写会人日記

2020年05月29日

窪田くんの「エール」にエールを

DSC-0043DSC-0079 NHKの朝ドラなんて最近はまったく見ていなかった。いまの「エール」を見だしたのは窪田正孝くんが出ているからだ。ちょっと過剰かと思える演技も味として納得できるし、古関裕而がそんな感じだったのかは知らないけれど、窪田風解釈での熱演は好感が持てる。加えて「立派になりなさったなぁ」(最近多い)という気持ちもあって、好々爺よろしく目を細めて見ているという具合だ。
 実はわたしは窪田正孝くんを11年前に撮影しているのだな。彼が20歳の時。場所は太秦の東映京都撮影所。NHKの『浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜』(2009)でNHK初出演で初時代劇に挑む窪田正孝くんを一日密着した。わたしは東映京撮にはこのときから遡ること20年前はよく撮影に来ていて岩下志麻、十朱幸代、などたくさんの女優、俳優を撮影させていただいた。ここはとくにスタッフには古い活動屋気質が残っていて、挨拶も適当なチャラチャラしたタレントなどはキャメラも向けてもらえなかった。そんなエピソードなどはごまんとある。いつ行っても緊張する場所なのだ。Mさんという当時の宣伝担当などは昼間からお酒の匂いをさせていて、ヤクザ映画の出演者とまちがえられたこともあったとか。話を聞かないといけないのに怖くて近寄れなかったこともある。強者達のアジトだった。新人俳優などは事前にこわ〜いエピソードを聞かされているものだから、びびってなかなか実力を出せない。それあかんやん、であるが、しかしこれを乗り越えたものだけが次のステージに進むことができる。と、そう考えれば役者にとってもいいハードルだったのかもしれない。
 窪田正孝くんを撮ったときも、まだ時代劇にはうるさがたのスタッフも残っていたはず。そうはかんたんに滅ばぬ東映京撮の伝統。しかし窪田くんはスタッフに可愛がられて、認められているようで、スムーズに役をこなしていた。非常に頭が良くて熱心であたりも柔らかで彼の印象は最高だった。この前年『ケータイ捜査官7』で彼を主演に抜擢した三池崇史監督に「10年後に窪田を選んだ理由がわかる」といわせていた。その三池監督の先見性と、それに応えた窪田くんの努力には感服するしかないが、わたしもまた、負け惜しみでなく将来大きくなる予感を抱いていたことは、証明するものとてないが、間違いなくあったということは言っておきたい。
 朝ドラ「エール」はコロナ禍で収録がストップ。放送分は6月27日分までしかないそうだ。どうするのだ。10月からはBK制作の朝ドラ「おちょやん」が始まる予定。とはいえこちらも4月クランクイン予定が延びている。だが「エール」は端折ることなく続きをきちんと撮っていってほしい。なにしろ「エール」はわたしの数少ない楽しみのひとつになっているのであるから。窪田くん、がんばれ〜。11年前のおっちゃんも応援しているぞ、という、いまいち弱いけど気持ちをこめたエールを送っておきます。


11年前の、窪田は大きくなるぞ、という感じの予想の証拠ブログを再掲載しておきます。
2009年01月23日
浪花の華
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早朝、今度はNHK「浪花の華」主演、緒方洪庵役の窪田正孝クン撮影のため東映京撮に。大映通りを通って7分、久しぶりの東映太秦俳優会館。それにしても松竹ー大映ー東映と映画ファンならずとも感動のトライアングル。だが、かっての映画の都チネチッタの盛況ぶりは見る影もなく、大映は通りにその名を留めているだけだし、東映松竹両撮影所も本編の撮影は減り、TVの時代劇製作でその存在を保っている。時代の流れは、映画だけではなく容赦なく世界を変えていっている。それは、間違いなく荒びの方向、そして再び戻ることのない川の流れとなって。
そんなしんみり気分に浸る間もなく、ロケ地の酵素の森へ。この窪田青年はなんともさわやかで、彼を見ているとまだまだ日本もいけるのじゃないかと。根拠はないが、そうあらねばという願いを込めて。それに、彼の演じる緒方洪庵は蘭学の医者、教育者としても「適塾」を開き福沢諭吉や大村益次郎、橋本左内ら多数の人材を輩出したうどん以外に大阪の誇れる唯一の偉人。窪田=緒方に何となく頼りがいを感じたりして。頼んまっせ。




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2020年05月21日

たしかに「余人をもって代えがたし」

日刊ゲンダイ20522-3 日刊ゲンダイ(5月22日)は「官邸の守護神・黒川弘務検事長『賭け麻雀』辞任」「検察威信失墜」「もう突っ込むしかない『桜疑惑』捜査」との見出し。
 きのう500人以上の弁護士が公選法違反と政治資金規正法違反の疑いがあるとして、安倍本人を東京地検に刑事告発した。検察の危機感は強く国民の信頼を得るためには告発を受理せずにはいられないはず。捜査すれば真っ黒なので起訴まで行くのではないか。そうなれば現職総理大臣の逮捕なんてことも、考えられますね。期待の部分は大きいけれど。
 それから、週刊文春の賭け麻雀記事の中に、黒川が「このあいだ韓国に行って女を買ったんだけどさ」と記者に言ってたとの元ハイヤー運転手のはなしがあった。おい安倍、とんでもないやつを検事総長にしようとしてたんだな。たしかに余人をもって代えがたいわ。こんな腐れ外道に代わりがおるわけない。
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2020年05月18日

読まずに死ねるか「兄の終い」

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村井理子さんの「兄の終い」(CCCメディアハウス 1400円+税)は、いままでちょっとなかったアプローチのすごい小説だ。憎かった兄の死が伝えられて、戸惑いながら関西から東北に向かった理子さん。残された兄の息子、元兄嫁たちと協力しての弔い支度。その顛末を綴った疾風怒濤の5日間の物語。登場人物のキャラクターが見事に立っていて、それぞれが動き出し、空気感、匂いまでもがリアル描かれる。そしてこれがTrue Storyだということに驚く。「変えたのは名前くらい」らしい。観察力、記憶力、再現力、構成力、筆力の五力(というのがあるのかどうか)を備えた筆者の勝利だ(誰と戦っとるのか)。 もう極上のエンターテイメント。そのまま映画にできる。脚本無しでこのまま使えると思う。是枝監督がすぐ取り掛かるような気もするが、それではストレート過ぎる。ここは一つポン・ジュノ監督に頼むのもおもしろいかもね。そしたら原作を変えられすぎるかな。大家さんと刑事さんとごみ処理業者さんと葬儀屋さんと小学校の担任の先生、教頭先生、児童相談所の先生たちが戦うシーンなどが追加されたりして。とま、勝手に脱線させてしまいました。すみません。映画化はともかく、やはり並の作家ではない。表現がうまい。たとえば元兄嫁について「加奈子ちゃんは相当な美人だ。真剣な表情をすると、美しさの切れ味が増す」なんて表現シロウトにはできませんわ。(あたりまえやけど)イメージを膨らませてくれます。
百聞は一読にしかず。これはとにかく面白いです。読まないと後悔します。(半ば脅迫)

 先日、村井理子さんを撮影させてもらいました。琵琶湖畔で爽やかな風に髪がなびいていい写真が撮れました。そのときに村井さんに「「良一くんが『え、ディズニーランド?』というシーンに泣きました。良一くんどうしてますか」と尋ねたところ「そうなんです。児童相談所にいた全員が泣いていたんです。いま元気にしていますよ」とそれを聞いてまた泣きそうになったわたしでした。そうしたら、その日の村井さんのツイッターにはこう書かれていました。IMG_1166
 わたし確かに🥺こんな顔してた。才能ある書き手は優れた観察者であったのです。



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2020年05月17日

検察の逆襲!

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 「政権に逆襲」「検察の『虎の尾』を踏んだ」「河井前法相立件で騒然」「1.5億円提供・自民党本部"ガサ入れ"危機」との見出しが踊る日刊ゲンダイ15日付記事。
 多分に希望的予測なのだが「党本部は、河井夫妻の政党支部に計1.5億円提供した一方、同じ選挙区の候補者だった溝手顕正氏(自民)には1500万円しか渡していません。これは『案里氏の当選が最優先』『そのために資金をばらまけ』という当本部の意志の表れでしょう。党本部が買収のために資金提供した可能性がある以上、党本部、党幹部、党総裁への捜査は必須です」(郷原信郎氏)とあってまったく可能性がないわけではない。「巨悪を眠らせない」という検察の本気度に期待したい。
psharuky at 23:05

昨夜の女優 橘ゆい

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 このブログでも安倍の鬱陶しい顔が多くなると、ていうか毎回のように安倍の顔が出てくるので、ほんまいやですよね。なのできょうは他のはなし。昨日はわがご贔屓女優橘ゆいさんが出演しているドラマがあると聞いて見せてもらいました。で、そのこと。ドラマはNHKの時代劇ドラマ「雲霧仁左衛門」。ちょっとしか出てないと聞いてたけど、悪もんの方の潜入スパイ的な役どころで結構出てまして、そのおきれーな姿はこの汚れた世の中における一服の整腸剤、いや清涼剤、どっちでもええくらい癒されました。ゆいちゃんこれからもがんばってね。と、エールを送っときます。エール? エールといえばNHK朝ドラ「エール」。主人公の小関裕二役の窪田正孝くん。役柄の優柔不断なとこにイラつくけど、いい役者になりました。10年前に撮影してるんですよね。NHK時代劇の撮影現場で。次回はそのことをちこっと。

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2020年05月16日

歴史的文書「元検察官有志による意見書」全文

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 現在まともな報道番組はTBSのNEWS23とTBS報道特集だけだ。とくにきょうの報道特集は安倍政権がゴリ押しする検察庁法改正案に対しての分厚く深く切り込んだ姿勢は圧巻だった。
 経験に裏打ちされた元共同通信の浅野健一先生の解説がわかりやすく素晴らしいので、(勝手に?)お借りして載せておきます。(一応その旨は伝えています)

写真は検察庁法改正案に反対する意見書を手に、法務省へ向かう松尾邦弘・元検事総長(右)と清水勇男・元最高検検事
浅野健一
今日のTBS報道特集は秀逸だった。「報道のTBS」の伝統がここにある。江田五月元法相(元裁判官)インタビュー、赤木雅子さんのコメント、堀田力元法務省官房長への電話取材。金平茂紀キャスターが元検察幹部の検察庁法改正案反対意見書について「ぜひ読んでほしい。歴史に残る文書です」と話したが、同感だ。
 意見書を出した幹部の氏名の最初にある元仙台高検検事長平田胤明さんは1925年生まれ、検事5期の最長老。私が共同通信千葉支局記者だった1974年、平田さんは千葉地検次席検事だった。私の人生を変えた首都圏連続女性殺人事件の冤罪被害者、小野悦男さんに対する千葉県警の捜査について、公然と批判した。県警の幹部は「学者みたいな検事だ」と非難。平田さんは定例会見で、私たち記者に刑事法をしっかり学び、基本的人権を守る取材・報道をと要請した。平田さんの部屋を訪ね、教えてもらった。 平田さんは今も東京で弁護士をされている。あれから46年、平田さんが歴史に残る正義の仕事をされた。
 日弁連と検察OB(現役検事も反対している)が揃って強く反対する法案を成立させてはならない。来週は、河井夫妻事件、約500人の弁護士・法学者による安倍晋三首相と安倍事務所職員に対する「桜」事件の告発(私たち47人も昨年11月20日に告発・東京地検特捜部はいまだに受理していない)が動く。人民の力で、廃案に追い込もう。



