写会人日記

2021年01月05日

読まずに死ねるか 「寂聴 般若心経―生きるとは」

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「寂聴 般若心経―生きるとは」(中央公論新社刊 1500円+税)1月7日発売です。
 寂聴先生が30年前に書きベストセラーになった「般若心経」の新装版。30年前ですがそれがちっとも古くない。それはそうです。仏教は2千5百年前のお釈迦さんの教え、30年で古くなってどうするというはなしです。それどころか、いまこそその教えが必要なのですね。そんなタイミングでの出版です。
 帯には秘書の瀬尾まなほさんの「コロナ禍でも自分を見失わず幸せに生きるための極意ここにあり」との推薦文。それからこの帯写真、いいですね。暖かさが伝わってきます(自写自賛)。帯裏には「誰もが一度は耳にしたことのある「般若心経」。そのすべてを、寂聴師が自らの半生と重ねながら説き明かす!生、老、病、死。多くの悲しみや不安を抱えながら生きる、現代の私たちに送る慈愛に満ちたメッセージ。」とあります。
 内容? そこは寂聴先生、仏の教えに絡めて戦争、文壇、恋愛、事件、旅行、修行…話は八方に飛び、まさに「面白くてためになる」の王道のような本です。わたしがこの本から得た教えの一つは「現在を悔いなく過ごす」「きょうを悔いなく生きる」である。簡単に見えて非常に難しい。わたしなんか悔いだらけ。それが溜まって死にそうになる。でも考えてみれば悔いるということは希望があり願いがあるということ。なら、ちょっとはマシかも知れませんね。なんて観自在菩薩の心で自分を許したりして。…というのはいただけないですが、生きるヒントがたくさん詰まっています。ぜひ寂聴師の心に触れてみてください。


psharuky at 23:50 │