2012年02月13日
5章 お口のマッサージとあごの体操など その2
発音向上のために目次はこちら
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP』
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」
を読んでいくシリーズ続き。
(よい発話(発音)のために、赤ちゃんの時期から口の発達を助けるための本)
レッスン6−8は、赤ちゃんの口の中に指を突っ込んで、口をマッサージする。
(感染症が疑われる場合には手袋着用が望ましい。手袋については前回書いた)
指を赤ちゃんに吸わせながら、そのリズムを感じ取り(一秒に1〜2回のリズム)、そのリズムに合わせて、指を吸わせながら舌のマッサージができる。
舌のマッサージをする際に注意するのは、「嘔吐反射」である。
よく医者でのどの様子を見るために、ヘラのような器具(舌圧子)を突っ込まれると「おえっ」となる、アレである。
新生児は舌のもっと前の方(舌先から三分の一の位置)で嘔吐反射が起こるため、舌の先の方をマッサージするようにする。
生後6ヶ月〜9ヶ月になると嘔吐反射は舌の後ろから三分の一の位置で起こるはずなので、舌先から三分の二の範囲をマッサージする。
(わざと反射を起こさせないこと!)
赤ちゃんの様子を見て、不快な様子を見せたら指を前の方へ移動させる。
このマッサージによって、外側翼突筋(あごを開くのに使う筋肉)、内側翼突筋(あごを閉じる筋肉)、そして頬筋の内側(唇を使うことと、適切な口腔内圧を作るのに必要な筋肉)をマッサージしていることになる。これらの筋肉は母乳を飲むとき、ほ乳瓶を飲むとき、飲み込むとき、高さの違うあごの細かい動きと唇の動きを支えるところである。
また頬筋は最終的には頬を歯茎にあてた状態で保つことで、適切な口腔内の圧力を保つ働きもしている。
適切な口腔内の圧力というのは、母乳を口の中へ運ぶのに重要なものである。
赤ちゃんは頬脂肪体sucking padというものをもって生まれるが(咬筋と頬筋の間のスペースにある、脂肪の塊)、これは生後は発達しない。生まれつき頬脂肪体がよく発達していない場合は、頬筋がその代わりを務める。
頬筋を内側からマッサージすることは、赤ちゃんの頬筋への意識を発達させる助けになる。
頬の内側をマッサージすると、少し抵抗を感じることがある(赤ちゃんが頬を指に押し付けてくる)。これが頬筋の働きである。
食べ物や液体を効率よく飲み込むため、また発話のために適切な口腔内圧力を保つには、この頬筋の働きを生涯保つ必要がある。
(頬筋のマッサージはバンゲード法にもあった。頬の固さを確かめるように、外と内から頬を指で挟んでもみこむようなマッサージ)
赤ちゃんに歯が生えたら噛まれるので^^;小さなブラシを使って口のマッサージをしてもよい。
(口のマッサージははみがきなどと一緒に習慣化するとよい)
国内では、こんなものはどうでしょう。(シリコン歯ブラシぴから)
http://www.fine-revolution.co.jp/commodity/baby/entry-193.html
指サック状歯ブラシもよいようだ。
http://item.rakuten.co.jp/bodyeco/d-kakoh-love-001/
赤ちゃんが口の中のブラシの感触を楽めるようなものを選ぶ。
赤ちゃんの舌と、頬の内側をマッサージしている間に、赤ちゃんの歯茎の奥(後に奥歯が生えてくるあたり)で止めてみて、赤ちゃんに歯茎で噛ませてみる。
赤ちゃんには咬反射(こうはんしゃ)という、奥歯付近に硬いものが触れると噛みしめる一定のリズム運動をするという反射が備わっていて、後にものを噛む動きへとつながっていくとされている。
赤ちゃんが軽度のあごの弱さや、あごの動きのアンバランス、あるいは頬脂肪体の発達の未熟をもって生まれた場合には、その代償としてあごを安定させるためにほ乳瓶や乳房を噛む場合があるという。
(乳首の保護のためのブレストシールドなどという製品が販売されているゆえんである)
うちの子も、オーラルプレイスメントセラピーの訓練を始めたばかりのときは、噛むことなしにはストローが吸えなかったし、シャボン玉も噛まずに吹くことはできなかった。あごが弱かったのでその代償に噛むことで吹いたり吸ったりする活動を支える必要があったのだと思う。
乳房を噛む赤ちゃんの場合も、ブレストシールドが最善の策というわけではない。赤ちゃんに、噛まなくとも口を安定できるようにしてあげることが必要なのである。
そこで、この時期には赤ちゃんに、奥歯の生えてくるあたりの歯ぐきで指を噛ませる活動をさせる。
(親の指を前歯付近でかむことはまだ教えたくない)
この活動はあごにとって好ましく、多くのメリットがあるという。
あごを開け閉めする筋肉の発達を助け、またこれにより舌が奥に引っ込むことを奨励することができる。
またこの動きは正しい飲み込み方のパターンを身につけさせるために必要なものであり、後の発話にも必要な動きである。
親の指の側面(上に述べた部分)を赤ちゃんの奥歯の上に置き、しっかりと、しかしやさしく、指の肉の部分で赤ちゃんの歯茎を押す。(赤ちゃんに咬反射を起こさせる。上下どちらを刺激しても起こる)。そして赤ちゃんが何回噛めるかを見る。
このように奥歯の生えるあたりの歯茎をしっかり、しかしやさしく押して刺激すると、咬反射により赤ちゃんは繰り返し噛む。この活動は赤ちゃんの硬口蓋が高く、狭く形を変えようとする傾向に抵抗することができるため、硬口蓋の形を維持する助けになる可能性がある。
この方法は、赤ちゃんを相手に訓練を行っている言語療法士Sara Rosenfeld-Johnson とLori Overlandのふたりが開発したものである。
(↑オーラルプレイスメントセラピーを開発した人。うちの子がやっているあごの訓練活動も、奥歯で訓練ツールを噛むという内容になっている)
1秒に一回くらいのリズムがおそらく自然だが、そのリズムを乱さずに自然に何回噛めるかをみる。
赤ちゃんが左右ともに5回ずつ噛むことができたら、ここから始める。
赤ちゃんが片側の方が多く噛め、もう片側の噛める回数が少なかったら、両側同じ回数ずつ噛ませるようにしていく。
赤ちゃんが簡単にできるようだったら、回数を増やしていく。
連続して左右各12〜15回ずつを1セットとして、全部で3セット噛めるようになることを目標にする。
この上下の顎の体操は赤ちゃんのあごが成長するにつれてやり方を変えながら続けて行うことができ、よい顎の動きを身につけさせる助けになる。話すとき、食べ物をかじるとき、飲み物をすするとき、顎は上下の動きを必要とするからである。
・・・ということで、以下に親の指以外のものを使った(おもちゃを使った)あごの運動の紹介をする。
赤ちゃんのあごの発達の大切さについては前々回述べた通りである。
(あごが安定すれば、舌や唇も適切に動けるということ)
最もあごが成長するのは生後1年の間であり、2歳になるまでにはあごが安定するという。
適切な食事法に加えて、適切なお口のおもちゃ(噛むおもちゃ)を与えれば、赤ちゃんは顎が適切に発達する助けになる運動を自然にやるものである。
また今日では適切な時期に歯が生えない赤ちゃんが多いというが、それも著者によれば噛む経験が不足していることからきている可能性もあるということだ。
(ダウン症の子は一般に歯が生えるのが遅いと思う。うちの子も1歳過ぎに初めて生えてきたが、前々回の話では、ダウン症の子でもこの運動をすることで少しでも歯が早く生える助けになったり、歯の生える順番が正常に近づく助けになるということだった)
著者の目から見ると、赤ちゃんが適切に噛む助けとなるような商品が市場にはほとんどないという。
赤ちゃんが噛むおもちゃでよいものを選ぶには、次の点を考慮するとよいようだ。
著者のおすすめはchewy tubeやTri-chews, ARK's Grabbersである。ARK社の製品は米国FDAで認可されている材質、香り、色を使っている。ゴムやフタル酸エステル類を使っておらず、鉛もポリ塩化ビニルも含まれておらず無害である。
上記製品はアメリカでも一般のお店には売っておらず、買えるところが限られている。
本にはいくつか載っていたが、2つだけあげると
ARK Therapeutic Services, Inc.
http://www.arktherapeutic.com/
Talk tools
http://www.talktools.com/
である。
上記製品は、それほどお高い商品ではないと思うが、日本から買うと送料の方がずっと高くなる。
両者とも香港に代理店を持っているが、私が問い合わせたところ送料は香港からの方が高かった。^^;(香港ドルと米ドルのレートの違いによるもの?)
日本に代理店がないのが残念だが、個人輸入代理店にお願いして輸入してもらうと英語のやりとりも不要である。(手数料はかかるが)
「個人輸入代理店」で検索するといくつか出てくるので、手数料の安いところで信頼できそうなところを選ぶとよいと思う。(あるいは個人輸入代理店経由で共同購入するといいかも?)
自力で購入を試みる方は過去記事TalkTools製品の購入を考えている方にをご覧ください。
足りない商品があったときはメールすると国際宅急便なのに送料無料で送ってくれるし、質問にも答えてくれるし、ちゃんとしたところだと思います。(現在ひとりでカスタマーサービスを切り回しているため、いろいろな面で日本の会社のようにはいかないと思いますが)
月齢ごとのお勧めのお口のおもちゃが紹介されていた。
上記のおすすめのおもちゃが手に入らない場合は上の選び方のガイドラインを満たしたものを使う。
この月齢区分は個人の口のサイズと発達に基づいており、年齢や知的発達で区分してはいないということだ。
サイズが大きすぎたり、噛むのが難しすぎたりするものではよい結果は得られないということで、合ったものを選ぶこと。
(いつこのおもちゃを使い始めたか日付をいれ、子供の好みについてメモをとるとよいそう)
(1)新生児〜生後2カ月(全般的な口遊び)→自分の手、親の指
(親の人差し指の爪の横の肉の部分を奥歯の生えるあたりで噛ませる。目標は左右それぞれ12〜15回を1セットとして3セット)
(2)生後2〜3か月(全般的な口遊び)→ARK's Baby GrabberとBeckman's Tri-Chews by ARK(親の手を借りて)
自分の指を噛んだり、親の指を噛んだり((1)と同じように)、口のおもちゃを親が手伝って歯ぐきの奥歯の生えるあたりで噛ませる。
目標はそれぞれ12〜15回を1セットとして3セット)
(3)生後3〜4カ月(全般的な口遊び)→(3)に同じ(親の助けと、監視下に)
(2)と同じ。
(4)生後5〜9か月(口で探って識別する)→(3)の2つに加えて、黄色のChewy Tube, ARK's Soft Grabber(紫とやわらかいもの)その他赤ちゃんの口のサイズにあった口のおもちゃ(親の監視下に)
自分の指や口のおもちゃ、目の粗い布巾(チーズクロス)に包んだ食べ物やsafe feederに入れた食べ物を親の監督下に奥歯でかませる。(詳しくは6章で)
※ちなみにsafe feederというのはこんなもので、赤ちゃんが窒息するのを防ぐため、このようなバッグに食べ物を入れてしっかり締め、口に入れてやるというものらしい。
http://www.ed-cetra.com/baby-safe-feeder.html
(5)生後9〜12カ月(本当の口遊びが始まる)→黄色と赤のChewy Tube、P's and Q's、ARK's Grabberその他適切なサイズの赤ちゃん用の口おもちゃ、赤ちゃん用のラッパとシャボン玉(親が見本を見せる)
口のおもちゃ、目の粗い布巾(チーズクロス)に包んだ食べ物やsafe feederに入れた食べ物を親の監督下に奥歯でかませる。以下同じ)
※ちなみにP's and Q'sというのはこんな製品。
http://www.talktools.com/chewy-tube-ps-and-qs/
(6)生後12〜18カ月(本当の口遊び)→(5)と同じ。(親の監視下に)赤ちゃん用のラッパとシャボン玉(親が見本を見せ、やらせる)
(7)生後18カ月〜24カ月(本当の口遊び)→ラッパとシャボン玉(親や他の人たちと)、黄色と赤のChewy Tube、P's and Q's、ARK's Grabber(親の監視下)
(1)口おもちゃを赤ちゃんの口の前に置き、探索させる。
(2)おもちゃを親と一緒にもたせる。(口と手の関係を忘れずにー4章の内容)
(3)前歯の生える歯ぐきの表面でおもちゃを噛ませる
(4)かみかみさせながら前歯付近の歯ぐきから奥歯の生えるあたりの歯ぐきまで誘導していく。
(5)このプロセスをやって遊ぶ。赤ちゃんは自然に噛みたがるから。(反射により)
(6)噛むようになったら、左右各12〜15回奥歯のあたりでかませるようにする。
それを1セットとして3セットやらせる。
(7)赤ちゃんが噛まなかったり、目標回数まで噛みたがらなかったりしたら、赤ちゃんの好きなようにさせる。
赤ちゃんがはじめ左右2回くらいしか噛みたがらなくても、それは自然なことである。
もっとスキルが高くなると、もっと噛みたくなる。
徐々に、自然に、赤ちゃんは回数を多く噛めるようになるものである。
親は忍耐強く待ち、親子とも活動を楽しめるようにする。
(8)片側のあごの方がもう片方より弱いように思えたら、弱い方のあごの噛む回数を多めにしたくなるものだが、弱い側は疲れるのも早い。そこで回数は左右同じでよい。赤ちゃんは片側でばかり噛みたがるかもしれないが、それは自然なことである。
(9)口おもちゃに振動があるともっと赤ちゃんが噛むことに興味をもつ場合がある。振動を出す口おもちゃはたくさんある。振動するおもちゃをChewy Tubeの持ち手にとりつけ、全体が振動するようにしている親もいる。
ARK社は振動する口おもちゃやブラシを製品化している。
<注>振動する口おもちゃは、てんかんのある子には使わない。疑いがある場合は医者の許可がなければ使わないこと。
振動は内耳の前庭器と脳に直接届く。
また赤ちゃんが振動に中毒になるのもよくないので、最終的には振動なしで赤ちゃんが噛むことに興味をもてるようにするとよい。
(10)噛むとき、噛み合わせに注意する。
上下のあごの動きはよいが、左右、前後にスライドしたあごの動きは好ましくない。少し練習してもこの動きが改善されない場合は専門家(OTやSTの先生)に相談して評価やアドバイスを受けるとよい。
(11)赤ちゃんが口おもちゃを噛む動きは食べ物を噛む動きとは違う。
(12)これは遊びの時間ということを忘れずに、赤ちゃんの口の中や口周りのやりとりは楽しいものであることが重要である。
(13)赤ちゃんのコミュニケーションに耳を傾け、赤ちゃんに主導権を握らせる。
(14)この活動は週に3〜5回行う。
このように口おもちゃで遊ぶと、赤ちゃんは舌を刺激の方向(噛んでいる方向)へ動かすことを学ぶ。すると赤ちゃんの舌があごとは独立した動きをすることを学ぶ助けになる。左右への舌の動きは口の中の食べ物を配置したり集めたりするのに非常に重要なプロセスである。
また、口おもちゃを奥歯のあたりで噛むことでその付近の意識が発達し、舌を引っ込めることを学ぶ。これは正しい飲み込み方のために重要な動きである。また、舌を調節しながら引っ込める動きは聞き取れる発音には重要である。
また、あごを上下に動かすことで、あごを調節しながら開閉することを学んでいるし、あごと舌の筋肉を適切に鍛えることにもなる。
* * *
うちの子もバンゲードは生後2カ月くらいからやっていたのだけど、やはりあごの体操が欠けていたな〜と今振り返ると思う。
この本によるとそれをやっていたら硬口蓋の形はもっとなだらかになっていたかもしれない。
硬口蓋の形は、鼻音がうまく出せないことと関係あるのかな?とちょっと思った。
(軟口蓋の使い方だとは言われてますが)。
いずれにせよ、特にミルク育児の場合は、こうしたあごの体操をやった方がいいということである。
次回は、歯ぎしりと、ラッパとシャボン玉についての予定です。
上の4種のあご訓練ツールには、英文マニュアルがついています。
購入希望する方や、買う前にマニュアルを読んでみたいという方は、メールください。
(マニュアルを私用に訳したものをメール添付で差し上げます)
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP』
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」
を読んでいくシリーズ続き。
(よい発話(発音)のために、赤ちゃんの時期から口の発達を助けるための本)
<マッサージのやり方・つづき>
レッスン6−8は、赤ちゃんの口の中に指を突っ込んで、口をマッサージする。
(感染症が疑われる場合には手袋着用が望ましい。手袋については前回書いた)
レッスン6)赤ちゃんの舌をマッサージする
![]() | まずは親の指を吸わせてみることから始める。 指の向きは、指の爪を上、指の腹が下向きがお勧めだそう。 逆にすると赤ちゃんのまだやわらかくてこれから形が変わる硬口蓋の真ん中を押してしまうリスクがあるからだ。 (硬口蓋は鼻腔や副鼻腔の床の部分でもあり、硬口蓋が高くて狭くなると鼻腔や副鼻腔も変形してしまうという) |
指を赤ちゃんに吸わせながら、そのリズムを感じ取り(一秒に1〜2回のリズム)、そのリズムに合わせて、指を吸わせながら舌のマッサージができる。
![]() | ちょっとヘタな図ではわかりにくいが、舌の真ん中がくぼんでいるのが理想的。 (赤ちゃんの舌が親の指の周りにカップ状または溝を作っている状態) 舌がこのような形になっていることが授乳するときに大事であるということで、逆に舌の真ん中が盛り上がっているようだとよい授乳や飲み込むスキルにはつながらないそうだ。 その場合、吸っている間舌がカップ状または溝状になるように取り組む必要がある。 |
![]() | 舌のマッサージは、「舌のウォーキング」と呼ばれるもので、赤ちゃんの舌を小幅に奥から手前の方向へとなでながら奥へ進む(舌の先の方から始め、舌の中央の方へ(奥の方へ)進んでいく)。 (奥から手前の向きへなでながら奥へ進むと、ちょうど指が歩いているように見えることから) |
舌のマッサージをする際に注意するのは、「嘔吐反射」である。
よく医者でのどの様子を見るために、ヘラのような器具(舌圧子)を突っ込まれると「おえっ」となる、アレである。
新生児は舌のもっと前の方(舌先から三分の一の位置)で嘔吐反射が起こるため、舌の先の方をマッサージするようにする。
生後6ヶ月〜9ヶ月になると嘔吐反射は舌の後ろから三分の一の位置で起こるはずなので、舌先から三分の二の範囲をマッサージする。
(わざと反射を起こさせないこと!)
