不登校・ひきこもり(psw_yokohamaブログ)

知られざる「不登校・ひきこもりを取り巻く問題」から、「心理学」「ソーシャルワーク」等の専門分野まで、当事者又は関係者に役立つ情報を充実させています。 コメント投稿等の際は、あらかじめ「Profile」欄をご覧ください。

突然ですが、「psw_yokohama」としてのブログおよびツイッターの利用を休止することにしました。

時間的制約などのため、これまでのようなインターネットの使い方を継続するのが難しくなっているためです。根本から見直します。

今後の方針は未定です。公開しているメールアドレスにメールをいただいても、読むことはないかもしれません。ご了承ください。

この記事を含め、延べ投稿日数は629日。内訳は、「不登校・ひきこもり」が185日、「第2ブログ」が444日。

長期間続けてきましたが、これが最後の投稿になる可能性もあります。

日経の記事(11日付け)より。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO63898490R11C13A2CR8000/

 文部科学省の2012年度の問題行動調査によると、自殺した小中高校生は196人で前年度より6人減った。自殺の原因は「不明」(96人)が最も多く、「進路問題」(24人)、「家庭不和」(20人)。「いじめ」は前年度より2人多い6人だった。

 一方、不登校の小中学生は全国で約11万2千人(前年度比4.1%減)と5年連続の減少。高校生は約5万7千人(同約2.3%増)で3年連続の増加だった。これに対し、東日本大震災の被災地の宮城、福島両県での増加が目立った。福島は小中学生が1566人(同5%増)、高校生は586人(同24.4%増)だった。宮城もそれぞれ2511人(同7.1%増)と1463人(同9.1%増)となった。東日本大震災との関係は定かでないが「何らかの影響があったのではないか」とみる現場の関係者はいる。

 文科省は「中学から高校に進学する際、不適応を起こす生徒が目立つ」としている。



NHK「クローズアップ現代」サイト(11日放送の内容)より。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3445_all.html

宮城県名取市にある、子ども総合センターです。
ここで、東日本大震災の直後から子どもの心のケアにあたってきた、精神科医の本間博彰さんです。
今、被災地の子どもたちの行動に、大きな異変が起きているといいます。

“授業中、落ち着きがなく、暴力を振るう。”
“自分の体を繰り返し傷つける”など、心の傷・トラウマが原因と思われる問題行動が相次いでいるのです。

そのため、被災した小学校に出向き、トラウマを和らげるための集団療法などを行っていますが、追いつきません。
センターで治療を受ける子どもは、震災前に比べ、2倍近くに急増。
今年度は、1,000人を超える見込みです。

子ども総合センター 精神科医 本間博彰さん
「『心身症』の子どもとか、『うつ状態』の子どもとか、不登校、学業の低下も増えてきます。
多彩な問題が出るということ。
そういう問題が、子どもの時代にちゃんとケアされないと、成人期に引き継がれていく。」

アメリカでは、行政と民間団体が一体となって、子どものトラウマ治療に取り組んでいます。

(中略)

虐待を受けて、保護されたすべての子どもには、州の規定で、トラウマ治療が義務づけられています。
費用は全額、州が負担。
無料です。

(中略)

アメリカでは、虐待がもたらす医療費や社会福祉費の増加、自殺や犯罪による損失は、年間10兆円を超えるとされています。
トラウマ治療は、社会の損失を減らすことにもつながるのです。



NHK「くらし☆解説」サイト(13日放送の内容)より。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/175374.html

学校でのいじめが問題になっている中、ことし3月までの一年間に全国の小中学校と高校で確認されたいじめの件数は19万8千件あまりと調査開始以来最も多かったことが文部科学省の調査でわかりました。

(中略)

全国平均では、前年度からの増加は2.8倍ですが、震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県ともに全国平均を大きく上回る増加となりました。福島県教育委員会は「原発事故で多くのこどもが転校し生活環境が変化したことを考えると震災の影響は否定できない」と説明しています。被災地の先生方からよく聞くのは、「家庭の経済的な事情から親のストレスがこどもに影響しているのではないか」といったことや「避難生活など生活環境の変化で、親同士のいがみ合いが起き、そうしたことがこどもにも影響しているのではないか」といったことです。学校だけで対処できる問題ではありません。



本文には記載がありませんが、いじめの報告件数は、岩手県では6.9倍、宮城県では6.2倍、福島県では4.3倍になったそうです。
急性ストレス障害またはPTSDの影響が、強く疑われます。

