写会人日記

2018年11月05日

朝の電車とカスマプゲ

 ラッシュ時間より少し遅い朝の電車。優先座席に座ったわたしはブルートゥースのイヤホンを耳に入れアイフォンのミュージックを押した。曲はパティ・キムのカスマプゲ。
 カスマプゲといえば李成愛(イ・ソンエ)が歌って日本でヒット('77)した韓国曲(トロット)だ。それをパティ・キムで聴くなんて、なんとマニアック。この日この時間にパティ・キムのカスマプゲを聴いてる人間は日本にはおらんであろう。ふふふ。
 ♫タンシンガナアサイエ〜 チョバダガオプソタ〜ミョン〜
 なんか音量が小さい。アイフォンのボタンを押して音量を上げる。前の座席の爺さんと目が合う。横のおっちゃんもこっちを見ているようだ。ん? ぎゃあ。アイホンから直接音が流れていた。
 そういえばブルートゥースのスイッチを入れてなかった。「パワーオン。コネクテッド」を聞いてなかった。えらいこっちゃ。あわてて音量を下げようとしたら♫カルメギド ネマウカチ〜音が大きくなってしまった。かくなる上は電源を切る以外にない。切ろうとしてなぜかさらに音量をあげてからようやくオフにできた。いやあ、まいったまいった。1人だと思ったのに、4〜5人になったね。この時間にパティ・キムのカスマプゲを聴いた人。ってそういうことではなくて、無理やり聴かせてしまった周囲の皆さんごめんなさい。救いは向かいの優先座席の端に座っていた若い女性だ。こっちを見ずに笑ってた。どういう笑いか知らないが、これが”救い”になるくらいピンチな状況だったわけだな。
な〜に、つらい気持ちは当たり前。何しろ流れた曲が「カスマプゲ(この胸の痛み)」
お後がよろしいようで。

実話です。