働く主婦の独り言

自閉症合併のダウン症(DS-ASD)の娘を育てています。

継次処理と同時処理

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教員免許更新講習で学んできたことの一部を、ちょっとお裾分け。(笑)

人の脳のはたらき(認知力)は、いろいろな切り口から分類することができる。
知能テストが何種類もあるのは、そのためだと思う。
(測定するものがそれぞれ違う)

同時処理と継次処理もそのひとつだが1)、これはそのお子さんの学び方の特性のようなもので、その子に合った教材を提供する上でけっこう大事な概念だなと思った。

「このお子さんは継次処理タイプで・・」などの言葉をよく見聞きするが、これを機におさらいしてみたい。

●同時処理と継次処理のお子さん
講義を聞きながら、具体的にいろんなお子さんのイメージが沸いてきた。

学問的には不正確かもしれないが、イメージしやすくなるよう、同時君(同時処理タイプ)と継次君(継次処理タイプ)というふたりの典型的なお子さんを考えてみる。

同時君は、ひらめき、直観タイプである。
与えられた情報の全体をぱっと把握してから細部に行く。

同時に処理するタイプの情報というのは、映像など視覚情報がこれにあたる。
つまり、「視覚優位」と言い換えてもいいかもしれない。

空間認知に優れ、算数の図形問題やパズル、図工が得意。絵を描くのも得意である。
思考も、言葉で考えるというより、イメージ、映像で考えたりする。

言葉で説明されるのが苦手。画像を見ればわかる。

ダウン症のあるお子さんは、同時処理タイプのお子さんが多いのではないかと思う。
ことばも細部にこだわらず、なんとなく全体をとらえている。
ひらがなを覚えるのも、画像として覚えるタイプが多そう。
(一文字ずつではなく、いぬなら「いぬ」という図形で覚えた方がいいタイプのお子さんもいるそう)

漢字は、全体のイメージや部首の組み合わせで覚える。
筆順とかはどうでもいい。
算数は答えが先に出てしまって、式をあとから考えたりする。
自由度が高い場合も混乱することはないが、おおざっぱで正確さに欠ける。

マニュアルはちゃんと読まず、いじっているうちに使えるようになる方が楽。

なんでやるのか、目的がわからないままやらされるのが苦手。

※ただし、一度にいくつもの仕事を併行してできるとか、ワーキングメモリが大きいという意味ではありません。それはまた別問題だそうです。

*         *            *

継次君は、論理的に分析的にものを考えるコツコツ積み上げ型。。
与えられた情報はひとつひとつ、順番に処理していく。
細部を順序立てて積み上げてから全体像に行く。
(ひとつひとつクリアしていって目標に到達する。)

時間の順番に処理する情報というのは、音声言語などがそうである。
つまり「聴覚優位」と言い換えてもいいかもしれない。

イメージではなく言葉でものを考える。
言葉での表現に長け、国語の読解や作文、漢字の読み書きが得意。

ただ、ぱっと全体を把握するのが苦手。
細部にこだわりすぎて全体が見えなくなってしまう(木を見て森を見ず)ことも。

漢字は、書き順から覚えたりする。
算数は、解き方の手順通りにやって答えを出す。

言葉で説明された方がよくわかる。

得意なのは
マニュアルの手順通りに組み立てたり、数や英語を復唱したり、3つの指示を聞いてその通りに行動する、などの課題。
自由度が高いと混乱する。

・・・あくまでイメージである。
上の同時君と継次君は、偏りの激しいお子さんの場合である。
どちらも同じくらいできるお子さんもいれば、どちらも同じくらい苦手なお子さんもいるだろう。

●我が子のタイプはどうすればわかるの?
遠城寺式とかビネー式とかは単純な知能テストだから認知特性まではわからないが、次のようなテストならわかる。

・K-ABC(Kaufman Assessment Battery for Children)
カウフマン(Kaufman)が作った。

継次処理尺度(情報を1つずつ分析する能力をとらえる)
手の動作、数唱、語の配列

同時処理尺度
(情報の全体像を把握する能力をとらえる)
魔法の窓、顔さがし、絵の統合、模様の構成、視覚類推、位置さがし


・WISC (Wechsler Intelligence Scale for Children)
ウェクスラー(David Wechsler)が作った。

WISC−IIIまでは
言語性IQ・・・耳からの情報を処理する力(≒継次処理)
動作性IQ・・・目からの情報を処理する力(≒同時処理)