NHK「クローズアップ現代」で、米国ネブラスカ州の取り組みが紹介されていますが、日本でも、対象を被災者にも拡げて、全額公費負担での治療を行なうべきではないでしょうか。

東京新聞の記事(28日付け)より。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013112801002045.html

 愛知県新城市で5月、私立黄柳野高校の寮が全焼し、生徒1人が死亡した火災で、新城署は28日までに、原因をたばこの不始末と断定し、失火の疑いで、寮に入っていた2年生の男子生徒(16)を家裁送致した。
 送致容疑は5月8日、男子寮の自室でたばこの火を完全に消さずに放置し、木造2階建ての寮2棟を全焼させた疑い。
 捜査1課によると、男子生徒は容疑を認めているが、同課は業務上過失致死容疑を適用するほど重い過失ではないとしている。
 黄柳野高によると、生徒の部屋は全焼した2棟のうち南側の棟2階にあった。


5年前、黄柳野高校の生徒寮に「喫煙室」が設けられていたことなどを、このブログで取り上げました。愛知県青少年保護育成条例違反で学校関係者が書類送検されたようですが、その後も未成年者の喫煙を黙認し続けていたのでしょうか。
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/51535706.html

黄柳野高校では、新しい寮の建設のための寄付を募っています。Webページを見ると、「現在、全寮制学校へ助成する法律はありません。従って愛知県の私立学校助成金も寮、食堂職員については助成の対象外になっており、開校以来厳しい学園経営の一因となっています」とあります。
http://www.tsugeno.ac.jp/bokin/

「厳しい学園経営」のために、喫煙習慣のある生徒を受け入れ、条令違反に問われても問題を放置していたことが火災の要因だったのであれば、黄柳野高校の窮地は自業自得と言われても仕方ありません。

毎日新聞(5月25日)より。
http://mainichi.jp/feature/news/20130525dde041100005000c.html
 不登校、いじめなどの解決に向けて学校でニーズが高まっているのが福祉の専門家の立場から解決を図る「スクールソーシャルワーカー」(SSW)だ。だが、活動中のSSWのうち6割が福祉の専門資格を持っていないことが大阪府立大の山野則子教授(児童福祉)の調査で分かった。高い専門性を求められるSSWの養成が追いついていないことなどが要因と見られ、山野教授は「予算を増やすなど手厚い対策が急務だ」と指摘している。

(中略)

 2008年度からSSW活用事業を始めた文部科学省は「福祉専門資格を持つのが望ましい」としているが、調査では、SSWが持つ資格は、社会福祉士が40%、精神保健福祉士は21%だった。最多は教員免許(52%)で、無資格者も5%いた。山野教授によると、元校長や警察OBというケースも少なくない。

(中略)

 ◇スクールソーシャルワーカー(SSW)

 不登校、暴力行為、いじめなど学校が抱える問題に対し、児童相談所、警察などの機関と連携したり、家庭環境を改善したりしながら解決を図る。スクールカウンセラー(SC)が子供の心のケアが中心なのに対し、SSWは子供を取り巻く環境を改善することに主眼を置く。現在全国で約700人が活動しているとされるが、人数はSCの約10分の1。効果的なことから学校から配置の要望が高まっている。


毎日新聞(7月8日)より。
http://mainichi.jp/feature/news/20130708ddm013100027000c.html
 不登校やいじめといった学校が抱える課題に対し、福祉の専門家として解決を目指すスクールソーシャルワーカー(SSW)。先月成立した「いじめ防止対策推進法」は、学校が常設するいじめ防止組織に福祉の専門家を入れるよう求めている。その需要はますます高まりそうだが、現場では人材不足に直面している。

(中略)

 受け入れ先が不足している原因は、SSWの数の少なさだ。全国で活動するSSWは約700人で、子供たちの心のケアや相談に応じるスクールカウンセラー(SC)に比べ約10分の1。SCは1995年度から国の活用事業が始まり、神戸連続児童殺傷事件(97年)や大阪教育大付属池田小事件(01年)を機にその必要性が高まり、国も配置人数を増やしてきた。今年度、公立中では全校、公立小は約6割に配置した。

 一方、国のSSW活用事業の開始は08年度と歴史が浅い。財政面の制約があり、一気に増やすのは難しい。文部科学省は今年度予算で配置人数の倍増を目指したが、予算折衝で削られ、2割増にとどまった。

(中略)

