Puffettの銘柄選び日記

株式投資情報Puffettの銘柄選びBLOG。定期的な銘柄スクリーニングを実施。注目銘柄や経済コラムも書いています。 since 2004

サラリーマンのアセットアロケーション

株価は多少回復してきましたが、相変わらず厳しい経済状況です。
新年度になりましたが、皆様昇給はありましたでしょうか?

昇給分で生活をあれこれ楽にすることはもちろん良いのですが、投資がもちろん大事。
昇給分から是非積み立てや投資資金にまわす計画を立てましょう。

というわけで、以前「資産運用戦略室」にアップした記事に関係しますが、今回はサラリーマンのアセットアロケーションを考えてみます。
(参考:資産運用戦略室「アセットアロケーションとは」)

■日本のサラリーマンは全額を海外の株・不動産へ投資せよ


お金持ちの資産を運用するプライベートバンクは、株、債券、不動産に資産を均等に分配して運用すると言われています。
サラリーマンがこの資産配分を真似しようとすると、どのようにすれば良いでしょうか?

サラリーマンの場合、労働力という人的資本から定期的な給与所得を得ています。
つまり、人的資本から債券に似た方法で収益を得ているということ。

例えばこの人的資本が一人あたり1億円と仮定しましょう。(少ないですか?)
そうすると、多くのサラリーマンが、額面が1億円で年収分のクーポンが付いた債券に自動的に投資しているということになります。

では、労働資本を持っているサラリーマンは、わざわざ自分の資金を債券に配分する必要があるでしょうか?
資産が2億円以上ある人ならともかく、株・不動産にも1億円ずつ配分しないと、資産配分が狂ってしまうことになりますね。
このことから、サラリーマンは自分の稼いだお金を、せっせと株・不動産に投資していくことが、妥当な資産配分と言えるのです。

しかも、多くのサラリーマンが日本円で給料を受け取っています。アセットアロケーションとしては、これまた多額の資産を海外で運用するのが安全と言えます。
(参考:アセットアロケーションの期待リターンを計算してみた。

■積立先を選ぼう


もちろん、上記が極論なのはわかっています。
ですが、一つの指針にはなりそうですね。
積立先を選択する際、自動的に倒産の心配が無い、株ならインデックス投信やETF、不動産であればREITが対象になりますね。

Puffettも様々な積立をやっています。
金やプラチナ、海外債券もあるのですが、やはり株式投資が多いです。
例えば、4年前にはじめたトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドがお勧め。
65%程度が米国株になりますが、世界の経済規模に合わせた投資が自動的にできます。

この銘柄、リーマンショックの後に大暴落していたのですが、最近の株高でプラスになっており、ドルコスト平均法の威力を感じています。

みなさんも昇給分の5000円だけでも良いので初めてみて下さいね。

[関連コラム]全資産を海外市場に投資せよ!

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たまには相場感なども。

ちょっとずつですが円安になって来ていますね。
つられて日本の株式市場にも買い安心感が出ているのか、指数が上昇中しています。
円安の理由は、国家財政の悪化懸念とか、米国債の金利が上がったからなどと言われています。

09年3月の全産業の想定為替レートが97.5円とのこと。
想定為替レートとは、輸出入を行う企業が業績見通しや事業計画を立案するにあたって、前もって想定しておく為替レートの事を言います。計画期間内に想定為替レートよりも円安が進めば為替による差益が発生し利益が増えます、反対に円高が進めば為替差損の分、減収するということになります。)

おそらく、1年経った現在はもう少し下の95円〜ぐらいを見ているのではないかと想像します。
なぜだか、日銀のサイトには09年3月以降の調査が載ってないのですが...。

20100404

上のグラフは、SP500とドル円、そして日経225の一年間の上昇率をプロットしたもの。
きっと日経225も、ドルベースで見ると、SP500とほとんど変わらないパフォーマンスなんだと思います。
一年前の1ドル100円を狙うような上昇があれば、あと10%程度は上が期待できるということですね。

資産効果という言葉があります。
金融資産が値上がりすれば、それを持っている人が儲かってお金を使う → 景気が良くなる。
というもの。
株が上がれば日本の景気が良くなるのかわかりませんが(景気が良くなっても国政が良くなるとは思えませんが)、とりあえずのところまだ輸出や外国市場頼みの体質は変わっていなさそうです。