という分類があったが、WISC-IV以降ではこの尺度は廃止されている。

言語理解指標(VCI)≒継次処理的な能力
知覚推理指標(PRI)≒同時処理的な能力
ワーキングメモリー指標(WMI)
処理速度指標(PSI)

の四つの尺度になっている。
(WISC−Vでは、知覚推理指標がさらに空間視覚(VSI)と流動性推理(FRI)に分かれているらしい)


ただこれらの検査は一般の人には手に入らないし、だいたいは親が子供を観察してどちらかが優位なのか見ていくしかない。

ちなみにうちの娘は、どちらも苦手だが、空間認知が弱く、記憶力だけで勝負の子供なので、「しゃべるのが苦手な継次処理タイプ」だと思う。(笑)

あまりしゃべれない(使えるフレーズを記憶して蓄積していくタイプ)のは、自由度が低すぎるからだと思う。しかし、使えるフレーズをずいぶん蓄積しているので、日常生活では困らない。
(必要なことしかしゃべらない無口な子供、という感じ、笑)

文字を書くのは書き順が正確で、手が覚えている。
形はまったくとれない。いわんや漢字をや。(ごく単純なものを除き)
また、物事は木を見て森を見ずの部分が大きい。
一方で、それなら聴覚処理が得意なのかというと、絵があった方が理解が早い。(漢字を覚えるときも)

知的障害があるので同時処理も継次処理もどちらも低いと思うのだが、どちらかというと継次処理の方が優位な感じがする、という程度である。

●学校の授業は継次処理型のお子さんに有利

学校の授業は、先生のことばによる説明が大部分である。
一斉授業は講義形式であるし、漢字も、指を出して空書させ、書き順で覚えさせようとする。

つまり、今現在の授業形態は、継次処理型タイプのお子さん向けで、同時処理タイプのお子さんにはきつい状況となる。

こうしてみると、これまで接してきた何人かの同時処理タイプのお子さんたちの姿が浮かぶ。
その子たちは、一斉授業を受けることが難しい。
(知的障害がなくても)
彼らの知性を活かす場と言うのは、学校教育の枠の中では難しいのが現状だと思う。
しかしそのお子さんの認知特性を知ることで、指導に生かすこともできる。

漢字を読むのはいいけど書くのがからきしダメ、という拒否反応が強いお子さんに、漢字組み立てパズルをやらせると、それは喜んでやり、ちゃんとできてびっくりしたり。
ひらがなが全然覚えられないお子さんに、ひらがなひとつひとつをイラストにしたらすぐに覚えられたり。

その子ができないんじゃなくて、アプローチの仕方がその子に合っていないだけなんじゃないか、と考えるのは、教える側にとって大事な視点だと思う。

講義に出てきた「私たちは、脳で見ている、脳で聴いている」という言葉が印象的だった。

いくら視力がよく、聴力に問題がないとしても、脳で見、脳で聴いている以上、生物としての目がいい、耳がいいのとは別に、視覚優位や聴覚優位というものができてくるのだと思う。

どんなに口頭で指示を出しても動かない(支援級の)お子さんを叱っている場面は学校生活でよく見かけるが(耳には問題ないので)、本当はそのお子さんが悪いのではなく、そのお子さんの脳が指示を聴いていなかっただけなのかもしれない、などという視点をもつのも大事かなと思う。

<注>
1)PASS理論(PASS theory)というもの。
旧ソビエトの神経心理学者ルリア(A.R.Luria 1992-1977)が提唱した。

P: Planning プラニング  与えられた情報に対して解決方法を決定したり選んだりする認知プロセス
A: Attention 注意    与えられた情報に対して、不要なものはスルーし、大事なものだけに注意を向ける認知プロセス
S: Simultaneous 同時処理
S: Successive  継次処理

の4つの認知能力に分けて考えた。

雑談:あるTwitterの反響を読んで思ったこと

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今月は、慌ただしいので雑談で。

というのも、教員免許更新講習が毎週末入っているからだ。(丸一日×5日間)