 ◇スクールソーシャルワーク教育課程認定校

 日本社会福祉士養成校協会が実践力の高いSSWを育成するために作った制度。2008年度に国の活用事業が始まったのを受け、09年度から始めた。社会福祉士や精神保健福祉士といった福祉系の国家資格の取得を前提としたコース。現在認定校は29大学・専門学校。


スクールソーシャルワーカーの専門性が軽視され、教員の再就職ポストとなっているのであれば、困ったことです。
スクールカウンセラーが専門外のソーシャルワークまでも担当せざるをえない状況もあるようですが、スクールカウンセラーの負担軽減のためにも、スクールソーシャルワーカーを増やすことが必要でしょう。

スクールソーシャルワーク教育課程認定校での教育は「社会福祉士や精神保健福祉士といった福祉系の国家資格の取得を前提としたコース」とのことです。
児童、生徒が精神障害になることは全く珍しくなく、その場合、学校に行かなくなる可能性が高いことに鑑みれば、スクールソーシャルワーカーには、社会福祉士より精神保健福祉士がふさわしいことは明らかでしょう。

福井大学教授・友田明美氏による研究については、4年前の記事で取り上げましたが、新たな研究成果が発表されたことを中日新聞(2日付け)が報じています。

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130507130307693
 両親間の暴力や暴言を吐く場面などドメスティックバイオレンス(DV)を日常的に目撃した子どもは、目で見たものを認識する脳の「視覚野」の一部が萎縮する傾向があるという研究成果を、福井大子どものこころの発達研究センターの友田明美教授らがまとめ、米オンライン科学誌に発表した。

 DVの目撃が成長後も心の病といった形で影響を与えると心理学などで指摘されている。友田教授は「DVを見た嫌な記憶を何度も思い出すことで脳の神経伝達物質に異変が起き、脳の容積や神経活動が変化してさまざまな精神症状を引き起こすのではないか」と推測している。

 友田教授は米ハーバード大と共同で、直接虐待を受けたことはないが、夫婦間のDVを目撃してきた18〜25歳の男女22人と、目撃した経験がない同年代30人の脳を、磁気共鳴画像装置(MRI)を使い比較した。

 その結果、右脳の視覚野にある一部は、目撃した経験がある男女が平均で約6.1%小さく、約6.5%薄かった。左脳の視覚野にある一部も約6%薄かった。

 目撃した時期などの聞き取りから、脳が最も影響を受けやすい年齢は11〜13歳で、身体的な暴力より暴言の方が、子どもの脳に深刻な影響を与えることも分かった。

 友田教授は「幼少期の体験が脳を変えるメカニズムが明確になれば、治療などに生かせるだろう」と話している。

 友田教授らは2005年に調査を開始。米マサチューセッツ州で集まった1662人から聞き取りなどをして52人を抽出、脳を解析した。


記事に「直接虐待を受けたことはないが、夫婦間のDVを目撃してきた」との表現がありますが、DVを子供に見せることは、心理的虐待と言えるのではないでしょうか。

一昨日、精神科医・斎藤環氏が、ツイッターで自称カウンセラー・長田百合子について触れていました。
http://togetter.com/li/497690

「親学や長田塾について批判的に考えるのは、(とりわけ)ひきこもり支援にしばしば胚胎しがちな暴力性を排除するため」とは、このブログで私が長田問題を数年間に渡って取り上げてきた理由でもあります。
私も「その暴力性と全く切れてはいない」人間です。だからこそ、自戒の意味でも長田批判を重視してきました。

「ある専門誌がひきこもり特集を組んだ際、彼女の名前があることを理由に依頼を拒否する執筆者が続出して、あわてて名前を外したという経緯があった」とのことですが、教育または心理の専門誌だったのでしょう。
「専門家のプライドが同列に並べられることを許さなかったのだろう」と述べる斎藤氏。精神医学、心理学またはソーシャルワークの専門教育を受けた人なら、長田と自分を「同列に並べられること」を認めることは、ほとんどないでしょう。実態を知れば、長田が専門家だとは考えられません。

「親学シンパの安倍政権下で、またぞろ彼女が息を吹き返す可能性」はあるでしょうが、長田よりも戸塚ヨットスクールが国会で推奨される事態を私は恐れます。
安倍政権が目指す憲法改正(と言うより改悪)に賛同するであろう日本維新の会の代表(党首)は、「戸塚ヨットスクールを支援する会」の会長でもある石原慎太郎なのですから。
もちろん、長田でも戸塚でも、国会で称賛されてしまう状況が訪れれば、それは悪夢です。

