活動日記 ひたすら明るく、ひたすら前向きにがモットーです                     

ショパンコンクール

 ご存じの5年に1回開かれる有名なピアノコンクールです(もっとも、今年は、コロナの影響で6年ぶりの開催だったようです。) 私の好きな国の一つ、ポーランドでの開催です。実話をもとにした映画「戦場のピアニスト」でもテーマ曲となるノクターンなんかの、あのショパンです。
 
 そのコンクールで、日本人も、3名がセミファイナルに残り、そのうち2名がファイナリストの仲間入りをしたようです(最近は、いわゆる東洋系、中国、台湾、韓国の参加者が増えている傾向のようです)。

 音楽については、ほとんど知見も感性もない私ですが、でもやっぱり、素直に感動できる音楽は大好きです。
 今回のショパンコンクールのセミファイナルも、同じマズルカでも、3名の日本人それぞれのマズルカでとても感動しました。
 音楽的な感性も乏しく、ましてや技術的なことなど全く分からない私でも、やっぱり伝わる・・・何かを伝えてもらえる音楽、そしてそれを演奏するプレイヤーは、とっても素晴らしいと、改めて思いました。
 
 コロナ禍で、なかなかライブで音楽を楽しむ機会も減ってしまいましたが、何か素晴らしいものを伝えようとする感性と技術をもった音楽家のメッセージは、直接、私に届けられると、鈍感な私でも、やはり本当に感動させられます。
 
 上記2名のファイナリストから日本人初の優勝者も出る期待もあります。今年は、マスターズの松山選手や、MLBの大谷選手など、日本人が頑張っています。日本人だから。。。というのも今更という気もしますが、同じ日本人としては、素直に誇りに思えます。

2010年10月21日追記
ファイナルでは、反田恭平さんが第2位、小林愛美さんが第4位に入賞なさったそうです。
おめでとうございます!

 

弁護士の苦労を解説していただける学者さん

 「こんなの、詐欺に決まってる」と一般の人が思われるような事件でも、いざ裁判になるとそんなに簡単にはいかないのが現実です。特に、詐欺をする人が一人の人間ならともかく、会社組織を利用して大掛かりになされると、誰(被告)を、どのような法律を持ち出して、どのような事実(具体的な詐欺行為)をその法律にあてはめて、お金を取り戻す判決を引き出すか。。。法曹関係者なら想像はつくと思いますが、とても大変です。

 そんな弁護士の苦労や判決を出す裁判所の論理を解説していただいたのが、京都大学法学部・法学研究科の准教授をされている西内康人先生です。金融法務事情「金融判例研究」第31号(2021年9月10日号NO.2169)において「ソーシャルレンディングにおいて詐欺不法行為と共同不法行為責任が認められた事案」のタイトルで、私が担当した事件の判決を分析していただいています。

 この事件で、我々が詐欺行為だと主張した被告らの行為を、西内先生は、(ア)「分散投資」との虚偽、(イ)担保の虚偽表示、(ウ)自転車操業の虚偽表示、(エ)ファンド資金の流用、(オ)経営者の使い込み、(カ)グループ会社の増資に利用、(キ)財務状況悪化の不開示、に分類して、裁判所が、このうち特に(ア)を重視した理由を解説していただいています。

 我々弁護士は、様々な不正や虚偽・誤解を生ぜしめる表示の事実を1つ1つ確認し、その証拠を収集しながら裁判を進めていました。それら事実は、相互に関連しながら一連の詐欺行為を構成していたものですが、証拠の明白性にはばらつきがあり、ましてや詐欺の主観的な要素となる行為者の故意をどう立証するかなど、検討し、主張をまとめるために大変な苦労がありました。
 しかし、裁判の進行にともない、主張の明確性・立証の明白性等々から、裁判所が判決書にもっともまとめやすいのではないかと考えた(ア)「分散投資」との虚偽を中心に、主張・立証を組み立てていきました。もちろん、最終段階の証人尋問でも、このポイントに確認に重点をおきました。
 その結果、西内先生に「裁判所は、(上記)(イ)や(ウ)は使わず、(ア)の分散投資の点だけに注目して故意不法行為を認定」しており、この不法行為が被告ら全員の不法行為責任とできた理由を、解説していただいています。
 我々弁護士が、もっとも苦労した点、そして裁判所の判決の合理性について、本当に的確に分析・解説していただいて、たいへんうれしく思うと同時に、我々が気が付かなかったようなポイントも示唆していただいているため、非常に勉強になる論考でした。
 
 現在も、例えば、詐欺グループの会社の役員の責任を追及するときに持ち出す法律は、民法719条でよいのか、それとも会社法429条、430条がよいのか等々、裁判所と話しながら検討すべき問題はいくつもあります。
 依頼者の大切なお金を取り戻す結果こそが、我々弁護士の最大・唯一の目的ですが、そのためにも、裁判所と話しながら裁判所が少しでも認めやすい法律構成と重点をおくべき事実の主張及び証拠を、日々、検討していることを、ご依頼者の皆様にもご理解いただけたらと思います。

映画の中の美人さん

 やっぱり、美人さんに出会うと、なんだかモチベーションがあがります。すくなくとも、ぼくの場合は。
 といっても、どのような方が美人なのか、ぼくの場合に聞かれたら、3人あげられます。

 まず、映画ドクトル・ジバゴのラーラ(ジュリー・クリステー) アカデミー賞で作曲賞となったララのテーマ曲とともに、その青い瞳は、ぼくの中で圧倒的です。
 次は、同時期(というか、同じ年にアカデミー賞を争った)のサウンドオブミュージックの中の長女リーズル(シャーミアン・カー) Sixteen Going On Seventeen との曲とともに、まぶしいくらいの若さで、ぼくを魅了し続けました。
 日本人なら、君の名はの三葉、もっともアニメだけに、この三葉・四葉姉妹と、トトロのサツキ・メイ姉妹と、どれだけ違うのか良く分からないけど  でも、RADWIMPSの軽快な主題歌とともに、日本のアニメらしい美人さん。

