写会人日記

2018年12月28日

読まずに死ねるか『安倍官邸 vs. NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(長!)

IMG_2185 実に面白い。森友事件を知らなかった人には入門書として、多少なりとも知っているわたしなどは、ドキュメンタリーとして楽しく読める。外側からはうかがい知れない内部での攻防。NHKが安倍官邸が絡む報道をどう放送するのか、またはしないのかがよくわかる。
 著者の相澤冬樹さんは大阪日日新聞に入ったときにこう言ってました。安倍総理を倒すとかそういうことではなくて、真実をそのまま伝えたい。それだけなんです、と。そうなんですね。メディアが淡々と真実を報道すれば結果的に安倍が倒れるんです。メディアが正常に機能していれば、安倍内閣などもう10回はぶっ飛んでたはずなんですね。とりわけ森友における財務省の決裁文書改ざんなど、これは真っ黒けの犯罪。自殺者まで出た。それなのに財務大臣も、関係していたらやめると大見得を切った安倍総理もまだピンピンしていて、税金を貪り食ってはります。
 それからこの本、森友事件以外にも相澤さんの記者生活や、取材法、記者エピソードなど読ませるところもたっぷりあって楽しい。読みながら思ったのだが、これはドラマにできるなと。もうすでにここにりっぱな台本がある。そう、これをNHKが制作して放送すれば世間は見直すのではないですか。60年前には「事件記者」という大ヒットドラマを作ってたじゃないですか。チャンスを掴めよNHK、とエールを送って筆を置きます。って筆違うけど。指を置く、か。変なの。