赤ちゃんの様子を見て、不快な様子を見せたら指を前の方へ移動させる。
レッスン7)赤ちゃんの頬を内側からマッサージする
このマッサージによって、外側翼突筋(あごを開くのに使う筋肉)、内側翼突筋(あごを閉じる筋肉)、そして頬筋の内側(唇を使うことと、適切な口腔内圧を作るのに必要な筋肉)をマッサージしていることになる。これらの筋肉は母乳を飲むとき、ほ乳瓶を飲むとき、飲み込むとき、高さの違うあごの細かい動きと唇の動きを支えるところである。
また頬筋は最終的には頬を歯茎にあてた状態で保つことで、適切な口腔内の圧力を保つ働きもしている。
適切な口腔内の圧力というのは、母乳を口の中へ運ぶのに重要なものである。
赤ちゃんは頬脂肪体sucking padというものをもって生まれるが(咬筋と頬筋の間のスペースにある、脂肪の塊)、これは生後は発達しない。生まれつき頬脂肪体がよく発達していない場合は、頬筋がその代わりを務める。
頬筋を内側からマッサージすることは、赤ちゃんの頬筋への意識を発達させる助けになる。
頬の内側をマッサージすると、少し抵抗を感じることがある(赤ちゃんが頬を指に押し付けてくる)。これが頬筋の働きである。
食べ物や液体を効率よく飲み込むため、また発話のために適切な口腔内圧力を保つには、この頬筋の働きを生涯保つ必要がある。
(頬筋のマッサージはバンゲード法にもあった。頬の固さを確かめるように、外と内から頬を指で挟んでもみこむようなマッサージ)
<注>
赤ちゃんに歯が生えたら噛まれるので^^;小さなブラシを使って口のマッサージをしてもよい。
(口のマッサージははみがきなどと一緒に習慣化するとよい)
![]() | 著者のお気に入りはARK's probeというものである。 (私ももっている。Talk Tools社から購入したもの。talk tools社については後述) http://www.talktools.com/arks-probe-pkg-of-3/ |
国内では、こんなものはどうでしょう。(シリコン歯ブラシぴから)
http://www.fine-revolution.co.jp/commodity/baby/entry-193.html
指サック状歯ブラシもよいようだ。
http://item.rakuten.co.jp/bodyeco/d-kakoh-love-001/
赤ちゃんが口の中のブラシの感触を楽めるようなものを選ぶ。
レッスン8)赤ちゃんのためのあごの体操(あまり理想的でない食事パターンを身につけてしまった場合の対策となる活動)
赤ちゃんの舌と、頬の内側をマッサージしている間に、赤ちゃんの歯茎の奥(後に奥歯が生えてくるあたり)で止めてみて、赤ちゃんに歯茎で噛ませてみる。
赤ちゃんには咬反射(こうはんしゃ)という、奥歯付近に硬いものが触れると噛みしめる一定のリズム運動をするという反射が備わっていて、後にものを噛む動きへとつながっていくとされている。
赤ちゃんが軽度のあごの弱さや、あごの動きのアンバランス、あるいは頬脂肪体の発達の未熟をもって生まれた場合には、その代償としてあごを安定させるためにほ乳瓶や乳房を噛む場合があるという。
(乳首の保護のためのブレストシールドなどという製品が販売されているゆえんである)
うちの子も、オーラルプレイスメントセラピーの訓練を始めたばかりのときは、噛むことなしにはストローが吸えなかったし、シャボン玉も噛まずに吹くことはできなかった。あごが弱かったのでその代償に噛むことで吹いたり吸ったりする活動を支える必要があったのだと思う。
乳房を噛む赤ちゃんの場合も、ブレストシールドが最善の策というわけではない。赤ちゃんに、噛まなくとも口を安定できるようにしてあげることが必要なのである。
そこで、この時期には赤ちゃんに、奥歯の生えてくるあたりの歯ぐきで指を噛ませる活動をさせる。
(親の指を前歯付近でかむことはまだ教えたくない)
この活動はあごにとって好ましく、多くのメリットがあるという。
あごを開け閉めする筋肉の発達を助け、またこれにより舌が奥に引っ込むことを奨励することができる。
またこの動きは正しい飲み込み方のパターンを身につけさせるために必要なものであり、後の発話にも必要な動きである。
親の指の側面(上に述べた部分)を赤ちゃんの奥歯の上に置き、しっかりと、しかしやさしく、指の肉の部分で赤ちゃんの歯茎を押す。(赤ちゃんに咬反射を起こさせる。上下どちらを刺激しても起こる)。そして赤ちゃんが何回噛めるかを見る。
このように奥歯の生えるあたりの歯茎をしっかり、しかしやさしく押して刺激すると、咬反射により赤ちゃんは繰り返し噛む。この活動は赤ちゃんの硬口蓋が高く、狭く形を変えようとする傾向に抵抗することができるため、硬口蓋の形を維持する助けになる可能性がある。
この方法は、赤ちゃんを相手に訓練を行っている言語療法士Sara Rosenfeld-Johnson とLori Overlandのふたりが開発したものである。
(↑オーラルプレイスメントセラピーを開発した人。うちの子がやっているあごの訓練活動も、奥歯で訓練ツールを噛むという内容になっている)
1秒に一回くらいのリズムがおそらく自然だが、そのリズムを乱さずに自然に何回噛めるかをみる。
赤ちゃんが左右ともに5回ずつ噛むことができたら、ここから始める。
赤ちゃんが片側の方が多く噛め、もう片側の噛める回数が少なかったら、両側同じ回数ずつ噛ませるようにしていく。
赤ちゃんが簡単にできるようだったら、回数を増やしていく。
連続して左右各12〜15回ずつを1セットとして、全部で3セット噛めるようになることを目標にする。
この上下の顎の体操は赤ちゃんのあごが成長するにつれてやり方を変えながら続けて行うことができ、よい顎の動きを身につけさせる助けになる。話すとき、食べ物をかじるとき、飲み物をすするとき、顎は上下の動きを必要とするからである。
・・・ということで、以下に親の指以外のものを使った(おもちゃを使った)あごの運動の紹介をする。
<お口のおもちゃを使ったあごの体操>
赤ちゃんのあごの発達の大切さについては前々回述べた通りである。
(あごが安定すれば、舌や唇も適切に動けるということ)
最もあごが成長するのは生後1年の間であり、2歳になるまでにはあごが安定するという。
適切な食事法に加えて、適切なお口のおもちゃ(噛むおもちゃ)を与えれば、赤ちゃんは顎が適切に発達する助けになる運動を自然にやるものである。
また今日では適切な時期に歯が生えない赤ちゃんが多いというが、それも著者によれば噛む経験が不足していることからきている可能性もあるということだ。
(ダウン症の子は一般に歯が生えるのが遅いと思う。うちの子も1歳過ぎに初めて生えてきたが、前々回の話では、ダウン症の子でもこの運動をすることで少しでも歯が早く生える助けになったり、歯の生える順番が正常に近づく助けになるということだった)
著者の目から見ると、赤ちゃんが適切に噛む助けとなるような商品が市場にはほとんどないという。
赤ちゃんが噛むおもちゃでよいものを選ぶには、次の点を考慮するとよいようだ。
・赤ちゃんが持つことができ、のどを詰まらせることなく口の中で探索することのできる、安全なもの
・赤ちゃんのあごの大きさに合っていて、奥歯のあたりで噛んだときにあごを開きすぎることのないもの
(顎をあけすぎると顎関節に負荷(ストレス)をかけることになる。赤ちゃんに顎関節の痛みや不快を感じてほしくはないのである)
・硬すぎないもの。噛むのが大変だと、赤ちゃんはすぐに噛むのをやめてしまう。しかし、より硬い表面のものを好む赤ちゃんもいる。赤ちゃんがなにを好むかを見ることが大事。また好みは赤ちゃんの口が発達するにつれて変わってくることがある。
・おもちゃの一部が、かじるとはずれたり、とれたりしないこと。
・口で遊ぶことが承認されている製品であること。
著者のおすすめはchewy tubeやTri-chews, ARK's Grabbersである。ARK社の製品は米国FDAで認可されている材質、香り、色を使っている。ゴムやフタル酸エステル類を使っておらず、鉛もポリ塩化ビニルも含まれておらず無害である。
![]() | 我が家でもtalk toolsで買って使っている。 これがうちにあるchewy tube。(赤と黄色)。 赤の方がやわらかいので、あご訓練用には赤の方が先になっているが、直径は黄色の方が小さいため、赤ちゃん用には先に黄色を使うことが勧められているようだ。(後述) |
![]() | こちらがうちにあるARK's Grabbers(紫と緑)。紫の方がやわらかく、緑が4種の中で最も硬い。 4つとも、うちは1年以上使っているがいくら噛んでもまったく歯型や傷がつかず、耐久性は抜群である。(今日撮った写真だけど、きれいなのがおわかりいただけると思う) このツールを使った訓練をしてから、うちはイ段とエ段の発音ができるようになり、また今では吹き口を噛まなくても吹くことができるようになっている。 http://www.talktools.com/bite-tube-set-4-pack/ 4本セットで31.50ドル(本日のグーグル参考レートで 2,444円)。 |
![]() | こちらはTri-chewという製品。3辺にいろんなざらざらがついており、口の中の感覚が楽しめるようになっている。 我が家にはない。小さい子用かな? http://www.talktools.com/beckman-tri-chew/ 9.25ドル(本日のグーグル参考レートで717円)。 |
上記製品はアメリカでも一般のお店には売っておらず、買えるところが限られている。
本にはいくつか載っていたが、2つだけあげると
ARK Therapeutic Services, Inc.
http://www.arktherapeutic.com/
Talk tools
http://www.talktools.com/
である。
上記製品は、それほどお高い商品ではないと思うが、日本から買うと送料の方がずっと高くなる。
両者とも香港に代理店を持っているが、私が問い合わせたところ送料は香港からの方が高かった。^^;(香港ドルと米ドルのレートの違いによるもの?)
日本に代理店がないのが残念だが、個人輸入代理店にお願いして輸入してもらうと英語のやりとりも不要である。(手数料はかかるが)
「個人輸入代理店」で検索するといくつか出てくるので、手数料の安いところで信頼できそうなところを選ぶとよいと思う。(あるいは個人輸入代理店経由で共同購入するといいかも?)
