働く主婦の独り言

自閉症合併のダウン症(DS-ASD)の娘を育てています。

アルジャーノン追加情報

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先日アルジャーノンについての記事をアップしたところ、見てくださった方のご厚意で元の論文を入手することができました。ありがとうございます!

論文の結論としては以前書いた記事と同じなので、興味のある人だけ読んでみてください。

有料なものなのでこと細かに書くことはせず、読んでみて私が関心のあった追加情報をざっと書きたいと思います。

<アルジャーノンは自然界に存在する物質なのか?-発見までの経緯ー>


アルジャーノンは、どうも自然界に存在する物質ではないようです。
(つまり何かの食べ物に含まれるとかいうものではない)

京都大学の医学研究支援センターというところには、「化合物ライブラリー」というのがあるそうです。
これは、新しく薬を開発するための、化合物のデータベースのようなもので、すでにある薬や、薬としては使われていないけれど作用のしくみがわかっている化合物をストックしてあるそうです。
東大などとも情報を共有しており、合わせると20万を超える化合物があるとか。

で、前回の記事にも書いた通り、ダウン症では21番染色体の上にのっかっているDYRK1Aという酵素を作る遺伝子が1.5倍になっていることが原因で脳神経幹細胞が増えることが妨げられているようです。
(つまりDYRK1Aが悪もん。それがすべてではないですが)
このDYRK1Aというのは酵素の一種で、その中でもキナーゼと呼ばれる仲間のひとつです。
そこでキナーゼの働きを抑えることが予想される化合物を、このライブラリーから717種類拾ってきて、片っ端から試験したということのようです。

最初は、まず生き物は使わず、試験管の中で行います。
ダウン症モデルマウスから、神経幹細胞という、将来脳神経に育つ可能性のある細胞をもってきます。

●ダウン症モデルマウスとは?
余談ですが、染色体の数は生き物によって違います。
ヒトの染色体は通常合計46本、マウスは40本。
本数は大きく違いますが、染色体にのっかっている遺伝子の数はヒトとほぼ同じ3万個で、その99%はヒトにも存在する遺伝子なんだそうです。
(なので人間の薬の開発にマウスが使われているんですね)
そしてダウン症の21番染色体に相当するマウスの染色体は16番で、16番染色体が3本あるマウスが、ダウン症モデルマウスということになるようです。


で、ダウン症モデルマウスからとってきた神経幹細胞は、試験管の中でもやっぱり成長が遅い。(´・ω・`)
ここに上の化合物ライブラリーからもってきた(キナーゼと呼ばれるグループの酵素の働きを抑えることが予想される)717の化合物をひとつひとつ入れてみて、細胞の成長を見るという研究が行われたようです。
イメージ図
test

その結果、通し番号679番、688番、690番の化合物が、ダウン症モデルマウスからの神経幹細胞をぐんと増やしていったことがわかりました

この3つの化合物は、キナーゼというグループの酵素(DYRK1Aもそのひとつ)を邪魔することがわかっているのですが、ほしいのはDYRK1Aという酵素だけを邪魔するものです。
(他の酵素も邪魔してしまうと困るので)
そこで309種類のキナーゼにこの3つの化合物を加えて確かめたところ、688番だけがDYRK1Aとその親戚に限定して邪魔することがわかりました
panel


688番の働きですが、アルツハイマー患者の脳の中では大きくふたつの変化が起こっていて、
(1)アミロイドがたまってプラークと呼ばれる塊を作っている
(2)タウと呼ばれるたんぱく質がリン酸化されて神経の変性を引き起こしている


ということですが、688番は(2)の「タウのリン酸化」を邪魔する働きがあるようでした。

ともあれ、この有望な物質、688番に「アルジャーノン」という名前が付けられたわけです。

<他にDYRK1Aの働きを邪魔するものはないの?>


いくつかわかっている物質があるようです。
(1)緑茶成分EGCG
以前ニュースにもなり、このブログでも書いたこの物質ですが、アルジャーノンと同様にDYRK1Aの邪魔をする働きをもっています。

ただ、この物質は非常に作用が強く、他の多くの神経伝達経路にも影響を与えてしまう力をもっているということです。
また最近(2015年、2016年)出されたふたつの研究では、EGCGの効果に疑問を呈しています。

(a)低用量(体重1キロにつきEGCG20咫砲3−7週間投与したところ、効果がなかったもの。1)

(b)脳が成長してしまってからでは、EGCGの投与をやめると元に戻ってしまうが、脳の成長期だったら途中でEGCG投与をやめても効果が持続するのかを調べたもの。
その結果、脳の成長期であっても、持続効果がないことがわかった。2)


つまり、緑茶に含まれるEGCGは、たくさんとらないと効果がなく、また脳が成長してからとっても効果がなく、脳の成長期でさえも、途中でとることをやめるともとに戻ってしまうことがわかっています。

(2)ハルミン
ハルミンもDYRK1Aを邪魔することが知られている物質で、自然界に広く存在するそうです。
しかしモノアミン酸化酵素という酵素の働きも邪魔してしまい、幻覚などの強い副作用があることがわかっています。
アルジャーノンも同じくモノアミン酸化酵素という酵素の働きを邪魔してしまいますが、DYRK1Aを邪魔できる量投与しても副作用が出ないため、こちらの方が有望だということです。
harumin

イメージ図。
ハルミンの場合、DYRK1Aが邪魔できる量まで増やすとモノアミン酸化酵素も邪魔してしまい、副作用が大きく出てしまう。アルジャーノンの場合、必要な量では副作用が出ない。