 前のお二人は、まだ、ぼくが子供のころ、初めて、テレビの映画放映で観て、子供心ながらも心を動かされました。そして、大人になってから、空間を飛び超えるべく海外への飛行機便での映画鑑賞でした。三葉さんも、飛行機のなかで、「へえ、最近流行ってるらしいな」と観たものでした。
 映画の中での美人さんは、その映像での強い印象は勿論ですが、やはり、時間と空間を超えた異次元体験の中での存在だからか、やはり印象的です。
 ラーラは、日本が無謀だったかもしれない大国ロシア相手の戦争を始めた1905年当時のロシアの美人さんの設定です。その映像は、テーマ曲とともに、ぼくを100年以上も前の、モスクワやシベリアでの異次元時空での体験に引き込みます。
 その美しさを何ら損なうものではないにしても、もし、ドクトル・ジバゴの原作者であるボリス・パステルナークが生きていて(その映画上映の数年前に亡くなっている)その画像を見たのなら、ぼくの想像に過ぎないのですが、小説で次のように語らせたでしょう。
 革命前からトルストイ主義や革命思想を超えて先に進むことをやめなかったニコライ・ニコラーエヴィッチだったが、隣を歩くヴォスコボイニコフ・イワン・イワーノヴィッチにつぶやいた。「それにしても、最近の大衆迎合的な映画とやらは、見ておれませんな。」二人が歩を進めるにつれてほぼ等間隔で、同じくらいの数の雀の群れがぱっと舞い立った。「我々が目指したのは、歴史的な精神の高揚であって、軽薄なリリシズムではないのですよ。」

 でも、そんなことを言ってると、サウンドオブミュージックのジュリーから、日本人に対し、ドレミのレは、♪ Ray,a drop of golden sun で、Lemon の L なんてありえな~い なんて言われそう(笑い
 もっとも日本人にとっては、ドレミファソラシドのシは幸せのシであって、Tea, I drink with jam and bread ♪ のTではないんです(笑い
 


 

7月早朝の美人

 ようやく梅雨もあけた気持ちの良い朝
 美人さんに出会いました
 3DF62CA6-4A85-44E6-AE37-0795DE541A98
 
名前は、紅葉葵さん
これからの季節、早朝に咲きます
朝7時過ぎには、事務所に入る私と同じく朝方派です
朝から美人さんにお会いすると仕事もはかどります(笑い

 2AC29A17-C1E4-43A2-A461-C8434C62B5CB
 

もっとも、朝早い分、夜型の弁護士さんたちがようやく仕事にアクセルがかかりだす午後4時ころには、私は事務所を出て、ジムのプールに向かってしまいます
そのころには、別名 four o`cklock とも呼ばれる別の美人さん、白紛花さんが咲きだしています
 

哲学してみるー時間とは何か

 昔から、どうでもよいことを、あれこれ考えるのが好きだった。
 だからか、小さなころから、ずっと時間とは何だろうと考え続けている。

 未来のことは何も分からないから、過去のことがヒントになるかもしれない。
 10年ちょっと前、弁護士になるため裁判所の司法修習を受けていた、あっという間だ
 100年前、いつも孫に対して優しかった祖父母たちの青春時代だった、その祖父母たちは、小さなころ、江戸時代にはお侍さんだったお爺さんから、いろいろ話を聞いたかもしれない
 1000年前、藤原実資という貴族が、「近日、京畿内・外国に、疫死するものが多い 民の命は尽きそうである ああ、悲しいことよ」と日記(1020年閏12月25日)に書いている 「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず、よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」と書かれたのは、それから約200年後のことだが、どんどん一方方向に流れて、とどまることを知らない時間そのものだ
 1万年前、もうすでに日本列島各地で、いわゆる縄文文化といわれる社会で、それぞれの生活が営まれてた この縄文時代が、日本の歴史(書かれた歴史ではないけれど)の大部分
 これも含めて、以下、見てもいないものを、さも見てきたかのように書くことをお許しいただきたい、これらはここ最近のほんの十数年の間に確認された人類共通の貴重な情報だから
 10万年前、アフリカにいた現代人の祖先が、地球上の各地に移動を始める 広大な大陸や海沿いに日本列島にたどり着くまでに5~7万年くらいかかった それでも、その後もベーリング海峡をわたって、北米から中南を経て、南アメリカ大陸の最南端までたどり着く
 100万年前、現代人の祖先以外にもオラウータンなど共通の祖先をもつ原人は多種類いたみたいだけど、結局、滅びずに生き残ったのは現人類の祖先だけだったみたい その現人類も、現代世界で生きている50億人すべて、たった一人の女性の子孫という 子孫を残すために、現代人もそれぞれ異性を求め家族を大切に守っているが、数百年経って、十数世代を経ると、ほとんどの人の直系はいなくなる
 1000万年前、ようやく、地球上の大陸の形が、現在の形に近いものになった 逆に言えば、1000万年後、2000万年後、人類社会が存続していても、現代の国境は意味がなくなるだろう
 1億年前、地球上の生命の覇者は、いわゆる恐竜だった その直系の生き残りのカラス達は、6600万年前の隕石落下さえなければ、本来恐竜の影でひっそり暮らしているはずの人間の残飯をあさる必要はなかったのにと嘆いている
 10億年前、最初の生命が現れた どうして生命が誕生できたのか永遠のナゾかもしれないけれど、そのころの生命は、すでに現在と同じ形態で、今でも地中奥深くや高圧・高熱な場所も含めて地球上のいたるところに存在していることだけでなく、それらすべての生命が、変異はしているものの、人間もコロナウイルスも、基本的に共通する遺伝子情報を受け継いできていることは、本当に驚くべきことだ
 100億年前、宇宙が生まれて40億年近く経過していたが、まだ、地球ができるまでにはその後60億年近くが必要だった