そして歴史に残る文書。
東京高検検事長の定年延長についての元検察官有志による意見書

 1 東京高検検事長黒川弘務氏は、本年2月8日に定年の63歳に達し退官の予定であったが、直前の1月31日、その定年を8月7日まで半年間延長する閣議決定が行われ、同氏は定年を過ぎて今なお現職に止(とど)まっている。

 検察庁法によれば、定年は検事総長が65歳、その他の検察官は63歳とされており(同法22条)、定年延長を可能とする規定はない。従って検察官の定年を延長するためには検察庁法を改正するしかない。しかるに内閣は同法改正の手続きを経ずに閣議決定のみで黒川氏の定年延長を決定した。これは内閣が現検事総長稲田伸夫氏の後任として黒川氏を予定しており、そのために稲田氏を遅くとも総長の通例の在職期間である2年が終了する8月初旬までに勇退させてその後任に黒川氏を充てるための措置だというのがもっぱらの観測である。一説によると、本年4月20日に京都で開催される予定であった国連犯罪防止刑事司法会議で開催国を代表して稲田氏が開会の演説を行うことを花道として稲田氏が勇退し黒川氏が引き継ぐという筋書きであったが、新型コロナウイルスの流行を理由に会議が中止されたためにこの筋書きは消えたとも言われている。

 いずれにせよ、この閣議決定による黒川氏の定年延長は検察庁法に基づかないものであり、黒川氏の留任には法的根拠はない。この点については、日弁連会長以下全国35を超える弁護士会の会長が反対声明を出したが、内閣はこの閣議決定を撤回せず、黒川氏の定年を超えての留任という異常な状態が現在も続いている。

 2 一般の国家公務員については、一定の要件の下に定年延長が認められており(国家公務員法81条の3)、内閣はこれを根拠に黒川氏の定年延長を閣議決定したものであるが、検察庁法は国家公務員に対する通則である国家公務員法に対して特別法の関係にある。従って「特別法は一般法に優先する」との法理に従い、検察庁法に規定がないものについては通則としての国家公務員法が適用されるが、検察庁法に規定があるものについては同法が優先適用される。定年に関しては検察庁法に規定があるので、国家公務員法の定年関係規定は検察官には適用されない。これは従来の政府の見解でもあった。例えば昭和56年(1981年)4月28日、衆議院内閣委員会において所管の人事院事務総局斧任用局長は、「検察官には国家公務員法の定年延長規定は適用されない」旨明言しており、これに反する運用はこれまで1回も行われて来なかった。すなわちこの解釈と運用が定着している。

 検察官は起訴不起訴の決定権すなわち公訴権を独占し、併せて捜査権も有する。捜査権の範囲は広く、政財界の不正事犯も当然捜査の対象となる。捜査権をもつ公訴官としてその責任は広く重い。時の政権の圧力によって起訴に値する事件が不起訴とされたり、起訴に値しないような事件が起訴されるような事態が発生するようなことがあれば日本の刑事司法は適正公平という基本理念を失って崩壊することになりかねない。検察官の責務は極めて重大であり、検察官は自ら捜査によって収集した証拠等の資料に基づいて起訴すべき事件か否かを判定する役割を担っている。その意味で検察官は準司法官とも言われ、司法の前衛たる役割を担っていると言える。

 こうした検察官の責任の特殊性、重大性から一般の国家公務員を対象とした国家公務員法とは別に検察庁法という特別法を制定し、例えば検察官は検察官適格審査会によらなければその意に反して罷免(ひめん)されない(検察庁法23条)などの身分保障規定を設けている。検察官も一般の国家公務員であるから国家公務員法が適用されるというような皮相的な解釈は成り立たないのである。

 3 本年2月13日衆議院本会議で、安倍総理大臣は「検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした」旨述べた。これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の言葉として伝えられる「朕(ちん)は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿(ほうふつ)とさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない危険性を含んでいる。

 時代背景は異なるが17世紀の高名な政治思想家ジョン・ロックはその著「統治二論」(加藤節訳、岩波文庫)の中で「法が終わるところ、暴政が始まる」と警告している。心すべき言葉である。

 ところで仮に安倍総理の解釈のように国家公務員法による定年延長規定が検察官にも適用されると解釈しても、同法81条の3に規定する「その職員の職務の特殊性またはその職員の職務の遂行上の特別の事情からみてその退職により公務の運営に著しい支障が生ずると認められる十分の理由があるとき」という定年延長の要件に該当しないことは明らかである。

 加えて人事院規則11―8第7条には「勤務延長は、職員が定年退職をすべきこととなる場合において、次の各号の1に該当するときに行うことができる」として、(1)職務が高度の専門的な知識、熟練した技能または豊富な経験を必要とするものであるため後任を容易に得ることができないとき、(2)勤務環境その他の勤務条件に特殊性があるため、その職員の退職により生ずる欠員を容易に補充することができず、業務の遂行に重大な障害が生ずるとき、(3)業務の性質上、その職員の退職による担当者の交替が当該業務の継続的遂行に重大な障害を生ずるとき、という場合を定年延長の要件に挙げている。

 これは要するに、余人をもって代えがたいということであって、現在であれば新型コロナウイルスの流行を収束させるために必死に調査研究を続けている専門家チームのリーダーで後継者がすぐには見付からないというような場合が想定される。

 現在、検察には黒川氏でなければ対応できないというほどの事案が係属しているのかどうか。引き合いに出される(会社法違反などの罪で起訴された日産自動車前会長の)ゴーン被告逃亡事件についても黒川氏でなければ、言い換えれば後任の検事長では解決できないという特別な理由があるのであろうか。法律によって厳然と決められている役職定年を延長してまで検事長に留任させるべき法律上の要件に合致する理由は認め難い。

 4 4月16日、国家公務員の定年を60歳から65歳に段階的に引き上げる国家公務員法改正案と抱き合わせる形で検察官の定年も63歳から65歳に引き上げる検察庁法改正案が衆議院本会議で審議入りした。野党側が前記閣議決定の撤回を求めたのに対し菅義偉官房長官は必要なしと突っぱねて既に閣議決定した黒川氏の定年延長を維持する方針を示した。こうして同氏の定年延長問題の決着が着かないまま検察庁法改正案の審議が開始されたのである。

 この改正案中重要な問題点は、検事長を含む上級検察官の役職定年延長に関する改正についてである。すなわち同改正案には「内閣は(中略)年齢が63年に達した次長検事または検事長について、当該次長検事または検事長の職務の遂行上の特別の事情を勘案して、当該次長検事または検事長を検事に任命することにより公務の運営に著しい支障が生ずると認められる事由として内閣が定める事由があると認めるときは、当該次長検事または検事長が年齢63年に達した日の翌日から起算して1年を超えない範囲内で期限を定め、引き続き当該次長検事または検事長が年齢63年に達した日において占めていた官及び職を占めたまま勤務をさせることができる(後略)」と記載されている。

 難解な条文であるが、要するに次長検事および検事長は63歳の職務定年に達しても内閣が必要と認める一定の理由があれば1年以内の範囲で定年延長ができるということである。

 注意すべきは、この規定は内閣の裁量で次長検事および検事長の定年延長が可能とする内容であり、前記の閣僚会議によって黒川検事長の定年延長を決定した違法な決議を後追いで容認しようとするものである。これまで政界と検察との両者間には検察官の人事に政治は介入しないという確立した慣例があり、その慣例がきちんと守られてきた。これは「検察を政治の影響から切りはなすための知恵」とされている(元検事総長伊藤栄樹著「だまされる検事」)。検察庁法は、組織の長に事故があるときまたは欠けたときに備えて臨時職務代行の制度(同法13条)を設けており、定年延長によって対応することは毫(ごう)も想定していなかったし、これからも同様であろうと思われる。

 今回の法改正は、検察の人事に政治権力が介入することを正当化し、政権の意に沿わない検察の動きを封じ込め、検察の力を殺(そ)ぐことを意図していると考えられる。

 5 かつてロッキード世代と呼ばれる世代があったように思われる。ロッキード事件の捜査、公判に関与した検察官や検察事務官ばかりでなく、捜査、公判の推移に一喜一憂しつつ見守っていた多くの関係者、広くは国民大多数であった。

 振り返ると、昭和51年(1976年)2月5日、某紙夕刊1面トップに「ロッキード社がワイロ商法 エアバスにからみ48億円 児玉誉士夫氏に21億円 日本政府にも流れる」との記事が掲載され、翌日から新聞もテレビもロッキード関連の報道一色に塗りつぶされて日本列島は興奮の渦に巻き込まれた。

 当時特捜部にいた若手検事の間では、この降って湧いたような事件に対して、特捜部として必ず捜査に着手するという積極派や、着手すると言っても贈賄の被疑者は国外在住のロッキード社の幹部が中心だし、証拠もほとんど海外にある、いくら特捜部でも手が届かないのではないかという懐疑派、苦労して捜査しても(1954年に犬養健法相が指揮権を発動し、与党幹事長だった佐藤栄作氏の逮捕中止を検事総長に指示した)造船疑獄事件のように指揮権発動でおしまいだという悲観派が入り乱れていた。

 事件の第一報が掲載されてから13日後の2月18日検察首脳会議が開かれ、席上、東京高検検事長の神谷尚男氏が「いまこの事件の疑惑解明に着手しなければ検察は今後20年間国民の信頼を失う」と発言したことが報道されるやロッキード世代は歓喜した。後日談だが事件終了後しばらくして若手検事何名かで神谷氏のご自宅にお邪魔したときにこの発言をされた時の神谷氏の心境を聞いた。「(八方塞がりの中で)進むも地獄、退くも地獄なら、進むしかないではないか」という答えであった。

 この神谷検事長の国民信頼発言でロッキード事件の方針が決定し、あとは田中角栄氏ら政財界の大物逮捕に至るご存じの展開となった。時の検事総長は布施健氏、法務大臣は稲葉修氏、法務事務次官は塩野宜慶(やすよし)氏(後に最高裁判事)、内閣総理大臣は三木武夫氏であった。

 特捜部が造船疑獄事件の時のように指揮権発動に怯(おび)えることなくのびのびと事件の解明に全力を傾注できたのは検察上層部の不退転の姿勢、それに国民の熱い支持と、捜査への政治的介入に抑制的な政治家たちの存在であった。

 国会で捜査の進展状況や疑惑を持たれている政治家の名前を明らかにせよと迫る国会議員に対して捜査の秘密を楯(たて)に断固拒否し続けた安原美穂刑事局長の姿が思い出される。

 しかし検察の歴史には、(大阪地検特捜部の)捜査幹部が押収資料を改ざんするという天を仰ぎたくなるような恥ずべき事件もあった。後輩たちがこの事件がトラウマとなって弱体化し、きちんと育っていないのではないかという思いもある。それが今回のように政治権力につけ込まれる隙を与えてしまったのではないかとの懸念もある。検察は強い権力を持つ組織としてあくまで謙虚でなくてはならない。