つまり、アルジャーノンはEGCGのように他の経路に影響を与えないし、ハルミンのような副作用もないということでした。

<ふたつの壁も突破>


アルジャーノンの実用化に向けて、さしあたりふたつの壁がありました。
(1)アルジャーノンはいろんな物質に働きかけるため、脳の発達期に多くの細胞が成長していく上で影響をおよぼすおそれがある

しかし試験したところ、アルジャーノンを投与した赤ちゃんマウスは体重、体温、立ち直り反射、などの行動に影響が出ませんでした。(人間の場合わかりませんけどね^^;)

(2)DYRK1Aは細胞を分化(目的の細胞に成長)させる働きがあるため、DYRK1Aの邪魔をすると神経細胞が増えても目的の細胞に成長していかない可能性がある

しかし、生き物の体の中では、アルジャーノンは神経細胞を増やしたあと代謝されてしまうため、増えた神経細胞の成長を邪魔しないことがわかりました。

要するに、アルジャーノンは今まで見つかった物質の中では一番有望だということです。

ところで、ジカ熱という病気に感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれる確率があがることがわかっていますが、ジカウイルスに感染するとDYRK1Aが増えているということです。
そのメカニズムはまだわかっていませんが、このアルジャーノンには将来そうしたものの治療にも使えるかもしれません。

また、大人でも、脳神経細胞は新しく作られていて、新しいものを学ぶなど外からの刺激によって新しい神経回路ができていきます。そこで、アルジャーノンは胎内にいるダウン症のある赤ちゃんの治療というだけでなく、大人になってから脳にダメージを受けたり脳神経が変性したり(アルツハイマーなどで)した場合の治療にも使えるかもしれないとのことでした。

*        *          *

ということで追加情報でした。
大人になってからの脳神経回路を増やすことにも使えるかもしれないということで、アルツハイマーの薬にも使えるようになるかもしれないということですね。
ともあれ、ここでも、新しいものを学ぶことが認知症予防になりそうなことが出てきました。
勉強が楽しいと思わせること、大事にしていきたいと思いました。(←そこかよ)

<注>


参考サイト

http://support-center.med.kyoto-u.ac.jp/SupportCenter/room03

http://www.abcam.co.jp/neuroscience/tau-in-alzheimers-disease-1

参考論文
1)Stringer M, et al.Low dose EGCG treatment beginning in adolescence does not improve cognitive impairment in a Down syndrome mouse model.Pharmacol Biochem Behav. 2015 Nov;138:70-9.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26363314


2) Stagnia F, et al. Short- and long-term effects of neonatal pharmacotherapy with epigallocatechin-3-gallate on hippocampal development in the Ts65Dn mouse model of Down syndrome. Neuroscience Volume 333, 1 October 2016, Pages 277-301
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0306452216303360

特別支援学校高等部を見学してきました

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親の会のイベントで、地元特別支援学校(名前は養護学校)の高等部(と中学部もちょっと)を見学してきた。
娘が今通っている支援学校は分校で小学部しかないため、将来はここに通うことになる可能性が高い。

生徒数は、全体で200名弱、それに対して先生の数が160名以上。
今の娘の学校は全校生徒10名ちょいなので、中学部で急に大きな学校に移ることになり、それも心配のひとつである。^^;

でも見学してみて、けっこうここに入るのが(母は)楽しみになったかな

まあ生徒数のうち、半数以上が高等部だそうだが。
生徒数の半分が高等部というのは、どこの支援学校もだいたい同じらしい。

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通学方法は、高等部では半分が付き添いなしの自力通学、寄宿舎から通う生徒もいて、残りは親が送り迎えだそうだ。(スクールバスは小学部中心。余分があれば中学部も乗せてくれる)

高等部では、やはり卒業後のことを考え、働く学習が多くなる。
うちの支援学校では6つの班(作業班)に分かれており、製品を作り、販売活動をしたり(農協や文化祭などで)それで得たお金でお楽しみ会など楽しいことをする、ということになっている。
(日課的には、週3日間の午前中が作業学習にあてられている)
イメージ図。
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(気になる教科学習時間だが、青い部分が個々に合わせた課題学習の時間である。
国語・社会・数学・理科・英語・情報等各教科、自立活動の内容を合わせた授業を保護者と相談の上取り入れているということで、生徒さんによって学習時間に差があるということだった。)

また、実際の会社に行って働く「現場実習」は高等部の大事な活動で、6月と11月にそれぞれ3週間ずつ、1年生は校内、2・3年生は実際の会社で働く。

障害の程度により、事業所での生活体験をする人もいるようだ。
そして3年生の三学期には特別現場実習といって、4月から行くところに行って働く実習もあるということだ。

今回は、作業学習の様子を見せてもらった。

<作業学習の見学>


学校によっていろいろだと思うが、うちの学校には農耕園芸班、木工班、紙すき班、手芸班、陶芸班、クッキー班の6つの班がある。

農耕園芸班は校外でやっているため見られなかったが、その他は見学できた。

全体的な感想としては、支援学校だからな〜、と想像していたのとは違い、どこもレベルが高かった
実際にホテルやカフェで使うものを注文を受けて販売しており、生産が注文においつかない、というものまであった。
高度な技術を要するものもあり、その技術を指導できる先生もいるようだ。

また代表の生徒さんが説明してくれたのだが、みなしっかりしていて説明もうまく、「何か質問はありますか?」と聞かれたのでこちらから質問するとちゃんと答えが返ってきた。
(もちろん、できるお子さんなのだろうけど)

