写会人日記

2023年03月27日

婦人公論元編集長三枝佐枝子さん逝く

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 婦人公論に関わるものとしては、その名を知らずに通れない三枝佐枝子さんの名前。元婦人公論編集長で日本初の商業誌の女性編集長です。瀬戸内晴美(寂聴)、佐藤愛子、有馬稲子などに転機を与え、また”(読者)手記”など新しい企画を打ち出して発行部数を40万部に増やした、つまり婦人公論中興の祖(というのがあたっているかどうか知らないですが)というべき素晴らしい編集長でした。三枝さんがこの1月に102歳でお亡くなりになられた。訃報でご存命だったことを知るというのは失礼なのですが、実際それで知ったわけなのです。(詳しくは発売中の婦人公論4月号で)
 わたしが三枝佐枝子さんを知ったのは、45年ほど前、女性セブンのKデスクから「編集長から読者へ(婦人雑誌の世界)今井田薫・三枝佐枝子共著」をもらったからです。女性セブンの専属ライターになる予定だったわたしに勧めてくれたのがこの本でした。今井田さんは「装苑」「ハイファッション」「ミセス」などのベテラン編集長。そして三枝さんは進歩的婦人雑誌「婦人公論」のバリバリの編集長。おもしろくないわけがない。結局ある事情でわたしは女性セブンの専属ライターにはなれず、いろいろあってのちにカメラマンとして出発。そして今に至る(端折りすぎ?)わけなのです。
 この「編集長から読者へ」(1967 いるか叢書 現代ジャーナリズム出版会 480円 )は、幾多の断捨離の嵐を乗り越えて手元に残っています。大切な本。いま読んでもおもしろいのです。

psharuky at 23:58 │