*        *        *

ご存知のように、教員免許には有効期限があり、期限までに更新講習を受けなければ失効する。
私の免許はすでに期限が過ぎているが、教職についていなかったため、いわゆる「休眠状態」になっている。
失効はしていないが、そのままでは教壇に立つことはできない。

来年度非常勤講師をするためには、更新講習を受けて免許を回復しなければならないのだ。

講習を受ける費用が3万円。プラス交通費。(けっこう遠方でやったりする。宿泊が必要な人もいると思う)

いつかモトがとれますように・・・(笑)

それでもブログは更新する私。
(教会の話なので、興味ない方はスルー歓迎)

*          *            *

Twitterで、美人ヴァイオリニスト高〇ちさ子さんのツイートを拝見した。
(ファンなので、最近フォローしているのだ)
ちょっと引用させていただく。

みっちゃんからいつも通ってる教会で小学生に「テレビ出てたでしょ、ダウン症なんでしょ?喋らないでくれる?」と言われた、と憤慨して電話があった。っていうか、今までダウン症だってわかんなかったんだ、と驚いた私。けどそこじゃないね。 教会変えなさいと言っといた。正解?
(ちさ子さんのツイートより引用)


ちなみに、みっちゃんというのは、ちさ子さんのお姉さんで、ダウン症がある。
先日テレビで拝見したが、私と同年代の方にこう言っては失礼なのだが、見た目お若く見え、大変可愛らしい方であった。

面白かったのはこのツイートに対するたくさんの返答だ。

正解です、という返答も多かったし、
〇ソガキだ、親の顔が見たい、とか、シバいたれ、といったコメントに加え、

ロクな教会じゃない、とか、
その教会では得るものがない、とか、
心が貧しい人は教会に行くだけ無駄だね、とか
教会ってそういう事を許さないんじゃないんですか?とか、
子供、教会に何しに来てるんですか?とか、
人々の心の拠り所である教会がそんなんじゃ・・・とか、
そんな信者がいる教会なんてさっさとやめて、とか、
そういう子供が通っているってことはそういう教会だ、とか、
そんな小学生がひとりでもいるということは、レベルが低い人の集まりだ、とか・・・

・・・おいおい、あなたたち、教会をなんだと思っているんだ!
と思ってしまったのであった。

上のコメントについては、ちさ子さんも軽い気持ちでツイートしたのだと思うし、それについてあまりに小学生や教会を非難するコメントが付いたので、後で「よく考えたらみっちゃんが先に何か気に障ること言ったのかも」とフォローのツイートが追加されていた。

基本、当事者の問題なので、お姉さまが決めればよいことなので、私もそれについては何も言うことはない。

それはそれとして、話はズレるんだけど、おそらく教会に通ったことがない人たちのものであろう、上のコメントに、教会って誤解されているんだな〜と思ってしまったのだった。

聖書を読んだことのある人なら、2000年前の昔、イエスに従ってついていった人たちが、どういう人達であったのか、ご存知だと思う。
取税人(庶民から税金を搾り取る、嫌われ者)、遊女(ふしだらと言われていた人々)、異邦人(サマリアの女と呼ばれる人は、夫を何人も変えて今は愛人と暮らしていると言っていたっけ)、あげくには強盗まで。

つまり、一般社会から見て、どうしようもないと言われていた人々(嫌われ、見下されていた人々)だったはず。
それを見て当時のユダヤ教の聖職者たちはイエスを「罪びとの仲間」「ロクなもんじゃない」と判断したのである。
イエスが世間的に立派な人たちとばかり交際していたら、あそこまでユダヤ教の聖職者たちの気持ちを逆なでしないで済んだのである。

一番弟子だったペテロでさえ、最期にはイエスを裏切った、裏切り者なんだから。

だからイエスは徹頭徹尾、弱い人間を招いているのだということがわかる。

教会というところは、「自分はどうしようもないから、神様に救ってほしい」と願う(自覚のある)人たちの集まりである。
その中には、もしかしたら犯罪歴のある人もいる。
心を病んでいる人もいる。

2千年前の昔、そうした世間の嫌われ者たちは、「それでもあなたは救われる」と招いてくれたイエスに望みをかけていったのである。

それは現代でも同じだ。
みんな困っているから教会に通っているのである。
困っていない人が通っているなら、それこそ「なんのために教会に通っているのか」ということになる。
自分が健康で治すところがないと思っているなら、なんのために医者にかかるのか、というのと同じことだ。