なんというか、黙々と目の前の作業に集中している生徒さんたちの姿は、高校教員の経験がある私から見ても、ちゃらんぽらんで授業なんか聞いておらず、むしろ妨害ばかりする高校生たちのお手本にさせたいくらいで(笑)まさに「職人の卵」といった風情であった。
(先生たちはそばに張り付いておらず、みな自分のやるべきことがわかっていて黙々とやっていた)

見学したのは小学部のお子さんの親がほとんどだったが、「あと6年後にうちの子がこうなるのか心配だ」と言い合ったくらいであった。(笑)

(まあ中学部でも、高等部に向けての作業学習を開始するようだが)

私たちだったら、一週間交代くらいで別の班を渡り歩きたいと思ってしまうのだが、この生徒さんたちは一度選んだものを卒業まで極めることになるのだ。
「飽きないの?」と思ってしまうのだが、やはり黙々と単純作業を根気よくできるのが知的障害のある方の強みなのだろう。

うちも確かに「飽きない」という特性があるが、それは動物園や水族館での話で(笑)(同じ生き物をずーーーーっと見ていても飽きない)この特性が、作業などにも生かされるとよいのだが、と思う。
(あと娘はほとんとしゃべらないので、「黙々と」という部分だけは今もできていると思うが、(爆)

●クッキー班
正直、娘は(自分で選ばせたら)クッキー班一択だろうな、と思い(笑)、毎日クッキー食べてたら太るから、別のことにも興味を向けないと、と思って手芸なども家でやらせはじめていたところだ。
が、けっこう想像していたのとは違った。

まず調理実習などとは違い、自分たちが食べられるのではなかった。(笑)
材料を量って生地を作って型作り、冷凍するまでの作業をするのだ。
(パウンドケーキのみ、焼いてから冷凍していた)
分担制の流れ作業ではなく担当者は最初から最後まで自分で作る。
また当然ながら、ここでは非常に衛生面に気を遣っているということだった。

●紙すき班
紙すき班は牛乳パックを使って紙を作ってプレスし、ハガキや名刺・封筒用の紙を作っていた。(色もつける)
プレスするときれいな紙になる。
プレス機などの機器があるのが他の高校にはない支援学校高等部の特徴だと思う。

(そういえば娘の小学部でも図工の時間に紙すきの作業は何度かしたことがあり、娘も喜んでやっていた)

●手芸班
手芸班はミシンを使うところ、ビーズや皮細工をするところ、さをり織りをするところ、など分かれており、ピアスなどはすごくセンスがよくてほしい!との声がお母さんたちからあがっていた。
(私はこういうもののセンスはさっぱりわからないが、よくできているということだけはわかった)
先生がデザインしてひとつひとつ指示しているのか、と思ったらそうではなくて、自分たちで考えるそうだ。ネットを参考にもするが同じものは作らず、お客さんを想定して作るという。
ただ手先の作業がとても細かい。
鉛筆もちゃんと持てない娘にはどうかな・・・これも向き不向きがあるだろう。

●陶芸班
すごく味のある食器を作っていた。
陶芸は委託販売しているということで、実際にホテルやカフェに納品しているとのことだった。
大きな窯もあり、微妙な調整が必要なものらしいが生徒さんがやっていた。
器の底をやすりで平らにしている生徒さんもいた。

●木工班
これも大型の機器があり、椅子などの大きな家具を作る人から、木片をくりぬいて根気よくやすりで磨き、スプーンやフォーク、バターナイフなどの木製カトラリーを作っている生徒さんもいた。
触るととってもなめらかで、くまのプーさんに出てくるようなかわいいものである。
気が遠くなるような作業だが、生徒さんたちはコツコツとやっていた。

<卒業後の進路>



ちなみに高等部卒業の進路だが、
去年はだいたいこんな感じだったようだ。
shinro

一般企業にはパートも含まれている。
進学はゼロ。

一番多いのが就労移行支援で、一般企業に入る生徒さんも生活介護の生徒さんも同じくらいいた。
要は、障害の程度はさまざまで、個々に合った進路を選んでいるということだろう。

*          *       *

特別支援学校のいいところは、普通学校ではチャンスの少なかった生徒さんたちが、リーダーシップをとったり責任ある立場になったりという経験ができるところだと思う。

娘も意外なことに当番になりたがり屋で(笑)はりきってみんなの前で朝の会の進行をしたりもするらしい。(←言う言葉は決まっているけど)

高等部は生徒会活動などもやっており、保険給食委員会、エコ委員会、整美委員会、放送委員会、体育委員会、図書委員会、代表委員会の7つがあるそうだ。

生徒会長や委員長などの仕事も、普通学校ではチャンスがもてなかった生徒さんたちが、自信と誇りをもって取り組めるだろう。

きっとどの作業班のお子さんも、自分の作った製品を誇りをもって売っているのだろうと思う。

あと生活に即した授業も行っており、たとえば18歳で選挙権が得られるようになってからは、模擬投票や、補助投票体験(障害者は投票のとき補助をしてもらえるが、どこまで補助してもらえるかを体験する)などのこともやっているそうだ。

特別支援学校は、まあ言ってみれば小中高一貫のエスカレーター式の学校である。
文化祭では小学部のうちは中高生のお兄さんお姉さんにもてなしてもらう側。
中学部からは模擬店などでの参加が始まる。
いろいろと学ぶのに時間のかかる子であるが、小学部から中学部・高等部の生徒さんたちの姿に触れ、それを目標に学校生活を積み重ねていけばいつかああなれるのかな(?)