自力で購入を試みる方は過去記事TalkTools製品の購入を考えている方にをご覧ください。
足りない商品があったときはメールすると国際宅急便なのに送料無料で送ってくれるし、質問にも答えてくれるし、ちゃんとしたところだと思います。(現在ひとりでカスタマーサービスを切り回しているため、いろいろな面で日本の会社のようにはいかないと思いますが)
●活動5ー1:月齢ごとのお勧めのお口のおもちゃ
月齢ごとのお勧めのお口のおもちゃが紹介されていた。
上記のおすすめのおもちゃが手に入らない場合は上の選び方のガイドラインを満たしたものを使う。
この月齢区分は個人の口のサイズと発達に基づいており、年齢や知的発達で区分してはいないということだ。
サイズが大きすぎたり、噛むのが難しすぎたりするものではよい結果は得られないということで、合ったものを選ぶこと。
(いつこのおもちゃを使い始めたか日付をいれ、子供の好みについてメモをとるとよいそう)
(1)新生児〜生後2カ月(全般的な口遊び)→自分の手、親の指
(親の人差し指の爪の横の肉の部分を奥歯の生えるあたりで噛ませる。目標は左右それぞれ12〜15回を1セットとして3セット)
(2)生後2〜3か月(全般的な口遊び)→ARK's Baby GrabberとBeckman's Tri-Chews by ARK(親の手を借りて)
自分の指を噛んだり、親の指を噛んだり((1)と同じように)、口のおもちゃを親が手伝って歯ぐきの奥歯の生えるあたりで噛ませる。
目標はそれぞれ12〜15回を1セットとして3セット)
(3)生後3〜4カ月(全般的な口遊び)→(3)に同じ(親の助けと、監視下に)
(2)と同じ。
(4)生後5〜9か月(口で探って識別する)→(3)の2つに加えて、黄色のChewy Tube, ARK's Soft Grabber(紫とやわらかいもの)その他赤ちゃんの口のサイズにあった口のおもちゃ(親の監視下に)
自分の指や口のおもちゃ、目の粗い布巾(チーズクロス)に包んだ食べ物やsafe feederに入れた食べ物を親の監督下に奥歯でかませる。(詳しくは6章で)
※ちなみにsafe feederというのはこんなもので、赤ちゃんが窒息するのを防ぐため、このようなバッグに食べ物を入れてしっかり締め、口に入れてやるというものらしい。
http://www.ed-cetra.com/baby-safe-feeder.html
(5)生後9〜12カ月(本当の口遊びが始まる)→黄色と赤のChewy Tube、P's and Q's、ARK's Grabberその他適切なサイズの赤ちゃん用の口おもちゃ、赤ちゃん用のラッパとシャボン玉(親が見本を見せる)
口のおもちゃ、目の粗い布巾(チーズクロス)に包んだ食べ物やsafe feederに入れた食べ物を親の監督下に奥歯でかませる。以下同じ)
※ちなみにP's and Q'sというのはこんな製品。
http://www.talktools.com/chewy-tube-ps-and-qs/
(6)生後12〜18カ月(本当の口遊び)→(5)と同じ。(親の監視下に)赤ちゃん用のラッパとシャボン玉(親が見本を見せ、やらせる)
(7)生後18カ月〜24カ月(本当の口遊び)→ラッパとシャボン玉(親や他の人たちと)、黄色と赤のChewy Tube、P's and Q's、ARK's Grabber(親の監視下)
●活動5ー2 口おもちゃの導入の仕方
(1)口おもちゃを赤ちゃんの口の前に置き、探索させる。
(2)おもちゃを親と一緒にもたせる。(口と手の関係を忘れずにー4章の内容)
(3)前歯の生える歯ぐきの表面でおもちゃを噛ませる
(4)かみかみさせながら前歯付近の歯ぐきから奥歯の生えるあたりの歯ぐきまで誘導していく。
(5)このプロセスをやって遊ぶ。赤ちゃんは自然に噛みたがるから。(反射により)
(6)噛むようになったら、左右各12〜15回奥歯のあたりでかませるようにする。
それを1セットとして3セットやらせる。
(7)赤ちゃんが噛まなかったり、目標回数まで噛みたがらなかったりしたら、赤ちゃんの好きなようにさせる。
赤ちゃんがはじめ左右2回くらいしか噛みたがらなくても、それは自然なことである。
もっとスキルが高くなると、もっと噛みたくなる。
徐々に、自然に、赤ちゃんは回数を多く噛めるようになるものである。
親は忍耐強く待ち、親子とも活動を楽しめるようにする。
(8)片側のあごの方がもう片方より弱いように思えたら、弱い方のあごの噛む回数を多めにしたくなるものだが、弱い側は疲れるのも早い。そこで回数は左右同じでよい。赤ちゃんは片側でばかり噛みたがるかもしれないが、それは自然なことである。
(9)口おもちゃに振動があるともっと赤ちゃんが噛むことに興味をもつ場合がある。振動を出す口おもちゃはたくさんある。振動するおもちゃをChewy Tubeの持ち手にとりつけ、全体が振動するようにしている親もいる。
ARK社は振動する口おもちゃやブラシを製品化している。
<注>振動する口おもちゃは、てんかんのある子には使わない。疑いがある場合は医者の許可がなければ使わないこと。
振動は内耳の前庭器と脳に直接届く。
また赤ちゃんが振動に中毒になるのもよくないので、最終的には振動なしで赤ちゃんが噛むことに興味をもてるようにするとよい。
(10)噛むとき、噛み合わせに注意する。
上下のあごの動きはよいが、左右、前後にスライドしたあごの動きは好ましくない。少し練習してもこの動きが改善されない場合は専門家(OTやSTの先生)に相談して評価やアドバイスを受けるとよい。
(11)赤ちゃんが口おもちゃを噛む動きは食べ物を噛む動きとは違う。
(12)これは遊びの時間ということを忘れずに、赤ちゃんの口の中や口周りのやりとりは楽しいものであることが重要である。
(13)赤ちゃんのコミュニケーションに耳を傾け、赤ちゃんに主導権を握らせる。
(14)この活動は週に3〜5回行う。
このように口おもちゃで遊ぶと、赤ちゃんは舌を刺激の方向(噛んでいる方向)へ動かすことを学ぶ。すると赤ちゃんの舌があごとは独立した動きをすることを学ぶ助けになる。左右への舌の動きは口の中の食べ物を配置したり集めたりするのに非常に重要なプロセスである。
また、口おもちゃを奥歯のあたりで噛むことでその付近の意識が発達し、舌を引っ込めることを学ぶ。これは正しい飲み込み方のために重要な動きである。また、舌を調節しながら引っ込める動きは聞き取れる発音には重要である。
また、あごを上下に動かすことで、あごを調節しながら開閉することを学んでいるし、あごと舌の筋肉を適切に鍛えることにもなる。
* * *
うちの子もバンゲードは生後2カ月くらいからやっていたのだけど、やはりあごの体操が欠けていたな〜と今振り返ると思う。
この本によるとそれをやっていたら硬口蓋の形はもっとなだらかになっていたかもしれない。
硬口蓋の形は、鼻音がうまく出せないことと関係あるのかな?とちょっと思った。
(軟口蓋の使い方だとは言われてますが)。
いずれにせよ、特にミルク育児の場合は、こうしたあごの体操をやった方がいいということである。
次回は、歯ぎしりと、ラッパとシャボン玉についての予定です。
上の4種のあご訓練ツールには、英文マニュアルがついています。
購入希望する方や、買う前にマニュアルを読んでみたいという方は、メールください。
(マニュアルを私用に訳したものをメール添付で差し上げます)
2012年02月08日
5章 お口のマッサージとあごの体操など その1
発音向上のために目次はこちら
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP』
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」
を読んでいくシリーズ続き。
(よい発話(発音)のために、赤ちゃんの時期から口の発達を助けるための本)
5章は、お口のマッサージと顎の体操について書かれている。
ベビーマッサージなどは有名だから、マッサージをすることのメリットについてはよく知られていると思う。
母子の絆を深めるとか、消化機能を高めるとか(お通じも含め)、リラックスさせて睡眠の質を高めるとか、本人の、身体の部分への意識を目覚めさせるとか(だから運動能力を高めるとか)、いろいろ言われている。
うちも生後2カ月くらいから2歳くらいまで(歩けるようになるまで)は、
『ダウン症児の赤ちゃん体操―親子で楽しむふれあいケア 』(藤田弘子著/メディカ出版)
『新版ダウン症児の育ち方・育て方』(安藤 忠/学習研究社)
に載っていたベビーマッサージを適当に組み合わせて、赤ちゃん体操と共に毎日やっていた。
(指導者がいなかったので本を見ながらテキトーに、だけど)
ここに載っているのはそうした全身マッサージに加えてするとよいとされる顔、あご、口のマッサージ法である(別名オーラルマッサージ)
著者は医療言語聴覚士の資格のみならず、マッサージ師、ベビーマッサージのインストラクターの資格ももっているようだ。
●目的
オーラルマッサージの目的は、マッサージを通してこれらの器官の意識を高めること、また赤ちゃんが求める口からの情報を系統的に与える方法だということだ。
(前者は「フィードバック・ループ」を形成する、ということだろう。
これは唇や舌など、自分の身体の部分が今どう動いているか、そこを動かすとどんな感じがするか、その関係を脳に刻むことである。ダウン症の子は口腔内の感覚が低下しており、このフィードバック・ループの形成が不十分なことが多いようだ。
うちの子も、普段自分が舌を出していても自分では気づかない。鏡を見て視覚的なフィードバックを与えると気がついてひっこめたりするのだ。フィードバック・ループが十分に形成されていれば、本来ならば鏡を見なくても自分の口の状態がわかるはずなのである)
「赤ちゃん時代に家庭でできること」を参照。
しかし、マッサージはよい食事法と実際の発話を促す活動(2章、6章、7章)の代わりにはならないことに注意。
●取り入れ方
・時間帯
オーラルマッサージは、食事や声のやりとり遊びをする前にお口の準備をさせるのに使うことができるということで、できれば食事の前に毎日の習慣として行うのが望ましいという。
(私も、オーラルプレイスメントセラピー(ラッパ、あごの訓練ツール)を行うときは朝食前とおやつの前として習慣づけている。食事の一部に組み入れることで母の私が忘れないのと、子どもの方も「これをやれば食べさせてもらえる」と思うからか、従順にやるからである。遊びの間にもっていっても、うちの子は絶対にやらない)
マッサージの基本は、赤ちゃんの機嫌がよいときに行うことだそうで、もしも食事前にあまりに空腹で機嫌が悪いときは少し食べさせて、一休みしている間にしてもよいということだ。
遊びの間の休憩時間や、赤ちゃんと声のやりとりを楽しんでいるときにやってもよいらしい。
・対象となる子
またオーラルマッサージは生後すぐから2歳までの間にやってもよいし、2歳を過ぎてからやってもよいということだ。特によだれを垂らしたり、2章にあげたようなささいな心配のある子供たちにはやってあげることが大事だという。
また母乳をあげていない場合は、母親が食事の時間に組み入れて一日に何回かオーラルマッサージをすることは非常に大事であるとしている。
少し大きくなったら、このマッサージを歯磨きの習慣と一体化することができるという。
大人でも、自分の歯磨きの時間に舌のブラッシングをしている人が多いと書かれていた。
(私自身は舌のブラッシングはしたことがないのだが、非常に有効な風邪予防だと聞いたことがある)
・誰と
赤ちゃんに母乳をあげていると、母親が抱っこすると赤ちゃんはおっぱいがもらえることだけを考える傾向があるので、オーラルマッサージは父親がやってもいいという。
父親と赤ちゃんとのコミュニケーションを築く助けにもなり、いろいろ利点があるという。
また両方でする場合は、マッサージをするときにいつも赤ちゃんをタオルや毛布の上に乗せていると、赤ちゃんは自分がタオルの上に乗せられているとこれから食事タイムではなくマッサージタイムなのだと区別できるようになる。
・心構え
著者によると、マッサージも食事も、ダンスのようなものと考えるとよいという。
親自身も、パートナーであるということだ。
本に書かれていることと少し違っていてもよい、親としての本能を信用して、自分と自分の赤ちゃんにとって一番うまくいく方法を見つけてもよい、ということである。
1回分は短い時間で、簡単に行う。(1分〜3分)
詳しいやり方が以下に続くが、母親が圧倒されないように、わかりやすく8つのレッスンに分けてある。(それ全部が終わると1分〜3分かかるということ)
1レッスンごとに数日かけて、ゆっくり学ぶようにということである。
赤ちゃんと顔を向かい合わせること、お互いが快適な姿勢であることが大事なのである。
こうして親と赤ちゃんとでお互いの目を見ることができる。
著者のお気にいりはこんな姿勢だが、それぞれ各自で見つけてもよいということだ。
・身体から始める
通常は、はじめから顔や口には触らないものだそうである。
顔や口は敏感なところなので、最初からそこを触ると嫌がられることがあるということで、身体の方から慣らしていくのである。
マッサージの歌を作って歌いながらやってもよい。
たとえば、著者はThe Farmer in the Dellのメロディーを使って替え歌を作っているそうだ。
↓こんなメロディーです。
http://www.youtube.com/watch?v=Z4ndeZMorUI
替え歌の例としては・・・
「うでにさわるよ、うでにさわるよ、○○ちゃんのかわいい、うでにさわるよ」みたいな感じ?(「うで」にいろんなことばをあてはめていく)
慣れてきたら、もっとしっかり触るようにしてもよい。
「しっかりと、しかし優しく」というキーワードがこれから何度も出てくるが、赤ちゃんがわかる程度にしっかり深く押しはするものの、赤ちゃんが不快にならない程度に、という意味である。
触っているときに赤ちゃんがどう感じているかは、しぐさや表情や声の調子でわかるので、赤ちゃんからのサインをよく見聞きしながら進めるのが大事。
赤ちゃんからのフィードバックはコミュニケーションであり、それを尊重すること。もし腕を触られるのをいやがったら、別の、赤ちゃんが好む部分を触る(足とか背中とか)。
また、撫でられるのが嫌いな子には、慣れるまで押したり離したりというものに変えてみる。
好きな部分だけマッサージして終わってもよい。
オーラルマッサージについても、こうでなければならない、というものにとらわれすぎずに、親子ともに楽しむことを優先にやっていくのがよいようだ。
・過感受性と感覚低下のある子には
以前「オーラルプレイスメントセラピー講演DVDその1」でも紹介したが、特に口の中や周りにひどく敏感な赤ちゃんもいれば、口の中のものをあまり感じないように見える赤ちゃんもいる。
ダウン症の子は後者が多い(感覚低下)と言われ、うちもそうである。
(だからなんでも口に入れたがる)
ダウン症に限らず、筋肉の低緊張の子によくみられるものだそうで、もう少し大きくなると、食べ物の意識(口に入っているという感覚?)をあまり示さなかったり、顔に食べ物がついていたりよだれをたらしていても気づかなかったりする様子でわかるそうだ。
そこでこうした(感覚低下の)赤ちゃんのの口や口の周りに触れるときはもう少し強めにする必要がある(よりしっかりと、時間は長めに、しかしそれでも優しく)。
口の中や周りにひどく敏感な赤ちゃんは、消化器系の問題があることもある。(慢性にもどしてしまう子や、お腹が痛いことなど)
あるいは、食事と不快感を結びつける学習をしてしまったことも考えられるそうだ。
専門家の中には、口の中の感受性の高さは、以前の口にまつわる身体の記憶(細胞記憶とも訳される語)に関係があるかもしれないと考える人もいる(たとえば出生時に赤ちゃんの口が詰まっている場合にした吸引などがトラウマになっていたり)。
いずれにせよ、敏感な子には、より時間をかけて、注意深くやる必要がある。
さて、レッスン3〜5では、いよいよ顔のマッサージに入る。
顔のマッサージは食事法の助けにもなるし、過感受性の子や感覚低下の子のどちらにもメリットになるということだ。
身体のマッサージと同様、顔のマッサージでも歌を続ける。
●顔や口のマッサージの注意点
・クリームやローションについて
著者は使っていない。必要ならば注意して使ってもよい。
赤ちゃん用の、無香性のものを選ぶこと。
・手
手は清潔に、爪は短く切る。
顔の前に全身をローションなどを使ってマッサージしている場合は、一旦手を洗う。
・手袋
感染症がある場合など、親の指から赤ちゃんの口へ汚れやバクテリアを運びたくなければ手袋をするとよい。
赤ちゃんの顔に発疹があったり、唇がひび割れていたりする場合や、親の手指に傷口があったりする場合も手袋をするのが望ましい。
(赤ちゃんの顔に発疹があるとき、マッサージをしてはいけない場合があるので医者にたずねること)
療法士が赤ちゃんの口に触れる時は常に手袋をするべきである。
ゴムアレルギーのある子もいるので、非ゴムのパウダーのついていない手袋を著者は使っている。(薬局などで入手)
皮膚の上に指をすべらせるのではなく、赤ちゃんの皮膚とその下にある細胞を押すように、「しっかりとやさしく」。
途中必要なだけ動きをとめてもよい(3回〜5回)
ここでもレッスン3)と同じく、皮膚の上に指をすべらせるのではなく、赤ちゃんの皮膚とその下にある細胞を押すように、「しっかりとやさしく」円を描く。
ここには口輪筋があって、唇を動かす筋肉をマッサージしていることになる。
次はピンク色の唇の部分をマッサージする。
赤ちゃんのあごの下は、ミルクなどを飲んでいるときに一生懸命動く筋肉なので、ここをリラックスさせてあげるマッサージである。
口の下には顎二腹筋の前腹、オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋があって、これは口を閉じるのに必要な筋肉であり、子供が大きくなったらものを飲み込むときに喉頭(のど仏。声の出るところ)を持ち上げるのに使うところである。
赤ちゃんの舌の根本は口の床の真上にある。
次回はいよいよ口の中に指を突っ込みます!