「私たちは、心のきれいな、非のうちどころのない善良な市民です」という顔をした人は、教会に来る必要なんてない。
それはいわゆる「パリサイ人」と呼ばれ、クリスチャンが気をつけなければならないとされている心理である。

また、そういう人(自分が救われることを求めていない人)が教会に来たとしたら、通っている教会員に幻滅したら去っていくかもしれない。
(教会あるあるである。
これは患者が病院に来ている他の患者を見て、「病人ばっかりじゃないか!」と病院を離れていくのと似ていて、ナンセンスである。
教会員ではなく、聖書が指し示す神を見なさいといわれるゆえん)

どこの教会にも、教会員のいざこざは起こりうる。
ただ、教会がよその場と違うところがあるとしたら、悪口を言った人や言われて腹が立った人が、気づいて悔い改めるチャンスがあるということである。
聖書を読み、説教を聞いて、はっと気づいて自分の行いを反省するきっかけがあるのだ。
だからひとりひとり、その人なりに少ーしずつ進歩はしていくと思うが、客観的に見て世間一般よりも素晴らしい人たちが集まっているというわけではない
神にすがっているか、いないかの違いだけである。

*         *         *

その小学生についていえば、小学生はただ親に連れられて教会に来ていたのだろう。
小学生が、自分の罪深さに悩み、自ら教会の門を叩くわけがない。

プロテスタントでは、基本幼児洗礼はしない。
本当に自分は変わらねばならないと自覚し、変わりたいと願い、神に救いを求めるようになるのはどんなに早くてもおそらく思春期以降だ。

私もダウン症のある末娘を教会に連れて行っているが、説教はわからないだろうし、絵本を読んだり図鑑を見たり飛んでくる野鳥を観察しているだけである。
でも心のどこかに、小さい頃教会に行ったことが記憶として残り、何か困難があったときに帰ってこれる場所として思い出せたらいいと思っている。
だから、教会に通っている小学5年生のダウン症の末娘も、別に品行方正でもなんでもない。
最近は「ぼーっといきてんじゃねえよ」がお気に入りのフレーズなくらい。(爆)

子供というのは正直で、思った通りを言う。
それゆえ、(今は小学校で仕事をしているが)小学生の多くは基本愛すべき〇ソガキである。(笑)
何がいいことで何が悪いことかがわからなかったら、その都度周りの大人が辛抱強く教えていけばよい。
人は生まれてから、いくつになっても学びである。
小学生なんて、伸びしろの塊なのだ。

今回のことは、その小学生たちにとっても学ぶチャンスになると思う。

親のしつけがとか言うけど、持って生まれた性格もあるし、環境が悪かったとしても思春期以降はもう親のせいではなく自分の人格は自分で責任を持って育てていくべきなので、小学生ならまだまだ原石というべき段階だと思う。
小学生に完成形を求めてもなあ・・・と思う。

そして、原石の状態ですでに立派で素晴らしいと、これ以上磨こうとは思わないかもしれないが、原石がひどいほど、救いを求めて教会の門を叩く可能性がある。

それが、イエスに従って行ったのが罪びとばかりだったことの理由であるし、聖書に「心の貧しい者は幸い」「悲しんでいる者は幸い」と書かれているゆえんなんだろうと思う。

だから、私は上の子たちが、今いろいろ迷ったり問題を抱えたりしていても、長い目で見たら、それがあったからこそ却ってよかった、という方に向かう可能性を秘めていると思っているのだ。
(変わりたい、という願いを持ちやすいため)

聖書には、芥子種のたとえがある。
どんな種よりもちっちゃい種。
でもそれが育つと、鳥が巣をつくるほどの大きな木になると言われる。
これは、聖書が与えている希望だ。
世間のスタンダードから見て、どんなダメ人間でも、だからこそ神に救いを求めることで、神が育ててくれ、人の役に立てる人間になれる可能性を秘めている、ということなのだと思う。