娘には学習面でも学び続けてほしいとは思っているけれど、早く社会に出した方がいいとも思っている(過去記事
働くことの姿勢、仕事で求められること、上の子たちは全然身についておらずきっとこれから苦労するだろう。^^;
娘には、働くことを早くから意識して、その喜びを知ってほしいなあ、と思う。

余談だが、授業を見て生徒さんの姿にはひたすら感心したのだけど、校舎はすごく老朽化していた
壁ははがれ、今どき鉄枠の重い窓(昔の建物によくあった)で網戸もなく、夏は閉めきりか虫にさされるかの二択である。

娘は蚊に刺されるとかなり腫れてしまうのよね。
県知事さん、まずは網戸を入れてください
よろしくお願いします。(笑)←毎年お願いしても買ってもらえないらしい

無料シェア教材・四コマお話づくりカード

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自作教材をシェアするシリーズ。
今回は四コマお話作りカード10話分(40枚分)をシェアします。

高校生の姉ちゃんが気が向いたときに描いてくれました。
↓最新のひとつ分だけ色をつけてくれました
4komamihon


描くとなったらちゃっちゃっと描いてくれますが、なかなか自分のことで忙しい姉ちゃんです(笑)

4koma


カラーのもの以外はこの順番のストーリーになってます。
junban


娘は日記など、何もないところから思い出して書くよりも写真があったりイラストがあったりした方が文が書きやすいようです。
なので絵を見ながら文を書く練習になります。

リストは
(1)朝起きてから学校に行くまでのお話
(2)遠足で山登りをしてお弁当を食べてくるお話
(3)りんごをとってジャムを作るお話
(4)球根を植えてチューリップを育てるお話
(私が間違えて種をまく絵をお願いしてしまったのでちょっとだけ修正)
(5)お皿をふいてたら落として割ってしまってお掃除するお話
(6)おぼれていた子を助けるお話
(7)アイスを買って落としてしまうお話
(8)写真をとったときくしゃみをしてしまうお話(妖怪ウォッチか!)
(9)雨降りの日、てるてる坊主を作って翌日お出かけできるようになるお話
(10)小さい子に風船をとってあげたけど枝が折れて落ちてしまうお話


の10本です。

今後増えるかどうかは姉ちゃんのみぞ知る。(笑)

ダウンロードはこちらから。
https://drive.google.com/drive/folders/0B31fHTDqXEGbREVnaFZhS21NQUE?usp=sharing

娘には(1)〜(9)まで、お話の順番にカードを並べさせ、文を書かせてみました。
書かせてみると娘の文作りの弱点がよくわかります。
まず出来事の順番に並べ変えるのが苦手ということ。
(ストーリーがわかってないなと思うこともしばしば。娘には難しかったかな)
そしてキーワードはけっこう出てくるけど文を組み立てるのが苦手ということ。
(助詞がうまく使えてなくて変な文章になる。)
で、また助詞学習カード作り始めてます・・・。

ジブリやディズニーなどのビデオをあまり見たがらないのは、好みもさることながら、娘には複雑なストーリーが難しいからかなと思う。

<娘が書いた文章>


ご参考までに娘の文例を。
公開しようか迷ったけど、これはただの文づくり練習なのでオープンにします。

娘は、主人公はみんな姉ちゃん(Yちゃん)だと思っており、姉ちゃんの名前で文を書いています。

(1)
●Yちゃんがあさおきている。
●Yちゃんがかおをあらっている。
●Yちゃんがようふくをきている。
●Yちゃんがバイバイをしている。


日常動作なので、そっけない文だけどこの辺は書けていた。

(2)
●Yちゃんがやまのぼりをしている。
●Yちゃんがおべんとうを食べている。
●Yちゃんがやまをおりている。
●Yちゃんがからっぽでした。

→もう一回書かせると「Yちゃんのおべんとうをお母さんからっぽです。」と書いた。
文作りマグネットを使って文を組み立てさせると最終的に
「Yちゃんが、からっぽのおべんとうをお母さんに見せました。」になった。


(3)
●Yちゃんのりんごがなっている。
●Yちゃんがりんごをとっている。
●りんごのかわをほうちょうできっている。

(「むいている」は出てこなかった。助詞の「で」はカード学習したので書けるようになった)
●Yちゃんがりんごのジャムをできている。
(ちょっと変な文)

(4)(娘には種まきのイラストで書かせた)
●Yちゃんにたねをまいている。
→「Yちゃんがたねをまいている。」に直した。
●Yちゃんがおみずをあげている。
●チューリップのめをだしている。

→「チューリップがめをだしている。」に直した。
●Yちゃんのチューリップがさいている。

(5)
●Yちゃんがおさらをふいている。
●Yちゃんがおさらがわれている。
おさらをおとしている。
●Yちゃんがおさらをあつめている。
●Yちゃんがピカピカになっている。

(ピカピカになったのは床なんだけど・・・)

(6)このストーリーは娘には難しかった。
●Yちゃんがおとこのこをたすけてもらいました。
→「たすけてあげました。」に直させた。
(「どうして助けたの?と聞くと)
どうしてかというと、おぼれてるからです。
(「おぼれてる」は自分から書けた)
●(文が出てこないのでロープを指さして「これなに?」と聞くと「あやとり」と答えた。Σ(゚д゚;)次に「ひも」と答えた。
「ひも ぬけている」と書き、最終的に「Yちゃんがひもでひっぱってる。」になった。
おとこのこがありがとうYちゃんがいっている。
→「おとこのこがありがとうとYちゃんにいっている。」に直した。
●おとこのこがYちゃん
→「おとこのこがYちゃんにおされてる。」に直した。

