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きのうに続き、伊良部ワールドにはまっています。
『空中ブランコ』、これは131回直木賞受賞作、
精神科医の伊良部シリーズの第二段。
5編が収録されていますが、ほんとうにどれも面白い・・・・・。

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ブタで色白、100キロ以上もある体型、
本当に医師?と誰もが疑うような言動の伊良部医師。
注射好きで、子どもみたいな天真爛漫なつかみ所のない医師。
不思議な医師で、みんなうさんくさいと思いながらも、
なぜか通ってしまう魅力ある医師なのです。
そして伊良部医師と話し遊んでいる間に
いつのまにか病が治ってしまうという話。

サーカス団のベテランの空中ブランコをする公平は、
なぜか空中ブランコで失敗するようになり、不眠症、人間不信になっていきます。
そんな時、家族や団員に勧められて伊良部精神科医のもとにやってきました。
相変わらず、とんでも医師。
伊良部は突然、サーカス団にあらわれ空中ブランコに挑戦し始めます。
不思議な伊良部の性格がサーカス団の空気を和やかにし始めます。
そしていつのまにか、公平の気持ちも変わっていくという話。笑える・・・
それでいて、ちょっと自分自身を振り返っていまう・・・そんな面白い作品でした。

尖ったものが怖いやくざの話も、
義父のヅラを見るたびに取りたい衝動にかられる医師の話も・・・・。
これもすごく面白かった・・・いたずら心、満載の話。
伊良部医師とこの主人公とがするいたずらは
常識ある大人がするいたずらではないのだけれど、
笑える・・・そして自分もそんな遊びがしたくなる・・・
そんな中でやはり治っていってしまう・・・・・
この物語の中に伊良部医師の素性も明らかになってきます。

肩の力をぬいて、笑える不思議な魅力ある伊良部医師の物語。
ちょっと時間があるとき、一遍ずつ読むことが出来る楽しい本でした。
でも、私は二冊も一気に読んでしまいました〜。