まあ、教会ってものが誤解されているかも、と思ったので書いた雑談でした。

無料シェア:ひらがな濁音・拗音・促音読みプリントなど

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今回はひらがな読みプリントの続きで、濁音・半濁音・拗音・促音の読みプリント計46枚と拗音カードをシェアします。
仕事のために作ったものですが、使えそうなものがあったらどうぞ。

*           *         *

4月からひらがな読みの指導をしていたお子さんたちが、50音を読めるようになったので、濁音や拗音に進んでいる。(促音はこれから)


●濁音・半濁音


ご存知のように、濁音は「点々」のつくひらがな、半濁音は「〇」のつくひらがな(ぱ行)である。

が行なら、「か」「き」「く」「け」「こ」のひらがなカードで読みを確認した後、一枚ずつ取り出して教える。
「か」を読ませた後、消せるペンで点々を書いて「か、か、か、が、が・・・」と音を濁らせて確認。
ひらがな50音と同様、一行ごとに読めるようにしていく。

読み確認プリント。(例)教えた文字以外の読みは出てこないようになっている。
dakuon01


さらに点々を打つ練習プリント。
dakuon02


●拗音



拗音は「きゃきゅきょ」などの音である。

「きゃ」で一文字とみなし、お子さんの好きなキャラクターでひらがなカードを作成した。
(これはシェアできないけど)
表。(一部)
dakuon03 (2)

裏。
dakuon03 (1)


まず「ゃ」を手で隠し「き」を読んでもらう。
次に「き」を隠し、「や」を読んでもらう。
そして、素早く言ってもらう。
「き、や」「きや」「きゃ」となって読めるようになる。
そして読みプリントで確認。(例)
dakuon04


さらに、拗音カードを作った。
絵カードと文字カードを別々に作る。(裏表一枚、ではなく)
dakuon05


いろいろな使い方ができる。
,買い物ゲーム
絵カードの方にマグネットを貼り、黒板に貼りつける。
3〜5枚の文字カード(買い物リスト)を渡し、それを読んで品物をとってくる。

⊃牲仗蠎
文字カードをイラストカードをマッチングさせる。適当な枚数で。

5つりゲーム

品物のイラストにクリップをつけ、渡されたカードを読んでその品物を磁石のついた釣り糸でつり上げる。

・・・など。

●促音



促音(小さい「っ」)はまだ教えてないが、教材は作ってある。

ひらがなを教えるとき、「おにぎり」と言いながら手を4回叩くなど、文字の数だけ手を叩くことをする場合があるが、「らっぱ」は3文字である。(手を3回叩く)
そうでないと「らぱ」などと書いてしまうことになる。

うちの娘に促音を教えるときは、手は叩かなかったが「っ」のところに他の無声音を入れて読んでやっていた
「らっぱ」なら「ら◆ぱ」と、◆のところで鼻を鳴らした。(笑)
「っ」は「読まない(音がない)」よりも「読む(無声音で)」方がわかりやすいかと思って。
実際うちの子はそれで理解したようで、書くときに間違わない。

今の職場のお子さんたちは、実際に教えてみないとどこでつまずくかはわからないが・・・。

読みプリント(例)
dakuon06

適切なところに「っ」を入れる問題のプリント
dakuon07



●ダウンロード



ダウンロードはこちらから。
https://drive.google.com/drive/folders/1OSaBKUzZ2rVCKFuy8Al8tgN7kv22oLOl?usp=sharing

動作法について(講演会のご案内あり)

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先輩お母さんMasamiさんのブログに、ときどき出てくる「動作法」という言葉。

実は私の11歳の娘も2歳半から動作法を受けています。
最初はぺたぺたとした独特の歩き方を治したくていろいろ探して知った「動作法」ですが、実は体からのアプローチによって、心の変化を促す心理療法のひとつです。

これをやったから、何かがたちまち出来るようになる、というものではありませんが、自分の思い通りに動かせる体を手に入れるということは、独特な体の使い方をするハンディのある子どもたちにとっては、とても大きな影響があるという実感があります。
娘も何事にも積極的になった気がしますし、今では弟より体の使い方が上手いかもしれません(笑)

「動作法をしていなかったら、今の娘の発達はない」私はそう確信しております。
(Masamiさんブログより引用)