 しかしながら、検察が萎縮して人事権まで政権側に握られ、起訴・不起訴の決定など公訴権の行使にまで掣肘(せいちゅう)を受けるようになったら検察は国民の信託に応えられない。

 正しいことが正しく行われる国家社会でなくてはならない。

 黒川検事長の定年延長閣議決定、今回の検察庁法改正案提出と続く一連の動きは、検察の組織を弱体化して時の政権の意のままに動く組織に改変させようとする動きであり、ロッキード世代として看過し得ないものである。関係者がこの検察庁法改正の問題を賢察され、内閣が潔くこの改正法案中、検察幹部の定年延長を認める規定は撤回することを期待し、あくまで維持するというのであれば、与党野党の境界を超えて多くの国会議員と法曹人、そして心ある国民すべてがこの検察庁法改正案に断固反対の声を上げてこれを阻止する行動に出ることを期待してやまない。



 【追記】この意見書は、本来は広く心ある元検察官多数に呼びかけて協議を重ねてまとめ上げるべきところ、既に問題の検察庁法一部改正法案が国会に提出され審議が開始されるという差し迫った状況下にあり、意見のとりまとめに当たる私(清水勇男)は既に85歳の高齢に加えて疾病により身体の自由を大きく失っている事情にあることから思うに任せず、やむなくごく少数の親しい先輩知友のみに呼びかけて起案したものであり、更に広く呼びかければ賛同者も多く参集し連名者も多岐に上るものと確実に予想されるので、残念の極みであるが、上記のような事情を了とせられ、意のあるところをなにとぞお酌み取り頂きたい。



 令和2年5月15日

 元仙台高検検事長・平田胤明(たねあき)

 元法務省官房長・堀田力

 元東京高検検事長・村山弘義

 元大阪高検検事長・杉原弘泰

 元最高検検事・土屋守

 同・清水勇男

 同・久保裕

 同・五十嵐紀男

 元検事総長・松尾邦弘

 元最高検公判部長・本江威憙(ほんごうたけよし)

 元最高検検事・町田幸雄

 同・池田茂穂

 同・加藤康栄

 同・吉田博視

 (本意見書とりまとめ担当・文責)清水勇男



 法務大臣 森まさこ殿

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2020年05月15日

バカの証明、数いらず 一つがすげえ破壊力

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 バカを証明する材料は山ほどあって、紹介するときは全部を紹介したい。一つ二つ紹介しても追っつかないしバランスが悪い。と、サボっていたらもうそれは凄まじいスピードで増えてくる。そんなこんなで紹介するタイミングがわからんようになってあせる。しかしだ、考えてみれば一事が万事、ということもある。またその一事がすごい破壊力を持っていたりする。これ一つで充分かもしれん。推して知るべし、ということで。

にゃん吉さんからお借りしたVをどうぞ。


psharuky at 23:50

2020年05月14日

感染者数偽装?

IMG_1136 政府の都合のいい数字に変えてごまかしていた統計偽装をはじめ、粉飾、書き換え、改ざん、廃棄と数字やデータや文書をことごとく隠蔽する安倍政権。こんな政府の出してくる数字を信じろというほうが無理なはなしだ。減った減ったと喜んでいる東京都の感染者数も同様。あいかわらず検査人数は発表しない。何人検査して何人が感染しているかが問題じゃないのか。きょうは20人でした。減りました、とかいうはなしではない。陽性率とか計算法を変えて出したりしているが、それも検査人数を元にして計算しないとおかしい。極端な話10人検査して陽性が2人だった場合、きょうの感染者数は2人でした。減りました。もう大丈夫です。解除しま〜す。でええんか。こんなええかげんな数字をもとに緊急事態を宣言したり解除したりしている。とんでもないことだ。森ゆうこ議員の「結局、感染者数はいま全国で何人なんですか」と言う根本的な質問にまったく答えられなかった安倍総理と加藤厚労大臣。9日はこそっと集計方法を変えて死者数を19人から171人に変更。計算の基準値を変えるいつもの手だ。そのことを次の日問われた加藤厚労大臣は「風のうわさで聞いた」的なこたえ。おまえは竜鉄也(♫風の噂に一人来て〜「奥飛騨慕情」'80)か。ほんまに、
「なにからなにまで、むちゃくちゃでござりますがな
「あんたは花菱アチャコか」
「違いますけど」
「そら違うやろけど」
「知ってるでしょ、アチャコと違うこと」
「知ってるけど」
「ほなききなさんな」
いまやふつーにまとめられなくなりました。すまぬ。

↓またまたにゃん吉さんから借りてます。


psharuky at 23:59

2020年05月13日

神妙にお縄を頂戴、してくださいな

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 日刊ゲンダイは、「検察がまともなら安倍首相は3度逮捕されている」「だから死にものぐるいの法改正」「黒川検事総長は現行法のままでもできるのに、あえて、不要不急の法改正に血道を上げるのはなぜなのか」「力で官僚の反旗を押さえつけているが、当事者たちが口を割れば万事休すの疑惑が山ほどある」「河井夫妻との関係、かねのでどころ、カジノ利権などの怪しい話もごまんとある」との見出し。まったく正しいので読んでもらいたい。
 3度の逮捕とは、森友、加計学園、桜を見る会での"犯罪容疑"で、起訴され捜査され検察がまともだったら3回は逮捕されているはずだということだ。お隣韓国の朴槿恵前大統領の求刑が45年だった。その数倍は悪いことをしているから100年くらいではないか(個人的な見立てです)。いまは権力を持っている安倍だが、恐れているのが権力を手放したあとのこと。手放したら一気に犯罪が明るみに出る。重しが取れた官僚などはすすんで証言するし、一転安倍容疑者になる。そのときまでなんとか黒川検事総長に守ってもらいたいってわけで急いでいるのだな。
 もうなんにせよ、安倍のことをもう書きたくないし考えたくもない。他にやることがたくさんあるのに堪忍してくれよ、シンゾーさんよ。

え、ごシンゾーさんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、
いやさ、これ、お富、久しぶりだなぁ。
(与話情浮名横櫛、与三郎のせりふから)

いやね、別にこれを書きたかったからではないですよ。単なる流れ。
しかしほんまにアベノウイルス、体に悪い。調子おかしいもん。
psharuky at 23:49

2020年05月12日

いわゆるひとつの混線トレーション

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 2テラの外付けハードディスクがクラッシュして読み書きできなくなった。コロナのせいではない。たぶん。そうしたくはある。ひょっとしてこの線のせい。パソコン横の線たち。「すごーい、これいつかハッカしますよ」「え、ハッカーに狙われる?」「そうじゃなくてハッカ」「ペパーミント?」「ムリからのボケやめてください」とMIKI嬢とのやり取りがあったこの"混沌"線である。わたしの頭ん中を表しているとも言えるこんがらがった線だ。写真はだいぶ解した状態で、それでもなかなかのもんである。これを業界では「混線トレーション(集中)」という、なんてシャレていたら、上には上というか、出てきたのが「カトマンズの電線」。街中至るところこんな状態で、実際に度々発火するそうである。わたしらなんかまだまだやね。と、変に安心したりして。
 ところでクラッシュしたハードディスク。中のデータ救出費用の見積もりが5万円。必要なのでお願いしたが痛い。たしかにクラッシュはコロナのせいではない。しかしこの痛さはコロナと大いに関係がある。
psharuky at 23:30

2020年05月05日

進め! 一億火の玉だ

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「支え合い、思いやりの気持ち、人と人との絆の力があれば、ウイルスへの恐怖や不安な気持ちに必ずや打ち勝つことができる」
「皆で前を向いて頑張れば、きっと現在の困難も乗り越えることができる」
「新しい生活様式」
 だと。いままでこいつのトンデモ発言きいてきたけど、これは強烈だ。会見で何の具体策も示さず、精神論をぶちかましやがった。ついにカルト宗教に至ったか安倍。出たな妖怪、なにか用かい。ゆうとる場合やない。精神論というのは、きちんと分析できず有効な対策が立てられないバカの言い訳である。
 戦時中がそうだった。
「ぜいたくは敵だ」「欲しがりません勝つまでは」「進め!1億火の玉だ」という精神論的スローガン。おそらく安倍はこれを模している。
 日本人が精神論に走り出したら精神的に追い詰められていて打つ手がないというシグナル。歴史としてはそうだが、しかし安倍はできるのに意識的にせずに、国民を追い詰めるために使っている。二重に犯罪的だ。安倍にとっては敵はコロナではなく国民なのだ。その証拠に、国民の救済のためになにかしたか。欠陥マスクの一枚も来んではないか。そうこうしている間にお店も会社も人間もバタバタと倒れているではないか。そこに精神論を持ってくること、そのことが何よりも見事に安倍の本質を表しているのだ。
 カルトの片割れも載せておく。
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似た者夫婦。



psharuky at 23:00

2020年05月03日

緊急事態は永遠に

日刊ゲンダイ20-5-4 基本のキ、感染者数の問に「だって、だって、こ、これに書いてないじゃないですか」これに尽きる。"だって"が可愛いのは、 ♫だって だって私は恋しているんだもん(恋しているんだもん)を歌った島倉千代子とか妙齢の女子くらいのものだわ。キショイんじゃ。
 「感染状況も知らないコロナ本部長(=安倍)、責任を押し付け合う政治家と専門家、司令塔不在の場当たり、出口戦略なき自粛の長期化。”巣ごもり”で感染者が減っても一時しのぎにしかなりゃしない」「また科学的知見ナシの場当たり」「どんどん出口を遠ざけるアジア蔑視と新自由主義」という見出しがついたきょうの日刊ゲンダイ。安倍の”コロナ対策”がよくまとめられていて、全く同じ見解なので紙面そのままアップしときます。読めばよくわかります。
psharuky at 23:54

2020年05月02日

アベノウイルス蔓延中

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いや、こいつね、結局、なんも考えとらんからね。考える力ないし。日本国民、ええんかこれで。