* * *
レッスン8まであり、残りは口の中や舌のマッサージ、レッスン8はあごの体操となっている。
上に書いたように、ここで紹介するマッサージは、こうでなければ、と決まったものではなく、親の勘や子どもの様子で自由に変えてもいいもののようだ。
以前、バンゲード方式というマッサージ法を紹介したが、これと組み合わせてもよいのだと思う。
バンゲード方式とは、共通する部分もあれば、違う部分もある。
バンゲード方式にあってこのマッサージ法にないものは、歯茎のマッサージ。
このマッサージにあってバンゲード法にないものは、咬筋、頬筋、舌のマッサージ、あごの体操である。
(バンゲード法の舌のマッサージは口外法といってあごの真ん中のやわらかいところ(舌の真下)を押し上げるものだったけど、このマッサージは指で直接舌をマッサージする)
また、これを読むと、うちの子は感覚低下なので、マッサージをするときはいくぶん強め(あくまでいくぶん、だけど)にすればよかったんだろうと思う。
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP』
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」
を読んでいくシリーズ続き。
(よい発話(発音)のために、赤ちゃんの時期から口の発達を助けるための本)
5章は、お口のマッサージと顎の体操について書かれている。
<お口のマッサージ>
ベビーマッサージなどは有名だから、マッサージをすることのメリットについてはよく知られていると思う。
母子の絆を深めるとか、消化機能を高めるとか(お通じも含め)、リラックスさせて睡眠の質を高めるとか、本人の、身体の部分への意識を目覚めさせるとか(だから運動能力を高めるとか)、いろいろ言われている。
うちも生後2カ月くらいから2歳くらいまで(歩けるようになるまで)は、
『ダウン症児の赤ちゃん体操―親子で楽しむふれあいケア 』(藤田弘子著/メディカ出版)
『新版ダウン症児の育ち方・育て方』(安藤 忠/学習研究社)
に載っていたベビーマッサージを適当に組み合わせて、赤ちゃん体操と共に毎日やっていた。
(指導者がいなかったので本を見ながらテキトーに、だけど)
ここに載っているのはそうした全身マッサージに加えてするとよいとされる顔、あご、口のマッサージ法である(別名オーラルマッサージ)
著者は医療言語聴覚士の資格のみならず、マッサージ師、ベビーマッサージのインストラクターの資格ももっているようだ。
●目的
オーラルマッサージの目的は、マッサージを通してこれらの器官の意識を高めること、また赤ちゃんが求める口からの情報を系統的に与える方法だということだ。
(前者は「フィードバック・ループ」を形成する、ということだろう。
これは唇や舌など、自分の身体の部分が今どう動いているか、そこを動かすとどんな感じがするか、その関係を脳に刻むことである。ダウン症の子は口腔内の感覚が低下しており、このフィードバック・ループの形成が不十分なことが多いようだ。
うちの子も、普段自分が舌を出していても自分では気づかない。鏡を見て視覚的なフィードバックを与えると気がついてひっこめたりするのだ。フィードバック・ループが十分に形成されていれば、本来ならば鏡を見なくても自分の口の状態がわかるはずなのである)
「赤ちゃん時代に家庭でできること」を参照。
しかし、マッサージはよい食事法と実際の発話を促す活動(2章、6章、7章)の代わりにはならないことに注意。
●取り入れ方
・時間帯
オーラルマッサージは、食事や声のやりとり遊びをする前にお口の準備をさせるのに使うことができるということで、できれば食事の前に毎日の習慣として行うのが望ましいという。
(私も、オーラルプレイスメントセラピー(ラッパ、あごの訓練ツール)を行うときは朝食前とおやつの前として習慣づけている。食事の一部に組み入れることで母の私が忘れないのと、子どもの方も「これをやれば食べさせてもらえる」と思うからか、従順にやるからである。遊びの間にもっていっても、うちの子は絶対にやらない)
マッサージの基本は、赤ちゃんの機嫌がよいときに行うことだそうで、もしも食事前にあまりに空腹で機嫌が悪いときは少し食べさせて、一休みしている間にしてもよいということだ。
遊びの間の休憩時間や、赤ちゃんと声のやりとりを楽しんでいるときにやってもよいらしい。
・対象となる子
またオーラルマッサージは生後すぐから2歳までの間にやってもよいし、2歳を過ぎてからやってもよいということだ。特によだれを垂らしたり、2章にあげたようなささいな心配のある子供たちにはやってあげることが大事だという。
また母乳をあげていない場合は、母親が食事の時間に組み入れて一日に何回かオーラルマッサージをすることは非常に大事であるとしている。
少し大きくなったら、このマッサージを歯磨きの習慣と一体化することができるという。
大人でも、自分の歯磨きの時間に舌のブラッシングをしている人が多いと書かれていた。
(私自身は舌のブラッシングはしたことがないのだが、非常に有効な風邪予防だと聞いたことがある)
・誰と
赤ちゃんに母乳をあげていると、母親が抱っこすると赤ちゃんはおっぱいがもらえることだけを考える傾向があるので、オーラルマッサージは父親がやってもいいという。
父親と赤ちゃんとのコミュニケーションを築く助けにもなり、いろいろ利点があるという。
また両方でする場合は、マッサージをするときにいつも赤ちゃんをタオルや毛布の上に乗せていると、赤ちゃんは自分がタオルの上に乗せられているとこれから食事タイムではなくマッサージタイムなのだと区別できるようになる。
・心構え
著者によると、マッサージも食事も、ダンスのようなものと考えるとよいという。
親自身も、パートナーであるということだ。
本に書かれていることと少し違っていてもよい、親としての本能を信用して、自分と自分の赤ちゃんにとって一番うまくいく方法を見つけてもよい、ということである。
<マッサージのやり方>
1回分は短い時間で、簡単に行う。(1分〜3分)
詳しいやり方が以下に続くが、母親が圧倒されないように、わかりやすく8つのレッスンに分けてある。(それ全部が終わると1分〜3分かかるということ)
1レッスンごとに数日かけて、ゆっくり学ぶようにということである。
レッスン1)オーラルマッサージをするのに最適な赤ちゃんの姿勢を見つける
赤ちゃんと顔を向かい合わせること、お互いが快適な姿勢であることが大事なのである。
![]() | こんな風にあぐらをかく格好で毛布の上に座り 足でO型を作って足先を合わせる。 |
![]() | こんな風に足の裏を上に向けて、足をくっつける。 ※実際は、清潔な靴下をはいて行ってください! |
![]() | 足の裏のやわらかいところに、赤ちゃんの頭をすっぽりのせる。 赤ちゃんの頭以外の部分は床の、親のO型にした足の中におさまっている。 また赤ちゃんのあごは引き気味にし、顔を少し下向きにする。 (首の伸ばし過ぎを防げる。頭と首と体が後ろに弓なりにそっていたら首を伸ばし過ぎ) |
こうして親と赤ちゃんとでお互いの目を見ることができる。
著者のお気にいりはこんな姿勢だが、それぞれ各自で見つけてもよいということだ。
レッスン2)親も子もマッサージに慣れる
・身体から始める
通常は、はじめから顔や口には触らないものだそうである。
顔や口は敏感なところなので、最初からそこを触ると嫌がられることがあるということで、身体の方から慣らしていくのである。
![]() | はじめは、赤ちゃんに話しかけながら、優しく赤ちゃんの腕をにぎったりはなしたりしてみる。 赤ちゃんに許可を求めるのもよい。 (「○○ちゃん、腕にさわってもいい?」) 動作をしながら、それをことばにして赤ちゃんに伝える。 「○○ちゃんの小さい腕にさわっているのよ。いい気持ちでしょう?」 |
マッサージの歌を作って歌いながらやってもよい。
たとえば、著者はThe Farmer in the Dellのメロディーを使って替え歌を作っているそうだ。
↓こんなメロディーです。
http://www.youtube.com/watch?v=Z4ndeZMorUI
替え歌の例としては・・・
「うでにさわるよ、うでにさわるよ、○○ちゃんのかわいい、うでにさわるよ」みたいな感じ?(「うで」にいろんなことばをあてはめていく)
慣れてきたら、もっとしっかり触るようにしてもよい。
「しっかりと、しかし優しく」というキーワードがこれから何度も出てくるが、赤ちゃんがわかる程度にしっかり深く押しはするものの、赤ちゃんが不快にならない程度に、という意味である。
触っているときに赤ちゃんがどう感じているかは、しぐさや表情や声の調子でわかるので、赤ちゃんからのサインをよく見聞きしながら進めるのが大事。
赤ちゃんからのフィードバックはコミュニケーションであり、それを尊重すること。もし腕を触られるのをいやがったら、別の、赤ちゃんが好む部分を触る(足とか背中とか)。
また、撫でられるのが嫌いな子には、慣れるまで押したり離したりというものに変えてみる。
好きな部分だけマッサージして終わってもよい。
オーラルマッサージについても、こうでなければならない、というものにとらわれすぎずに、親子ともに楽しむことを優先にやっていくのがよいようだ。
・過感受性と感覚低下のある子には
以前「オーラルプレイスメントセラピー講演DVDその1」でも紹介したが、特に口の中や周りにひどく敏感な赤ちゃんもいれば、口の中のものをあまり感じないように見える赤ちゃんもいる。
ダウン症の子は後者が多い(感覚低下)と言われ、うちもそうである。
(だからなんでも口に入れたがる)
ダウン症に限らず、筋肉の低緊張の子によくみられるものだそうで、もう少し大きくなると、食べ物の意識(口に入っているという感覚?)をあまり示さなかったり、顔に食べ物がついていたりよだれをたらしていても気づかなかったりする様子でわかるそうだ。
そこでこうした(感覚低下の)赤ちゃんのの口や口の周りに触れるときはもう少し強めにする必要がある(よりしっかりと、時間は長めに、しかしそれでも優しく)。
口の中や周りにひどく敏感な赤ちゃんは、消化器系の問題があることもある。(慢性にもどしてしまう子や、お腹が痛いことなど)
あるいは、食事と不快感を結びつける学習をしてしまったことも考えられるそうだ。
専門家の中には、口の中の感受性の高さは、以前の口にまつわる身体の記憶(細胞記憶とも訳される語)に関係があるかもしれないと考える人もいる(たとえば出生時に赤ちゃんの口が詰まっている場合にした吸引などがトラウマになっていたり)。
いずれにせよ、敏感な子には、より時間をかけて、注意深くやる必要がある。
さて、レッスン3〜5では、いよいよ顔のマッサージに入る。
顔のマッサージは食事法の助けにもなるし、過感受性の子や感覚低下の子のどちらにもメリットになるということだ。
身体のマッサージと同様、顔のマッサージでも歌を続ける。
●顔や口のマッサージの注意点
・クリームやローションについて
著者は使っていない。必要ならば注意して使ってもよい。
赤ちゃん用の、無香性のものを選ぶこと。
・手
手は清潔に、爪は短く切る。
顔の前に全身をローションなどを使ってマッサージしている場合は、一旦手を洗う。
・手袋
感染症がある場合など、親の指から赤ちゃんの口へ汚れやバクテリアを運びたくなければ手袋をするとよい。
赤ちゃんの顔に発疹があったり、唇がひび割れていたりする場合や、親の手指に傷口があったりする場合も手袋をするのが望ましい。
(赤ちゃんの顔に発疹があるとき、マッサージをしてはいけない場合があるので医者にたずねること)
療法士が赤ちゃんの口に触れる時は常に手袋をするべきである。
ゴムアレルギーのある子もいるので、非ゴムのパウダーのついていない手袋を著者は使っている。(薬局などで入手)
レッスン3)赤ちゃんの顔をマッサージする
![]() | 親指をあかちゃんの顎の骨のラインか、胸に置いて固定し、軸とする。指であごを押し上げないこと。 中指と人差し指を使ってマッサージしていく。 (唇のマッサージは人差し指だけで行う) (写真はカメラを構えているため片手だが、実際は両手で行う |
皮膚の上に指をすべらせるのではなく、赤ちゃんの皮膚とその下にある細胞を押すように、「しっかりとやさしく」。
途中必要なだけ動きをとめてもよい(3回〜5回)
レッスン4)赤ちゃんの唇をマッサージする
![]() | 親指はレッスン3)の位置のまま、人差し指を使って、唇の真ん中へ向かって小さな円を描きながら、唇の上の部分(赤くないところ)を端から真ん中へ、また唇の下の部分も端から真ん中へとマッサージする(両手を同時に使って)。 |
ここでもレッスン3)と同じく、皮膚の上に指をすべらせるのではなく、赤ちゃんの皮膚とその下にある細胞を押すように、「しっかりとやさしく」円を描く。
ここには口輪筋があって、唇を動かす筋肉をマッサージしていることになる。
次はピンク色の唇の部分をマッサージする。
![]() | 上と同様、親指はレッスン3)の位置のまま、人差し指を使って、唇の赤い部分を真ん中へ向かって小さな円を描きながら、上唇の端から真ん中へ、また下唇の端から真ん中へとマッサージする(両手を同時に使って)。 |
レッスン5)赤ちゃんのあごの下をマッサージする
赤ちゃんのあごの下は、ミルクなどを飲んでいるときに一生懸命動く筋肉なので、ここをリラックスさせてあげるマッサージである。
口の下には顎二腹筋の前腹、オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋があって、これは口を閉じるのに必要な筋肉であり、子供が大きくなったらものを飲み込むときに喉頭(のど仏。声の出るところ)を持ち上げるのに使うところである。
赤ちゃんの舌の根本は口の床の真上にある。
![]() | 親の利き手の親指を赤ちゃんの顎または顎骨に置く。 人差し指の腹を使って、やさしく、小刻みに赤ちゃんの顎を前後になでる。 あごの先近くから始め、あごと首の境目の方に向かって。境目の部分はなでないこと。なぜなら赤ちゃんの非常にもろい喉頭がこの奥にあるから。 |
次回はいよいよ口の中に指を突っ込みます!
* * *
レッスン8まであり、残りは口の中や舌のマッサージ、レッスン8はあごの体操となっている。
上に書いたように、ここで紹介するマッサージは、こうでなければ、と決まったものではなく、親の勘や子どもの様子で自由に変えてもいいもののようだ。
以前、バンゲード方式というマッサージ法を紹介したが、これと組み合わせてもよいのだと思う。
バンゲード方式とは、共通する部分もあれば、違う部分もある。
バンゲード方式にあってこのマッサージ法にないものは、歯茎のマッサージ。
このマッサージにあってバンゲード法にないものは、咬筋、頬筋、舌のマッサージ、あごの体操である。
(バンゲード法の舌のマッサージは口外法といってあごの真ん中のやわらかいところ(舌の真下)を押し上げるものだったけど、このマッサージは指で直接舌をマッサージする)
また、これを読むと、うちの子は感覚低下なので、マッサージをするときはいくぶん強め(あくまでいくぶん、だけど)にすればよかったんだろうと思う。
2012年02月02日
ダウン症児のお口の問題その2
発音向上のために目次はこちら
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP』
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」
を読んでいくシリーズ続き。
ダウン症の子にみられる典型的な発話の問題が二種類、紹介されていた。
が、これは、このブログを読まれていた方やEarly Communication Skills for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)を読まれている方にはすでにおなじみのことである。
それはひとつが構音障害、もうひとつが発達性発語失行症というものだ。
●構音障害(オーラルモーターの問題)
構音障害というのは要はろれつが回らないなど、不正確な発音のことで、原因は筋肉スキルが未熟なことである。
この筋肉スキルというのは筋肉が弱いというだけのことではないことも、以前学んだ。
正確な発話には動きの分離(dissociation)(つまり発音器官がそれぞれ単独で動くことができ、他の動きにつられないこと)、動きの方向(direction)(正しい方向に動かせること)、動きの調整(grading)(ちょうどいい程度に動かせること)が必要なのであって、筋肉の強さ、というのは筋肉スキルの一部に過ぎないのだ。
(たとえば、ものすごい強さで歯を食いしばれたとしても、しゃべりながら歯を食いしばっていたのでは、筋肉スキルが高いとは言えないのである)
発話は「軽いタッチ」の行為であると本書には書かれている。
つまり非常な正確さが要求される、繊細な動きなのである。
(これは字を書くことにも似ているかもしれない。書く力が強ければ強いほどよいというものではない。
問題はいい具合に手の動きを調節できるかということなのだ)
そこで問題となるのは
・あなたのお子さんは、発話に必要なちょうどいい程度の強さを使っているか?
・その強さは調節でき、効率的に使われているか?