 ・・・と過去を考えてみるけど、結局、過去から現在、そして未来への道筋は一本道なのだろうか。時間は後戻りできないし、過去が一定の法則に基づいて、未来につながるのであれば、今の我々も、決まった道すがらの仮の姿にすぎないし、そうであったとして、人間が感じ考える「今」とは何なのか。

 ところが、近代の科学的・合理的と考えられてきた素朴な時間概念は、人類の驚くべき想像力によって、変わりつつある。
 毎日昇る太陽や、季節ごとに夜空の星々を眺めながら、それらの動きから、科学的に季節の変化を予想し、社会生活に役立ててきた人間にとって、時間毎に回転はするものの永遠に変わらない星々と、その間を不規則に動き回る特定少数の惑星らを、一定の計算式で表せるようになったのは、たったの400年前からだ。そのおかげで、我々は、マンションに居住でき、毎日、電車や車でビルに通勤できるようなった。でも、もう一つ忘れてならないのが、ほんの100年前ほどから、電話やテレビラジオ、そしてインターネットを利用できることになったことだ。そして、問題は、中学・高校で習う物理学における時間と、電気製品で利用する電磁気における時間とは、まるで違う扱いになるということだ。前者の計算では、変数t(時間)を代入して求める値を計算する(tは、マイナス、つまり逆行しても問題はない)。しかし、後者において、ある意味t(時間)は関係ない。結局、いずれにしても、科学がここまで発達しても、不可逆的な時間の流れは一定の仮定に過ぎず、その本質的な性質を理解する必要性なかったし、そもそも理解できそうにもなかった・・・はずだった。
 ここから先の話は、あくまでも私の理解であって、より正確な理解をされたい方は、「すごい物理学講義」(カルロ・ロヴェッリ)を読んでみてください。この本は、物理学についての講義だけど、素人にもわかりやすく、哲学的で、詩的でもある文章で書かれています。
 要するに、本当に要しているのか分からないけど(笑)、我々の住んでいる世界は、我々の体も海も山も、その最小単位と考えられる素粒子から成り立っているけど、その素粒子一つ一つの動きを計算することはもちろん、その存在自体も、事後的な痕跡(他の素粒子との関わり合い)としてしか確認できない、つまり星の動きを正確に計算するようにはいかず、そもそも、その存在自体、一定の確率で(ある・なし)を決めるしかない、しかし、ここからが想像を絶するすごい話なんだけど、その最小単位は有限(だいたい、10億分の10億分の10億分の100万分の1cm、10⁻33cm、これが空間の最小単位ともなり得る)で、かつその動きすら離散的(無限に分割できるような平らではない、高校で習う→∞ではなく、大学で習うδε論法が必要)で、ここからは、もっとすごい結論になるんだけど、今、我々が、巨大な箱として考えている宇宙という空間も、そして、その中で物質の動きを決めているように見える時間も、すべてこれら素粒子の関わり合いの結果に過ぎず、やはり離散的、つまり無限分割できるものではなく、最小単位のあるもの(例えば、映画フィルム一コマ一コマのようなもの)らしい。
 このような本を読んで、初めて、夜空の星々を眺めて「今見ているこの星ひとつひとつは、それぞれ、何千年、何万年前、あるいは何十、何百万年前の姿に過ぎないというけど、どうして地球では、それら異なる時間を今として共有できるのだろう・・・」などと不思議に思ったことが理解できた(ような気がした)。この本によれば、アインシュタインの相対性理論の示唆の一つとして、それらの星、例えば15分光しか離れていない火星との関係でいえば、この15分間の時差は、過去でもない・未来でもない15分間にあたるといえるそうだ。ひも理論と拮抗するループ理論の最先端を研究する科学者だから、単なる想像ではなく、計算根拠のある話だ。
 
 
 
 
 

甘い香りの彼女たち

 昨日「連休までに、提出する」と決めた書類の提出をやっと終えて、今日から「連休明け早々に完成させる、提出する」書類の作成にとりかかる。結局、ウィークエンドもゴールデンウィークも関係ない日々。そんな仕事の行きかえりに、心をなぐさめてくれるのが、4月~6月にかけて順番に咲く花々だ。

 梅や椿、そして、3月にはもう咲いていた桜もあっという間に散り、それを待っていたかのように、モクレン(木蓮)、ジンチョウゲ(沈丁花)、ツツジ(躑躅)、サツキ(皐月)と順番に入れかわり、心を癒してくれる。
 もっとも、私の住んでいるような東京の住宅地では、これらの庭木はいろいろあるようで、やっぱり限定されている。郊外であれば、もっといろいろな種類に出会えるのだろうけど。

 そんな住宅地でも、樹木の花々と並んで、甘い香りで心を癒してくれる花々もある。
 あれっ、ジャスミン(茉莉花)かな・・・
 黄色い可憐な花から、甘い香り・・・
 D2261EA7-9A42-4E0C-94A5-56DC4002567A

 香りや名前はジャスミンだけど、種類の違うカロライナジャスミンだ。
 アラビアンジャスミンみたいに、紅茶にして飲むと大変なことになるらしい。試したことはないけど。でも、それは人間や動物の都合だけで、彼女らは、受粉のために精一杯可憐な花をさかせ、甘い匂いで虫たちを誘い、そして身を守るために毒をもっているだけ。

 仕事の疲れを癒してくれる可憐な彼女たちだ。

 そして、次の花、アジサイ(紫陽花)も、一月もたたないうちに、ぼくの目を,楽しませてくれるだろう。
B99D6467-7879-40BC-9A21-9D60AAEF918A

北海道で飲むワイン

 東京では桜も散った4月、その一方で雪の残る旭川空港に降りました。
 その晩は、まだ、暮れ切らない旭川の街を一望できる、岡のうえのホテルで夕食。

 初めて、シャトーふらのを頼みました。
 わずかな黄色
 んー メロンと青りんごのアロマ
 口に含むと心地よい穏やかな酸味・・・
 なかなかいい!