「おもしろくてためになる動画」
 Dr.ナイフさんのTweetから。

psharuky at 23:55

2020年04月29日

安倍崩壊

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 えっ。そ、そんな。
と驚いた安倍擁護の方々。
ただ国会中継見てなかっただけじゃね。








psharuky at 23:57

2020年04月26日

藤本義一と11PM最後の日

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 藤本義一さんとお話しさせてもらったときに、直前に加藤和彦さんが亡くなられたこともありフォーククルセダーズの話になった。「そう、フォークルが解散コンサート(1968年10月17日大阪フェスティバルホール)をしたその足で11PMに出てもらった。あれが3人揃って見られた最後になったね」と話されていた。覚えていますよ。フォークル、人気最高のときの解散。番組内で全員で歌った「悲しくてやりきれない」。彼らが出演したこのときの11PMは、わたしの高校でもほぼ全員が話題にしてました。などと話しつつ、またわたしが11PM大阪の最終回(1990年3月29日)に撮影で入っていたという話になると、そこからひとしきり11PMの話に。1965年に始まって25年間藤本先生は一日も休まず皆勤賞。番組は硬軟取り混ぜてのバラエティに富んだ内容で、特に火曜日、木曜日のタージン、月亭可朝の風俗レポートや、うさぎちゃんが露天温泉で「効能は…」とハダカでレポートするコーナーなどは特に男子の間で流行って、風呂に入ったときにはみんなが「効能は…」と言ってたくらいでした。それから最高視聴率を叩き出した東西ストリッパー対決とか、ま、”軟”ばっかりのような感じですが、たしかに多かったし人気でしたから。わたしなどはそれでリッパに育ったみたいなもんですから。
 今回は11PM大阪、最終回で撮影した写真をひっぱりだして藤本先生を偲ぶのであります。すごいのは歴代ホステス15人のうち11人が参加したことです。
 上左の並び写真、左から浦島三和子、吉田由紀、松居一代、秋本圭子、テレサ野田、遥洋子、藤本先生、^惰9Щ辧↓∋埓醋子、笹田泉、た人アンヌ、東てる美の11人。
 都合で参加できなかったのがゴ澆犬紊鵑魁↓β薪沈藕瓠↓┣山エミー、池田裕子の4人です。
※頭の数字は歴代の順序。
 期せずして”藤本義一さんに会いたいフェスティバル”の様相を呈してきましたが、先生にはテレビ、著作物、または直接、ほんとにいろいろ教えていただきました。改めてお礼を申し上げたいと思います。でもちょいと気取って、こう言うのがいいかもしれませんね。「サヨナラだけが人生だ」。

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psharuky at 23:46

2020年04月24日

あの人に会いたい 藤本義一

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NHKアーカイブス「あの人に会いたい 藤本義一」の中の写真使用の契約延長をすませ、改めて見せてもらった。ただ初放送時に10分だった尺が3分弱に縮められていて、川島雄三監督のことなどがカットされていたのが残念。それでも見るとジーンと来るのです。
ページには「至言」の囲みがあってつぎの言葉がしるされています。


心のこもった表情のある言葉が
現代から失われていった
そのことにもう一度
目を向けたほうがいいんじゃないか
生きていく方向付けを手探りしながら
お互いに助け合い生まれてくるものが不足している


心のこもった言葉が失われたいまの社会。そこに生きるものには胸に突き刺さる”遺言”だ。

藤本義一さんにお話を聞かせてもらったときのわたしのブログ記事を転載しておきます。
2009年10月23日
サヨナラだけが人生だ
dc1d2b8c若い時、気取って使ったこともありました━━━サヨナラだけが人生だ━━━。元は于武陵というひとの「勧酒」という漢詩を井伏鱒二先生が意訳した「花に嵐のたとえもあるぞ サヨナラだけが人生だ」がルーツ。若くして病死した天才映画監督川島雄三の口癖で、井伏鱒二原作の映画「貸間あり」でも主人公の手紙の中で使っている。そして、その映画の脚本を川島と共同で書いたのが監督川島に憧れ何作か前から助監督としてついていた藤本義一先生でした。のちに『川島雄三、サヨナラだけが人生だ』で川島監督への思いを書いています。というような話を西宮のご自宅に伺ってお聞きいたしました。ちょっと足がお悪そうですがお元気で安心しました。「11PM」の司会を月・木のよみうりテレビ制作分を25年間やってはりました。先日亡くなった加藤和彦のいたフォーククルセダースの解散はたしか'68年の義一さんの11PMの番組中、「悲しくてやりきれない」の大合唱のなかで行われたはずです。覚えています。効能は?のうさぎちゃんの秘湯の旅コーナーもありました。覚えています。アッサラームレーコンのなぞのイスラム人や医者の木崎国嘉さんもいはりましたね。よみうりテレビが南森町にあったころの話や笑の会の話やワッハ上方、大阪府大のことなどききました。義一先生と話しているときりがおまへん。わたしの年をきいた義一先生は「まだ、これからやな」。そうですね、「サヨナラだけが人生だ」なんて達観するのはまだ早い。まだ、これからもがき苦しまねばならぬ、ひょっ子のわたしなのでした。


psharuky at 23:50

2020年04月23日

読まずに死ねるか 安部譲二 山田詠美「愛してるよ、愛してるぜ」

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 先ごろ出版された安部譲二・山田詠美「愛してるよ、愛してるぜ」(中央公論新社 820円+税)は婦人公論に連載していた「人生相談劇場」を文庫化したもので、安部譲二さんのどこに向かっていくかわからないとんでもない経験話(自慢話?)に山田詠美さんの容赦ないツッコミが全開で、二人の抱腹絶倒”回答”は人生相談とは名ばかり、ええんかこれでという展開に編集者のハラハラ・ドキドキまで伝わってきて極めてスリリングな読み物となっています。例えば「女としてのセンスがありません」という相談に「日航のパーサーしてた4年間にスチュワーデス〇〇人とやった」「フライト中にエコノミークラス◯人、ファーストクラス◯人のスチュワーデス全員とやった」と言う譲二さん。(ちなみに◯◯にはとんでもない数字が入ります)。これでどんな回答が導き出されるかと思うでしょ。それが面白すぎて相談者も納得せざるをえない回答がでたりするのですね。融紅鸞(とおるこうらん)の「そら、あんさん別れなはれ」と並ぶ人生相談になっておるわけです。しらんけど。
 この本のプロフィール写真はわたしが京都で撮影(’11)したもので「雨の祇園恋の道行き」と(勝手に)題した写真の中から編集者のYさんが選んでくれたもの。お二人の男女を超えた関係が雨に滲んで印象的ないい写真となっています。もうね、自分で言いますから。(写真右は特別公開写真です。本には掲載されていません)
 それから本文にもありますがこの撮影のあと山田詠美さんは同行していた10歳年下の彼ヒロちゃんにプロポーズされるわけです。
A山荘で、
詠美さん「こういうとこでプロポーズされたいな」
ヒロちゃん「結婚しよ」
だから「いいよ」って答えました。
 ク〜〜〜。勝手にしてちょうだい。
 それについても譲二さんがうしろで「一人に決めるな。やめろやめろ」と囁いていたりと、そんな状況もリアルに語られています。
 でもそれにもめげず(?)この年の11月にめでたく結婚したわけですね。おめでとうございました。
そんな歴史的瞬間に立ち会えた喜びとともにわたしはこの本をオススメいたします。文壇のアウトロー二人組の異色人生相談本、ぜひお読みください。

それから「わたしは山田詠美さんの作品に救われてここまで生きてきた」というフリーアナウンサー宇垣美里さんの解説が巻末に。素晴らしい解説で、宇垣さんの新たな才能を見せてもらった気がします。
psharuky at 23:30

2020年04月20日

韓流ドラマとチャミスルの日々

imageIMG_0556 韓流ドラマとチャミスルの日々
 ドラマはもちヒョンビンとソン・イェジンの「愛の不時着」。あとパク・ソジュンの「梨泰院(イテウォン)クラス」とチョ・スンウ、ぺドゥナの「秘密の森」。この3作品(Netflix) はオススメ。
 焼酎はチャミスルフレッシュ。アンズ、グレープフルーツは度数が低くて飲みやすい。その分酔いやすい。「飲まなきゃやってらんねえよ」状態にすぐ入れます。これまたオススメ。
 ソン・イェジンといえば「頭の中の消しゴム」でしょうけど、わたしなんかはチャ・テヒョン、イ・ウンジュとの「永遠の片想い」(’02) ですね。弱々しい役がまた似合っていました。それからですね、彼女もいいけど、この時のイ・ウンジュ。そのかいらしさったらありませんね。この作品から3年後に亡くなるのですが。その時なんか、海を隔てて喪に服しましたから、ええ。てなことを書いてたらキリがないので項をあらためてまた。

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psharuky at 23:30

2020年04月16日

聴かずに死ねるか「教訓1」

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 あの加川良の「教訓1」を女優の杏が歌っていま話題になっている。加川良の粘っこい歌い方とはガラッと変えて爽やかに歌っています。3番の歌詞はうまく替えてうたっていますね。そらそやね。この曲は100%の反戦歌。約50年の時を隔てて蘇らせた杏さんにお礼を言わせてもらいます。杏さん、すばらしいわ。よく歌った。涙ちょちょぎれものです。

 実は自分がバイトで稼いで初めて買ったのがこの教訓1が入った加川良のアルバム「教訓」(URC 1971発売。1700円)。このアルバムには当時の(いまも)すごいメンバーが参加しています。収録曲には「その朝(永久の絆=will the circle be unbroken)」というカーター・ファミリーの曲も入っていて、ここから自分がカントリーブルーグラスに傾倒していったきっかけのアルバムでもある。このアルバムや関西フォークやらに関して話せば三晩ほどかかるので端折りますが、バイトの話を少し。当時自分は10代末期。阪神百貨店地下食堂街のお茶漬けの森でバイトをしていて、時給はその当時でも最低ライン(?)の100円だった。のちに交通費を入れてもらって110円。まちがいなく安い。でもカツ丼も食べさせてもらったり、楽しかったし可愛がってもらったので満足していた。無邪気でかわいかったころ。何が言いたいかと言うとそんなバイト代を貯めて買った貴重なアルバムだってことなのです。「教訓」。いまも大切においてあるのです。

 あと、バイトの話の続き。バイト先の「お茶漬けの森」の娘さんが阪神百貨店でリフォームのお店を出していたデザイナーの森南海子さん。テレビにもよく出てはりました。そしてそのご主人が中央公論社の松村和夫さん。紹介してもいただき、そこで中央公論との縁ができてたのですね。合縁奇縁ちゅうやつでおます。ほな今日はこのへんで。


psharuky at 23:53

2020年04月14日

星野源ちゃんにちょっと言いたいのだ

こんな人達に日刊スポーツ一面
 星野源の歌「うちで踊ろう」に乗っかってルイ16世(荻原博子さん)ばりにくつろいではった安倍さん。
 もうね、安倍。殺意すら覚えますわ。「”こんな人達”」を殺しにきてます。そうとしか思えん。そう思えばいままでのすべてが納得できる。安倍に「ちゃんとしてください」とお願いしても無駄だってことがよくわかる。「いまは批判してる場合やない。国民ワンチームで闘わなあかんときだ」という人がいる。そう、闘わなあかん。賛成。でもその相手は安倍政権なのではないか。