ということになる。
●発達性発語失行症(モータープラニングの問題)
ふたつめの発達性発語失行症というものは、口というよりはむしろ脳の方の問題である。
たとえば、エレベーターと言ったつもりがエスカレーターと言っちゃった、というのは、筋力スキルの問題で「エレベーター」が発音できないわけではなく、脳の命令がとちってしまったのである。
実際にモータープラニングに問題がある子どもは、違う単語を言ってしまうのではなく、ひとつの単語の中で、音をきちんと並べることができないという症状になるようだ。)
このように、しゃべるときは脳がこういう風に順番に口を動かすようにと命じているわけだが、そうした一連の口の動きや音の並べ方などの計画の部分に問題がある場合である。
発達性発語失行症については、以前いくつか論文を読んだことがある。
発達性発語失行症はダウン症以外の、健常の子にも見られるということだった。
そしてダウン症の子はまず筋緊張が低いということから構音障害の方ばかりが注目されていて、発達性発語失行症の子に適切な診断が下されていないという現状があるようだ。
発語失行症の診断は、CTスキャンなどではなく、もっぱらその子がしゃべったことばの聞き取りによって行われることになる。
放っておいたら治らないそうで、訓練を始める時期が早いほどよく、集中的に取り組む必要があるとのことだが、ダウン症の子は発語そのものが遅れるために早期には判断がつきにくいという点、また短い単語を言っている段階では気づかれにくく、長い単語や文章を言うようになって初めて診断がつくものだ、ということも、なかなか早期には診断が下されていない理由だろう。
この本の著者が言うには、発達性発語失行症はほとんどの子の場合脳に損傷があって起こるものではなく、むしろ脳の運動前野と呼ばれる部分がうまく働いていないことが原因で起こるものだそうだ。
これは脳の前頭葉にあり、発話の動きや体の他の部分の動きを計画するところだという。
この部分が子どもが発話するときの一連の口の動きや、発話の音を並べることを助けるのである。
また著者が言うには、構音障害と発達性発語失行症は全く違ったふたつの問題であるものの、無関係なわけではなく、にわとりと卵のような関係であるという。
すなわち、筋肉の低緊張のある子どもは発話に必要な筋肉を適切に動かして喃語や片言を言うことができず、そのため発話の動きの計画ができるよう脳の回線をつなげる活動が不足してしまうのだ。
なんであれ、習得するには練習が必要で、テニスのサーブやゴルフのスイングを習得するには何度も何度も練習しなくてはならない。
同様に、体の自発的な動きも練習が必要なのである。
特に発話はそうなのである。
低緊張の子は典型的な筋緊張の子のようには動けないので、その結果動きの計画の練習不足になる、ということだった。
発語失行症の子の訓練は、要は練習不足のところを、たくさん練習させるということのようだ。
繰り返しの多い歌をゆっくりめに一緒に歌ったり、絵本も繰り返しの多い文を読んでやったり、日常的な決まり文句を使ったり・・・とにかく「反復」がキーワードなのである。
詳しくは上の本
Early Communication Skills for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)
に載っていると思う。
本書の7章でも、この2つの問題(モータースキルとモータープラニング)に取り組む方策について述べているようだ。
さらに、ダウン症の子と訓練をする際には、その子の性格や学習スタイルも考慮すべき大事な要素だということだ。
これはもうその通り!である。
いくらよい訓練を教えてもらっても、実行できなければ(やらせてくれなければ)何にもならない。
アドバイスとしては、ダウン症の子は視覚的な能力と音楽的な能力に優れている傾向があるので、それを使うということのようだ。
お勧めの活動に子どもが参加しようとしない、あるいは非協力的な場合は、親自身の口で訓練の見本を見せてやったり、活動にあわせて何か歌をこしらえたりすることを勧めている。
とにかく大事なのは親子ともに楽しむことのようだ。
「何かを学ぶときは、楽しんでやった方が吸収がよいことを忘れずに。」
私も、W先生の訓練については一度挫折しているが、今は歯磨きの時間に取り入れ(歯磨き後)、やらせてくれるようになった。
訓練の歌をそれぞれ考えたからである。
ちなみにあごの訓練には、我が家は「天国と地獄」のメロディーを使っている。
できるようになったら少しずつスピードをアップしていく必要があるので、これがちょうどいいかと思ったからである。
(この曲はいくらでも速くできるし、ゆっくりもできる)
毎回、曲の終わりの方では笑顔になってくれる。
どうも、うちの子の場合は、この選曲がつぼにはまったようだ。^^
また、ダウン症の子は成長につれてとても意思の固い人になることもあるという。
このことを「頑固」と呼ぶ人もいる。
これには筋肉の低緊張が関係あるという話には驚いた。
たとえばダウン症の子は一度何かのやり方を覚えてしまうと(たとえばひとつのほ乳瓶の乳首で飲むとか、スプーンでの食べ方など)、そのやり方を後から変えようとするのは非常に困難だという。これは、筋肉の低緊張のある子には非常によくあることなのだそうだ。
ひとつのことを習得するのがそれだけ大変だからということなのかな?
ともあれ、一度うまくいった動きの流れを習得すると、新しいやり方をやってみることに抵抗するのである。
この本にはダウン症の子に系統的にこれまでのやり方を変えさせるやり方が載っているということだ。
ポイントは、行き当たりばったりのやり方はダメだということで、系統的にやる必要があるということのようだ。
系統的にいろんなやり方をやらせることで、赤ちゃんの脳をもっと順応性のあるものにしていく助けをするのである。
順応性というのは非常に重要な生活スキルであるという。
(ここら辺も読むのが楽しみだ)
一般に、800人にひとりがダウン症をもって産まれるという。
US Centers for Disease Control and Interventionによれば、赤ちゃんが未熟児の状態で産まれた場合、次のようにするとダウン症の子ははるかにうまく訓練できることがわかっているそうだ。
1)できるだけ早く始めること(つまり、出生時から)
2)学習の臨界期とでもいうべき非常に重要な時期に適切な刺激を与えること
この本に書かれているテクニックを使って出生時から訓練を行えば、また自然で非常に重要な学習の時期を十分に生かすことができれば、あなたのダウン症の赤ちゃんは他の赤ちゃんとそれほど変わらないことがわかるでしょう・・・と結んでいる。
●書籍
ダウン症の親子のための本を専門に出している出版社がある(Woodbine House Publishers)。
おすすめは
・Early Communication Skills for Children with Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals by Dr Libby Kumin(和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)

ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション―家族と専門家のための実践ガイドブック
クチコミを見る
・Gross Motor Skills in Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals by Patricia C.Winder (前回紹介されていた、ダウン症児の粗大運動の発達のためのガイドブック)

Gross Motor Skills in Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (Topics in Down Syndrome)
クチコミを見る
・Babies with Down Syndrome: A New Parent's Guide, Karen Stray-Gundersen(新しくダウン症の赤ちゃんの親となった人へのガイドブック)

Babies With Down Syndrome: A New Parents' Guide
クチコミを見る
・Medical & Surgical Care for Children with Down Syndrome: A Guide for Parents(ダウン症児の医療的ケアと外科治療)

Medical & Surgical Care for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents (Topics in Down Syndrome)
クチコミを見る
●DVD教材
ダウン症専門のDVDを出している会社がある(Blueberry Shoes Productions, LLC)。
著者も参加して、親向けのDVDを販売している。
ホームページは
http://02bd1d4.netsolhost.com/
↓ショートフィルムが見られます。
http://02bd1d4.netsolhost.com/psa/index.html
「知的障害のある人々は、Rということばにふさわしい。すなわち、Respect(尊敬)である」
(注:Retarded(知恵遅れ)というRワードで呼ばれることを逆手にとって)
DVDのラインナップは
http://www.blueberryshoes.com/films.htm
・Down syndrome: The First 18 Months, by Will Schermerhorn(ダウン症:生後18カ月まで)
・Discoverry : Pathways to Better Speech for Children with Down Syndrome(ダウン症児のよりよい発話への道)
・What Did you say? A Guide to Speech Intellgibibility in People with Down Syndrome, by Dr. Libby kkumin and Will Schermerhorn(なんて言ったのですか?ダウン症者の聞き取りやすさへのガイド)←これが欲しい。『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』と同じ言語療法士が作っている
・Kids with Down Syndrome: Staying Healthy and Making Friends, by Will Schermerhorn(ダウン症の子どもたち。健康を維持し、友達を作る)
また、Talk tools社でもDVDを販売している。
http://www.talktools.com/
・「Developing Ora-Motor and Feeding Skills in the Down Syndrome Population」by Lori Overland
(ダウン症者のオーラルモーターと食事スキルを発達させる)
(このDVDについては6章でも触れるそう。)
* * *
さて、本書の目次はこんな感じになっております。
私の気の向くままに読んでいこうと思っています。
次回は5章の予定です。
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP』
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」
を読んでいくシリーズ続き。
<ダウン症の子に見られる典型的な二種類の問題>
ダウン症の子にみられる典型的な発話の問題が二種類、紹介されていた。
が、これは、このブログを読まれていた方やEarly Communication Skills for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)を読まれている方にはすでにおなじみのことである。
それはひとつが構音障害、もうひとつが発達性発語失行症というものだ。
●構音障害(オーラルモーターの問題)
構音障害というのは要はろれつが回らないなど、不正確な発音のことで、原因は筋肉スキルが未熟なことである。
この筋肉スキルというのは筋肉が弱いというだけのことではないことも、以前学んだ。
正確な発話には動きの分離(dissociation)(つまり発音器官がそれぞれ単独で動くことができ、他の動きにつられないこと)、動きの方向(direction)(正しい方向に動かせること)、動きの調整(grading)(ちょうどいい程度に動かせること)が必要なのであって、筋肉の強さ、というのは筋肉スキルの一部に過ぎないのだ。
(たとえば、ものすごい強さで歯を食いしばれたとしても、しゃべりながら歯を食いしばっていたのでは、筋肉スキルが高いとは言えないのである)
発話は「軽いタッチ」の行為であると本書には書かれている。
つまり非常な正確さが要求される、繊細な動きなのである。
(これは字を書くことにも似ているかもしれない。書く力が強ければ強いほどよいというものではない。
問題はいい具合に手の動きを調節できるかということなのだ)
そこで問題となるのは
・あなたのお子さんは、発話に必要なちょうどいい程度の強さを使っているか?
・その強さは調節でき、効率的に使われているか?
ということになる。
●発達性発語失行症(モータープラニングの問題)
ふたつめの発達性発語失行症というものは、口というよりはむしろ脳の方の問題である。
たとえば、エレベーターと言ったつもりがエスカレーターと言っちゃった、というのは、筋力スキルの問題で「エレベーター」が発音できないわけではなく、脳の命令がとちってしまったのである。
実際にモータープラニングに問題がある子どもは、違う単語を言ってしまうのではなく、ひとつの単語の中で、音をきちんと並べることができないという症状になるようだ。)
このように、しゃべるときは脳がこういう風に順番に口を動かすようにと命じているわけだが、そうした一連の口の動きや音の並べ方などの計画の部分に問題がある場合である。
発達性発語失行症については、以前いくつか論文を読んだことがある。
発達性発語失行症はダウン症以外の、健常の子にも見られるということだった。
そしてダウン症の子はまず筋緊張が低いということから構音障害の方ばかりが注目されていて、発達性発語失行症の子に適切な診断が下されていないという現状があるようだ。
発語失行症の診断は、CTスキャンなどではなく、もっぱらその子がしゃべったことばの聞き取りによって行われることになる。
放っておいたら治らないそうで、訓練を始める時期が早いほどよく、集中的に取り組む必要があるとのことだが、ダウン症の子は発語そのものが遅れるために早期には判断がつきにくいという点、また短い単語を言っている段階では気づかれにくく、長い単語や文章を言うようになって初めて診断がつくものだ、ということも、なかなか早期には診断が下されていない理由だろう。
この本の著者が言うには、発達性発語失行症はほとんどの子の場合脳に損傷があって起こるものではなく、むしろ脳の運動前野と呼ばれる部分がうまく働いていないことが原因で起こるものだそうだ。
これは脳の前頭葉にあり、発話の動きや体の他の部分の動きを計画するところだという。
この部分が子どもが発話するときの一連の口の動きや、発話の音を並べることを助けるのである。
また著者が言うには、構音障害と発達性発語失行症は全く違ったふたつの問題であるものの、無関係なわけではなく、にわとりと卵のような関係であるという。
すなわち、筋肉の低緊張のある子どもは発話に必要な筋肉を適切に動かして喃語や片言を言うことができず、そのため発話の動きの計画ができるよう脳の回線をつなげる活動が不足してしまうのだ。
なんであれ、習得するには練習が必要で、テニスのサーブやゴルフのスイングを習得するには何度も何度も練習しなくてはならない。
同様に、体の自発的な動きも練習が必要なのである。
特に発話はそうなのである。
低緊張の子は典型的な筋緊張の子のようには動けないので、その結果動きの計画の練習不足になる、ということだった。
発語失行症の子の訓練は、要は練習不足のところを、たくさん練習させるということのようだ。
繰り返しの多い歌をゆっくりめに一緒に歌ったり、絵本も繰り返しの多い文を読んでやったり、日常的な決まり文句を使ったり・・・とにかく「反復」がキーワードなのである。
詳しくは上の本
Early Communication Skills for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)
に載っていると思う。
本書の7章でも、この2つの問題(モータースキルとモータープラニング)に取り組む方策について述べているようだ。
<学習スタイルも大事>
さらに、ダウン症の子と訓練をする際には、その子の性格や学習スタイルも考慮すべき大事な要素だということだ。
これはもうその通り!である。
いくらよい訓練を教えてもらっても、実行できなければ(やらせてくれなければ)何にもならない。
アドバイスとしては、ダウン症の子は視覚的な能力と音楽的な能力に優れている傾向があるので、それを使うということのようだ。
お勧めの活動に子どもが参加しようとしない、あるいは非協力的な場合は、親自身の口で訓練の見本を見せてやったり、活動にあわせて何か歌をこしらえたりすることを勧めている。
とにかく大事なのは親子ともに楽しむことのようだ。
「何かを学ぶときは、楽しんでやった方が吸収がよいことを忘れずに。」
私も、W先生の訓練については一度挫折しているが、今は歯磨きの時間に取り入れ(歯磨き後)、やらせてくれるようになった。
訓練の歌をそれぞれ考えたからである。
ちなみにあごの訓練には、我が家は「天国と地獄」のメロディーを使っている。
できるようになったら少しずつスピードをアップしていく必要があるので、これがちょうどいいかと思ったからである。
(この曲はいくらでも速くできるし、ゆっくりもできる)
毎回、曲の終わりの方では笑顔になってくれる。
どうも、うちの子の場合は、この選曲がつぼにはまったようだ。^^
また、ダウン症の子は成長につれてとても意思の固い人になることもあるという。
このことを「頑固」と呼ぶ人もいる。
これには筋肉の低緊張が関係あるという話には驚いた。
たとえばダウン症の子は一度何かのやり方を覚えてしまうと(たとえばひとつのほ乳瓶の乳首で飲むとか、スプーンでの食べ方など)、そのやり方を後から変えようとするのは非常に困難だという。これは、筋肉の低緊張のある子には非常によくあることなのだそうだ。
ひとつのことを習得するのがそれだけ大変だからということなのかな?
