写会人日記

2023年02月15日

読まずに死ねるか「成熟スイッチ」

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 読まずに死ねるか。林真理子さんの「成熟スイッチ」(講談社現代新書840円税別)。昨年末出るやいなやベストセラーになったので、すでにお読みになった人も多いでしょう。この本の担当編集者が旧知の井本麻紀さんで、その依頼で瀬戸内寂聴先生との最後の対談(婦人公論’22年2月号)の写真を使っていただいたということもあるのですが、なによりもこの本がとても面白くてためになるので、遅ればせながらおすすめする次第です。

 話はちょっとそれますが、寂庵での最後の対談(2021.6.30)のときに話されてたことが気になっています。こんなやりとり。

 …先生はご自身のことをたくさんお書きになったけど、誰か作家が先生のことを調べて書くのは嫌ですか?
瀬戸内 真理子さんが書いてくださいよ。
 私ですか? 本当にいいんですか? 先生の本は全部読んでいるので知っているつもりですけど、まだ知らないこと、ぜひお聞きして書きたいです。『婦人公論』で連載しましょう!
瀬戸内 そうね『婦人公論』で、すぐはじめましょう。 

この対談から4ヶ月後に瀬戸内先生はお亡くなりになりました。「まだ知らないこと」は聞くことかなわないけれど、書くとしたら先生ご指名の林真理子さんしかいない。たしかに瀬戸内先生はご自身のこともありのまま、洗いざらい書いてきているので難しいとは思いますが、ぜひ、そこのところ(どこ?)は気にしないで、書いていただきたいです。林真理子「知られざる瀬戸内寂聴」ああ、読みたい。いかがでしょうか(ってどなたに言ってるのでしょう)。

psharuky at 23:55 │