(7)
●Yちゃんがアイスを食べようとしている。
●Yちゃんがアイスをかっている。
●Yちゃんがつまずいている。
●Yちゃんがないている。

(どうして?と聞くと)
どうしてかというとアイスがとけちゃったからです。

(8)
●Yちゃんがカメラでとっている。
(何を?と聞いたら)
Yちゃんがカメラでしゃしんをとっている。
●Yちゃんがはえがとんでいる
→「はえがとんでいてYちゃんがくしゃみをしている。」に直した。
●へんなかおをしている。
→Yちゃんがへんなかおをしている。

(9)
●Yちゃんが雨ふってきてこまっている。
●Yちゃんがおもいついた。
●Yちゃんがてるてるぼうずをまいている。
●Yちゃんがてるてるぼうずを見ている。

(天気は?と聞くと)
はれている。
(これからどこいくの?ときくと)えんそくに行っている。

(6)〜(9)はたぶんストーリーがわかってない。
(10)はまだやってません。

例のニュースとアルツハイマーを予防する生活習慣(長文注意)

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【追記】 DYRK1Aという遺伝子、例の緑茶のニュースで出てきたのと同じことを思い出しました。(笑)
つまり緑茶に含まれるEGCG(没食子酸エピガロカテキン)も今回のアルジャーノンと同じ働きということになりますね。
でも緑茶に含まれるカテキンは葉酸の働きを邪魔するようなので、妊婦さんは積極的に摂らない方がいいようです。(二分脊椎などの障害のリスクが高まる)


例の「アルジャーノン」のニュース、ブログ村のみなさんの記事で知った。
メッセージ経由でこの記事のリクエストをいただいたので(笑)どんなものなのかちょっと調べてみた。

↓この論文ですね。1)
Prenatal neurogenesis induction therapy normalizes brain structure and function in Down syndrome mice
http://www.pnas.org/content/early/2017/08/29/1704143114.short?rss=1

有料なので全文は読めないが。

<新しい物質の働く仕組み>


まず、ダウン症は21番染色体が3本ある。

その余分な1本の染色体の中にはたくさんの遺伝子がつまっていて、それぞれの遺伝子が1.5倍の働きをもっていることにより、いろいろな症状が出てくるのである。

algernon05


低緊張を引き起こす遺伝子、特徴的な顔貌の遺伝子、心疾患を引き起こす遺伝子、などいろいろな遺伝子があるのだろう。

その中でも、知的障害を引き起こす遺伝子はどれだろうという研究が行われていた。

たぶんひとつではないだろうとは思うのだが、2013年、東大のふたりの日本人の先生が発表した論文によると2)、どうやら、21番染色体上にのっかっている DYRK1AとDSCR1 というふたつの遺伝子が同時に1.5倍になると、大脳新皮質を作る脳神経細胞のモト(前駆体)が成長して神経細胞になるのを妨げるというのである。

具体的には、このふたつの遺伝子が両方ありすぎる(過剰発現する)ことで、 NFATcという、遺伝子の転写を媒介する因子を邪魔するのである。
遺伝子というのはご存知のようにもとの遺伝子をコピーしながら増えていくので、これが邪魔されると脳神経細胞が増えていかないのである。

つまり、
脳神経細胞を育ててくれるNFATcという因子があり、
algernon01


余分にありすぎるDYRK1AとDSCR1がタッグを組んでNFATcの邪魔をするのである。
algernon03


このDYRK1AとDSCR1というふたつの(この場合悪者の)遺伝子は、どちらか片方だけでは悪さはできない。
相方と組んで初めて神経細胞が増える邪魔をするのである。

それはつまり、、どちらか一方の働きが抑えられるだけでも、脳神経の発達が邪魔されなくなるということだ。

そこで今回の論文である。

今回の論文は、ふたつのうちDYRK1Aという遺伝子の方の働きを強力に邪魔する物質を発見しました、という話なのであった。
それが ALGERNON (altered generation of neurons)である。

algernon04

(またアンパンマンかよ!)

ネットでこのネーミングについていろいろ言われているが、論文中にも上のように書かれているので、altered generation of neuronsという単語を縮めた表現であることは間違いないようだ。
ただ、「アルジャーノン」という名前にかけたことも間違いないと私は思う。
だって普通に縮めたら「アルジェロン」とか「アルジェネロン」とかになるはずだもの。(笑)

全文を読んでいないのでどのように発見されたのか、自然界に存在する物質なのかどうなのかもわからないが、実用化までかなりかかることも確かだし、生まれる前の胎児を治療しないと意味がないので成長した我が子にはあまり関係ないかも。(笑)

<脳神経細胞の成長が邪魔されない方法は他にあるのか>


これは素人考えだが、上の理屈からすると、脳神経細胞の成長が邪魔されない方法はいくつかあることになる。
すなわち、
(1)DYRK1Aという遺伝子の邪魔をするか、
(2)もう一方のDSCR1という遺伝子の邪魔をするか、あるいは
(3)邪魔されている側の NFATcの働きをもっと活性化するか、