「正論はひきこもりのような例外的事象にはあまり役に立たない。たぶん誰もが思いつく役に立たない議論を正論と言うのだろう」にも同感です。そのような正論は、しばしば暴力を正当化する口実にもなります。
正論が、なぜ非現実的で役に立たないのか。その一例を、過去の記事で取り上げているので、よろしかったらご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/52303560.html

なお、長田に関するツイートのまとめを、もうひとつ見付けました。こちらも必読です。
http://togetter.com/li/472548

<5月4日に加筆、修正>

東日本大震災から2周年の今日、私のブログも節目の日を迎えました。

この記事を含め、延べ投稿日数が600日になりました。
内訳は、このブログが179日、「第2ブログ」が421日です。

2年前のあの日のことは、私には遠い過去のように思えるのですが、辛い体験を「再体験」させられることで、心の調子が悪くなる人も多いことでしょう。
その辛さを誰かに話すことが必要なのだろうと思います。

学校での自殺予防教育などに関する記事、興味深いです。以下、記録しておきます。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130218/edc13021811130001-n2.htm
 わが国で深刻な社会問題となっている自殺。警察庁の統計によると、10年に初めて3万人を超えたことを機に国が対策に乗り出し、18年に自殺対策基本法が制定された。22年から減少に転じ、昨年は2万7771人(暫定値)で、15年ぶりに3万人を切った。

 一方で、若者の自殺は増加傾向にある。23年の「学生・生徒」は前年より101人(11%)増の1029人で、調査を開始した昭和53年以来、初めて1千人を超えた。学業や進路の悩みを苦にしたケースが多い。

 小中高生でみると、平成23年は前年より66人増加し353人。平成以降は200〜300人前後で推移しており、350人以上の高水準となるのは、昭和61年以来25年ぶりだ。


http://sankei.jp.msn.com/life/news/130219/edc13021908350001-n1.htm
 文部科学省の「児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議」の主査を務める筑波大の高橋祥友(よしとも)教授(59)は「子供の自殺が起きると、いじめがあったかなかったかだけに傾注するのは日本独特の風潮」と指摘。「学校や社会は死からしか学べないことは何かという姿勢で、すべてのケースの原因を究明した上で自殺予防の教育を普及させていくことが不可欠だ」と強調する。

(中略)

 高橋教授によると、欧米では自殺予防教育が盛んに行われており、国を挙げた取り組みの結果、自殺率が大幅に減少する成果を出している国もあるという。

 人口10万人当たりの自殺者数(自殺率)が30前後と世界的に高かったフィンランドでは世界保健機関(WHO)から提言を受けたことなどを機に、1980年代から本格的な自殺対策をスタートさせた。自殺が起きると、専門家チームを派遣し、遺族の同意を得て自殺直前の行動を詳しく聞き取った。調査には遺族の96%が協力したという。

 詳しく分析した結果、自殺者の80%が鬱病かアルコール依存症を発症していたことなどが判明。このデータを基に対策を取った。

 具体的には「メディカルモデル」と「コミュニティモデル」といわれる2つの考え方。前者は自殺の背景には精神疾患が隠されているケースが多いとして、早期に発見して治療につなげるというもの。後者は健康な人へのアプローチで、悩みを抱えたときに助けを求められないことが多いため、適切な援助を呼びかけるという考え。2つのモデルの組み合わせにより、同国では15年間で自殺率を30%減少させることに成功したという


http://sankei.jp.msn.com/life/news/130220/edc13022008410005-n2.htm
 「死にたいと打ち明けられたら、どうしますか」

 昨年9月、長崎県大村市の医療法人カメリアが主催した子供の自殺予防のワークショップで、自殺予防教育を10年以上研究してきた四天王寺学園小学校(大阪府)の阪中順子教諭(60)が、全国から集まった自殺関連団体や行政関係者ら約50人に語りかけた。

(中略)

 阪中教諭は「友達に死にたいと相談されたときに大事なのは『よい話し手』になるのではなく『よい聞き手』になること。その上で信頼できる大人につなげることが予防の基本」と話す。

(中略)

 阪中教諭は自殺予防教育実践の有無と自殺願望の変化を調査。男子では顕著な差が出なかったが、女子では明確に出た。

 実践無しのうち「死にたいと思ったことがある」との質問に「どちらかと言えばその通り」(グレーゾーン)と答えた生徒の率は中1から中3にかけ9ポイント上昇したのに対し、実践有りでは1ポイント減少。「その通り」(ハイリスク)は実践の有無でほとんど差はなかった。阪中教諭は「グレーゾーンの生徒には教育効果があることがうかがえる半面、ハイリスクの生徒には効果が低く、個別のケアが必要」と分析する。

