写会人日記

2021年08月16日

父の写真 昭和15年8月15日

父の写真01
写真は終戦5年前、昭和15年8月15日の父親。
 10年前に亡くなった父親の遺品整理中に出てきた1枚の写真。A4の紙に貼り付けて文章も添えてあった。よほどこの写真の発見がうれしかったんだろう。文章は苦手だったのに写真について書いている。
 見ながらひとしきり泣きました。ああ、なんでいっぱい話を聞いておかなかったのだろう。寡黙な技術者だった父親。戦争のことは話したがらなかったけれど、聞けば答えてくれたはずなのに。航空隊、爆撃機、南洋、捕虜、ポケットモンキー(を飼っていた)くらいしか知らない。復員船で帰ってきたのか、船内で田端義夫の「かえり船」を聴いて泣いたかどうかも知らない。何年に帰ってきたのかも、何も知らない。いつもできなくなってからわかる。人生は航海ともいわれるがわたしの人生は後悔そのもののようだ。わたしのこどもも含めて若い人に言っておきたい。親にはいっぱい話を聞いておきなさいと。

psharuky at 00:15 │