である。
アルジャーノンの働きは上の(1)なわけだが、他にも方法はあるのかも。

そこでNFATcについてもちょっと調べてみると、NFATcは免疫細胞であるT細胞を活性化したり、破骨細胞の分化を促したりという働きもあるみたいだ。

他にもNFATcを活性化する物質としてPIM-1なんてものもネット上で見つかったけれど、PIM-1は癌原遺伝子と書いてあるからそれを投与するのは悪性腫瘍を誘発することもあり危険ぽい。(笑)

また、NFATcは破骨細胞の分化を促すというから活性化しすぎると骨がもろくなることもありそう。
また、NFATcによる転写は細胞内カルシウム濃度があがると活性化するとあるから、牛乳や小魚を食べると活性化するかも。(笑)

あくまで素人考えですが。

いずれにせよ、カルシウム不足にならぬよう牛乳を飲むくらいなら害がないが、NFATcはいろんな働きをもっているようなので、活性化しすぎると不都合も出てくるかもしれない。実用化するにはいろいろクリアしなければならないだろう。

<個人的な感想>


ブログでさまざまな意見があったのを拝見した。

まあこれから脳神経が発達していく子は別としてうちの子にはあまり関係ないこともあるけれど、気楽な感想としては、これまでも書いたことだけど
(1)うちの子の困り度はIQじゃない
(2)単純なマウスの脳と違い、知的能力のどの部分が伸びるのかがわからない
(3)IQだけあがっても発音は不明瞭だし低緊張は変わらないしで、手帳や年金がもらえなくなったけど就職はできない、みたいな「支援のはざま」になる可能性もある

そして何より
(4)そういう薬があるとして、飲むかどうかを決めるのは本人だよなあ


というところだ。

(1)うちの子の困り度はIQじゃない
うちの子は自閉症スペクトラムを合併しており、お話やコミュニケーションが苦手。
感覚過敏もある。
ある程度計算ができたり本を読めたりもするけれど、本人の困り度はそこじゃないんだよなあ。
「ダウン症だけ」のお子さんを見ると「知的障害があるだけの普通の子ども」という印象だ。
(2)単純なマウスの脳と違い、知的能力のどの部分が伸びるのかがわからない
うちの子は文字を読むことは得意だけれどお話やコミュニケーションが苦手。
逆のお子さんもいる。(お話は上手だけれど文字が苦手とか)
算数が得意で国語が苦手な子もいるし、国語の中でも空間認知が弱くて書くことだけが苦手な子もいる。
ということは、人間の高度な脳は、それぞれの能力に脳の別々の場所が割り当てられているということ。

だから、上の薬で伸びるのは果たしてどんな力なのかは、やってみないとわからないなあと思う。
それで次のことにつながるのだけど
(3)知的能力だけがあがっても、他の遺伝子の過剰発現は変わらないわけで、おそらくIQと発音の明瞭さは別ものなので、発音不明瞭や低緊張その他変わらない部分もある。
でも社会的な支援は知能テストによって分けられるから、IQだけが上がると手帳や年金がもらえなくなり、いわゆるグレーゾーンのお子さんのように、普通にもなれないけれど支援も厚くない、みたいな、今より困った状況になるかもしれない。

そして
(4)そういう薬があるとして、飲むかどうかを決めるのは本人だよなあ
たとえば、私が自分の顔が嫌で整形するのは、まあいいでしょう。
でもうちの旦那に「今はいい技術があるみたいよ。整形したら?」とすすめられたら
「なんだと〜(怒)」ってことにならないだろうか。(笑)

同様に「頭のよくなる薬」「落ち着いた性格になる薬」「お片付けが得意になる薬」どれも、自分から欲して飲むならいいけど、配偶者や親からすすめられたら、「今のあんたじゃダメなんだ」というメッセージにもなりうる。

お腹の中にいる赤ちゃんならまだしも、10歳にもなる今の娘に、自分の何かを(未来を)決定的に変えるような重要な治療を施すとしたら、「インフォームドコンセント」は不可欠だと思う。
まあ、聴覚過敏を軽減するための漢方は飲ませてますけどね・・・。

*      *         *

ところで全然話は変わるが
(上の話があまりうちの子には関係なさそうなので、笑)
アルツハイマー予防の話を。

上の論文が載っていたサイト(アメリカ科学アカデミー紀要:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America、略称:PNAS)を眺めていたら、トップページに「アルツハイマー」の文字があった。

http://edition.cnn.com/2017/09/04/health/alzheimers-blood-test-study/index.html?utm_source=hootsuite&utm_medium=social&utm_campaign=general%20social%20media

↑この記事(CNN)ですね。
どうも、血液検査でアルツハイマーが診断できる新しい方法が開発されたようだ。。
現在行われている診断法は時間も費用もかかるが、この方法だと血液検査だけで安く、素早く、そして正確に診断できるということだ。
この検査は感度と特異度を86%くらいまで高められるという。またアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の鑑別(区別)も正確にできるらしい。(その鑑別は90%の感度と特異度だそうだ)

早く診断ができれば認知症の進行を遅くするよういろいろ手も尽くせるわけだし、非常に大きな成果になるだろうという話だった。

アルツハイマーはアメリカ人の死因の第6位だそうだが、トップ10の死因の中で唯一、治療法が見つかっていないものなんだそうだ。
ただ研究により予防によいものはいろいろ見つかっている。

上のページに貼ってある動画を見たら、アルツハイマー予防についてインタビューをしていた。
(How to prevent Alzheimer's disease 03:33)

