三菱マテリアルさんのサイトにある、「金相場が動く7つの理由」 というコラムが秀逸です。

まずは、2点だけ簡単に紹介。
1、ドルと金価格の相関
基軸通貨であるドル安になればその資産価値は減り、投機マネーはヘッジ先として他の通貨や資産を探すことになる。
そのひとつのヘッジ先としては、金が昔から挙げられる。
金価格の変動を説明する一般的解釈に「ドルと金価格の逆相関性」と言われるようになっている。
2、買われ続けている金
金ETFなどの登場で、金の流動性(購入しやすさ)は非常に高まっています。2009年5月の段階で残高はすでに1300トン。大手年金基金などは、ペーパー資産とも相関関係の薄いといわれる金をそのポートフォリオの一環に組み込むようにしていると言われており、しかも、これらのファンドは長期的視点でバイアンドホールドしているため、最近の金価格上昇に一役買っている。また、中国は2009年5月、自国の準備金がそれまでの600トンから一気に
1054トンに増加したと明らかにしている。



さて、では最近はドル安と言われていますが、「価値が変わらない」と言われる金から見たドルの価値はどのようになっているでしょうか。
円の価値も含めて気になってみたので、調べてみました。

■金と比較するドルと円の推移。
1979年当時の1オンスの価格が307ドルで1グラムが日本円で約2,218円。
今では1オンス1,093ドル(約3.56倍)、1グラム3,434円(約1.55倍)。
つまり、ドルはこの30年間で金対して約3.5分の1に、円に対して1.5分の1になったということ。
[※1オンス = 28.3495231 グラム(Google電卓より)]

ドルを基軸通貨とするため、もしくは原油を中東から大量に買ってくるためには仕方が無かったのでしょうが、アメリカがドルをたくさん刷ったということです。

そして、オバマ大統領は、経済対策のために第二次世界大戦よりも多くの財政出動をしたとか。。。
今や中国が米国債を買わないということで、連銀がお金を刷って財務省の国債を買うという手段に出ています。
米国債は数値上はなんとかなるかもしれませんが、ドルの価値はどんどん下がっている。

ドルの価値が低下することは多大な金額の米国債を保有する中国・日本などにとっても、せっかくの貿易で稼いだ資産が目減りすることになる。
だからその外貨準備高に締める金の割合を高めようと、中国は金を買っているわけです。
んまあ、日本は郵貯マネーで買おうとしていますが・・・。


■ちなみに、ドル円を長期比較してみる。
ちなみに、以下のサイトでWSJ提供のドルー円長期比較が見れました。
(ドル−円相対30年)
http://myindex.jp/data_i.php?q=WJ1014JPY
dollar-yen



(このサイトは単なる通貨の対比ではなくて、利子収入をプラスとして考えてあるので本来の対価としての通貨レートだけによる価値の増減を示すものではないそうです。)

ドルは、1960年から、-75,4%。
100万円を1960年にドルにしていると今いくらになるかというと24.6万円にしかならない。
TOPIXは1960年から持っていると、30倍(!!)になっています。



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