ともあれ、一度うまくいった動きの流れを習得すると、新しいやり方をやってみることに抵抗するのである。
この本にはダウン症の子に系統的にこれまでのやり方を変えさせるやり方が載っているということだ。
ポイントは、行き当たりばったりのやり方はダメだということで、系統的にやる必要があるということのようだ。
系統的にいろんなやり方をやらせることで、赤ちゃんの脳をもっと順応性のあるものにしていく助けをするのである。
順応性というのは非常に重要な生活スキルであるという。
(ここら辺も読むのが楽しみだ)
<ダウン症の赤ちゃん>
一般に、800人にひとりがダウン症をもって産まれるという。
US Centers for Disease Control and Interventionによれば、赤ちゃんが未熟児の状態で産まれた場合、次のようにするとダウン症の子ははるかにうまく訓練できることがわかっているそうだ。
1)できるだけ早く始めること(つまり、出生時から)
2)学習の臨界期とでもいうべき非常に重要な時期に適切な刺激を与えること
この本に書かれているテクニックを使って出生時から訓練を行えば、また自然で非常に重要な学習の時期を十分に生かすことができれば、あなたのダウン症の赤ちゃんは他の赤ちゃんとそれほど変わらないことがわかるでしょう・・・と結んでいる。
<資料の紹介>
●書籍
ダウン症の親子のための本を専門に出している出版社がある(Woodbine House Publishers)。
おすすめは
・Early Communication Skills for Children with Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals by Dr Libby Kumin(和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)

ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション―家族と専門家のための実践ガイドブック
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・Gross Motor Skills in Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals by Patricia C.Winder (前回紹介されていた、ダウン症児の粗大運動の発達のためのガイドブック)

Gross Motor Skills in Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (Topics in Down Syndrome)
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・Babies with Down Syndrome: A New Parent's Guide, Karen Stray-Gundersen(新しくダウン症の赤ちゃんの親となった人へのガイドブック)

Babies With Down Syndrome: A New Parents' Guide
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・Medical & Surgical Care for Children with Down Syndrome: A Guide for Parents(ダウン症児の医療的ケアと外科治療)

Medical & Surgical Care for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents (Topics in Down Syndrome)
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●DVD教材
ダウン症専門のDVDを出している会社がある(Blueberry Shoes Productions, LLC)。
著者も参加して、親向けのDVDを販売している。
ホームページは
http://02bd1d4.netsolhost.com/
↓ショートフィルムが見られます。
http://02bd1d4.netsolhost.com/psa/index.html
「知的障害のある人々は、Rということばにふさわしい。すなわち、Respect(尊敬)である」
(注:Retarded(知恵遅れ)というRワードで呼ばれることを逆手にとって)
DVDのラインナップは
http://www.blueberryshoes.com/films.htm
・Down syndrome: The First 18 Months, by Will Schermerhorn(ダウン症:生後18カ月まで)
・Discoverry : Pathways to Better Speech for Children with Down Syndrome(ダウン症児のよりよい発話への道)
・What Did you say? A Guide to Speech Intellgibibility in People with Down Syndrome, by Dr. Libby kkumin and Will Schermerhorn(なんて言ったのですか?ダウン症者の聞き取りやすさへのガイド)←これが欲しい。『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』と同じ言語療法士が作っている
・Kids with Down Syndrome: Staying Healthy and Making Friends, by Will Schermerhorn(ダウン症の子どもたち。健康を維持し、友達を作る)
また、Talk tools社でもDVDを販売している。
http://www.talktools.com/
・「Developing Ora-Motor and Feeding Skills in the Down Syndrome Population」by Lori Overland
(ダウン症者のオーラルモーターと食事スキルを発達させる)
(このDVDについては6章でも触れるそう。)
* * *
さて、本書の目次はこんな感じになっております。
1章:新生児の口
2章:母乳とほ乳瓶のよいあげかたのコツ
3章 鼻から息をすること、腹ばい(うつぶせ)、アレルギー、嘔吐、SIDS、ワクチン
4章:手と口の関係:よい発達を促すために赤ちゃんによい口遊びの体験をさせる
(適切なおしゃぶりの使い方、ゆびしゃぶりについて、よだれについて、など)
5章:マッサージ、あごの体操、歯ぎしり、シャボン玉とラッパ
6章:よい食事法への秘訣は5〜6ヶ月ごろから始まる
7章:よい発話の発達への秘訣
8章:あなたの子どものもっとも自然な外見とは
9章:専門家と訓練を行う
10章:この本を特定の障害をもった子にどう適応するか・・・(私が紹介したのはここの「ダウン症」の部分です)
私の気の向くままに読んでいこうと思っています。
次回は5章の予定です。
2012年01月29日
ダウン症児のお口の問題
発音向上のために目次はこちら
ちょっと面白そうな本見つけましたよ。^^
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」

Nobody Ever Told Me (Or My Mother) That!: Everything from Bottles and Breathing to Healthy Speech Development
クチコミを見る
あれこれ本をつまみ食いしすぎですが(笑)
私の興味のおもむくままに、読んでいきたいと思っています。
よい発話(発音)のためには、赤ちゃんの時期から口の発達を助けることがとても大事である。
そのために何をしたらよいか、という本です。
ダウン症の子に対象を絞った本ではありませんが、とても面白そうです。
以下、内容紹介をします。
内容紹介文という形にするため、私のどーでもよい感想がところどころはさまれていますが、ご了承ください。^^;
今回はダウン症の子の口の問題について読んでいこうと思う。
ダウン症の子の口の問題については、以前読んだEarly Communication Skills for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)として出ています)にも出てきた。
上の本と矛盾することは書かれていない。
そして上の本がことばの習得全般について述べているのに対して、この本では発音だけに絞って書かれているので、より詳しくなっている。
著者は多くのダウン症の子供たちをみてきたようだ。
週に45人ものダウン症の子供たちを見ていたこともあったそうだ。
ダウン症のお子さんが産まれた両親に「いつごろお宅に(言語療法士に)連れてくればいいですか?」と聞かれると、著者はこう答えているという。
「私の診療所まで赤ちゃんを車で連れてこられるようになったらすぐに。あるいは私があなたの家を訪問できる一番早い日に」
すなわち著者の考えは、ダウン症の子への言語療法は出産後すぐ、あるいはできる限り生まれてからあまり時間が経たないうちに始めることが望ましい、ということである。
3歳にならないと始められなかった日本のうちの地域からするとうらやましい話であるが、それには理由がある。
産まれてすぐの、ダウン症の赤ちゃんの口の様子を見てみよう。
生まれたばかりのダウン症の赤ちゃんの口を見ると、見ただけでは特に構造的な異常は見つからないという。
しかし、見た目ではわからないが、赤ちゃんの筋肉は違っている。
著者の意見では、この筋肉の違いが、後に成長したダウン症の子供に見られる構造上の問題の多くを引き起こしている、ということなのだ。
いくつかダウン症の子供に見られる特徴をあげる。
まずはそもそもこうした問題がどうして起こるのか、またこうした問題の多くを減らすために言語療法士がどのように親に指導しているかについて見ていく。
言語療法士は、ダウン症の子供の筋肉の低緊張自体や、その結果起こる筋力の弱さについては、どうすることもできない。
しかし筋肉の低緊張自体はダウン症以外のお子さんでも見られる問題だという。
実は、けっこう多くのダウン症でない子供たちが、正常ラインぎりぎりの低緊張をもっている。筋肉の低緊張というのはそうした子供たちに共通した問題なのである。
筋緊張が低下していると何が困るのかというと、もっとも大きな問題は、筋緊張が正常な子どもにできることのいくつかが、自分ではできないことがある、ということである。
これについては、低緊張の子供たちや、正常範囲ギリギリのの低緊張の子供たちについても、支援することができる。
すなわち、PTの先生に正確な診断を下してもらい、低緊張とその結果起こる筋肉の弱さを訓練してもらうことが必要である。
とてもおすすめの本がGross Moror Skills in Children with Down Syndrome:A Guide for Parents and Professionals by Patricia C.Winderだという。(私はもってません^^;)
(タイトル訳:ダウン症児の粗大運動スキル)
著者の経験によると、全身のPTの訓練をよく受けている子供は、口の訓練もはるかにうまくいくという傾向がある、ということだ。(著者は直接上の本の著者にPTを受けている子供たちの言語訓練をも行っている)
これはブログで拝見している先輩方の感想と一致している。口だけじゃダメで、全身の筋力の発達を促していく必要があるということである。あるいは、全身運動に何か大きな進歩がみられたときは、ことばにおいても大きな前進がみられる、といった感想である。
(心の声・・・やはり買ったトランポリンでジャンプを促した方がよいのか・・・?)
ダウン症の子の、顔が平たいという特徴は低緊張に関係あるという感触を著者は得ている。顔と顎の筋肉が順調に動かず、顔の中央部分の成長も順調でない結果である。
著者は、ダウン症ではないけれども低緊張が著しい子供たちの容貌が、ダウン症の子と似たような顔の特徴をもっているのを見てきたという。
また、ダウン症の子が積極的に顔とあごの筋肉を動かし始めると、顔の様子が変わってくるのも経験上見てきたという(たとえばベックマン法(Beckman facilitation techniques)1), 筋膜リリース法(myofascial release techniques)2)など)。
多くのダウン症の赤ちゃんは、最初は助けがないと顔の筋肉を適切に動かすことができない。
著者が言語療法を行ったある小さな男の子のお母さんの話によると、著者が鼻柱のまわりにベックマン法を短期間行ったところ、その子の鼻柱が発達してきたということだ。
顔と口の筋肉を適切に使うようにすると顔と口の発達がうながされる。ということで、この本の2、4、5、6、7章では、食事や口の活動、発話の活動を通して適切な顔と口の動きを促す方法について述べているようだ。
著者はさらに、ダウン症の子の顔と口の発達の違いは、生後半年から1年の間の、顎と顔の成長不足が起因しているという感触を得ているようだ。
というのも、著者がダウン症の赤ちゃんに、生後半年から1年の間によい食事法や口の経験をさせて顔や口の筋肉をうまく動かしてやると、顔と口の発達がより正常に近づくのが見られるからだそうだ。
そこで、なぜダウン症の子は顎と顔の成長が不良になりやすいのか?という答えを探すと、やはり筋肉の低緊張とその結果動きの問題があることが、主な原因であると言えそうである。
ダウン症の子の硬口蓋が高くて狭いということに関しては、口を閉じていられないという子に見られる違いと同様である。3章と8章では、赤ちゃんの口が普段は閉じていて、鼻から呼吸するようにすることの大切さについて述べている。赤ちゃんの舌が閉じた口の中におさまっていれば、口蓋の形が保たれる。赤ちゃんの口が普段開いていれば、硬口蓋は自由に形を変えてしまうことになる。硬口蓋の形が変わると、鼻と副鼻腔の発達に影響を及ぼす。鼻と副鼻腔の形が正常に形成されないと、副鼻腔と呼吸の問題が起こることになる。
・・・これは、以前オーラルプレイスメントセラピーのDVDにも出てきた話だ。つまり、産まれたばかりの硬口蓋は柔らかくて、その後の口の使い方によって著しく形が変化していくということ。
うちの娘の硬口蓋が狭くて高いのは、生まれつきではなく、その後の口の使い方が悪くて後天的に形成されたものだ、ということだ。
この後にも母乳のことが書かれているが、うちは母乳が出なかったため、ミルク育児だったしね。^^;
ここでも、発音のことを考えると母乳育児に軍配があがることが書かれている。
母乳育児は、正しく行えば、硬口蓋が正常に形作られる助けとなる。すなわち、母親の乳房を赤ちゃんの口の奥深くに引き込むと、硬口蓋の形を保つ助けになるのだそうだ。
ダウン症の赤ちゃんが母乳育児ができないというのは神話(ただの作り話)である。著者の意見では、ダウン症の赤ちゃんには母乳育児がベストである。著者は多くのダウン症の赤ちゃんに母乳育児ができるよう助けてきた。
ダウン症の子どもはよく歯の発達に問題をかかえている。(上にあげたような)
著者の経験では、こうした歯の問題さえも、早期に取り組めばかなり減らすことができるということだ。
たとえば口のマッサージ、正しく噛む活動、正しい口の活動、そして正しい食事法などである。
それについては2、4、5、6章で述べているようだ。
歯が生えるのが遅い、というのはダウン症の子の多くにあることだが、そうしたことをすると歯の生える順番は典型的になり、歯の形もよくなる傾向にあるようだ。
ダウン症の子の噛み合わせや噛むことの問題についても(反対咬合(つまり受け口)、過蓋咬合(つまり出っ歯)、離開咬合(口を閉じても、上下の前歯が接触しない)、交叉咬合(噛んだとき下顎が左右どちらかにずれている))、口がうまく動いていないと生後1年の間に獲得されるパターンに関連して起こるもののようだ。
受け口で噛む、下顎が左右どちらかにずれているのは、あごが弱く、安定していないから起こるもので、これも筋肉の低緊張の問題である。出っ歯の状態で噛む、噛んでも前歯に隙間があるのは通常、舌が出ていたり、1歳をすぎても指しゃぶりをしたりする癖が原因で起こるという。
次は舌についてだが、ダウン症の子全員が自動的に舌が出てくるわけではないということで、これも後から獲得された習性のようだ。
(舌が出てない子もいますね。うちは出っぱなしだったけど。今は訓練の成果か、以前よりも出なくなってきました^^)
舌出しは、顎が弱くて不安定なことの結果起こる、代償的なパターンだという。
ダウン症の赤ちゃんは生まれつき舌を出しているわけではないし、ダウン症の子が舌を出している場合、舌出しだけが単独の問題として起こっているわけではないのである。
(だから舌を押し込めたりしても効果がないし、却って逆効果だと言われるゆえんだ)
適切な食事法と適切な口の発達のための活動があれば多くの子の舌出しは防げたものなのである。
歯ぎしりもまた、問題である。歯ぎしりをすると非常にデリケートな顎関節と歯を痛める可能性があるし、またギリギリ言う音は他の人の迷惑になったり社会的に不適切だったりするからだ。(←ついでに母の精神衛生上もよくないです^^;)
なぜ多くのダウン症の子が歯ぎしりをするのか?
ダウン症の子は通常、あごの問題をもっている。
歯ぎしりしたり歯を食いしばったりするのはあごの筋肉と関節に深い感覚的なインプットを与える方法だからなのである。
(OPTのDVDにもあった通り、低感受性のため刺激を欲しているということか?)
歯を食いしばることはまた、筋力であごを保ったり安定させることができない場合の代償としてする方法でもある。あごの安定とあごの高さ調節(ちょうどいい大きさにあごをあけること。たとえばスプーンで食べるときには大口をあけすぎない、など)については食事と発話の章で扱っている。
療法士の中には、理由として、歯ぎしりをすることで耳管や中耳の不快感を軽減できるのではないかと考えるものもいるという。ダウン症の子は中耳と副鼻腔の問題をもっていることが多いからだ。
しかし原因がなんであれ、歯ぎしりは問題となる習慣である。
5章ではこの習慣をどう取り除くかについて述べている。
筋力の低緊張と同様、顎の靭帯がゆるいことも、訓練では変えることのできないものである。
しかし訓練によって、あごの関節をできる限り理想的な形にすることはできる。
子どもには、成長し続ける限りこの顎への訓練が必要になるかもしれない。8章には生まれてからのあごの発達についての情報、5章には適切な顎の活動についての情報がのっている。あご訓練ツールを使ったあごの上下運動は、あごを上げ下げする筋肉を鍛える。そして顎の関節ストレスを軽減できる。食べたり飲んだり、しゃべったりするのに、あごはちょうどいい高さに上げ下げする必要があるのである。
顎の、靭帯のゆるさと筋肉の低緊張の両方が組み合わさると口が開けっ放し、口から息をする、舌が出る、ということになる。重力で下あごが下がり、子どもがあごの筋肉と靭帯を使って口を閉じることができないと、この問題がさらに大きくなる(よだれを垂らす、など)。
下顎の骨は重く、成長につれてさらに重くなる。3章では、鼻から息をすることの大切さについて述べている。4章ではよだれの問題に触れている。5章ではあごの訓練をする方法について述べている。
・・・ということで、やはり顎が重要なんですね!!