 一人で一本開けてしまったその夜は、少し飲みすぎ。
 降り出した4月の雪にも気が付かず就寝。
 
 翌朝の街は雪景色でした。
 ホテルでチェックアウトする際に、ワインの値段を見て、ちょと感動。
 街で買っても、3000円はするワインのはずでしたが、明細はほとんど原価!
 500円のワイン(別にそれはそれで悪くないのですが)で、堂々と3000円をとるのも珍しくない東京に慣れている私としては、とっても清々しい北海道の朝でした。

 二日酔いのせいか、肝心の記事を忘れていました。
 金融・商事判例(2021年5月1日号No.1615)に、私の「説明義務違反・適合性原則違反と投資家の自己責任」と題する論考を掲載していただきました。
 https://www.khk.co.jp/book/mag_detail.php?pid=53271

 専門誌なので、普通の書店にはないかもしれませんが、ご興味のある方はご覧になってください。

弁護士とマスコミ

 昨日のNHKで、(NEWS WEBの方では)短いながら、私のコメントも取り上げて頂いたみたいです。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210412/k10012969951000.html

 NHKといえば、何年か前、Mさんというプロデューサーから相談を受けました。いわゆる郵政がらみの事件です。とても情熱にあふれる方で、「このような状況を放置していると、地方のご老人等、被害者は増え続けるばかり。なんとかできませんか?」
 マスコミの取材というよりは、事件相談みたいな感じを強く受けました。
 Mさんは、NHKという立場でありながら、ネット上の動画をアップして、被害者の実態や関連する情報を集めていました。当時の私としては、NHKにしては思い切った取材をするなと感じたものの、あくまで依頼者あっての弁護士ということで、私も協力して積極的に動く、例えばこのブログで被害者に呼びかける等までの行動は起こしませんでした。
 しかし、その後の経緯を考えると、このような私の対応には、強く悔いが残っています。それに対して、その後もMさんの行動は立派でした。3年ほど前の夏には、被害者や内部告発者、そして弁護士としての私も呼んでいただいて、番組(クローズアップ現代+)放映のための、大掛かりな収録までしました。ところが、郵政サイドからの強い反発・圧力があり、放映は中止させられてしまいました。
 
 これらの経緯については、藤田知也著「郵政腐敗 日本型組織の失敗学」に詳しく述べられています。
 https://honto.jp/netstore/pd-book_30919185.html
 
 同書にあるように、Mさんの情熱は、まさに「激突ーNHK vs 日本郵政」に至るのですが、皆さまもご存じのように、最終的には、日本郵政の全面敗北となりました。

 上記の藤田記者は、朝日新聞の記者で、私もよく取材していただいた方です。
 NHKとか朝日新聞とかは、権威ある大手マスコミなので、かつては取材を受ける私も苦々しく感じる場面もあったのですが、Mさんも、藤田記者も、いわゆるマスコミの仕事を超えた動機で動いているようにも見えます。
 弁護士である私も、彼らに負けないように、恥ずかしくないように、そして場合によってはまた一緒に良い仕事ができればと願っております。
 
 
 

100名を超える方からご賛同をいただいております

 前回記事で募集をさせていただきましたところ、この数日で100名を超える方からの、ご賛同・ご照会をいただいております。ご協力ありがとうございます。
 また、すでに相手方もこの動きを察知しているらしく、この活動の重要性も増しているとの実感があり、皆さまのご期待に沿うように頑張って活動していきたいと思っております。

 そこで、この活動の意義について補足しておきます。相手方、また当該第三者委員会にも見ていただいて、ご理解いただきたいとも希望します。

 今回の第三者委員会による調査は、SBISLが言うように「日本弁護士連合会による『企業不祥事における第三者委員会ガイドライン』(平成22年7月15日公表、同年12月17日改訂)」に沿って行われているものです。日本には、米国のようなディスカバリー制度やそれらに類する法制度がないため、このような形式をとるのです。
 もっとも、問題点も多くあります。①「第三者」ということで求められる中立性・独立性の確保ができているのか、それを担保する必要性があること、②調査の過程において収取された関連資料は、第三者委員会において保管され依頼企業等は共有しないのが原則であるが、調査委報告書公表後には破棄されてしまう(その後の訴訟等に利用できない)危険性が高いこと、③調査終了後に、役員等への責任追及に調査をそのまま利用できない危険性もあること、④その後の訴訟過程において、第三者委員会保管資料や調査報告書に対する文書提出命令が出された場合、求める文書の存在や提出の実効性を確保しておく必要性があること、等々です。
 米国のディスカバリー制度では、被告は、訴訟提起の通知を受け取ると、訴訟(リティゲーション)ホールドといって、Eメールだけでなく、他のコンピューターも消してしまわない、もしそのようなことがあれば相当の懲罰的処置がとられるといった制度があります。日本で、多数の金融機関に対する訴訟、証拠を集めるのに苦労してきた私としては、たいへんに羨ましい制度です。日本にはそんな制度もないし、ただでさえ、司法も大手金融機関には甘い対応になりがちなので、なんとか少しでも、このような現状を変えたいと願って、今回の「申入れ」となりました。