動画のインタビュー内容は以下の通り。

アルツハイマーを引き起こす悪い物質はアミロイドベータ。
アミロイドベータはシナプス間のすき間に蓄積する。
通常はたまったアミロイドベータはお掃除されるが、何らかの理由で掃除されない場合どんどん蓄積して付着し、アミロイドプラークを形成する。
アルツハイマーは10年〜20年くらいかけて脳の中で進行するが、アミロイドプラークの蓄積量がある限度を超えるまでは症状は全くない。
しかしその限度に達すると分子レベルでいろいろなことが起こり、最終的に神経細胞が死滅するのである。

そしてアルツハイマーの予防によいのは、生活習慣の改善である。

●質のよい(深い)睡眠 
寝ている間にアミロイドベータの蓄積がお掃除されるため、質のよい睡眠がとても大事。
特に徐波睡眠(=ノンレム睡眠のうち,出現する脳波の特徴として周波数の低い成分が中心となる睡眠)が大事らしい。
グリア細胞が脳のお掃除をするが、お掃除する物質の中にアミロイドベータも含まれる。
よく眠れないと翌日アミロイドベータはお掃除されないまま持ち越され、それがたまっていく。

●高血圧 肥満 高コレステロール 糖尿病 喫煙はアルツハイマーのリスクを高める。
●心血管系疾患を持つ人の80パーセントがアルツハイマーを発症するという報告もある。

●運動 
動物実験では、運動するとアミロイドベータが除去される結果が出た。

●食事
健康的な食事が大事。特に地中海式ダイエット。
(=主食となる穀物をしっかり摂り、野菜、果物、豆類などの植物性食品と、この地方特産のオリーブオイル、チーズなどの乳製品や新鮮な魚介類などを中心に食事が構成されていること。肉類の摂取はわずか)

●脳の活性化
新しいことを学び続けること。
クロスワードパズルをすれば認知症予防できると考える人も多いが実際はそういうものではない。
クロスワードパズルはすでに脳にある情報を引き出す活動。
新しいことを学ぶことにより脳の神経細胞の新しいつながり(新しいシナプス)を作ったり強化したりする
つまり新しいことを学ぶことにより過去に蓄えた情報のバックアップをすることにもなる。

・・・ということだった。

睡眠が大事というのは、知らなかった。

娘はあまり睡眠の質がよくなかったが、抑肝散(よくかんさん)という漢方を飲むようになってから、あまり夜中に目覚めなくなったような気がする。
(以前は夜中に起きて布団の上に座ったりしていることがあったが)

また、新しいものを学び続けるというのは、大事なんだな。
就労にあまりお勉強的なものは必要ではないとしても、脳の活性化のためにも生涯学び続けられるといいと思う。

かぶる内容も多いが、アルツハイマー協会(The Alzheimer's Association)のウェブサイトには、認知症を防ぐ10の方法というのがあった。3)

<アルツハイマー協会が提案する、認知症を防ぐ10の方法>


もっている遺伝子や歳をとることは変えられないが、認知症を予防する方法はある。
アルツハイマー協会国際会議の研究では、認知症リスクのある高齢者に栄養指導、運動、認知トレーニング、社会活動を組み合わせ、心臓の健康に気をつけたところ、認知機能低下がゆるやかになったとの結果が出ている。4)

認知症を防ぐ10の方法
(1)汗を流そう。
心拍数が上がり、脳や体への血流が増えるような運動を定期的にしましょう。
いくつかの研究で、運動することで認知低下のリスクが減らせることがわかっています。
(2)学び続けよう。
いくつになっても、正式に学ぶことで認知低下リスクを減らせます。
たとえば、地域の大学やコミュニティ、ネットの授業を受講するなどです。
(3)たばこはやめよう。 
研究で、喫煙は認知低下リスクを増やすことがわかっています。
たばこをやめることで、たばこを吸わない人と同じくらいのレベルまでリスクを減らすことができます。
(4)心臓を健康に。
心臓血管系の疾患や心筋梗塞などを起こすおそれのあるもの^肥満、高血圧、糖尿病ーは認知にもよくないことがわかっています。心臓の健康に気をつけることは、脳にもよいことなのです。
(5)脳への外傷は認知症のリスクを高めます。
シートベルトをしましょう。また自転車に乗るときや格闘技などのスポーツをするときははヘルメットを。また転倒しないように対策を講じましょう。
(6)よい食生活を。
健康的なバランスのとれた食事をしましょう。脂肪を減らし、野菜や果物をたくさんとることで認知低下リスクを減らせます。地中海ダイエット(高血圧予防になるような食事)はリスクを減らせます。5)
(7)十分な睡眠をとりましょう。
不眠症や眠時無呼吸などによる睡眠不足は記憶力や思考力の低下を招くことがあります。
(8)メンタル面の健康を
うつや悩み事が大きいと認知力の低下を招くことがわかっています。ストレス対策が必要です。
(9)人づきあいをしましょう。
人と交わることは脳の健康を保ちます。
自分にとって意味あると思う社会的な活動に参加しましょう。
地域の一員となり、動物が好きなら地域の動物保護のボランティアをするなど。
歌が好きなら地域の合唱団や放課後プログラムの手伝いをしたり、。
友達や家族といろいろな活動をしましょう。
(10)脳を鍛えましょう
脳を活性化することが大事です。家具を自作したり、ジグソーパズルをしたり、アート活動をしたり。ブリッジなどのトランプもいいです。これは戦略を考えさせられるからです。
脳にチャレンジを与えると短期的・長期的に脳によいのです。