 さてこの歌を作った星野源だ。うっすい歌を脱力系の歌い方で歌う星野源。緩すぎて好きではない。好みじゃないから言うのじゃないが、政府のプロパガンダに使われるような歌を歌うなやと思う。政府の方向性と一緒だから安倍も乗るわけだ。
 みんな外に出ないでうちで踊ろう。うちで歌おう。そうして生きていたらまた会おう。それまで外に出ないでうちで楽しもうぜ。ってそんな歌詞。ウィルスうつりたくない、うつしたくない、だから外には出るなよ、と。それはいい。
 でもな、問題はそこじゃない。外に出たくなくても出ないといけない人がわんさかいるんだ。自分も月曜にスタジオに行き写真の処理作業。きょうは撮影打ち合わせで江坂に行ってきた。今度そこで撮影する。外に出ないと食えねえんだ。店をやってる人も開けても客は来ないかもしれないが、家でうたってるわけにはいかないのだ。多少のイマジネーションがあるなら、外に出ないと食べていけない人、あるいはネットカフェを追い出されて、こもる”うち”もない人がいることに思い至すべき。アーティストならそこに問題点を見いださないとだめなのではないか。こんな邪魔くさい歌をうたわなくても、みんながうちに居れる方法があるだろうが。きっちりと政府が休業補償をすればいい。解雇された人、失業者、国民にお金を配ればいい。そのかわり出るなと。歌うなら方向はそっちに向くべきなのだ。問題はそこにあるのだから。




psharuky at 12:24

2020年04月11日

緊急事態宣言「安倍さんやめてください」

安倍とJK01
ますます快調桂南光さん。いいですね。「ちちんぷいぷい」(MBS)での発言。全部書き起こしたいけれど、時間もないので下のビデオを見てくださいね。結論は安倍辞めろであります。「わたしが責任取ればいいという問題ではない」とほざきやがった。責任とれんならすぐやめんかい。どうぞどうぞだ。最初から逃げ腰のリーダーを信頼できるわけないでしょうが。んとに、やってられねえよ、おう? (なぜか関東弁)。



※写真はnetの拾い画像で本文とはそんなに関係ありません。


psharuky at 19:15

2020年04月10日

ドイツはすごいわ

ドイツのウイルス対策が優れている5つの理由。ニューヨーク・タイムスの記事をクーリエ・ジャポンが紹介している。

ドイツで死亡者数が低いのには医療政策が大きな役割を果たしていると疫学やウイルス学の専門家は分析。なかでも早期の検査と治療、集中治療用ベッドの数、そして政府への信頼が厚く、ロックダウンの要請に市民がよく従っていることが大きいという

理由その1:感染の広まり方の違い
理由その2:圧倒的に多い検査数
理由その3:間違いからすぐに学ぶ
理由その4:強力な公衆衛生システム
理由その5:政府への信頼

5つの理由とも日本に欠落しているものだが、特に5つ目の”政府への信頼”だ。
 検査の多さと強力な公衆衛生システムに加えて、メルケル首相のリーダーシップを致死率の低さの要因と見るものも多い。
自身も科学者でもあったメルケル首相は、この困難な状況にあっても常にはっきりと、冷静に国民に語りかけてきた。彼女はさらに厳重なロックダウンを課した。これはパンデミックの拡大をおさえるには避けられないものであり、政治的な立場の違いをこえてほとんどの人が従っている。
メルケル首相の支持率は急上昇している。クラウスリヒ教授は最後にこう話した。
「おそらくドイツの一番の強みは、政府の意思決定が極めて合理的なこと、そして政府が国民に信頼されていることでしょうね」


【新型コロナ】ドイツ、驚くほど致死率が低い5つの理由─感染者数は10万人を超えるが…


psharuky at 23:30

2020年04月09日

ホンマに辞めないとね、安倍くん

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 大阪日日新聞、攻めています。一面で森友問題。 改ざんのきっかけが総理の「辞める」答弁、という証拠が出てきているのだから、安倍は総理も国会議員も辞めないといけない。そうでないなら再調査するべきだ。さくら問題でもわんさか出ている証拠を前に何一つ反証することもなく問題ないと強弁するばかり。いまは国家の危機、そんな問題をやっている場合ではないという声もあるが、この危機だからこそそれが必要なのだ。こんなのに任せておけないということなのだ。現にコロナウィルスの対応を見てもでたらめ。とんでもないことになっているではないか。よく例えられるのにサルが飛行機の操縦桿を握っていたら力ずくでも離さないといけないと。そういうことだ。例えたサルには悪いが。
psharuky at 12:30

2020年04月08日

Anybody But Abe(安倍以外なら誰でも)切実編

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 隠蔽、改ざん、廃棄、嘘八百、頭と滑舌の悪さは安倍の持ち芸。今回も期待にそぐわぬ芸を見せてもらいました。コロナウイルス対策は検査と隔離と情報公開だと最初からわたしは言っとった(周囲の人間にだが)。それ以外にはないと。それをネグってなーんにもさらさんと市中感染させたのは安倍政権である。利権にまみれたオリンピックやりたさに検査をせず感染者数をごまかし、大混乱を引き起こしそのさなかに出したこれまた半ば意図不明の”緊急事態宣言”。そもそもこんな嘘つきの”言葉”を信用するやつがおるんか。まともに受けても中途半端な宣言。今までと一緒やないか。こんなんで収まらないのは目に見えとるちゅうんだ。
 で、会見。イタリア記者の「失敗した時の責任は?」という質問に「最悪の事態になった場合は、責任を取ればいいというものではありません」と、ついに「責任はとらんもんね」というふざけた答え。それで終わらず言うにことかいて「お国(イタリア)と比べても感染者の方の数も、死者の数の桁が違う…」というとんでもないことをいいだした。やはり原稿ないと正味のバカがむき出しになる。こんなやつがこの非常事態におってええんか。自公とそれを支持してる人。ほんまにほんまにええんかこれでと、重ねて言いたい。国民が殺されるねんで。安倍以外なら誰でもええと、この際言い切っておきます。ほんま誰でも。

文中言葉が汚くなりましたが意味合いを考えそのまま掲載します。




psharuky at 17:00

2020年04月07日

国民の緊急事態宣言(7年前からずっと)

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反社、売国、反日の安倍政権。7年にも渡る国民の長過ぎる緊急事態。

写真は気絶するほどアホ過ぎるバカ。コロナが収まったら旅行クーポン「Go To Travel」、食事クーポン「Go To Eat」配ります。どや! って。それまでに民は死んどるちゅうねん。それにそもそも英語が間違っとる。Go Travel、Go Eat じゃねえか。どっちにしても命令すんなや、ちゅうはなし。旅行行け。食べに行け。ってもう、なめんじゃねえよ。江戸っ子になっちゃうよ、んとに。


それから「おい安倍、ちゃんと辞めろや。そんで下獄しろや。この腐れ外道が」という人がいたのでちゃんと注意しました。「そんな優しい言い方では気持ちが伝わらないよ」って。
psharuky at 00:08

2020年04月06日

どうでもええけど安倍はよ辞めなさい

能力レベル違いすぎ。

psharuky at 19:00

悪いこと言わん安倍はよ辞めろ

EUz5ztiUMAUmRHu産経も韓国、台湾見習えと。安倍政権の無能ぶりにようやく気がついた?…おそ過ぎ。

psharuky at 18:00

2020年04月02日

速報で流れた「マスクが二枚」

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わたくちは宣言しまつ
「政府をあげて」「100%」「全力で」「これまでにない」「異次元の」「思い切った」「力強い」「大胆な」「類を見ない」「不屈の覚悟で」「躊躇なく」「きめ細やかに」「かつてない規模で」「全世帯へ布マスク二枚を配布しまつ!!」
アホか。

psharuky at 23:54

2020年03月29日

この危機に三無男という不幸

IMG_0133 安倍よ、そもそも国会をなんと考えとるのか。国会とは国権の最高機関で、国会質疑とは国民の代表たる国会議員が行政の誤り、行き過ぎ、不足などについて質問し、総理大臣以下行政側が真摯に答える場なのである。それをまともに答えず、関係のないことをダラダラ喋り、質問者の時間を食いつぶし、あまつさえ答弁席からヤジったり、質問者を揶揄し貶めるなんてことはあってはならない。もっての外なのだ。安倍は立法府の長と何度も口にし、答弁を”コメント”と言うなど、なんにも政治も国会のことも知らん。その他のことも知らんのだ。無知無恥無能の三無主義者なのだ。主義者というのももったいない。端的に言えば完璧なバカなのである。この参院の質疑でも森友問題を涙ながらに訴える田村智子議員の追求(最後の方)に安倍は質問に答えず「これは党派的政治的目的を持った発言だとこう思わざるを得ない…」と。金子委員長も田村議員の言葉にかぶせるように「時間が来ています」「まとめてください」まだ喋っているのに被せて「以上で田村智子くんの質疑は終わります」と妨害のような進行。その直前には安倍は時計を指して「時間だよ」と声を出していた。もうね、言葉がないわ。悪霊の巣窟かよ。見なかったらええんだがそうもいかず、怒りで体の調子も悪なるちゅうねん。



psharuky at 14:00

わたしに力を

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「国民に税金使うのは難しい」
もうね、書いたらあかん言葉でしか表現でけんわ。
神様、こんなときにうまく伝わる言葉を、その能力をわたしにください。
というか願うならこう。一瞬にしてヤツを成敗する力をください、やね。
と、その前にマスクを一枚。




psharuky at 00:30

2020年03月28日

Let eat Beef ( it's a rubbish )

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 誰が書いたか知らないが名曲が誕生した。ビートルズの名曲「Let it Be」の替え歌「Let eat Beef」だ。







When I find myself in times of trouble
私が苦難に陥っているとき

ABE-souri comes to me
安倍総理が出てきて

Speaking words of wisdom,
尊いお言葉を囁いた

Let It Beef !
和牛を食べようじゃありませんか !

THE BEATLES
Let It Beより

そしてそれを歌う歌姫も現れた。北海道のしおりちゃん。これは日本のビリー・アイリッシュではないか。しらんけど。

psharuky at 23:55

2020年03月26日

大阪日日新聞、攻めてます

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 ここまで新証拠が上がっているのに再調査する必要なしと突っぱねる安倍麻生。それはそうだ”犯罪者”にその自らの”犯罪”を調査せよと言ってもするわけがない。強制捜査権のない我々はここはとことん追求して国民の前にこの卑怯な”犯罪者”の醜い姿を晒す以外にない。そうして第三者委員会を立ち上げて再検証する。民事では関係者全員呼んで証言台に立たせる。佐川はもちろん安倍昭恵、手記で名前が出た人間全員。判決は期待できないにせよ、真実が明らかになる。それが知りたい。
 わたしが検事なら安倍なんざ引っ張っていって5分で落とせるちゅうねん。ま、誰が検事でもこの真っ黒容疑者を完落ちさせることなんかは簡単なんだけどね。
 それにしても大阪日日新聞相澤記者すごいわ。米国ならピューリッツァー賞ものだ。
psharuky at 12:00

2020年03月24日

リーダーと言葉

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英独の指導者の国民に対する力強い言葉に感動する。
一方我が国の…って思い浮かべるのも嫌だが、代表とされる人のどこに向けてつぶやいているのかわからんような”言葉”たち。言葉も不幸なら国民も不幸なのだ。いまこの大変なときに。不幸のズンドコだ。










psharuky at 23:54

サイコ野郎

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過労死したご遺族の前でも笑とったな。完全無欠のサイコ野郎じゃん。







psharuky at 12:00

2020年03月23日

安倍「今現在の世界は五輪開ける状態じゃない」

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 アホか。そんなこと、東京五輪が開かれんことなんか福島をアンダーコントロールしてると世界に嘘ついたときからわかっとったわ。
 っていうのは言い過ぎで、嘘と金で引っ張ってきたオリンピックなんか開かれんかったらええんや、とは思ってました。すまん。




psharuky at 23:55

2020年03月22日

奴らを高く吊るせ!