ブログネタ
高校生が自殺! 体罰を容認できますか? に参加中!
教員の体罰が原因とされる大阪市立桜宮高校バスケットボール部の主将の自殺に関して、今日放送されたテレビ朝日「サンデースクランブル」に、戸塚ヨットスクール校長・戸塚宏が出演していました。相当に問題の多い内容でした。
http://www.tv-asahi.co.jp/sundayscramble/

そもそも、戸塚の経歴に鑑みれば、出演させること自体に大きな問題があると言わざるをえません。
戸塚の経歴などは、このブログの過去の記事をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/52243174.html
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/cat_50046825.html

仮に、「なぜ体罰を認めてはいけないのか」を明確にするために戸塚を招いたのだとしても、「約30年前の戸塚ヨットスクール事件」「近年も戸塚ヨットスクールで自殺が相次いでいること」を、戸塚の発言の前に視聴者に説明する必要があったはずです。

戸塚は、「バスケットボール部の他の部員も体罰を受けていたのに、自殺したのは一人だけ。だから、自殺した本人にも問題がある」と発言。主将が特に酷い暴力を受け、「2軍に降格させる」と脅されていたとも報じられているのに。

戸塚以外の出演者(司会者を含む5名)全員が体罰反対の立場だったのが、唯一の救いです。

「なぜ体罰を認めてはいけないのか」などについて、ツイッターでの識者のツイートを中心にまとめたので、よろしかったらご覧ください。
http://togetter.com/li/438469

以下、「ウェブ魚拓」で保存した記事です。自分用の記録として、このブログに残しておきます。

2001年の、斎藤環氏へのインタビュー記事。「とにかく欲望を持ってくれ!」
http://megalodon.jp/2012-1223-2050-00/www.mammo.tv/interview/archives/no017.html

今年10月の、二人の精神科医、斎藤環氏と牛島定信氏の対談記事。「変容する社会とパーソナリティ障害のかたち」
http://megalodon.jp/2012-1223-2052-07/www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02998_02

一昨日の、斎藤環氏へのインタビュー記事。「治癒できる『いじめ後遺症』」
http://megalodon.jp/2012-1223-2053-45/www.asahi.com/special/billiomedia/intro/TKY201212201017.html

社会学者・内藤朝雄氏が「いじめを激減させる方法」を提言しています。
学校は「治外法権」が認められているかのような閉ざされた社会になっていること、その中で更に少数の児童または生徒を学級の枠に閉じ込めておくことが問題、との指摘には全く同感です。

内藤氏の提言を取り入れることには、相当な効果が期待できると思うのですが、既存のシステムを守りたいと考える人々が、これを受け入れることは難しいかもしれません。

以下、参考サイトを記録しておきます。
内藤氏と社民党党首・福島瑞穂さんの対談の動画は、分かりやすい内容でお薦めです。

http://www.youtube.com/watch?v=gQS4Zo8IcOI&list=FL7lQvEVpMkDDJRPllASALFQ&index=2&feature=plcp
http://togetter.com/li/333849
http://d.hatena.ne.jp/izime/20100827/p1
http://d.hatena.ne.jp/izime/20080123/p1
http://d.hatena.ne.jp/izime/20070923/p1
http://d.hatena.ne.jp/izime/20070319/p2
http://d.hatena.ne.jp/izime/20070316/p2
http://blogos.com/article/48760/?axis=b:472
http://blogos.com/article/48775/?axis=b:472
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81%E5%8A%A0%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%82%92%E5%8E%B3%E7%BD%B0%E3%81%AB%E3%81%9B%E3%82%88-%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%86%85%E8%97%A4-%E6%9C%9D%E9%9B%84/dp/4584123861

最近、ある方から1枚の印刷物をもらいました。
先月発売された岡田斗司夫氏の著書『オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より』の一部(283〜286ページ)の抜粋でした。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%81%AF%E5%AD%90%E3%81%AB%E6%82%A9%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%BE%E3%81%99-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%80%8C%E6%82%A9%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%8B%E3%81%A4%E3%81%BC%E3%80%8D%E3%82%88%E3%82%8A-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%96%97%E5%8F%B8%E5%A4%AB-FREEex/dp/4344982789/ref=dp_return_2?ie=UTF8&n=465392&s=books

