写会人日記

2020年03月21日

#赤木さんを忘れない 

IMG_9936 相澤さんのすごいのはこの大スクープの経緯、やり取り、失敗、逡巡、失望、歓喜などすべて正直に語るところにある。また語れるほど真っ直ぐに取材対象者と向き合い、信頼関係を構築していく、そこが並の”ジャーナリスト”とちがうところだ。そして何より文章がうまい。プロットの立て方も、構成も、優れたシナリをを読んでいるようなドキドキ感が味わえるし、これはNHKの記者をやっていたからなのか、絵がみえるような文章巧者なのだ。梅田の喫茶店で赤木さんの奥様から「手記」を見せられ「この部分すごいですね」と大声を出して」奥様にたしなめられるところなどは、不謹慎だがなぜかほほえましくシーンが目に浮かぶほど。そしてほとんどお一人で取材から最終原稿までやっている。敬服する以外にない。
 ウォーターゲート事件のワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者とカール・バーンスタイン記者と並ぶジャーナリストだと思う。ということは大阪日日新聞は日本のワシントン・ポスト紙、ということにはならないだろうけれど、同じ大阪日日新聞ゆかりの人間としては、直接関係ないにせよ、誇りに思っても許されると思う。NEWS23の小川彩佳さんは「まずは赤木さんの遺志を継いだ奥様に敬意を表したいと感じます。それがなければ私達は赤木さんから見えてた景色を見る事が出来なかった」と。そして同じく、その景色をより鮮明にわかりやすく見せてくれた相澤さんに敬意を表すとともに賛辞を贈りたい。