奴らを高く吊るせ!「たとえ心が忘れても首に残った傷あとが俺の憎しみをかきたてる。復讐は一つ!奴等を吊るせ!」
 クリント・イーストウッドの俳優としての名声を不動のものとしたのが「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」のセルジオ・レオーネ3部作。そしてこのマカロニウエスタンをイタリアで撮り終えハリウッドに帰ってきて撮ったのがこの「奴らを高く吊るせ!」(’68)である。唐突に映画紹介したくなったのだが、見てないのでタイトルしか紹介できないのであった。すまん。
psharuky at 23:58

2020年03月21日

#赤木さんを忘れない 

IMG_9936 相澤さんのすごいのはこの大スクープの経緯、やり取り、失敗、逡巡、失望、歓喜などすべて正直に語るところにある。また語れるほど真っ直ぐに取材対象者と向き合い、信頼関係を構築していく、そこが並の”ジャーナリスト”とちがうところだ。そして何より文章がうまい。プロットの立て方も、構成も、優れたシナリをを読んでいるようなドキドキ感が味わえるし、これはNHKの記者をやっていたからなのか、絵がみえるような文章巧者なのだ。梅田の喫茶店で赤木さんの奥様から「手記」を見せられ「この部分すごいですね」と大声を出して」奥様にたしなめられるところなどは、不謹慎だがなぜかほほえましくシーンが目に浮かぶほど。そしてほとんどお一人で取材から最終原稿までやっている。敬服する以外にない。
 ウォーターゲート事件のワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者とカール・バーンスタイン記者と並ぶジャーナリストだと思う。ということは大阪日日新聞は日本のワシントン・ポスト紙、ということにはならないだろうけれど、同じ大阪日日新聞ゆかりの人間としては、直接関係ないにせよ、誇りに思っても許されると思う。NEWS23の小川彩佳さんは「まずは赤木さんの遺志を継いだ奥様に敬意を表したいと感じます。それがなければ私達は赤木さんから見えてた景色を見る事が出来なかった」と。そして同じく、その景色をより鮮明にわかりやすく見せてくれた相澤さんに敬意を表すとともに賛辞を贈りたい。


psharuky at 23:50

2020年03月20日

米国議会まだ死なず

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 これぞ議会制民主主義。民主党下院議員ケイティ・ポーターがアメリカ疾病管理予防センター局長へ数字と論理で攻めまくり、全国民へのウイルス検査無料化を勝ちとる。米国はまだ議会が機能していると感じた瞬間だ。途中言い訳しようとするレッドフィールド局長を逃さず追い詰めて結論を勝ち取るポーター議員はすごい。そして最後は真正面から向き合い答えた局長もすばらしい。国会はこうでないといかん。日本では見られない質疑応答両者の噛み合い方だ。すばらしい。



psharuky at 23:55

2020年03月14日

菜畑有加里、寺脇研、映画「子どもたちをよろしく」

IMG_9773 大阪日日新聞エンタメ面「大阪モデルコレクション」にモデル=女優=タレントなどで活躍中の売れっ子菜畑有加里さん。その左には文部省官僚で、「ゆとり教育」の旗振り役として有名な寺脇研さんの、(わたしはこの方向性は間違っていなかったと思っています。ゆとり教育)統括プロデューサーとして制作した映画「子どもたちをよろしく」の記事。「1975年に文部省(当時)に入ってからずっと追いかけてきた、いじめをきっかけにした子どもの貧困の話」を「古き良き時代の日本映画の良さで勝負し、重いけれど現実を正面から描いた作品」と寺脇さん。また彼の後輩の元文科省事務次官の前川喜平さんが企画協力で参加している。まだ見ていないけれどいい映画だと断言できる。わたしらくらいになると見んでもわかるのだ。
 その寺脇さんが「安倍総理が唐突に要請した全国一斉臨時休校」を”世紀の愚策”と切り捨てている納得の記事を追加しておきます。安倍のやることなすこと根拠も何もないからね。んとに、サイテー。
つうわけで、新聞、たまには読まないとね。

3/5(木) 16:35配信 まいどなニュース
「一斉休校は歴史に残る愚策」 国の新型コロナ対応、元文部官僚の寺脇氏が痛烈批判
 寺脇研氏

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2月27日夜に安倍晋三首相が「要請」した小中高校や特別支援学校の全国一斉臨時休校。あまりにも唐突だったこともあり、子育て家庭や教育関係者らを中心に大きな動揺、反発が広がった一方、「やむを得ない対応」と評価する声もある。そんな中、教育者の立場から「全国一律の休校など世紀の愚策」と憤っている人がいる。元文部官僚で、「ゆとり教育」の旗振り役としても知られる寺脇研氏だ。

 現在、自身が企画・統括プロデューサーを務めた映画「子どもたちをよろしく」のキャンペーンで、全国を飛び回っている寺脇氏。大阪でインタビューする機会を得たため、これ幸いと「映画の話の前に臨時休校のことを伺っても構いませんか?」と尋ねると、「もちろん!」と快諾してくれた。

 最初に結論を書くと、寺脇氏の持論は「子供たちにとって学校ほど安全な場所はない」ということに尽きる。学校には保健室という“準医療施設”があり、養護教諭もいる。給食で栄養管理され、担任教諭が子供の状態を確認する習慣がある。被虐待児にとっては一時的な避難所としても機能しているといい、「こんなにも安全な場所から子供を引っ張り出してどうするんだ」という趣旨である。いじめに遭っている子はどうなんだ、などの指摘はあるかもしれないが、今回は言及しない。

■学校ほど安全な場所はない
 「全国一斉なんて、本当にバカバカしい。都市部の生徒が多い学校なら休校にも意味があるかもしれないけど、田舎の学校なんて何人いると思ってんの。1学年に数人どころか、先生ひとり、生徒ひとりという所もあるんだよ。国のトップがそんなバカなことを言い出したら、周りが止めないといけないのに、全部ぶっ飛ばしてる。これを独裁っていうんだ」

 「学校は、少なくとも放課後児童クラブ(学童保育)よりは遥かに安全な場所。そもそも、学童のキャパシティはそんなに多くない。厚労省が『学童では1m以上間隔を空けて活動を』と通知を出していたけど、普通の学童ではおそらく無理。でも休校になると、利用が増える。だから学校の教室を借ります…って、じゃあ学校でいいじゃん!もはやブラックユーモアの世界ですよ」

 一気呵成にまくし立てる寺脇氏。退官後も社会教育問題に取り組み続けているだけに、現場の実態にそぐわないと感じる休校要請への怒りは相当なものだ。

■実態をわかっていない人の「愚策」
 「一定規模以上の学校には保健室があり、養護教諭が常駐しています。つまり校内に“準医療施設”があるわけ。それに、学校医さんもいます。また、クラス担任は毎朝子供たちの健康観察、要は顔色を見るよう習慣づけられている。毎日見ているから小さな変化もわかるんです。そこで発熱などの異常に気づいたら、保健室や学校医につなげばいい」

 「そうはいっても、ひとつの教室で三十何人が濃厚接触するという懸念はある。確かにその通りです。でも今は、子供が減っているからどこの学校でも空き教室があるわけ。他にも音楽室や理科室など、部屋はいくらでもあるんだから、分散して学習させるという対応もできるはず。だから文科省は反対したわけですよ。本当に、『世紀の愚策』だと思う。明治時代に学制が公布されてから今年で148年。今回のような決定は前代未聞。そういう意味では、安倍さんは歴史に名を残すでしょうね」

 「もっと言うと、残念ながら全ての子供にちゃんとした親がいるわけではないし、みんなが家でおとなしくできるわけでもない。肉親から虐待を受けていて、学校にいる間だけ逃げられている子供はどうするの?ひとり親家庭の子は?給食でしか栄養補給できないような貧困家庭の子は?…今や学校は、ある種の子供たちにとってシェルターの役割もある。そういう実態を全然わかっていない人が考えた対応だと思いますね」

■寺脇研(てらわき・けん)

1952年生まれ、元文部官僚。官僚時代は「ゆとり教育」の旗振り役として、「ミスター文部省」とも呼ばれた。退官後も民間の教育者の立場から社会教育問題に取り組んでいる。京都造形芸術大学教授や映画評論家、映画プロデューサーの顔も持つ。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

psharuky at 23:56

安倍という国難

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それでもバカとは戦え   適菜収
安倍晋三が総理大臣という悲劇…早急に常識人を据えるべき
公開:20/03/14 06:00 更新:20/03/14 06:00
日刊ゲンダイ
 コロナウイルス騒動で東京オリンピックは中止になるかもしれないし、株は大暴落。そこに国のトップが安倍晋三という悲劇が重なった。当然、次の総理を急いで決めなければならないという話になってきた。先日私はツイッターにこう書いた。
〈「だったらどんな総理大臣がいいんだ?」と聞かれました。私は総理大臣は哲人である必要はないと思っております。まずは常識人であること。人の痛みがわかること。義務教育修了程度の学力。最低限の品性。そして自分の役職や権限がわかっていること。「私は立法府の長」とか言う狂人は論外です〉
 このツイートのインプレッションは84万を超え、「いいね」が2万以上ついた。多くの人が同じことを感じているのだろう。

 さらに言えば、嘘をつかない人がいい。「移民政策はとりません」「採択されている多くの教科書で自衛隊が違憲であるという記述がある」「土砂投入に当たって、あそこ(埋め立て区域2―1)のサンゴは移している」「(福島の原発事故の)状況は、統御されています」といった膨大な数の嘘とデマを垂れ流すような人物は論外だ。また、沖縄県沖で米軍のF15戦闘機が墜落した件について「(飛行)中止を申し出た」とか、「北方領土問題を解決した上で平和条約を締結するのが日本の原則だと(プーチンに)直接反論した」などと外交の場においても平気な顔で嘘をつくやつは安全保障上大きな問題がある。


 北方領土の主権を棚上げし、不平等条約の締結に邁進し、皇室に嫌がらせを続け、沖縄を見捨てる国賊・売国奴も総理にふさわしくない。結局、最初の「常識人であること」という条件に戻ってくる。無知は怖いが無恥はもっと怖い。ポツダム宣言と原爆投下の時系列も知らずに「戦後レジームからの脱却」を唱え、表現の自由も法の支配も理解せずに憲法を変えるという究極のバカが7年間も総理をやっていた。

 安倍によると、総理大臣の説明が正しい理由は私が総理大臣であるからであり、総理大臣は森羅万象を担当しているとのこと。要するにカルトだ。現実と嘘の間に矛盾が発生すれば、言葉の定義自体を変えてしまう。「そもそも」「反社会勢力」の定義も勝手に変えてきた。わが国に残された時間はない。まずは早急に政権の座からバカを引きずり降ろすことだ。

psharuky at 09:07

2020年03月10日

雨が空から降れば

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 劇作家の別役実さんが亡くなられた。
 わたしが別役実さんの名をきいたのは10代の終わり頃。小室等さんのラジオで「雨が空から降れば」という曲とともにその名をきいた。わかるようでわからんけったいな歌。それから、でも、雨が降れば必ずと言っていいほどこの歌を口ずさんでいた。不思議な力を持った歌だった。それは、取りも直さず作詞した別役実さんの魅力だったということができる。不条理の魅力。