それを読んで、腹が立ちました。相談に対する岡田氏の回答が、あまりにも酷かったからです。
以下、引用します。

◆相談者―転職活動中/30代女性
(中略)
30代後半、再就職活動中の(独身)女性です。
(1)コミュニケーション能力のある人(2)率先して仕事をこなす人――求人欄によく書かれている文言ですが、会社が求める「コミュニケーションにたけた人」とは、どんな人物像なのでしょうか?「率先して仕事をこなし」ても、何かあったときには、自己責任と言われそうで怖くなります。
私が前職を辞めたのは、上司との人間関係が原因でした。
(中略)
無職となって半年、仕事に就くのが怖くて仕方ありません。「自分で何でもこなしてほしい」などと仕事の説明を聞くと、きっと上司は責任を取ってくれず自己責任となる、と不安になります。
(中略)
◆回答者―岡田斗司夫
相談文を経営者を含む何十人かに見せたら、ほぼ全員が「この人は雇いたくない」と答えました。私も正直、今のあなたを雇うのはムリです。
なぜなのか、それは正当な評価なのか?それを今考える必要はありません。とりあえず「誰も今のあなたを雇いたくない」という事実を受け止めてください。
さて、現状を整理します。あなたの人生は破滅寸前です。これを非常事態と考えていないことが、問題をさらに深刻にしています。
(中略)
自分の責任を全うするためでもなく、人間的成長のためでもありません。生きるため、喰うためだけに、クビにならないよう嫌われないように働いて下さい。
(中略)
「生きるために、喰うためだけに働く」という覚悟はしんどいです。でも今のあなたの行き場のない辛さよりは、ずっとマシだと思います。
生きるチカラを取り戻してください。応援しています。


この相談者はひきこもり、あるいはそれに近い状態にあると考えられます。
20代以上のひきこもりの人に対して、このような言葉を浴びせる人は、岡田氏に限らず、世の中にいくらでもいると思います。

そのような人々には、大切な視点が欠けています。
「こうすべきだ」「こうあるべきだ」と言うことによって、必ずしも現実がその方向に変化するわけではなく、全く逆効果になる場合もあるという事実です。

働けば、人間関係で傷つくことはいくらでもあります。
理不尽な思いをさせられることも、珍しくありません。
人間には誰しも欠点があるので、上司、同僚または部下の言動に対して、満足できないことがあるのも当たり前です。
社会の現状に鑑みれば、相談者の考えは甘いと言われても仕方ありません。

しかし、職場で挫折し「仕事に就くのが怖くて仕方ありません」と言っている人に対して、「あなたの人生は破滅寸前です」と脅して、心理的に追い詰めて、働けるようになるでしょうか。
働き始めるかもしれませんが、他者への信頼感を失ったまま働き続けることができるとは考えにくいです。それが無理だからこそ、相談者はこのような相談をしているのではないでしょうか。
もし相談者が自殺したら、岡田氏は責任を取るのでしょうか。自殺しなくても、長期のひきこもりの原因にもなりかねない言葉を浴びせています。
どちらになっても、岡田氏は「自己責任」で片付けるのではないでしょうか。

仮に、相談者の貯金が尽きたとしても、生活保護という選択肢があります。生活保護の手前で踏みとどまるための社会資源もあります。したがって、「あなたの人生は破滅寸前です」と岡田氏が認識しているのであれば、それは誤りです。
誤った認識に基づいて他者を追い詰める。愚かで、罪深い行為です。

「なぜなのか、それは正当な評価なのか?それを今考える必要はありません」
このような、「上から目線」に基づく言葉は、相手の心に何を届けるのでしょうか。
岡田氏は、「なぜなのか、あなたには分からないのでしょう」「『それは正当な評価ではない』とあなたは思うのでしょう」「未熟で理解力不足のあなたは、何も考えず、私の指示に従えばいいんだよ」とでも言いたいのでしょう。

生きる力が弱っている人を更に痛めつけて、「生きるチカラを取り戻してください」とは。
「応援しています」との言葉で締めくくっていますが、岡田氏の対応が「応援」とは到底思えません。

相談者は、岡田氏のアドバイスを受け入れることができたのでしょうか。
「こんな人に相談するんじゃなかった」としか思えなかったのではないでしょうか。
相手が受け入れられないアドバイスは、アドバイスする者の自己満足でしかありません。

相談者のパーソナリティーには、未熟さを感じます。
だから、岡田氏は「世間知らずで、未熟な奴を指導してやる」との発想で「上から目線」で相談者に対応しているのでしょう。
岡田氏の対応は、「素人がよくやってしまう失敗」の中でも、最低、最悪のものです。
このような人物は、そもそも相談を受けてはならないのです。

