2022年08月07日
読まずに死ねるか「朝日新聞政治部」


売れています。「朝日新聞政治部」(鮫島浩 * 講談社刊)。ノンフィクション・ドキュメンタリーの王道ともいうべきおすすめ良書です。政治部のエース記者はどうして社を辞めることになったのか。吉田調書問題、慰安婦問題など大きな出来事を軸にリアルに、スリリングに描かれます。なにしろ担当が講談社のエース編集者(個人的評価)山中武史さん。まちがいないわけで、ぜひ。
当初は本のタイトルが「朝日新聞が死んだ日」(だったと聞いた)という案もあったらしいけれど、それではあんまりだと言うことで今のタイトルになったとか。すぐ謝罪した朝日川柳問題(※)や統一教会問題で腰が引けてほとんど紙面にしていない朝日の惨状を見るに、そのままでもよかったのではないかと、思ったりする今日このごろなのだ。
もしかしてサンケイ新聞の読者を取りに行っている? なわけないよね。
(※)西木空人選「朝日川柳」
安倍の「国葬」についての川柳がけしからんと抗議があって、すぐ謝罪した件。これが川柳だと突っぱねんかい、と思う。
psharuky at 23:55
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