「動作法をしていなかったら、今の娘の発達はない」と確信している、とおっしゃるその動作法とはどういうものだろうと、気になっていました。

今回、長年ダウン症のあるお子さんへの指導に携わり、動作法を実践していらっしゃる大分大学名誉教授・客員教授の田中新正先生に長野にお越しいただき、講演会と公開実演(家庭でできる実践)を行っていただけることになりました。

近隣の方、無料ですので興味のある方はぜひいらしてください。

●動作法とは?
上のMasamiさんのブログにも説明がありますが、ネットで調べたところの定義は以下のようなものでした。
「臨床動作法は、日本で成瀬悟策により開発された、動作を通して心理的問題を改善する心理療法です。ことばではなく動作を主に面接の媒体とすることで、比較的短期に主訴を改善する効果を上げています。」

・姿勢が気になる(猫背・側弯など)
・運動発達の遅れが気になる(歩く前のお子さんも歩いてからのお子さんも。
階段の昇降・ジャンプなど)
・発音が気になる(まずは体の部位→発音器官へとつなげていきます)
・対人関係が気になる(気持ちの切り替え、頑固さ、落ち着きがないなど)
(心と体はつながっているということです)


インターネット上で田中新正先生の作られたダウン症者指導の資料が無料で公開されています
(事前に目を通していただくか、資料をお持ちいただくと内容が理解しやすいとのこと)
http://kitchom.ed.oita-u.ac.jp/handicap/shimmasa/Dohsa-hou-to-DownSyndrome.pdf

●田中新正先生のご紹介
大分大学名誉教授・客員教授 
( 元大分大学教育学部教授 特別支援教育コース 2016.3退職)  
1983年大分大学に赴任されて以来、ダウン症のあるお子さんや成人の
指導と研究をされてきました。
大分の ダウン症親の会の顧問もされています。

●講演会の日時・場所その他
日時:11月17日(土)
時間:午前の部(講演会 10:00〜12:00(質疑応答含む)
昼食休憩 12:00〜13:00
午後の部(会場のお子さんによる実演 13:00〜15:00(質疑応答含む)
(できれば通して参加いただいた方が理解が深まりますが、午前のみ・午後のみの参加などもOKです)
参加費: 無料
場所: 長野市鶴賀七瀬中町276−10 長野市障害者福祉センター 2階体育室

託児: 午前のみあり。申し込みが必要(無料)
   学生ボランティアさんと役員による託児です。
   別室におもちゃを用意します。保護者の携帯番号を控えさせていただき、お子さんが泣いたらお知らせして来ていただく程度のものです。

※会場は土足禁止です。備え付けのスリッパまたは上履き持参。
※会場内で飲食可能ですので午後も参加される方は昼食をご持参ください。
※駐車場については下をご覧ください。

●会場へのアクセス・案内図
map2

(もっと広い範囲からの地図はこちらから)
◆車でお越しの方
駐車場  会場の専用駐車場が満車となった場合は下記の
駐車場も手配してありますのでご利用ください。
どちらも講演会会場の近隣です。
長野商工会議所(長野県長野市 七瀬中町276) & 長野建設産業労働組合(長野市鶴賀七瀬中町298−1)
駐車場案内図
■印の入り口´↓いら入れます。
parking2


◆公共交通機関でお越しの方
JR長野駅前バス乗り場No.4より
46番バス(大豆島東団地/保科温泉方面)または
48番・85番バス(文化学園前/松岡(長野市)方面)に乗り「商工会議所前」下車徒歩1分 (片道250円)
上の地図の※印がバス停の位置です。

46番バス時刻表
http://www.nagadenbus.co.jp/local/diagram/diagram.php?route=NGN46
48番・85番バス時刻表
http://www.alpico.co.jp/access/nagano/azumadori/pdf/table_weekday_20180401.pdf

●申し込み
downhimawariあっとまーくgmail.com
(あっとまーくを@(半角)にかえてください)
(資料の準備上、会員以外の方は申し込みいただけると助かります。
託児希望の方は必ず事前に親御さんのお名前・お子さんのお名前・お子さんの年齢をメールにて知らせてください。

障害のあるお子さんの性教育講演会

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障害のあるお子さんをもつ親御さんを対象とした性教育講演会に出てきた。
聞きっぱなしにならないよう、内容をおさらいしがてら、ブログネタとさせていただく。