この相談者に必要なのは、他者への信頼感を取り戻すことです。その上で、人間関係のスキル、ソーシャルスキルを学ぶことです。
そのために、カウンセリングなどを利用すれば良いでしょう。
これは遠回りのようで、近道なのだと思います。「急がば回れ」なのです。

Amazonの岡田氏の著書ページには、「誰よりも相談者の気持ちに寄り添い、「役立つ回答」を編み出し、読者や相談者本人から絶大な信頼を得る著者」とあります。
どこが!
呆れてしまいます。
相談者の気持ちに全く寄り添わず、全く役に立たない回答を押し付け、相談者本人から全く信頼を得られない著者。

不登校・ひきこもりを対象とする事業を行なう者にも、岡田氏のような発想に基づいて相手に接する人物がいます。
このブログで私が批判してきた長田百合子および戸塚宏(戸塚ヨットスクール)が、その代表格です。

最後に、このブログの関連記事。ご参考まで。
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/51573624.html

大量のインターネット広告を出している「師友塾高等学校」。
「師友塾」塾長・大越俊夫については、このブログで以前に批判したことがありました。
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/51578071.html

「大越俊夫 詐欺」をGoogleで検索したところ、以下のWebサイトを見付けました。新聞記事の画像は、全て保存しておきました。
http://www.geocities.jp/a2010032502/

恐らく同じ記事を紹介するブログがあったのですが、最近削除されました。大越が削除依頼を行なったのでしょうか。

このようなブログも。
http://kangaeru-juku.cocolog-nifty.com/blog/

「Yahoo!知恵袋」の「回答」も、興味深い内容でした。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1084069670
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1040142175
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1339596763

オウム真理教教祖・麻原彰晃(本名:松本智津夫)に、診療報酬不正請求および薬事法違反の過去があったことを思い出しました。

大越が要注意人物であることは、間違いないでしょう。

最近、ニートでも「働く意志があり、働くために行動している人」を「レイブル」と呼ぶ運動が、大阪で始まったそうです。英語の「遅咲き」を短縮したネーミングです。
http://osaka1gan.jp/state-of-affairs/
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120111/20120111022.html

「教育を受けていない、働いていない、職業訓練を受けていない状態」を表すニートの呼称が、差別的に用いられる状況があるため、新しい名称を考案したのだとか。

厳しい環境にあっても働くために努力する人が「怠け者」のレッテルを貼られてしまうことを避ける効果がある、と私は思います。

しかし、そのレイブルのネーミングにも「否定的な視点が含まれている」との指摘があるようです。

「遅咲き」とは、「社会に貢献できるようになるのが遅い」という現象の比喩的表現でしょう。
それは、裏を返せば「まだ社会に貢献していない状態」と指摘するものでもあるため、否定的または差別的であるとの解釈も可能です。

私は、「ほとんどの人は、働かなければならない」というのは自明なことと考えていますが、「働かざる者、食うべからず」などという社会規範を押し付けるつもりは、全くありません。
「働くことは、必ずしも社会貢献ではない」とも思います。

http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/50945709.html
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/51243136.html

働かなくても、将来まで生活の不安がない資産家の家庭に育ったのであれば、仕事に就く必要はないでしょう。ですが、そのような人は、ほとんどいません。

ほとんどの人は、生きていくためには、働かざるをえません。

「働かざる者、食うべからず」を規範として認めるか否かは、個人の主観です。それは、重要な問題ではないと私は考えます。
「働かなければ、食べていくのが難しい」というのは、客観的な現実です。
私は、現実的な判断が必要だと主張しているのです。ただ、それだけのことです。


ただし、「本人の意志があれば仕事に就ける」わけではないことに注意が必要です。
「本人が努力し、能力を向上させれば、すぐに働ける」とも言えません。
「どのように努力すれば良いか分からない」「努力しても、厳しい経済情勢などの環境のために就職できない」ということも、ありうるのです。
自己責任論を振りかざし、相手への思いやりを欠いたまま、ただ相手を批判しても、状況が好転することは、まずありえないでしょう。