 現在でも、すでに100名を超える方々からのご賛同・ご照会をいただいておりますが、1名でも多くのご賛同者が、「申入れ」のパワーをアップさせることになります。ごく短い期間のお願いで恐縮ですが、皆さまのご理解・ご協力をお願いします、募集期間は、当初の予定どおり、3月22日月曜日までです。

 


 
 

SBISL第三者委員会に対する集団「申入れ」参加者募集

 現在、SBIソーシャルレンディング株式会社(SBISL)において、「事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められ」たことを理由とする、第三者委員会による調査が行われています。
 この調査に関し、将来的に訴訟提起の可能性のある出資者をまとめて、当該第三者委員会に対し、次のような「申入れ」を行う予定です。

 ① 公正で中立的立場からの徹底調査を行うこと
 ② 調査過程で入手した(社内メールを含む)証拠を保全すること
 ③ SBISLの役職員及び関係者すべてに、(社内メールを含む)証拠の隠滅等しないように注意をする通知を行うこと

 つきましては、この「申入れ」にご賛同・ご参加いただける出資者を募集いたします。
 ご参加いただける方には、ご参加方法をお知らせいたしますので、
  eishis@tokyofield.jp
 まで、「申入れ」参加希望のタイトルでメールをいただければと思います。折り返し、参加方法に関する、メールを差し上げます。
 なお、この「申入れ」に参加することだけで、(不当な目的・虚偽の申込み資格の表示等がない限り)個別の法的権利や義務が発生・消滅することはありません。当然、将来的に集団訴訟に参加する権利や義務が発生することもありません。
 ただ、できるだけ多くの出資者の声を、早めに、第三者委員会に届けたいと思いますので、多数の皆様のご賛同をお願いします。

 申込期限は、早急な「申入れ」が必要なため、3月22日月曜日までとさせてください。

 弁護士 鈴木英司

SBIソーシャルレンディングに関するご相談

 本年2月初めより、SBISLから通知されている支払い遅延に関して、相談のご依頼を多数受けております。 現在、本件の状況についての調査を進めておりますが、同社による第三者委員会の調査結果の発表を待って、ご相談に応じることとしたいと考えております。

 出資者の皆様におかれては、不安とは思いますが、しばらくお待ちください。

 当該第三者委員会には、リティゲーション ホールド ノーティスの通知を、促したいと思います。
 

成人式に飲むワイン、そしてビットコイン

 「これは、貴女が生まれた年のワインなんだよ」とお父さん。
 「えー」と、20歳になった娘が、家族のテーブルに出されたワインのラベル、確かに誕生年19☓☓とある、を眺める、「シャトー・・・らとーる・・・、これって高いんじゃない!?」
 「そう、今、買おうとすればネットで探しても10万円では買えないよ、ましてやレストランで頼めば、20万円かな」と自慢げ。
 「ええっ・・・」(そんな高いワインよりも、同じ金額をもらった方が嬉しかったんだけどと思いつつ)心優しい娘は、「うれしい!飲むのがもったいないね、でも、どうしてそんな高いワインを?」
 「貴女が、生まれた年は、当たり年と言われる年だったんだよ、貴女が生まれた記念にと買ったときは、1万円ぐらいだったんだけど、その後、中国の人とか今までワインを飲まなかった人たちも買うようになる一方で、その年のワインはそれ以上供給されないだろ、減る一方だから・・・(しまった「1万円」なんて正直に言わない方が良かったかな)」
 「なんだ、でも、ありがとう、1万円でも高いよね!」
 「貴女が、生まれたときは、お父さんも駐在先のロンドンでバリバリ働いていたけど、まだ若くて安月給だったから、それでも随分思い切って買ったのよ」と、お母さんのフォローが入って、その当時の若い夫婦と幼かった娘の昔話で、成人式のお祝いの夕食は盛り上がった。

 こんな成人式のお祝いも、ビットコインだとこうなるかも。
 「成人式、おめでとう、これが両親からのお祝いだよ。」と、1枚のカードを息子に渡す。
 「何?」と期待しながらも、たった1枚のカード?と、いぶかしく思う。
 開けてみると、そこには、URLとID、そして(息子の名前と誕生日を連想させる英数字で構成された)パスワード。
 「ありがとう。あっ、時間だから。」それだけ言って、息子は、自室に戻る。
 自室に戻った息子が、さっそく該当するページを開いてみると、それはデジタル・アセット(仮想通貨)会社のHPだった。
 おそるおそる内容を見てみると、たった1枚のビットコイン。
 取引履歴を確認すると、毎年の誕生日に少しづつ、20年にもわたって積み立てられている。
 ここからは、いくつかのシナリオが考えられる。
 ①ベストシナリオ
 「えっ?あのビットコイン!?、やったぁ、これで念願の留学ができる!」狂喜した息子が、さっそくリビングに戻って、改めて、両親に感謝する。
 「昔は、自分も疑心暗鬼だったけど、みんなが買わない頃から、無理のない金額ですこしづつ買っていたら、こうなったんだよ、今では、みんな買うようになったからね」と自慢する父。
 ②あまり良くないシナリオ
 「なんだ?量子コンピューターの発達や政府の規制でもう時代遅れなのに。。。相変わらずのオヤジだな、これでは、1回飲みに行って終わりだな」と、さっそく、アニメを見始める息子。
 「昔は可愛かったのに」「でも、毎年、彼の誕生日を忘れずに、残した取引記録がプレゼントなんだよ」と、しみじみとする夫婦。
 ③もっと良くないシナリオ
 「ええっ、これって・・・家が買えるじゃん!?」と息子。
 「あんな高額のもの、いきなり与えていいんですか?かえって人生を誤らせないかしら」と心配する母親。「あいつもそんなバカじゃないだろ・・・、いずれにしても、我々がそんな高額な出費をしたわけないのだから、それも彼の幸運だよ」と父親。