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金から見た世界

三菱マテリアルさんのサイトにある、「金相場が動く7つの理由」 というコラムが秀逸です。

まずは、2点だけ簡単に紹介。
1、ドルと金価格の相関
基軸通貨であるドル安になればその資産価値は減り、投機マネーはヘッジ先として他の通貨や資産を探すことになる。
そのひとつのヘッジ先としては、金が昔から挙げられる。
金価格の変動を説明する一般的解釈に「ドルと金価格の逆相関性」と言われるようになっている。
2、買われ続けている金
金ETFなどの登場で、金の流動性(購入しやすさ)は非常に高まっています。2009年5月の段階で残高はすでに1300トン。大手年金基金などは、ペーパー資産とも相関関係の薄いといわれる金をそのポートフォリオの一環に組み込むようにしていると言われており、しかも、これらのファンドは長期的視点でバイアンドホールドしているため、最近の金価格上昇に一役買っている。また、中国は2009年5月、自国の準備金がそれまでの600トンから一気に
1054トンに増加したと明らかにしている。



さて、では最近はドル安と言われていますが、「価値が変わらない」と言われる金から見たドルの価値はどのようになっているでしょうか。
円の価値も含めて気になってみたので、調べてみました。

■金と比較するドルと円の推移。
1979年当時の1オンスの価格が307ドルで1グラムが日本円で約2,218円。
今では1オンス1,093ドル(約3.56倍)、1グラム3,434円(約1.55倍)。
つまり、ドルはこの30年間で金対して約3.5分の1に、円に対して1.5分の1になったということ。
[※1オンス = 28.3495231 グラム(Google電卓より)]

ドルを基軸通貨とするため、もしくは原油を中東から大量に買ってくるためには仕方が無かったのでしょうが、アメリカがドルをたくさん刷ったということです。

そして、オバマ大統領は、経済対策のために第二次世界大戦よりも多くの財政出動をしたとか。。。
今や中国が米国債を買わないということで、連銀がお金を刷って財務省の国債を買うという手段に出ています。
米国債は数値上はなんとかなるかもしれませんが、ドルの価値はどんどん下がっている。

ドルの価値が低下することは多大な金額の米国債を保有する中国・日本などにとっても、せっかくの貿易で稼いだ資産が目減りすることになる。
だからその外貨準備高に締める金の割合を高めようと、中国は金を買っているわけです。
んまあ、日本は郵貯マネーで買おうとしていますが・・・。


■ちなみに、ドル円を長期比較してみる。
ちなみに、以下のサイトでWSJ提供のドルー円長期比較が見れました。
(ドル−円相対30年)
http://myindex.jp/data_i.php?q=WJ1014JPY
dollar-yen



(このサイトは単なる通貨の対比ではなくて、利子収入をプラスとして考えてあるので本来の対価としての通貨レートだけによる価値の増減を示すものではないそうです。)

ドルは、1960年から、-75,4%。
100万円を1960年にドルにしていると今いくらになるかというと24.6万円にしかならない。
TOPIXは1960年から持っていると、30倍(!!)になっています。



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Googleの企業理念

Googleは、中国向けのGoogle.cnサイトを閉鎖し、検閲のない中国語の検索サービスを提供する予定のGoogle.com.hk(香港)へとユーザーをリダイレクトしている。

Googleは1月に、中国における事業方針へ変更を加えることを最初に表明しており、中国における検索結果の検閲を廃止する意向を示して、それが中国政府に受け入れられない場合にはGoogle.cnを閉鎖する可能性も示唆していた。

同発表は、同社に対して仕掛けられたサイバー攻撃が引き金となっており、中国政府は否定してきたものの、複数のセキュリティ専門家は、同攻撃が中国政府のために活動するハッカーによってなされたと見ている。一連のサイバー攻撃は、30以上の米国企業に対して仕掛けられたとされ、Googleは、同社の知的財産権の一部が盗み出されたことを明らかにしている。