ちなみに上の10項目の中で最も重要なのは、学び続けることと頭のけがを防ぐことだという。

脳は血管から栄養を得ているため、健康な血管を保つことは大事なのだそうだ。
脳のどこかで血管が破れると脳細胞に必要な栄養と酸素がいきわたらなくなり、血管性認知症になる。

健康な血管を保つには喫煙をしない、血圧・レステロール値、血糖値を適正値に保つこと、体重を増やしすぎないことが大事。
また身体を動かすことは脳に行き渡る血液量が増えるため、脳にとってよい影響があることがわかっている。



*        *         *

ダウン症のある人は晩年認知症になる確率が高いとされているが、遺伝的な問題もさることながら、肥満が多かったり血糖値が高かったり高血圧だったり運動不足だったり知的障害があるからと学ぶ機会が少なかったりと、脳によくない生活環境などが大きく影響しているかもしれない。
ダウン症があると認知症になりやすい面があるとしても、上の項目に気をつけていれば、リスクを減らすことはできるんじゃないかと思う。

今ある能力をもっと高めるための治療と、今ある能力が下がらないための治療は、私の中では別物である。

できることからしていこう。

<注>


1) Masatoshi Hagiwara,et al. Prenatal neurogenesis induction therapy normalizes brain structure and function in Down syndrome mice
doi: 10.1073/pnas.1704143114

http://www.pnas.org/content/early/2017/08/29/1704143114.short?rss=1
2) Nobuhiro Kurabayashi, et al.Increased dosage of DYRK1A and DSCR1 delays neuronal differentiation in neocortical progenitor cells.
doi: 10.1101/gad.226381.113 Genes & Dev. 2013. 27: 2708-2721

http://genesdev.cshlp.org/content/27/24/2708
3)
http://www.alz.org/news_and_events_lifestyle_changes_help_reduce_risk.asp
4)A MULTIDOMAIN, TWO-YEAR, RANDOMIZED CONTROLLED TRIAL TO PREVENT COGNITIVE IMPAIRMENT: THE FINGER STUDY
July 2014Volume 10, Issue 4, Supplement, Pages P137–P138
5)地中海ダイエットというのは地中海沿岸地方のオリーブオイルなどを使った食事法で生活習慣病の予防効果があるという。
肉は少なめの赤身、果物と野菜を多くとり、穀物もなるべく全粒タイプのものをとり、魚介類とナッツ類、オリーブオイルなど健康的な油をとるというもの。

あと何分?と5のスキップカウント

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勉強の話題です。

娘が小4になってから、時計の「あと何分」と「午後2時=14時」といったことを教え始めた。

バス通学をしているので、「(家を出る)8時まであと何分」などがわかれば、もう少し時計を見て行動できるようになるのでは?と思ったからだ。
(本当は7時35分なのだが、わかりやすいように時計を25分進めている、笑)

今回は「あと何分」と、それを教えるための5のスキップカウントについて。

<あと何分を教える>


クリアファイル2枚を使って、「あと何分時計」を作った。
IMG_20170607_104928

長い針が11のときは、11にマークを合わせると、「5」の数字が出るから、あと5分。
同様に、長い針が9のときは、あと15分。(テキトーに作ったので微妙にズレてますが、笑)
IMG_20170607_104944


数字を書いた赤ファイルと、時計の紙をはさんだ透明ファイルを組み合わせただけである。。
赤ファイルの方は油性ペンで、透明ファイルの方は消せるペンで書く。
(なぜ消せるペンかというと、「〇時20分まであと何分」などのときは数字をずらして書けばいいから)
黄色い線の部分をカッターでカットして、
組み合わせてできあがり。
tokei5


プリントを作って、これを見ながら問題を解かせた。
色をつけたバージョンと、つけないバージョンがある。
tokei02


ダウンロードはこちら。
https://drive.google.com/drive/folders/0B31fHTDqXEGbeXk2bUlULXJVbWM?usp=sharing

実生活に即するため、朝家を出る時間(8時)と、2番目のバスが出る時間(8時20分)、そのバスに乗り遅れた場合の次のバスの時間(9時)の3種類のプリントを作成してある。

慣れてきて、スキップカウントができるようになったら
IMG_20170629_103715

こちらの数字なしバージョンの時計で解けるようにした。(これまたずれが激しいけど、笑)

<5のスキップカウント>


「あと何分」は、5分単位でわかればよいと思っており、それにはスキップカウントが必要だ。

(ちなみに時計は読めるが、おそらく暗記で読んでいる
長い針が9だから45分とかいうのを暗記していて、そこから3めもり進んでいるから48分とか。)

掛け算は教えるつもりはないが、「5,10,15・・・」などがわかれば、お金を数えるときにも役立つ
(5円が3枚で15円とか)

いくつかプリントを作った。

skip01


ダウンロードはこちら。
https://drive.google.com/drive/folders/0B31fHTDqXEGbc1p1S2ZOYUQzSkk?usp=sharing

最初の2枚は、「5,10,15,20・・・」と唱えさせるためのもの。
(隣が見えないように折って使う)

唱えられるようになったら、5円玉や具体物を使って5ずつ数えるプリント。

また、今までやっていた10のまとまりで数えるやり方と混同しないように、10と5のスキップカウントを両方入れたプリントも作ってある。

いらすとはいつものいらすとやさんから。ありがとうございます。

今は、5のスキップカウントができるようになり、プリントも解けるようになった。
↓デイにもたせた宿題のプリント。
IMG_3206

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