 成人式のお祝いとしては、やっぱり、ワインの方が、素敵ですね
 
 
 

Go To トラベル、そしてビットコイン

 今回のコロナ禍対策におけるGo To トラベルや、Go To イートを利用された方も多いと思います。地域共通クーポンも付与されて、結構、お得ですよね。
 そういえば、昔から航空会社では、マイレージ等の名称で、顧客に対し、搭乗距離に比例したポイントを付与して、無料航空券、割引航空券、座席グレードアップなどのサービス提供してきました。それは、一方的なサービスというよりは、更なる搭乗や顧客獲得のための有効な手段です。私も、米国系の金融機関に転職した当時、UAのマイレージという制度を初めて知って、仕事での出張にもかかわらず、個人に付与されることから(当時の外資系金融機関らしく、身分不相応にアッパーグレードで利用できたためメリットも大きかった)、UAを優先的に利用しようとしたことを覚えています。
 これら、ポイントやクーポンの付与というのは、トークン・エコノミー法という心理学の応用と言われています。つまり、子供を望ましい方向に誘導・学習させるために、お菓子やご褒美(トークン)を与えて、子供が自発的に誘導され学習するような動機付けとなるというわけです。私も、当時、UAに、UAを利用するように、動機付けられてしまったわけでした。

 このような動機付けは、最近のGo To などの政策的な振興策のような、国家が国民を一定方向に誘導する政策に利用されるだけでなく、逆に、今まで国家が有無をいわざず独占してきた通貨(法定通貨)から離れて、独自の決済や契約、そして投資など、民間レベルでの独自の経済圏を作る方向にも大きく働いてきました。航空会社のマイレージも、航空会社と特定顧客との独自の経済圏(トークンエコノミー)を形成しているとも言えます。それが、いわゆる最近のキャッシュレス経済にも繋がります。そして、その最たるものが、ビットコインに代表される仮想通貨(暗号資産)なのです。

 代表的な通貨であるビットコインは、誰でも聞いたことのあるブロックチェーン技術を応用した決済システムで、取引データが次々とつながることにより成立する暗号情報です。その供給は、マイナー(採掘者)と呼ばれる参加者が、直前のブロックに埋め込まれたノンス値(number used one)から、ハッシュ値を見つける報酬として付与されるシステムで、上限は2100万枚に設定されています。これらのブロックチェーンの管理やマイナーによる通貨供給は、すべてトークンによって動機付けられ、通貨需要者である参加者とトークンエコノミーを形成することになるわけです。
 第2の供給量を誇るイーサリアムは、ビットコインの決済システムに契約(スマートコントラクト)の機能も付加したもので、より活用の範囲が広がる仕様です。
 最近、米国では、決済会社に限らず、機関投資家や事業会社が、次々に、仮想通貨の決済準備をし、また、ポートフォリオに入れ始めているとのニュースもあります。
 元金融マンとしては、つい、
 仮想通貨の価格(ビットコインの価格)18,000ドル×仮想通貨の発行枚数18,000,000枚(上限は2100万枚)=3,240億ドル
 それは、米国GDP20兆ドルの1.6% なんて数字から、今後10年で、仮想通貨が無料の送金や決済、そして機関投資家や個人の資産として一定量組み込まれるとすると、今の仮想通貨の価値は、相当に上昇する価値もあるなと想像してしまいます。
 但し、現弁護士としては、
 仮想通貨の技術的な脆弱性リスク、各国規制の法的リスク等々、リスクは決して低くないし、ましてや、(ビットコインやイーサリアムはいいけど)その他通貨(アルト・コインと言います)は、詐欺まがいも多いので、十分に気を付けてくださいと言いたいです。

 


 

遠き日の12月 思い出

 くちびる つんと とがらせて♪ 何かたくらむ表情は~♪
 車のカセットから流れる音楽は、大瀧詠一 君は天然色
 
 ぼくは、運転しながらも、バックミラーに、ちょっとだけ映る、後部座席のA子さんをちらっと見る
 これから菅平のスキー場に向かう4人の気分も盛り上がっている
 その後のバブルにはちょっと早い時代のぼくの遠い12月の思い出

 A子さんは、駒場に入った1年生の直後から、大学でも目立った存在だった
 ぼくもクラスメートから、「あれがA子だよ」と教えられ、「なるほど、有名なはずだな」と納得
 でも、ぼくは経済学部進学の文二、A子さんは文学部教養学部進学の文三だったから、接点もなかった
 ところがその後、A子さんは、経済学部に転部して、ぼくは、偶然、同じゼミ生となった
 もっとも、前から、いわば大学でもマドンナ的存在で、同じゼミ生でも彼女の熱烈なファンも何人もいたことから、近寄りがたいことに変わりはなく、また、ぼく自身、今思うと良く分からないけど、特別な関心が湧いたわけでもなかった

 大学を卒業すると、A子さんは大学院に、ぼくは銀行に就職した
 その当時の若者の鉄板として、大学入学すると運転免許取得、就職したら自家用車の購入があこがれだった ぼくの買ったのは赤いランサー
 そんなぼくの赤いランサーで、なぜ、若者四人でスキーに行くことになったのか、理由や経緯も、今となっては思い出せない
 ただ、今でも、大瀧詠一を聞くとA子さんを思い出す

 次の記憶は、夏のビーチに飛ぶ
 これまた、なぜ、どのように、みんなでビーチに行ったかは分からない
 青い海と、白い砂浜と、そして、まぶしくて、つい視線を外してしまうA子さんの水着姿
 何を話していいのか分からず、横に座るA子さんの足元に砂をかけながら
 「砂をかけてあげよう・・・」と本当にバカ丸出しなぼく
 「ありがとう・・」いたずらっぽく笑うA子さん
 そんなA子さんは天然色
 渚を滑るディンギーで♪
 手を振る君の小指から♪
 流れ出す虹の幻で 空を染めてくれ〜♪