「個人の努力不足」だけが原因で陥る状況が貧困ではありません。
だからこそ、生活保護制度が必要なのです。

「人民新聞オンライン」に、興味深い記事が掲載されていました。


「雇用が増えない中での就労支援の困難/ステップを踏んで就労へ」(14日)
http://www.jimmin.com/htmldoc/144001.htm

特に2000年以降、雇用環境の劣化が著しい中で、破壊されたのは仕事の安定のみならず、人とのつながりや心身の健康、生きていく自信や安心感だった、と改めて感じた。

したがって、就労支援の中で個人の自信を育て、スキルを身につけるだけでは限界がある。仕事を試みて挫折し、またひきこもってしまうケースを単純に個人の能力のなさと考えるわけにもいくまい。派遣法も「改正」され、労働現場がますます厳しくなる中で、仕事に従事することで傷つき壊れる人間は増加の一途だからだ。

支援の「対象者」ないし制度の「利用者」であるところからさらに一歩、遠い道 であっても人権という「権利の主体」であるという自覚が、まさに生き延びるために必要なのではないか。その自覚を促す作業は「就労支援」事業ではもはやなく、「社会変革」の活動そのものだ。


「「家事伝い」の名のもとに放置されてきた若年シングル女性」(14日)
http://www.jimmin.com/htmldoc/144002.htm

人生のレールを外したら終わり、と思い込まされる状況はあまりに残酷である。いかなる生活スタイルであっても生きていける社会制度や社会資源を充実させ、その上で様々な生き方をしている人に出会う場こそが大切であると痛感した。


前掲の記事でインタビューを受けた「NPO法人淡路プラッツ」代表・田中俊英氏のブログより。

http://toroo4ever.blogspot.jp/2012/02/blog-post_19.html

ひきこもりやニートといった一つひとつの問題に拘泥できないほど、猛スピードで事態は展開しており、それは今のところは「若者問題」というしかないのではないか。
現在展開している「事態」の内容そのものも、若者問題として大雑把に語らざるをえない現状そのものも、いまのところは踏み込んで語る余裕は誰にもない。とにかく、「もう『ひきこもり』や『ニート』といった言葉が、今進んでいる事態に追い越されているよね」といった感覚論でしか語れない。


http://toroo4ever.blogspot.jp/2012/01/10.html

ところで、青少年自立支援のジャンルは、一福祉ジャンルではなく、この国の「つくりかえ」に属するジャンルだと僕は思っている。
具体的には、超少子高齢化社会に突入したにもかかわらず、前世紀後半の少子化以前の社会システムを変革できずにいる我が国において、その矛盾が先鋭化して現れているジャンルだということだ。

引退世代への年金支払い額を減額することもできず、かといって現役世代を増加させることもできず、高度成長期に設計した社会システムを延命させつつ根本的変革ができない国。ひとことで言うと、それが今の我が国の姿だ。

若者の自立支援は一福祉ジャンル、言い換えると一マイノリティ支援のジャンルではないと僕は思う。若者が今より多く社会参加して税金と年金を負担し、そして結婚して家庭を持ち子どもをつくり、同時に女性とシニア世代が税と社会保険を支払うことで超少子高齢化社会を下支えし、これから約50年過ごす。

今の団塊ジュニアが徐々に亡くなっていっているであろう50年後(僕のような新人類世代は消滅している)、人口構成はやっと上から下まで(第三次世界大戦のような異常事態がない限り)標準化したものになるだろう。
それまでの50年をいかにつくり、どう快適に過ごすか。そのためにどんな社会設計ができるか。2012年からの10年くらいは、そうしたことが問われるかなり重要な10年になる。


ひきこもり、ニートおよび不登校を減らすためには、カウンセリングなどの個別対応も必要ですが、社会の在り方そのものを変革しなければ「モグラたたき」を繰り返すことになってしまいます。そのような環境調整は、ソーシャルワークの一部でもあります。

そのような認識に基づいて、私は「第2ブログ」で政治的な情報発信を続けてきました。
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/archive?word=%a5%ef%a1%bc%a5%af%a5%b7%a5%a7%a5%a2%a5%ea%a5%f3%a5%b0
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/archive?word=%BC%AB%BB%A6
http://d.hatena.ne.jp/psw_yokohama/20090506/p1

私が参議院議員・有田芳生さんを支援している理由のひとつが、「社会変革」を実現するためなのです。民主党には、私が支持できない議員も多数所属していますが…

ソーシャルワーカーは、クライエント(相談しに来た人)への政治的な発言を控えるべき立場です。匿名でのブログであっても、「政治的な情報発信は好ましくない」と考える向きもあるでしょう。

しかし、私は前述の理由で、これからも続けるつもりです。
ご理解いただきますようお願いいたします。

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