今回お話いただいたのは、Droplet projectのイラストでおなじみの、竹内先生。

特別支援に関わる人で、この方のイラストを見たことがない人はいないだろう。

実は、地元の特別支援学校の養護教諭(保健の先生)が本業で、本業のかたわらイラストを描かれているのである。
長年特別支援学校の保健の先生をされていた経験から、ためになるお話を聞くことができた。

*           *          *

障害のあるお子さんの性については、親御さんは心配や不安ばかりが先立つと思う。

同年代のダウン症のお子さんをもつ親同士でランチしても、「もう生理がきちゃった」とか、「なんでもゆっくりなんだから、こういう方面もゆっくりでいいのに・・・」といった声が聞かれる。
不安が先立つので、お子さんの性に関することについては「困った困った」という姿勢になりがちなのではないかと思う。

それに対して、先生は「保護者が正しい知識を得ることで、『知らないから不安』が『ちょっと安心、なんとかなる気がする』に変わってきます」とおっしゃる。

とかく性教育講演会にありがちな「生命の神秘!」とか「命の尊さ!」などという概念的なお話ではなくとても具体的でよかった。

講演会の中の、次のテーマについて、この記事に書こうと思う。

●おおまかな心構え
●性の発達について
●性の自立への課題
(プライベートゾーンについて)
(パーソナルスペースについて)
●(男女問わず)性器いじりについて


●おおまかな心構え
上に書いたように、保護者は障害のあるお子さんの思春期の行動について、「問題行動」ととらえがちである。
たとえば・・・
・生理がきた女の子が、ナプキンが嫌でとってしまう
・気になる異性に近づきすぎる
・小6の異性から抱っこをせがまれるが、いいのかどうか
・人前で性器いじりをして困る

・・・などである。

しかし先生曰く、これは「問題行動」ではなく「当たり前の発達」なのだそうだ。

性に関して、「あれはいけない、これはいけない」などの「禁止」の指導ばかりするとどうなるか。
それは隠れてするようになったり、不適切な方法で行うようになったり、ストレスになって別の形のこだわりになったりするようになる。
(男女交際もしかり)

だから、障害のあるお子さんの性教育は、「禁止」ではなく、「こういう風にするとOKだよ」という方法を教えていくのがいいという。

また、性に関しては、今(親が)困っていることを解決すればそれでいいのか?という問題がある。
性教育の究極の目的は、「問題行動を失くす」ではなく、自立した生活、豊かな対人関係を築いて生きていくということ、生きることについて教えていく、ということを、改めて教えていただいた。
これは心しておきたい。
(問題行動が起こらなければいいや、ではなく)

●性の発達について
性の発達については3つの側面があると教えていただいた。
生理的発達、心理的発達、社会的発達の3つである。

(1)生理的発達

これは体の発達。二次性徴もこれにあたる。
本人が望もうと望むまいと、自動的に始まってしまう発達である。

(2)心理的発達
これはお年頃の気持ちになることである。
異性を意識したり、異性を好きになったりする心、羞恥心、性的な興味関心、性自認(自分の性がなんであるか)といったことを指す。

(3)社会的発達
これは、マナーである。
手洗い歯磨き、身だしなみ、人との距離感(パーソナルスペース)、結婚、妊娠、出産などを指すそうだ。

障害のあるお子さんも、こうした性に関する社会的行動について、訓練を受ける権利があるとしている。
つまり、放っておいちゃいけないということだ。
誰もが性に関する知識を得る権利があり、結婚や出産についても、自分で決める権利があるというお話だった。

かつては優生保護法というものがあり、本人の了承もなく不妊手術などが行われていた時代があった。
そんなきれいごと言っても、知的障害のある子に子育てはできないでしょ?という声があるかもしれないが、そういうことではないのだ。

本人の発言権があるということが大事なのである。
(本人を除外して他の人だけで決めてはいけない)
それは当然の権利だと私も思う。

●性の自立への課題
時系列で次のような課題が出てくる。
実は性の自立への課題は、男女でそんなに違わないそうだ。

/閥瓩並里寮況
排泄
F鷦\徴
ぐ枩への関心、人との距離
ダ衝動のコントロール


このうち、
小さい頃から(主に家庭で)教えるべきこと
・・・身近な体の清潔、排せつ、羞恥心、人との距離

時期が来たら(主に学校で)繰り返し教えるべきこと
・・・
二次性徴の処理(射精・月経)