 その後、外務省かどこかの優秀な官僚さんと結婚したと聞いたけど、それからも「これ出版したんですよ~」と、立派なハードカバーの本を贈呈してくれたり

 今では、もしお孫さんにでも恵まれていれば、可愛いおばあちゃん(失礼)になっているかもとも思うけれども
 でも、今でも大瀧詠一の曲、松本隆の詞を耳にするたび、まぶしいA子さんが思い浮かぶ

 

ソーシャルレンディング裁判は、なぜ時間がかかるのか

 ソーシャルレンディングにかかわらず、複雑な金融裁判が長期になるのは、一般的に次のような訴訟過程を経るからです。

⓪ 提訴前訴訟準備期間(約3か月~6か月) 証拠保全や仮差押え等の司法手続きを含みますから、これ以上かかる場合もあります。
① 争点整理期間前半(約1年) 原被告が、お互いを牽制し合ながら、相手方の主張や証拠を探り合う前哨戦です。特に、相手が金融機関の場合、証拠が偏在していることから、お互いに求釈明を応酬しつつ、「あれ出せ、これ出せ」そして調査嘱託を申立て等、裁判官の顔色を見つつ、神経質なせめぎあいが続きます。
② 争点整理期間後半(約1年) ここで、一気に証拠を出し合って、原被告が自らの主張を整理していきます。原告側弁護士としては、上記①の探り合いから、一気に勝負を決めに行く必要があります。
③ 和解模索期間(約6か月) 証拠と主張が出そろった段階で、裁判官は、自分の判断(心証)をとるとともに、熱心に和解を勧めてきます。原告としても、裁判官が熱心に勧める以上、「条件次第で依頼者と相談します」と対応するしかありません。
④ 判決に向けた準備期間(約1年) 和解ができないと判断されると、損害額の確定(原告全員を1円単位で)及び当事者・証人尋問という判決に向けた準備をします。この尋問は、勝訴判決を決定づける最後のハードルとなります。
⑤ 結審から判決まで (約3か月) 判決日直前に、「判決期日の延期」がないように祈ります。
 

頑張れANA

 ANAの決算が発表された。2021年3月期の第二四半期までの売上高は前期比62.5%減、通期での純損益予想は、5100億円の赤字という。
 もともと、莫大な固定費が必要で、収入は景気の影響を受けやすい航空会社の経営は難しい。
 そんな中で頑張ってきた同社だが(→最後のクイズの伏線)、今回ばかりはコロナ禍の直撃をくらった感じだ。

 昔から、ANAの明るい感じが好きだった。
 ロンドンに本社のある金融機関に勤めていたころは、国内はもちろん、(本当は、一番良い時間帯の発着時間を確保されていて、入国審査の混雑も少ないBAが便利だったのだけど、)国際線でもよく利用した。2泊4日のロンドン出張時には、行き帰りとも同じ機体・同じCAさん(たぶん、パイロットも同じだったろうけど、笑い)のお世話になったことも懐かしい。
 弁護士になった今でも、いや昔以上に、(幸いなことに)日本全国に顧客や事件のある関係で、また海外もロンドン・ニューヨークだけでなく、サンノゼやウラジオストックといった直行便のあるANAにお世話になる機会が増えたし、今後の予定も楽しみにしている。今回のコロナ禍に負けないように頑張ってほしい。
 8D9D98A0-B4F1-46CE-9FFA-6B8845D22DC1 


 「電波を発する機器」厳禁の時代とは違い、今や、飛行中でもWI-FIに繋げてくれるから、機内での楽しみも一層豊かになった。とくに、ANAの機内ネットの「エンターテイメント」は、ここでは語りつくせないほど秀逸だ(その一方で、昔は好きだった機内誌の記事は、最近、気取った蘊蓄だけで、つまらなくなったような気がする、笑い)。
 7946B402-4B54-4D30-889A-C00C1CFCD38AFCC8B43D-3CE0-46FA-8836-8C77B7784522
 
 ちなみに、下の写真の Flightradar は、ぼくらプライベート・パイロット訓練での練習機となるセスナレベルでも追跡可能な秀逸なアプリ。ぼくの乗っているANA(NH68)が、33,235ftの高度を 430ktsの対地速度で福島上空を飛んでいることを、リアルタイムで教えてくれる。
 最後にクイズ、ANAの定期便が、「NH68」とか、NHのコード(例えば、JALは「JL」)が使われている理由を知っていますか? 答えは、ANAの出発点が、戦後間もない日本ヘリコプターという会社だったから。終戦後間もない頃から、日本の空を日本人の手で飛びたいと頑張ってきた、そんな会社だった。
 だから、これからも、安易に税金や国の援助に頼ることなく、自分たちの力で頑張ってほしいと願います。
 

そして秋になる

 コロナ禍にバタバタした今年前半が終わったと思ったら、もう秋
 
 秋の北海道も素敵です

 室蘭本線沿線の風景です

 IMG_0809

 8E092860-3BB9-4D0C-802F-963C192C9813

時代の流れ

 今朝、歯医者に行ったら、若くて可愛い感じの女医さんが担当してくれた。
 1,000円のエキストラ・チャージがかかるというが、モニターを使って良いかというので、「技術的にやり易くなるなら良いよ!」と。
 そうしたら、外科手術でも使いそうな立派なカメラ(たぶん、ドイツ製)の付いたモニターを操作しながら、丁寧に治療してくれてびっくり。
 それだけでなく、治療が終わると、映像を再生しながら、治療内容を丁寧に説明してくれた。