--CNNニュースより

Googleが中国から撤退をしました。
巨大市場・巨大なインターネットユーザの国である中国市場を捨てることは、非常に大きな決断だと思いますが、自分たちの企業理念に沿った行動を取ったという点で偉大です。

ここでGoogleの企業理念を見てみましょう。

「Google、10の企業理念」
“最高” に甘んじない
  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

  3. 遅いより速い方がいい。

  4. ウェブでも民主主義は機能する。

  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。

  7. 外にはいつも情報がもっとある。

  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。

  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。

  10. すばらしい、では足りない。


Googleの説明文とは違うのですが、以下のようにとらえてみました。

4.ウェブでも民主主義は機能する。
中国政府の検閲は民主主義に反しています。
Googleはインターネット企業がインターネット(とその利用者)の自由を守るための役割を、世界最大のインターネット企業として果たそうとしています。

6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
中国政府の悪事(?)に加担しなくとも、正しい行いをしていれば、世間から正当性が認められるでしょう。

7.外にはいつも情報がもっとある。
中国国民にも外に目を向けて欲しい。
というより、Puffettの友人の中国人に言わせると、「みんな香港のメディアを観てるから、自国の現状を中からわかっている」となります。

8.情報のニーズはすべての国境を越える。
インターネットだからこそ、ニーズがあるからこそ、国外からでも活動ができると踏んだのでしょう。


とまあ、曲解と言われればそれまでなのですが。

世の役にたとうとして誕生し、創業者とそれに共感した人々の夢を背負っている企業。
企業の社会的責任とは、まずは企業理念(企業が果たそうとするミッションであり、ビジョン)に則った行動を取ることにあるのではないでしょうか。


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Twitterが楽しい。

Twitterをはじめて5ヶ月ぐらいたちますが、ちょっとはまりだしました。
単純に面白い。

ustream(「リアルタイムに」(ここがYouTubeと違うところ)インターネットに動画を配信できるサービス。個人がテレビになれる感じ。)上にSocialStremというTwitter上のつぶやき(というか発言)が滝のように流れてくる、のを見たときは感動しました。
「チャットと何が違うの?」と言われると言葉に窮しますが、SocialStremは見ず知らずの大勢の人たちがブレインストーミングをしているような感覚。

このようにTwitterはどんどんインフラ化していて、いろんなサービスに組み込まれて広がりを持つようになってきています。
化ける可能性が大きいので、今後が楽しみなサービス。

とはいえ、そもそも楽しみ方は人それぞれで、目的をもってはじめてもしょうがないモノでもあります。
まだの方はとりあえずやってみることをお勧めします。

twitter

さて、私がTwitterをやっていて、面白いなーと感じたことをちょっと書いてみます。

■1,世の中にはすごい人たちがいると感動する。
普段会社では、意見を言わない人々に囲まれていますが(笑)、Twitterの中では多彩で骨のある意見に感心させられることしきりでした。
当然ですが、プロフィールは人それぞれ。

あとちょっと関係ないですが、社会的に成功している人は朝が早いってことに改めて気付かされたりしました。

■2,ソーシャル・フィルタリング
堀江元社長とかが良く言っているのですが、例えば映画の評判など、Twitterで自分の着目している人の評価を聞いて、観に行くか行かないかを決めれます。
つまらない映画にあたることが少なくなったのだとか。
ただ、メディアの流す情報を鵜呑みにするのではなく、手軽に入手できる多彩な意見を聞いて、多角的な判断ができるようになる。

■3,つぶやいたことが頭の片隅に残る。
twitterやってると、自分がつぶやいたこと(ネットを徘徊していて気になった記事とか)が頭に残っていたり、後から見返せたりできます。
これが頭の中で熟成されてふくらんでいって、このブログの記事になったりする。
最近ブログのポストが増えてきているのは、このためだったり(笑)

■4,あいさつが気持ち良いこと。
「おはようございます」「おかえり」のコメントが入っていると、気持ちよい。
ただ単に独り身だからかもしれませんが。。。

あいさつだけでなく、自分のつぶやきに反応があるのは面白いですね。


みなさんもTwitter、是非やってみてください。
もちろん、投資情報をつぶやいている方もいます。

はじめた際はフォローよろしくお願いします!



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