写真は2007年ピッコロシアターで。


別役実・作詩  小室等・作曲

雨が空から降れば
オモイデは地面にしみこむ
雨がシトシト降れば
オモイデはシトシトにじむ
黒いコーモリ傘を指して 街を歩けば
あの街は雨の中
この街も雨の中
電信柱もポストも
フルサトも雨の中
しょうがない 雨の日にはしょうがない
公園のベンチでひとり おさかなをつれば
おさかなもまた 雨の中
しょうがない 雨の日にはしょうがない
しょうがない 雨の日にはしょうがない
しょうがない 雨の日にはしょうがない



日本経済新聞

別役実さん死去 不条理劇きりひらいた劇作家

2020/3/10 16:25

日本の不条理劇をきりひらいた劇作家で、童話作家、随筆家としても活躍した別役実(べつやく・みのる)さんが3月3日午前0時12分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。82歳。告別式は近親者で行った。後日、しのぶ会を開く予定だが、日取りなどは未定。喪主は長女、林怜(はやし・れい)さん。

旧満州(中国東北部)の長春生まれ。1958年に早大入学後、学生劇団「自由舞台」に入団、演出家の鈴木忠志氏らと早稲田小劇場を旗揚げした。68年に「マッチ売りの少女」などで岸田国士戯曲賞を受賞、以後は日本語の不条理劇を手がける劇作家として旺盛な執筆を続け、文学座、演劇集団円、兵庫県立ピッコロ劇団などに戯曲を書き下ろした。電信柱のある舞台で名前をもたない人間たちが不思議な出会いをする独特の作劇で知られた。

日本芸術院会員で、日本劇作家協会会長、兵庫県立ピッコロ劇団代表を歴任。戯曲の代表作に「象」「にしむくさむらい」「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」などがある。残酷な童話や意表をつくエッセー、犯罪評論なども数多く発表した。2018年の「ああ、それなのに、それなのに」が最後の舞台となった。パーキンソン病を長く患い、1月に体調を崩して入院していた。

psharuky at 23:55

2020年03月03日

パラサイトで話題の「ジャパグリ」

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 映画「パラサイト」を見た人ならわかりますね。お手伝いさんがご主人に言われて慌ててつくる”料理”ですね。ハラハラドキドキのシーンなのでよくわからなかったかもですが、美味しくて人気の”料理”らしい。韓国では映画の前から知られている「ジャパグリ」という”料理”。ジャジャメンのようなちょっと甘めの「ジャパゲッティ」というインスタント麺と「ノグリ」という辛めのインスタントラーメンを混ぜた食べ物です。それをこの間買ってきましたがまだ調理していません。わたしの昔からの知り合いでソウルで活躍しているタレントのしおりちゃんがこの調理法をYouTubeにアップしているので見てくださいね。


映画ではこれに牛肉を乗せるのですが、なくても十分美味しいとしおりちゃんは言っています。作ってみようと思います。(作ってないんかい)すみません。一袋どちらも150円くらいで韓国食材店で買えますので、ぜひ。
psharuky at 23:56

安倍くん もういいよ

安倍、もうええ 楽になれや かわいそうに なんかなるかい。はよやめれ。もうむちゃくちゃ。


psharuky at 01:29

2020年03月02日

国辱男の恥ずかしさ

小田嶋隆さんがこう書いていた。
支持とか不支持とかは別にして、オレはただただひたすらに恥ずかしい。
赤の他人がテレビの画面の中で動いたりしゃべったりしているだけのことが、こんなに恥ずかしいのははじめての経験だ。
長く生きているといろいろなことがある。
とにかくこの恥ずかしさをなんとかしてほしい

全くそのとおりです。


psharuky at 23:55

2020年02月29日

ついに日刊スポーツが怒った(初めてちゃいますかスポーツ紙の一面)

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 スポーツイベントが中止になったから怒ってんのやない。ま、それもある。が、日刊スポーツはきちっと安倍を捉えて分析して記事に反映している。以下今日の記事より。






安倍首相「逃れるつもりない」言及も質問応じず帰宅
日刊スポーツ [2020年2月29日20時30分]


 安倍晋三首相は2月29日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、初めての国民に向けた会見を開いたが、小中高校などの一斉休校要請に至った唐突な判断の具体的根拠は示さなかった。

 政治決断への理解や協力を求めただけ。予備費2700億円を活用した経済対策には触れたがとりまとめはこれからだ。多くの国民が目にする土曜夕方に会見を設定した割には、まさかの時間制限付きで、国民の不安と向き合う覚悟は、この日も見えなかった。
   ◇   ◇   ◇
 新型コロナウイルス感染拡大が深刻化する中、国民の不安解消に向けたリーダーシップある発信がないと指摘されてきた首相。この日は初めて、国民に向けた記者会見となった。
 唐突に、全国での休校に踏みきった判断には今後1〜2週間が、急速に進むか収束かの瀬戸際とする専門家会議の意見をもとに「学校で集団感染のような事態は起こしてはならない」と主張。「判断に時間をかけているいとまはなかった」「3月の実施は断腸の思い」と、理解を求めた。
 保護者や企業の負担軽減へ、新たな所得助成制度をつくると述べ「正規、非正規問わずしっかりケアをする」と強調。153億円規模だった第1弾に続き、約2700億円の19年度予備費を使った第2弾の経済対策を「10日のうちにとりまとめる」と述べた。受けたくても受けられない人が多いウイルス検査は「必要な検査が確実にできるよう国が仲介する」と述べ、来週、医療保険が適用できる措置を講じ、15分で検出できるキットを今月中に開発することも表明した。
 首相は「この戦いは政府だけでは乗り越えられない。国民1人1人の理解と協力が欠かせない」と呼びかけ、批判に真摯(しんし)に耳を傾けると主張。全国で品切れが続くマスクは今月、月間6億枚以上を確保するとし、トイレットペーパーが品切れとなっていることも踏まえ「冷静な購買活動を」と呼びかけた。
 新たな助成金制度など、経済対策では具体的な対応が示された。これまで後手後手の対応が批判されてきたが、反省点を問われると「今回のウイルスはいまだに未知の部分が多い。前例にとらわれず、必要な対策をちゅうちょなく進めてきた」と豪語。「責任から逃れるつもりはない」と結果責任に言及した。
 会見では、カメラを見ながらゆっくりと話したが、質疑応答になると、手元の紙に目を落とす場面が目立った。幹事社2問、自由質問2問、外国メディア1問しか指名されず、35分ほど経過すると、予定を超過したとして進行役が終了を通告。特段の公務もなく、時間はたっぷりある休日に会見を開いたはずだが、「質問があります」と続行を求める記者の声に首相が応じることはなく、そのまま自宅に帰宅した。

<新型コロナウイルスをめぐる政府の対応>
▼1月9日 中国・武漢で初の死者が確認される
▼16日 神奈川県の男性から国内初の陽性反応が確認される
▼21日 政府の関係閣僚会議
▼30日 政府の対策本部が設置される
▼31日 武漢から帰国させるチャーター機の利用料8万円を、当初の負担要請方針を撤回し政府負担に
▼2月1日 新型肺炎を指定感染症とする政令を施行。当初は8日も、世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言受けて前倒し
▼23日 安倍首相が対策本部会合で、新型肺炎の重症者を減らすための医療体制整備などを盛り込んだ、基本方針策定を指示
▼24日 政府の専門家会議が「今後1〜2週間が拡大か収束かの瀬戸際」とする見解を表明
▼25日 基本方針発表、イベント自粛について全国一律要請ではないと記す。休校については、都道府県からの要請とする
▼26日 大規模イベントについて、今後2週間、中止や延期、規模縮小を要請すると対応が一転
▼27日 首相が全国臨時休校を発表。
▼28日 休校について首相が最終的な判断は各自治体に事実上「丸投げ」


psharuky at 23:55

2020年02月28日

韓国映画の底力

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 アカデミー賞主要4部門を受賞した韓国映画「パラサイト」のクランクアップ時のスタッフ・キャストの集合写真だ。みな一様に表情が明るく、しかもみな若い。
 いいものを作るためなら、映画を愛しているなら寝ずに働け。気合で作れ的な日本の映画制作現場に見られる根性論ではなく、この映画は報酬や就労時間などを明記した「勤労標準契約書」に則って極めて合理的な働き方で映画製作に臨んだという。
 それには文在寅(ムンジェイン)政権の'18年7月に施行した週52時間労働を柱とした改正勤労標準法に依るところも大きという。
 先代の大統領朴槿恵(パク・クネ)のリベラルな文化界に対するチェックは厳しく、ポン・ジュノ監督をはじめ盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を描いた「弁護人」に主演したソン・ガンホなども「排除されるべき文化人」のブラックリストに載っていた。また、「王になった男」を配給した大手CJグループの副社長は更迭され、「弁護人」の配給会社も税務調査を受けたという。ドキュメント「共犯者たち」や光州事件を描いたソン・ガンホの「タクシー運転手」、民主化運動を鮮烈に描いた「1987」が文在寅政権のもとで公開されたのは偶然ではないのは明らかだ。
 そういう歴史もさることながら、何よりも韓国映画はおもしろい。日本映画は殆ど見ない。深い理由はまったくない。面白くないからだ。そして面白い韓国映画の極めつきがこの「パラサイト」である。脚本、映像、美術、完璧なのだ。そうしてこの映画を作った若いスタッフたちが韓国映画をさらなる高みへと押し上げる。そんな期待を抱かないほうが難しい韓国の映画シーンなのである。





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2020年02月16日

オリンピックは中止やね

「平和の祭典であるオリンピックが感染の大舞台になり得る」
テレビでなかなかオリンピックについて触れない人多いけど、この高橋央先生は言ってくれました。



psharuky at 20:30

2020年02月13日

公私は頭の中で切り替えましたぁ

 和泉洋人首相補佐官と厚労省の大坪寛子官房審議官の不倫バカップル、山中伸弥さんに研究費の補助金打ち切りを宣告しに京都旅行。その際の公私はどうなっているのかという記者の質問に「それは、頭になかでちゃんと切り替えたときいています」と菅官房長官。これをきいて文枝師匠並みに5回ほど椅子からずっこけたわたしですが、まだまだありました。海外出張の度にスイートルームのコネクティングルームに何度も泊まってはりました。ここは頭の中での切り替えもせずにコネクト(連結)していたようですね。キショイ。
きっこのツイッター↓参照。


psharuky at 23:00

2020年02月12日

ポン・ジュノの名スピーチの陰に名通訳あり

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 アカデミー賞主要4部門を獲得した「パラサイト」この映画にはまあ大勢のすばらしいスタッフが関わっていて、その人達のおかげでこの栄誉を得たと言っても過言ではない。その中のひとりがこの人、通訳のシャロン・チョイさんだ。アカデミー賞監督賞の受賞スピーチでもその能力を発揮、名スピーチに仕上げて大喝采を受けたのだった。