 そういえば、弁護士になってから10年経つが、裁判所でもやっと、ウェッブ裁判(正確には期日)が始まった。
 それまでは、時間をかけて、大量の裁判資料を旅行用のキャリーケースに詰め込んでゴロゴロ引きながら、30分かけて裁判所に行っていたが、今では、事務所で時間ちょうどに裁判所にネットをつなぐだけでOK。
 それだけでなく、今までは、偉そうな裁判長が偉そうな(とも聞こえてしまう)口頭で指示をしていたのが、ウェッブ期日では、若くて可愛い感じの受命裁判官が、ネット画面で裁判所作成の資料を示しながら「これが裁判所の心証(考え方)ですが、いかがですか?」とにっこり。

 銀行に行ったら、少しお待ちくださいというので、「何かな?」と思っていると、若くて感じのいい女性行員さんが出てきて「弁護士の先生ですか?」「それなら、新しい決済システムは如何ですか?」「これだと、相談料や顧問料のカード決済にも応じられますよ!」と。
 まあ、便利といえば便利だけど、これはお断わりした。
 元金融マンの弁護士としては、すでに、ビットコイン等仮想通貨での決済を考えているからだ。それなら、お互いに手数料などまったくかからず、いつでもどこでも瞬時に決済可能だからだ。

 上の話題に共通する「若い女性」は、話を盛ったわけでも、偶然でも、ましてや、私の趣向を表すものでもない。
 このような新しい技術を使いこなしていくのは、やっぱり「若い」そして男性に負けない「女性」が象徴する人々だからだと思う。
 そして、今20代後半、30代の、新しく導入されるITを使いこなしていく世代の次には、生まれたときからIT環境で育っているZ世代(ITネイティブ)が控えている。彼ら彼女らが社会で活躍するころには、どんな社会になっているのだろうか。

農林系・地方金融機関の生き残る道

 今日の朝日新聞朝刊第2面で、今回の不正流出事件について、ゆうちょ銀行を「『・・経営体質そのものが問われる』と批判する。」との私のコメントが掲載されました。
 この事件に関するコメントとしては、それだけのことですが、これら事件の背景と、金融機関の「経営体質」についての私の意見を補足しておきます。

 戦後、もう50年以上前からですが、今回の郵政グループに限らず、農林中央金庫等いわゆる農林系、また、地銀や信金等地域金融機関は、もっぱら各地域(いわゆる地方)で預金を集めて、それを中央(日銀や、(短期資金市場を通して)大企業に貸し付ける都市銀行)に資金を供給する役割を担ってきました。高度経済成長で、資金の足りない大企業が多数あった当時では、それは5%6%の金利がつく時代でしたが、日本国民みんな幸せになれたシステムでした。
 しかし、そんなシステムは、ゼロ金利社会の到来とともに崩壊しました。当然の結果として、集めた預金を運用しなくてはならない金融機関は困ります。運用先を求めて、株式や外国債券、外国株式等々、いろいろ模索せざるを得ませんでした。私が、金融機関、特に外資系金融機関にいたころは、今回の、郵政グループなどは「yucho,kampo」と呼ばれる最優良顧客(要するに、外資系金融機関にとってのカモ)でした。

 それら金融機関のすべてを、護送船団方式で、徹底的に保護してきた日銀も、いつの頃からか(たぶん、ゼロ金利政策の恒常化から)行政指導と、その指導が徹底しているかの検査を止めて、それら金融機関の自助努力を求める(日銀の言葉で言えば、プリンシパル方式への転換)ことになってしまいました。

 日銀から見捨てられた金融機関の行き着いた先が、かぼちゃの馬車の地銀や今回のゆうちょ銀行かもしれません。表面化していない多くの問題が、多くの地方銀行や農林系金融機関に蓄積していることは、容易に推測できます。そして、最近の一連の郵政グループの不祥事も、その流れの中で理解しています。

 しかし、解決策は、あります。
 今までの、地方や農林の資金を中央に供給する、地方以外で上手に運用するという発想を止めることです。
 幸いなことに、日本の各地方や漁業を含む農林産業には、世界が羨む潜在的資源や能力があります。そして、そんな各地域や各産業での投資機会の可能性や実現の方法を、一番知ってるのは、これら金融機関のはずです。外国の株式を研究するよりも、もっと確かで実力を発揮できる投資方法、青い鳥は、彼らの足下に、あるはずです。
 各地域や農林水産業に対する新たな投資へのリーダーになることこそ、地方や農林系金融機関の役割であると、自覚してほしいと願います。
 県等の地方自治体も、地元の産業育成、雇用確保等の政策的な観点から、例えば、県による信用補完や自治体債等の支援プログラムの設定は、充分に地元有権者の理解を得られると思います。



ある秋の日

 大阪南部の八尾にある飛行場
 スロットルを全開にして、飛行機が加速する
 55ノット(約時速100㎞)になったところで、ゆっくり機首を上げながらテイクオフ
 まっすぐに、上昇して1500フィート(約500m弱)まで昇れば、もう目の前には大阪の街が広がる
 大阪のビル群や大阪城も見える、左手には大阪湾、そして遠くに淡路島
 視線を移せば、遠くには、私が幼稚園から高校を卒業するまで見続けてきて六甲山系も
 もう、気分は最高 
 どこまでも大きく広がる青空も、くっきりとした緑の山並みも、そしてキラキラ光る海もみんなぼくのもの!なんて気分になる

 そして、埼玉県桶川の飛行場から飛び立ち、筑波山の方向にゆっくりと右旋回
 広大な関東平野を一望しながら、富士山を右手に見ながら、スカイツリーを目標に南に向かう
 気分は最高・・・
 「では、ストール(失速)の練習をしてみようか」
 その瞬間から、外の風景を楽しむ余裕はふっとんでしまう冷や汗 

 
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

pruaclaweishis

ひたすら明るく、ひたすら前向きに、がモットーの元金融マン弁護士です。

人気ブログランキングへ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