オーラルプレイスメントセラピーで言っていること、W先生が言っていることと、共通している。
舌よりも唇よりも、まず顎なのだ。
唇の力も確かに弱いかもしれない。だが唇だけ鍛えてもダメで、口を閉じるにはやはり顎の筋肉と靭帯が大きな役割を果たしているということだ。
うちの子も最近、以前はあまりみられなかった、舌が引っ込んでいる姿、また以前はまったく見た覚えのない、少し長い間唇をきちんと閉じている姿が見られるようになってきている。
あご訓練ツールや、W先生のあごの訓練をがんばっているからかな???と、この話を読んで思った。
さらにダウン症の子について言われる問題は、舌の発達が正常でないということである(舌が大きいということ)。著者は問いかける。
「ダウン症の子は舌が大きいのか?それとも舌の筋肉が低緊張で、あごが正常に発達していないのか?」これによって舌が大きいように見えるのではないか」。
2歳までのあごと舌の発達については8章に述べた。
以前も本で読んだが、舌のサイズを小さくする手術を受けているダウン症の子がいるという。
特にイスラエルだったか?では2歳くらいに多くの子が受けるようだ。
著者は、舌のサイズを小さくする手術を受けたダウン症の子を何人か受け持ったことがあるという。手術を受けた子たちは舌を適切に動かして食べたり飲んだり話したりするのがさらに困難になっていたということだ。
舌の重要な部分が切り取られ、瘢痕組織があるためである。著者は舌の動きについては、産まれた時点から赤ちゃんに積極的に取り組むのがいいという。それができない場合でも、無傷の舌をもった子どもに訓練をしたいという。
見ての通り、ダウン症の子の口に関する問題は構造と、その結果起こる動きの問題に関係がある。(つまり、顎関節の低緊張と、顎の靭帯のゆるさ)
本書の情報は、単純な、毎日の運動を通してダウン症の赤ちゃんに正常な口の動きのパターンを促す助けになるものである。
(つづく)
* * *
いや〜、亀のようにゆっくりになるとは思うが、読むのが楽しみな本である。
ダウン症の子は、診断が早くつくのだから、言語療法士が口の使い方について生後すぐに積極的に介入できるようなシステムがあると、子どもたちは今よりもっと発音がよくなるんだろうなあ。
すでにうちの子には遅いけれど、日本も変わっていってくれるとよいのだが。
顔貌さえも変ってくるという話はびっくり。
身体の他の部分と同じく、使えば使うほど発達するということなのか。
確かダウン症の子特有の顔貌は顔の真ん中部分の発達が悪いからとかいうことだったから、顔の真ん中部分をよく動かせるようにしてやれば変わってくるということなのかもね。
ダウン症の子の多くがやっている赤ちゃん体操というものに、お顔とお口の体操とかマッサージも加えれば完ぺきなのかも。
ダウン症の子の顔貌は成長するにつれて正常値に近づいてくる傾向があるとかいう論文があったけれど、それも使えば使うほど、ということなのかもしれない。
<注>
1)http://www.beckmanoralmotor.com/
ベックマン法のホームページがありました。(英文)
ベックマンというのは女性の言語療法士のようで、やることはお口の体操のようなものみたいです。
2) Andrew Taylor Still, founder of osteopathy/osteopathic medicine
整骨療法の創始者。
筋膜の細胞をリラックスさせるものだそうです。
リラックスした手で顔に軽く触れ、顔の筋膜をゆっくり引き伸ばす。
伸びなくなるところまで伸ばして、そこで3〜5分軽く圧を加え続ける。
手を放すとき、手で顔の筋膜が動き、やわらなくなる様子を感じ取る。
大事なのは、圧を時間まで加え続けるということのようです。
筋膜リリース法のホームページ(英文)
http://www.myofascial-release.com/
ちょっと面白そうな本見つけましたよ。^^
『Nobody Ever Told Me (or my Mother) That!』by Diane Bahr, Mr. CCC-SLP
(タイトル訳:「誰も教えてくれなかったこと〜ほ乳瓶から呼吸まで、健全な発話のために必要なこと」

Nobody Ever Told Me (Or My Mother) That!: Everything from Bottles and Breathing to Healthy Speech Development
クチコミを見る
あれこれ本をつまみ食いしすぎですが(笑)
私の興味のおもむくままに、読んでいきたいと思っています。
よい発話(発音)のためには、赤ちゃんの時期から口の発達を助けることがとても大事である。
そのために何をしたらよいか、という本です。
ダウン症の子に対象を絞った本ではありませんが、とても面白そうです。
以下、内容紹介をします。
内容紹介文という形にするため、私のどーでもよい感想がところどころはさまれていますが、ご了承ください。^^;
<ダウン症の子供たちのお口の問題>
今回はダウン症の子の口の問題について読んでいこうと思う。
ダウン症の子の口の問題については、以前読んだEarly Communication Skills for Children With Down Syndrome: A Guide for Parents and Professionals (和訳は『ダウン症の子どもがいきいきと育つことばとコミュニケーション』(メディカ出版)として出ています)にも出てきた。
上の本と矛盾することは書かれていない。
そして上の本がことばの習得全般について述べているのに対して、この本では発音だけに絞って書かれているので、より詳しくなっている。
<ダウン症の子のお口の療育は、早ければ早いほどよい>
著者は多くのダウン症の子供たちをみてきたようだ。
週に45人ものダウン症の子供たちを見ていたこともあったそうだ。
ダウン症のお子さんが産まれた両親に「いつごろお宅に(言語療法士に)連れてくればいいですか?」と聞かれると、著者はこう答えているという。
「私の診療所まで赤ちゃんを車で連れてこられるようになったらすぐに。あるいは私があなたの家を訪問できる一番早い日に」
すなわち著者の考えは、ダウン症の子への言語療法は出産後すぐ、あるいはできる限り生まれてからあまり時間が経たないうちに始めることが望ましい、ということである。
3歳にならないと始められなかった日本のうちの地域からするとうらやましい話であるが、それには理由がある。
<すべては低緊張の問題から・・・>
産まれてすぐの、ダウン症の赤ちゃんの口の様子を見てみよう。
生まれたばかりのダウン症の赤ちゃんの口を見ると、見ただけでは特に構造的な異常は見つからないという。
しかし、見た目ではわからないが、赤ちゃんの筋肉は違っている。
著者の意見では、この筋肉の違いが、後に成長したダウン症の子供に見られる構造上の問題の多くを引き起こしている、ということなのだ。
いくつかダウン症の子供に見られる特徴をあげる。
・全身の筋肉の低緊張
・顔が平たく見える(顔の中央部分の発達の問題)
・小さな口(おそらくあごの成長の問題からくるもの)
・硬口蓋の違い(硬口蓋が高くて狭い)
・歯の発達の問題(歯の成長が悪い、歯の形が悪い、歯のエナメル質が弱い、歯が生える時期が不規則)そして噛み合わせの問題(噛むときに歯が合わさる際の問題)
・歯ぎしり
・顎関節の靭帯がゆるんでいる
・口が開いている、口で呼吸する、舌が出ている
・舌の発達の異常
・あご、唇、舌の動きの問題
・発話の発達上の様々な困難(発話の遅れも含め)、構音障害(筋肉の動きの問題に関連して起こる舌足らずな、悪い発音)そして発達性発語失行症(口の動きを計画すること(モータープラニング)またはプログラミングの問題に関連して起こる未発達で一貫性のない発話)
まずはそもそもこうした問題がどうして起こるのか、またこうした問題の多くを減らすために言語療法士がどのように親に指導しているかについて見ていく。
言語療法士は、ダウン症の子供の筋肉の低緊張自体や、その結果起こる筋力の弱さについては、どうすることもできない。
しかし筋肉の低緊張自体はダウン症以外のお子さんでも見られる問題だという。
実は、けっこう多くのダウン症でない子供たちが、正常ラインぎりぎりの低緊張をもっている。筋肉の低緊張というのはそうした子供たちに共通した問題なのである。
筋緊張が低下していると何が困るのかというと、もっとも大きな問題は、筋緊張が正常な子どもにできることのいくつかが、自分ではできないことがある、ということである。
これについては、低緊張の子供たちや、正常範囲ギリギリのの低緊張の子供たちについても、支援することができる。
すなわち、PTの先生に正確な診断を下してもらい、低緊張とその結果起こる筋肉の弱さを訓練してもらうことが必要である。
とてもおすすめの本がGross Moror Skills in Children with Down Syndrome:A Guide for Parents and Professionals by Patricia C.Winderだという。(私はもってません^^;)
(タイトル訳:ダウン症児の粗大運動スキル)
著者の経験によると、全身のPTの訓練をよく受けている子供は、口の訓練もはるかにうまくいくという傾向がある、ということだ。(著者は直接上の本の著者にPTを受けている子供たちの言語訓練をも行っている)
これはブログで拝見している先輩方の感想と一致している。口だけじゃダメで、全身の筋力の発達を促していく必要があるということである。あるいは、全身運動に何か大きな進歩がみられたときは、ことばにおいても大きな前進がみられる、といった感想である。
(心の声・・・やはり買ったトランポリンでジャンプを促した方がよいのか・・・?)
ダウン症の子の、顔が平たいという特徴は低緊張に関係あるという感触を著者は得ている。顔と顎の筋肉が順調に動かず、顔の中央部分の成長も順調でない結果である。
著者は、ダウン症ではないけれども低緊張が著しい子供たちの容貌が、ダウン症の子と似たような顔の特徴をもっているのを見てきたという。
また、ダウン症の子が積極的に顔とあごの筋肉を動かし始めると、顔の様子が変わってくるのも経験上見てきたという(たとえばベックマン法(Beckman facilitation techniques)1), 筋膜リリース法(myofascial release techniques)2)など)。
多くのダウン症の赤ちゃんは、最初は助けがないと顔の筋肉を適切に動かすことができない。
著者が言語療法を行ったある小さな男の子のお母さんの話によると、著者が鼻柱のまわりにベックマン法を短期間行ったところ、その子の鼻柱が発達してきたということだ。
顔と口の筋肉を適切に使うようにすると顔と口の発達がうながされる。ということで、この本の2、4、5、6、7章では、食事や口の活動、発話の活動を通して適切な顔と口の動きを促す方法について述べているようだ。
<ダウン症の子の口の問題は生後1年間くらいの間に作られる>
著者はさらに、ダウン症の子の顔と口の発達の違いは、生後半年から1年の間の、顎と顔の成長不足が起因しているという感触を得ているようだ。
というのも、著者がダウン症の赤ちゃんに、生後半年から1年の間によい食事法や口の経験をさせて顔や口の筋肉をうまく動かしてやると、顔と口の発達がより正常に近づくのが見られるからだそうだ。
そこで、なぜダウン症の子は顎と顔の成長が不良になりやすいのか?という答えを探すと、やはり筋肉の低緊張とその結果動きの問題があることが、主な原因であると言えそうである。
ダウン症の子の硬口蓋が高くて狭いということに関しては、口を閉じていられないという子に見られる違いと同様である。3章と8章では、赤ちゃんの口が普段は閉じていて、鼻から呼吸するようにすることの大切さについて述べている。赤ちゃんの舌が閉じた口の中におさまっていれば、口蓋の形が保たれる。赤ちゃんの口が普段開いていれば、硬口蓋は自由に形を変えてしまうことになる。硬口蓋の形が変わると、鼻と副鼻腔の発達に影響を及ぼす。鼻と副鼻腔の形が正常に形成されないと、副鼻腔と呼吸の問題が起こることになる。
・・・これは、以前オーラルプレイスメントセラピーのDVDにも出てきた話だ。つまり、産まれたばかりの硬口蓋は柔らかくて、その後の口の使い方によって著しく形が変化していくということ。
うちの娘の硬口蓋が狭くて高いのは、生まれつきではなく、その後の口の使い方が悪くて後天的に形成されたものだ、ということだ。
この後にも母乳のことが書かれているが、うちは母乳が出なかったため、ミルク育児だったしね。^^;
ここでも、発音のことを考えると母乳育児に軍配があがることが書かれている。
母乳育児は、正しく行えば、硬口蓋が正常に形作られる助けとなる。すなわち、母親の乳房を赤ちゃんの口の奥深くに引き込むと、硬口蓋の形を保つ助けになるのだそうだ。
ダウン症の赤ちゃんが母乳育児ができないというのは神話(ただの作り話)である。著者の意見では、ダウン症の赤ちゃんには母乳育児がベストである。著者は多くのダウン症の赤ちゃんに母乳育児ができるよう助けてきた。
ダウン症の子どもはよく歯の発達に問題をかかえている。(上にあげたような)
著者の経験では、こうした歯の問題さえも、早期に取り組めばかなり減らすことができるということだ。
たとえば口のマッサージ、正しく噛む活動、正しい口の活動、そして正しい食事法などである。
それについては2、4、5、6章で述べているようだ。
歯が生えるのが遅い、というのはダウン症の子の多くにあることだが、そうしたことをすると歯の生える順番は典型的になり、歯の形もよくなる傾向にあるようだ。
ダウン症の子の噛み合わせや噛むことの問題についても(反対咬合(つまり受け口)、過蓋咬合(つまり出っ歯)、離開咬合(口を閉じても、上下の前歯が接触しない)、交叉咬合(噛んだとき下顎が左右どちらかにずれている))、口がうまく動いていないと生後1年の間に獲得されるパターンに関連して起こるもののようだ。
受け口で噛む、下顎が左右どちらかにずれているのは、あごが弱く、安定していないから起こるもので、これも筋肉の低緊張の問題である。出っ歯の状態で噛む、噛んでも前歯に隙間があるのは通常、舌が出ていたり、1歳をすぎても指しゃぶりをしたりする癖が原因で起こるという。
次は舌についてだが、ダウン症の子全員が自動的に舌が出てくるわけではないということで、これも後から獲得された習性のようだ。
(舌が出てない子もいますね。うちは出っぱなしだったけど。今は訓練の成果か、以前よりも出なくなってきました^^)
舌出しは、顎が弱くて不安定なことの結果起こる、代償的なパターンだという。
ダウン症の赤ちゃんは生まれつき舌を出しているわけではないし、ダウン症の子が舌を出している場合、舌出しだけが単独の問題として起こっているわけではないのである。
(だから舌を押し込めたりしても効果がないし、却って逆効果だと言われるゆえんだ)
適切な食事法と適切な口の発達のための活動があれば多くの子の舌出しは防げたものなのである。
歯ぎしりもまた、問題である。歯ぎしりをすると非常にデリケートな顎関節と歯を痛める可能性があるし、またギリギリ言う音は他の人の迷惑になったり社会的に不適切だったりするからだ。(←ついでに母の精神衛生上もよくないです^^;)
なぜ多くのダウン症の子が歯ぎしりをするのか?
ダウン症の子は通常、あごの問題をもっている。
歯ぎしりしたり歯を食いしばったりするのはあごの筋肉と関節に深い感覚的なインプットを与える方法だからなのである。
(OPTのDVDにもあった通り、低感受性のため刺激を欲しているということか?)
歯を食いしばることはまた、筋力であごを保ったり安定させることができない場合の代償としてする方法でもある。あごの安定とあごの高さ調節(ちょうどいい大きさにあごをあけること。たとえばスプーンで食べるときには大口をあけすぎない、など)については食事と発話の章で扱っている。
療法士の中には、理由として、歯ぎしりをすることで耳管や中耳の不快感を軽減できるのではないかと考えるものもいるという。ダウン症の子は中耳と副鼻腔の問題をもっていることが多いからだ。
しかし原因がなんであれ、歯ぎしりは問題となる習慣である。
5章ではこの習慣をどう取り除くかについて述べている。
筋力の低緊張と同様、顎の靭帯がゆるいことも、訓練では変えることのできないものである。
しかし訓練によって、あごの関節をできる限り理想的な形にすることはできる。
子どもには、成長し続ける限りこの顎への訓練が必要になるかもしれない。8章には生まれてからのあごの発達についての情報、5章には適切な顎の活動についての情報がのっている。あご訓練ツールを使ったあごの上下運動は、あごを上げ下げする筋肉を鍛える。そして顎の関節ストレスを軽減できる。食べたり飲んだり、しゃべったりするのに、あごはちょうどいい高さに上げ下げする必要があるのである。
顎の、靭帯のゆるさと筋肉の低緊張の両方が組み合わさると口が開けっ放し、口から息をする、舌が出る、ということになる。重力で下あごが下がり、子どもがあごの筋肉と靭帯を使って口を閉じることができないと、この問題がさらに大きくなる(よだれを垂らす、など)。
下顎の骨は重く、成長につれてさらに重くなる。3章では、鼻から息をすることの大切さについて述べている。4章ではよだれの問題に触れている。5章ではあごの訓練をする方法について述べている。
・・・ということで、やはり顎が重要なんですね!!