異性への意識
好きになる心
結婚・妊娠・出産について

デイなどの事業所は家庭と学校の中間に位置するものなんだそうだ。

/閥瓩弊況
これは小さいうちからコツコツやってもらいたいこと。
「すっきり」「さっぱり」を感じることができるのが大事。

おしりをふく、顔を洗う、手を洗う、歯を磨く、髪をとかす、爪を切る・・・。
「きれいになったね」「すっきりしたね」「さっぱりしたね」と声掛け。

お風呂の時間は、自分のからだをさわって確認する時間。
体の部位の名前を知る時間でもある。

性器を洗うときは
「大事なところだからやさしくていねいに洗うんだよ」と教える。

排泄
排泄の自立の先に衝動のコントロールがある。
また、排せつの自立ができていないと女の子も生理の手当ては無理。

ということでとても大切なことだそう。

排泄に関するいくつかの目標
・和式トイレの使い方はわかりますか。
・男の子は立ってできますか。
 (ズボンを脱がずにできますか。社会の窓(前開きのジッパー)から出しておしっこできるように)
・女の子は大のあとの拭き方は大丈夫ですか。
 (前から後ろへ拭く。逆だと便のばい菌がついて膀胱炎になりやすい)
 (パンツをひざまでおろして脱ぎ捨てないでおしっこができますか)
・トイレに入る前にノックしますか。
・トイレのドアをしめていますか。。(鍵をしめていますか)
・トイレの中で支度を済ませてから出てきますか。
・排泄しているところを人に見られることを恥ずかしいと思いますか。
(なるべく介助者もしている間は中に入らないように)
・排泄の失敗を恥ずかしいと思いますか。
・介助してもらった人に「ありがとう」と言えますか。
knock_woman

は後述。

ぐ枩への関心、人との距離
自閉症のあるお子さんは、はじめのことを途中から変えるのが大変なので、そのことも踏まえて指導する。

恥じらいの心、プライベートゾーンの意識は長い時間をかけて育てるもの。

プライベートゾーンを教える(絵を使って)
水着で隠れるところは、
・大切なところだから隠す・
・人に見せない
・人がいるところでさわらない
・他の人のプライベートゾーンを見ない、さわらない。
見せてよい場合や場所をきちんと教える。
(温泉とか病院ではいいんだよ、とか)
またプライベートゾーンは胸、性器、おしりだが、年齢が上がると口もプライベートゾーンになるんだそうだ。
(見せないわけにはいかないが、勝手に触らない、触らせないということ?)

また、学校や事業所で、同性介助の鉄則が守られているかどうか、高学年になっても手をつないでいないか、と言う話もあった。

原則として、男の子には男性が、女の子には女性が介助すること。
シングルマザーなどの場合は、支援者にお願いする。(デイとか学校とか)

移動については、中には高等部になっても手をつないで移動している先生とかがいたりするらしい。
障害の重さに関係なく、手をつながずにひとりで移動する(付き添いがいても)支援をしていくようにとのお話だった。

その意識が薄い先生もいるかもしれないので、親が確認していかないといけない場合もあるだろう。
(手をつないで移動していないか、同性介助は守られているか、学校のトイレでノックをさせてもらっているかどうか、カギはかけさせているかどうか、確認のためであっても、水を流すまでトイレの中に先生が入ってこないようになっているかどうか、などなど)

他人との距離については、いい本を紹介していただいた。
「マンガで学べるパーソナルスペース」

見本があったので中身を見せてもらったが、とても面白い。
相手が知り合いと知り合いでない場合、自分が何才までなら、具体的に何センチ距離をあけるべきか、何秒までなら相手を見つめても不快に思われないか、自分が10歳くらいなら、大人なら・・・など(うろ覚えだが)の、100人以上に聞いた場合の「相場」の数値を示している。

出版元の明治図書では、数ページ「立ち読み」もできるのでぜひ見てみてほしい。
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-235627-8
試し読みの部分は自分が5歳までだが、こちらの年齢が上がるとまた数値が変わってくる。

本人が「嫌だな」と思う感覚を身につけていく。またその感覚を大事にするということ。

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