ポン・ジュノ監督と通訳のシャロン・チョイ氏(右)
Photo by Kevin Winter/Getty Images

[映画.com ニュース] 第92回アカデミー賞の作品賞に加え、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4冠を達成した「パラサイト 半地下の家族」。アジア映画初の快挙となり、ポン・ジュノ監督が自らの才能だけでなく、韓国映画界のパワーを世界に知らしめる結果となった。そんなポン監督の快進撃を支え続けた女性がいる。通訳のシャロン・チョイ(Sharon Choi)氏だ。
 シャロン氏は、現在25歳。ソウルで通訳として働きながら、フィルムメーカーを目指している。第72回カンヌ国際映画祭でポン監督に帯同し、英語を話すインタビュアーとの対話の“橋渡し”をスムーズに行ってみせ、第77回ゴールデングローブ賞では受賞スピーチ時の通訳も担当。「“字幕”という高さ1インチにも満たない障壁を乗り越えれば、より多くの見事な映画に出合えます」という“言語の壁”を超えていく決意を示した、ポン監督の思いを聴衆に伝えてみせた。
 シャロン氏が脚光を浴びる要因となったのは“シームレスな通訳”にある。「パラサイト 半地下の家族」が賞レースをにぎわせるたびに、シャロン氏はポン監督の隣に立ち、彼の言葉を世界に広げていくのだが、その光景に驚くはず。手にしたメモをほとんど使用せず、ポン監督が話し終わると思案する間もなく通訳を開始しているからだ。19年12月には、トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」にポン監督とともに出席。そもそも同番組に、クリエイターが通訳を伴って出演するのはかなり珍しいこと。ここでも“シームレスな通訳”を披露してみせ、視聴者の心を鷲掴みにした。
 アカデミー賞作品賞の発表時には、キャスト、スタッフとともに喜びを爆発させていたシャロン氏。SNS上には「私が今まで見てきたなかで、最高の通訳者。『パラサイト』クルーの言葉を上手く伝えてくれてありがとう」「彼女に名誉賞を授与することはできるのだろうか? このアワードシーズンでノックアウトされた!」といった称賛コメントがあふれかえり、ジャーナリストのピアーズ・モーガン氏は「シャロン・チョイは、今宵の陰のヒーロー。世界最高の通訳者だ」と絶賛している。
アカデミー賞のバックヤード取材では「彼女(シャロン氏)とアワード・シーズン過ごしてきましたが、いかがですか?」とポン監督に質問が投げかけられるひと幕も。ポン監督は「彼女がフィルムメーカーだということは、皆さんご存知なんですよね?」と前置きしながら、「大学で長編映画を作り始めていて、その脚本にとても興味があるんです」と今後の活躍に期待を寄せていた。
(映画.com速報)

 ポン・ジュノ監督のスピーチ

Thank you. After winning best international feature, I thought I was done for the day and was ready to relax.
ありがとうございます。国際長編映画賞を受賞した後、もう今夜は終わり、リラックスできると安心していました。(会場笑う)

Thank you so much. When I was young and studying cinema, there was a saying that I carved deep into my heart, which is that "The most personal is the most creative."
ありがとうございます。まだ若くて映画の勉強をしていた頃、ある方の言葉を胸に深く刻んでいました。「最もパーソナルなことが最もクリエイティブ」。

That quote is from our great Martin Scorsese. When I was in school, I studied Martin Scorsese's films. Just to be nominated was a huge honor. I never thought I would win.
映画の巨匠、マーティン・スコセッシ監督の言葉です。(会場のスコセッシへ視線を向け、スタンディングオベーションが起きる。スコセッシはポン・ジュノ監督に何度もありがとうと合図する)私が学生だった頃、マーティン・スコセッシ監督の作品を研究しました。今日は(スコセッシと共に)ノミネートされただけでも誇りに思います。勝つなどとは想像もしていませんでした。

When people in the U.S. were not familiar with my films, Quentin [Tarantino] always put my films on his list. He's here, thank you so much. Quentin, I love you.
そして私の映画がアメリカで全く知られていなかった頃、クエンティン・タランティーノ監督がいつも「好きな映画」として紹介してくださった。今日もあちらにいらっしゃいます。クエンティン、大好きです。(客席のクエンティン・タランティーノと笑顔で挨拶を交わす)

And Todd [Phillips] and Sam [Mendes], great directors that I admire. If the Academy allows, I would like to get a Texas chainsaw, split the award into five and share it with all of you.
(同様にノミネートされた)トッド・フィリップス監督とサム・メンデス監督、大変尊敬する素晴らしい監督のおふたりです。もしアカデミーが許してくれるのであれば、テキサスチェーンソーを借りてこの賞を5つに切り裂きみなさんとシェアしたいです。

Thank you. I will drink until next morning, thank you.
ありがとうございます。明日の朝まで飲みます。(会場笑う)ありがとうございます。

* * *
ノミネート監督全員にスポットライトを当て、深い感謝を述べ、思いきり笑いをとり、最後は「I will drink until next morning」と英語で一言。わざとなのか、英語を少し間違えているところも最高、かっこいい。その瞬間、会場が監督に惚れ込んだことが伝わってきます。
アメリカで人を魅了する方法というのは、そう、完璧な英語を話すことではなく、誰もが圧倒するようなパフォーマンスを披露した後に、謙虚な姿勢をキープしながら、ユーモアを存分にプレゼントし、最後は「韓国人の自分」らしくマークを残す。
もうなんというか満点すぎるスピーチでした。
本当におめでとうございます。

psharuky at 23:45

2020年02月01日

バカが得する社会

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 もはや「朝ごはんは食べてない(パンは食べたが)」というご飯論法ですらない。
「広く募ったが募集はしていない」。そして今回の招待者名簿に関する質問に「公開の対象とは書いてるけど、公開されるとは書いてない」。証拠を突きつけてもバカは平気なのだ。論理的整合性もバカには歯がたたないのである。そのあたりを内田先生がわかりやすく展開している。バカには何のこっちゃ永遠にわからんだろうが。
内田樹
2020年02月01日 13:46
桜を見る会再論

 もうこの話をするのにも飽き飽きしている。「桜を見る会」についての話である。
 どうして「飽き飽き」しているかというと、ふつうの人間の受忍限度を超えて、この話が続いているからである。
 続く理由は簡単で、ふつうは申し開きのできない証拠をつきつけられて「申し訳ありませんでした。私がやりました」として「犯人」が白状して、火曜サスペンス劇場が終わるところで、ぜんぜんドラマが終わらないからである。
 でも、「私がやりました」と言わないというのは、ある意味では「合理的な」ふるまいなのである。
 昔、東京地検に勤めていた友人から、推理ドラマはあれは嘘っぱちだという話を聴いたことがある。検察官に供述の矛盾を衝かれて、顔面蒼白となって、「もはやこれまで」と自白するのは「自分が知性的な人間である」ということにおのれの存在根拠を置いている人間だけだというのである。
「そんな人間は実はめったにいないんだよ。そんなのはね、ウチダみたいな『自分は頭がいい』と思っているやつだけなんだよ。そういうのは、落すの簡単なんだ。供述のわずかな矛盾を指摘しただけで、がたがたっと崩れちゃうから。」
 なるほど。
 だから、ヤクザなんかは供述の矛盾をいくら指摘しても、平気で、「オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です」と済ませてしまうのだそうである。
 彼らは供述の矛盾や変遷は、それだけでは有罪性の根拠とならないことをよく知っている。
 だから、誰も信じないようなでたらめを言い続ける。「そんなことあり得ないだろう!」と怒っても、「世の中、そういうことがあるからびっくりですよね」と平気で言う。
 自分は矛盾とか、因果とか、蓋然性とか、そういうことはぜんぜん気にならない人間なんです。「ふつうに考えて」という想定ができないんです。「論理的に言って」ということがわからないんです。
 そう言い続けると検察官に「敗けない」ということを彼らは知っているのである。
 自分の知性が健全に機能していないということを「切り札」にしている人間を「理詰め」で落とすことはできない。
「桜を見る会」の国会審議でわれわれが見せられているのは、「ヤクザと検察官」の戦いのひとつの変奏である。
 官僚たちも政治家たちも、平然と自分の知性がふつうに機能していないことを認めている。
「桜を見る会」の招待者名簿にしても、ホテルニューオータニの「前夜祭」領収書にしても、それを「はい」と提示すれば、首相の潔白が満天下に明らかになる文書を、なぜか官僚たちも安倍講演会の人たちも、全員があっという間に捨ててしまった。それが「桜を見る会」と「前夜祭」の合法性を何よりも雄弁に証明できる書類である以上、仮に廃棄期限が来ても、官僚でも後援会員でも少しでも論理的に思考できる能力があるなら、「もしものことがあったら困るから、一応とっとこう」と思うはずである。
 そう思った人間がなんと一人もいないのである。
 つまり世にも例外的に頭の悪い人たちだけで内閣府や安倍後援会は組織されていたというきわめて蓋然性の低い主張によって、首相は「不正が証明できない以上、私は潔白だ」という言い続けているのである。
 こういうドタバタがもう3ヶ月も続いている。
 もう終わりにしたいと思う人は自民党内にもいるらしく、先日は参院自民党に示達された「招待者名簿は公開請求の対象であるので取り扱いに注意」という内部書類が共産党議員によって委員会で暴露されてしまった。
 だが、これほど「申し開きのできない証拠」を突きつけられても、首相の「申し開き」は続いている。
 首相は数日前に、招待者について「幅広く募っているという認識」ではあったが、「募集しているという認識ではなかった」という没論理的な答弁をしたが、今回は招待者名簿について「公開の対象とは書いてるけど、公開されるとは書いてない」という小学生のような答弁をしてみせた。
「開示請求があった場合に公開しなければならない」という注意なのだから、要するに「人選には配慮すること。開示請求があったときに『捨てました』というような無様なことがないようにちゃんと管理すること」というお達しである。自民党総裁としては自民党が示達した注意を二つながらまるまる無視して招待者を選定した上に、書類をさくさくとシュレッダーにかけた内閣府の役人については殺してやりたい「気分」になっていいはずだが、そんな気配もない。
 首相は「自分は論理的に思考しないので、『論理的にあり得ない』ことがあっても別にそれが不思議だと思わない。言葉の語義はわかるけれども、それが含意しているコノテーションはわからない」という「おのれの知性が普通の人よりも不調である」という主張によって有罪性を免れようとしている。
 裁判において弁護人が被告の「心神耗弱」で無罪を勝ち取ろうとするのと同じである。
 この「愚者戦略」はこれまでのところ成功している。
 それは社会制度は世界どこでも「ふつうの人はわりと論理的にものを考える」ということを基準に設計されているからである。だから、その基準にはずれる人間については対処するマニュアルがないのである。
 これから後も首相は有罪を免れるために、あらゆる「申し開きのできない証拠」に対して、「論理的に思考できないふり、日本語がわからないふり」をしてみせるだろう。
 この成功体験が広く日本中にゆきわたった場合に、いずれ「論理的な人間」は「論理的でない人間」よりも自由度が少なく、免責事項も少ないから、生き方として「損だ」と思う人たちが出て来るだろう。
 いや、もうそういう人間が過半数に達しているから、「こういうこと」になっているのかも知れない。

psharuky at 23:55