オーラルプレイスメントセラピーで言っていること、W先生が言っていることと、共通している。
舌よりも唇よりも、まず顎なのだ。
唇の力も確かに弱いかもしれない。だが唇だけ鍛えてもダメで、口を閉じるにはやはり顎の筋肉と靭帯が大きな役割を果たしているということだ。
うちの子も最近、以前はあまりみられなかった、舌が引っ込んでいる姿、また以前はまったく見た覚えのない、少し長い間唇をきちんと閉じている姿が見られるようになってきている。
あご訓練ツールや、W先生のあごの訓練をがんばっているからかな???と、この話を読んで思った。
さらにダウン症の子について言われる問題は、舌の発達が正常でないということである(舌が大きいということ)。著者は問いかける。
「ダウン症の子は舌が大きいのか?それとも舌の筋肉が低緊張で、あごが正常に発達していないのか?」これによって舌が大きいように見えるのではないか」。
2歳までのあごと舌の発達については8章に述べた。
以前も本で読んだが、舌のサイズを小さくする手術を受けているダウン症の子がいるという。
特にイスラエルだったか?では2歳くらいに多くの子が受けるようだ。
著者は、舌のサイズを小さくする手術を受けたダウン症の子を何人か受け持ったことがあるという。手術を受けた子たちは舌を適切に動かして食べたり飲んだり話したりするのがさらに困難になっていたということだ。
舌の重要な部分が切り取られ、瘢痕組織があるためである。著者は舌の動きについては、産まれた時点から赤ちゃんに積極的に取り組むのがいいという。それができない場合でも、無傷の舌をもった子どもに訓練をしたいという。
見ての通り、ダウン症の子の口に関する問題は構造と、その結果起こる動きの問題に関係がある。(つまり、顎関節の低緊張と、顎の靭帯のゆるさ)
本書の情報は、単純な、毎日の運動を通してダウン症の赤ちゃんに正常な口の動きのパターンを促す助けになるものである。
(つづく)
* * *
いや〜、亀のようにゆっくりになるとは思うが、読むのが楽しみな本である。
ダウン症の子は、診断が早くつくのだから、言語療法士が口の使い方について生後すぐに積極的に介入できるようなシステムがあると、子どもたちは今よりもっと発音がよくなるんだろうなあ。
すでにうちの子には遅いけれど、日本も変わっていってくれるとよいのだが。
顔貌さえも変ってくるという話はびっくり。
身体の他の部分と同じく、使えば使うほど発達するということなのか。
確かダウン症の子特有の顔貌は顔の真ん中部分の発達が悪いからとかいうことだったから、顔の真ん中部分をよく動かせるようにしてやれば変わってくるということなのかもね。
ダウン症の子の多くがやっている赤ちゃん体操というものに、お顔とお口の体操とかマッサージも加えれば完ぺきなのかも。
ダウン症の子の顔貌は成長するにつれて正常値に近づいてくる傾向があるとかいう論文があったけれど、それも使えば使うほど、ということなのかもしれない。
<注>
1)http://www.beckmanoralmotor.com/
ベックマン法のホームページがありました。(英文)
ベックマンというのは女性の言語療法士のようで、やることはお口の体操のようなものみたいです。
2) Andrew Taylor Still, founder of osteopathy/osteopathic medicine
整骨療法の創始者。
筋膜の細胞をリラックスさせるものだそうです。
リラックスした手で顔に軽く触れ、顔の筋膜をゆっくり引き伸ばす。
伸びなくなるところまで伸ばして、そこで3〜5分軽く圧を加え続ける。
手を放すとき、手で顔の筋膜が動き、やわらなくなる様子を感じ取る。
大事なのは、圧を時間まで加え続けるということのようです。
筋膜リリース法のホームページ(英文)
http://www.myofascial-release.com/
2012年01月21日
成長記録(4歳5ヶ月〜4歳6ヶ月)
成長記録目次はこちら
●動画
(1)ボタン
一時的なボタンブームが去って以来、服のボタンの方は全然やる気がなく進歩してませんでしたが、このごろ急にやる気になってきました。
やはりかける方が難しい。そちらはあと一息です。
ボタンおもちゃもまたひっぱり出してきたりしています。
(2)ねかしつけ
ぬいぐるみに布団をかけて寝かしつけようとしています。
娘は、おもちゃに対してなかなか本来の遊び方をせず、ままごとの食べ物でもぬいぐるみでも、ひたすらサッカーボールのように蹴り続けて遊んでいました。
このごろはこんな風に、「ごっこ遊び」ができるようになってきました。
ブロックでも遊ぶようになり、成長したなあと思います。
* * *
現在は4歳8カ月。
保育園入園前(4歳前)くらいから急におしゃべりに積極的になって、2語文もけっこう出始めてから、また話し言葉が引っ込んで(笑)しばらく停滞期が続いていました。
そしてこのごろはまた話し言葉がどんどん出てくるようになりました。
・・・が、それはまた次回の話です。
話し言葉が引っ込んだ原因ですが、素人なりに考えてみると、やっぱり「言っても通じない」ことかな〜、なんて思います。
保育園という外の世界に出て、自信がもてなかったのかな、と。
たとえばこんな出来事が。
玄関でクラスのお友達に会ったので、「○○ちゃん、△△ちゃんにおはようは?」と言ったら、「っはよう」(おはよう)と言いました。
すると、「はよ、だって。はよって何?はよじゃないよ。おはようって言えないの?」
・・・まあ、子どもですから、悪気がなく、はっきり言います。^^;
(たぶん、末娘が心を許している数人のお友達だったら、「わあ、○○ちゃんがおはようって言った!すごい!パチパチパチ」みたいなノリになるのは間違いないと思いますが。(笑)でも保育園もひとつの社会ですからね。)
あるいは、きっと、親切心から、正しい発音を教えてくれようとする子もいると思います。
また、道で知り合いのおじさんに会ったので「○○ちゃん、朝のごあいさつは?」といったら「おはようございます」とそれなりの発音でのごあいさつ。
おじさん、全然あいさつとは気づきません。(声も小さいし、発音も悪いので)
なんのリアクションもなく遠ざかって行くおじさんの後姿をいつまでも見つめていました。
・・・そんなこんなの積み重ねなのかな、と思ったことでした。
(親の私だって、手話がついてないと何を言ってるかさっぱりわからないことが多いです^^;)
長いことお友達の前では決して話さなかったこと、加配の先生や訓練の先生には話すことがあるけれど、いつも声を出さずにひそひそ声であることも、自信のなさの表れなのかも。
なかなかプライドの高い娘ですからね。^^;
ともあれ、そんな風に解釈してみると、娘がひらがなとかに執着している姿もなんとなく理解できるような気がしてきます。
「これなら自分はできる」という、自分に自信のもてるものが、欲しいのかなあ、と。
(相変わらず、家では毎日いろんな絵本を音読しまくっています)
家では、発音なんてまったく矯正せずに、発話できたこと自体を奨励しています。
これからもそのつもりです。
・・・が、やっぱり本人が自信をもてるようになるためには、最終的には発音なのかなあ・・・。というのは感じています。
これは長い道のりになるでしょうが。
* * *
びびり屋の娘は、保育園でもよく怖がったり固まったりしている場面が多いようです。
人形劇鑑賞会などでも、まずは暗幕を引いた部屋に固まって入れないところから始まり。
化石博物館見学では、大きな骨の展示物とか毛皮とかにびびりまくってしゃがみこんでいたし。(ぽぽちゃんの髪の毛も怖がっているくらいだから、無理もない。笑)
そんな日々ですが、少しずつ鍛えられてたくましくなってきました。
以前は新しい場所に行くと本当に固まってうずくまってしまってすぐに「おうちに帰りたい」と(手話で)言いだしていたのだけど、固まり具合がだいぶ和らいできました。
それと、同じ学年のダウン症の子たちはどんどんジャンプができるようになってPTを卒業しているのだけど(うちの地域のPTは、ジャンプができるとPT卒業)、末娘は一向できなくて、まだまだPT通い。
私も仕事が忙しいので早くPTを卒業したくて(そうすると訓練の日を一日にまとめることができるのだ!)自宅用ミニトランポリンを買ってしまいました。

鉄人倶楽部(IRONMAN・CLUB) トランポリン36 ブラック×シルバー IMC-83
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楽しく親子で遊びながらジャンプの練習♪・・・と思い描いていたのだけど・・・
怖がって乗ろうとしない娘。
そうきたか!Σ(゚Д゚;)
新品同様のトランポリンは、そのうち誰かにお下がりがいくと思います。(笑)
なににおいても、慎重派の娘であります。
通園施設のST 1回
遠方の訓練センターのリハビリ ST2回 OT2回 PT 2回
遠方の訓練センターのリハビリ診察
日赤耳鼻科 2回 (ABR検査。一回目失敗(どうやっても眠らず)、2回目 右20db 左50db、2歳のとき左30dbだったのが悪くなっていた! どうも滲出性中耳炎をやっていたらしい)
日赤小児科 2回
日赤眼科 2回(視力検査。右0.3、左0.2、遠視が強く、眼鏡を処方される)
保育園の運動会 初めての運動会
通園施設の運動会
保育園の遠足
親の会2回(うち1回はお楽しみ会)
親の会の役員同士の集まり
障害のある子のダンスサークル
新潟のぷれジョブフォーラムに参加
理学療法士を目指す学生たちと測定会
身長 91cm 体重 14.2キロ (4歳4カ月ごろ、念願の身長90cm越え達成しました!!ヾ(*≧∀≦*)ノ )
・反抗期で、言うことを聞かないことがよくあるが、放っておくと反省して改める面が見える。
たとえば寝る時間になっても遊んでいたくて、お片づけの箱を隠してしまうとき。
放っておくとしばらくして片づけの箱をもってきて自分でつみきを入れ始める。
また、朝の保育園の支度を全然しないで遊んでいるので、「お母さん行っちゃうよ」といって玄関で待っていると、
しばらくふてくされた後、自分でカバンに持ち物を詰めて、チャックを閉めて玄関まで持ってくる、など。
(どうも母がいるとへそ曲がり虫が動きだすみたい)
・階段で、初めて足をそろえずにあがれた(左右交互に上がる昇り方ができた)
・着替えに意欲的。これまでパジャマではやる気にならなかったボタンも、私が手を貸さずに両手を使って
自分ではずすように。はめる方もあと一息。
・トレーナーやTシャツなどかぶる服を自分で着られるようになった。
・間違い探しができるようになった。
しまじろうの本に載っている間違い探し、以前は嫌がってページをとばしていたが、自分からやるようになった。
(ただし3つの間違い探しのうち、自分で見つけられるのは2つくらい)
・しまじろうのひらがなマシーンで5文字6文字の単語を、音を聞いて入力していた。
(「かたつむり」「てんとうむし」とか。)
何度もやっていたので覚えちゃってるだけだと思うけど。
・その日の予定カードの助詞カードを自分で選んで貼るようになった。
「きょうは」「8じ」「おかあさん」「くるま」「○○訓練センター」「いき」「ます」
というカードを貼っていたら自分で「に」「と」「で」「へ」を正確に選んで貼りつけていた。
(毎日見ているから覚えただけで、まったく違うタイプの文では選べないと思うけど)
・「何番目」ということを理解しているみたいだった。(何番目の引き出し、とか)
・お片づけが上手になった。 たくさんのブロックや本などもひとりで片付ける。
・鮭をほぐしてお皿に乗せてあげたら、食べた鮭に骨が入っていた。すると口の中を舌で探って、骨だけ出すことができた。
感動した。(笑)
保育園に、とっても娘のことを可愛がってくれる子がいる。(数人)
保育園にクリスマスツリーが飾られていたので、私が「今日はお姉ちゃんにクリスマスツリー飾ってもらおうかな」と言うと
「○○ちゃん(末娘)も一緒に飾ればいいじゃん。○○ちゃんだってみんなと一緒にやりたいよ。
○○ちゃんもやらないと、○○ちゃんのクリスマスにならないよ。」
・・・すごいことを言う子どもだと感動した。ありがとう、□□くん!
その後、末娘のかばんをもってきてくれたり下履きをもってきてくれたりして世話をしてくれた。
「ありがとう」というと
「だって今日クリスマスツリーを飾るんだから、力をたくわえておかなくちゃね」
・・・本当に面白い子だ。
別の子は、末娘が登園すると「○○ちゃん、すきー」と言いながら手話で「好き」をやってくれる。
手話に興味があって覚えてくれる子が少しずつ出てきた。
まだまだ話し言葉だけでは通じないと思うので少しでもわかってもらえるとありがたい。
また別の子。
「○○ちゃんのおへそ、ソーセージの先っぽみたい」
わはは。でべそのことを言ってるんですな。
話し言葉
・「何で来た?」と聞かれて「自転車」と答えた。(一語の単語ならなんでも口で言えます)
・「ブロックでなにつくる?」と聞くと「青いお山」「赤い屋根」などと答える。
・公園で、よその子に鳩の餌をもらった。「こういうときなんていうの?」と私が言うと「ありがとう」と言えた。
・公園で鳩がたくさん寄ってくるのを見て「いっぱいだね〜」
・カラスが来て、また飛んでいくのを見て「カラスいっちゃった」
・「お母さん、お茶飲んできてもいい?」と聞いたら「いいよー」。
・「行ってみる?」と聞くと「行ってみよう!」と答える
・ご飯をおかわりするとき「おかわりもういっぱい」
・聞きたい曲のCDタイトルを話し言葉で言う。「どらえもん」「おはよう(手話ソング)」「どんぐりころころ」「ももたろう」
「ぼくときみ」「パン(パンのマーチのこと)」「ばあ(いないいないばあのこと)」「ハイ、デ、ポン」など。
・甘えて、私にご飯を食べさせてもらうことがある。私が「ひなどりにえさをあげているみたい」というと「ぴーぴーぴー」(ひなどりの鳴きまねをする)
上にあげたことばは自分から言ったものだが、普段の話し言葉の2語文・3語文は、私の言ったことばを繰り返すことがほとんど。
それから口語と手話の組み合わせも多い。
・私が忙しくケータイメールをかちかち打っていたら「メール(口話)、おしまい(手話)、やめて(手話)」と何度も訴える。
(娘の前でメールを打つと嫌がるのだ)
「棒(口話)なくなっちゃった(手話)」
「聞きたい曲のタイトル(口話)+聞きたい(手話)」など。
手話
まだまだ話し言葉よりも手話が優勢。手話ではいろいろ表現できる。
・保育園から帰るとき「歩くのめんどくさい」
・「今日の給食カレーだった?なにが入ってた?」と聞いたら「きのこ入ってた」(きのこカレーでした)
・「今日おやつなんだった?」の問いに「おせんべい、プリン食べた」
・保育園の行き帰りは母と遊びながら行くので手話でいろいろリクエストする。
「だるまさんがころんだやりたい」「ほかのこもりうたがききたい」など。
・宅急便から荷物が届いたら「あたらしい本入ってない?」(たまに娘の本が入ってることがあるので・・・)
・私が娘を残して買い物に出ようとすると「おかあさんと買い物行きたい」
・サラダを取り分けたら、自分の皿にえびが入ってなかった。「えび、はいってない」と訴えた。
・赤ピーマンを食べながら「トマトみたい」
・公園で餌を食べるカラスを見ながら「いっしょうけんめい食べてる」
歌は話しことばで歌える歌も多いが、まずは手話で歌ってから後で話し言葉で歌うようになるようだ。
こちらが手話を教えなくても、自分で勝手に手話をつけて歌っている。
でもよく見ると意味を取り違えているものが多い。(笑)
「鬼退治」→「鬼、大事」、「人の情け」→「鮭」「パンのマーチ」→「パンの町」など。
聞いた音をそのまま手話にしているようだ。(「うさぎ追いし」を「うさぎ、おいしい」にしているようなもの)
・ストローはNo.4に進む。
保育園ではストローをみる人手がないため、ひとりで勝手に飲んでいるので変な癖をつけてくることがある。
とりあえず家でだけ、リップブロックのないNO.4を使うことにして、園ではまだNo.3を使わせている。
・ラッパNo.2が25回吹けて、No.3に進んだ。
なんか不良品っぽくてよく音がでないので。
これを代用。

RIVER FORD DS-80 R スライドホイッスル レッド
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訓練センターST
・3つのものを記憶するお買い物遊び (離れたとこにいろんな食べ物のカードを貼り、注文を聞いてそこまで言って、言われた3枚のカードをとってきて、戻ってきてアンパンマンに食べさせる遊び)
→注意して聞けば、正しい3枚をもってこれた。
・ひらがな
絵を見て、ひらがなを選んで並べる。(2文字)くつ、うし、ねこ、など・・・
→他の文字も混じった中から選んで並べられた。(「くつ」は難しかったようだ。家で「おくつ」と言っちゃってるからかな)
・口の体操
舌と上唇をはじいてぷっと音を出すまねっこ
次に舌と上歯をはじいてぷっと音を出すまねっこ
→タ行やナ行は口の中が目に見えないため真似が難しいので、目に見える上唇や上歯とはじく練習をし、それから少しずつ舌を中に入れていく。(舌先を使う練習)
タ行は「カ行」に近い音で代用しているため。
変な発音の癖が定着すると直すのはなかなか難しいので、お話のときは訂正せず、それとは別に発音のまねっこ遊びをする。
訓練センターのOT
・モザイクレゴ 下絵に合わせてはめる。かなり細かいものだがなんとか根気よくはめられた。
・はさみ2回切り
・なぞりがき (おえかきせんせい)できた。
訓練センターPT
・またをひろげて前屈→足の間から後ろを見る
・その姿勢ででんぐりがえり(先生の補助あり)
・階段 左右交互に足を出して昇る練習(足をそろえずに)
・ハンカチ、タオルたたみ
・おでん用に、ゆでたまごをむく。
・生卵を割る(蒸しパン作り。蒸しパンミックスを使って)
・フルーツヨーグルト作り バナナ、りんごを切る(こども包丁で)
お料理のお手伝いのときは、お友達とおそろいのしまじろうエプロンをつけている。
あめふり まついのりこ 偕成社 ★★★
字のない絵本。最終ページのみ字があり。
おはようくうぴい なかや みわ ミキハウス ★★★
くうぴいシリーズははまって、ぬいぐるみまで買ってしまった。徐々に買い集めているといころ。
トイレですっき なかやみわ ミキハウス ★★★
手であそぼう まねっこまちのひと 田中ひろし せべまさゆき ほるぽ出版 ★★
手話絵本。職業の手話が覚えられます。
すいかのたび 高畠純 絵本館 ★★
しろいはうさぎ クォン ユンドク・チョン ミヘ 福音館書店 ★★
なんと韓国のわらべ唄だったとは・・・
やいたやいた まどかななみ・みやにしたつや すずき出版 ★★
母は大好き。最後のオチがきいてる。
わんたのるすばん 山本祐司 ポプラ社 ★★★
大ヒット。生き物好きだな〜。このシリーズはまた借りたい。
まぜまぜぷーちゃん たるいしまこ ポプラ社 ★★★
これまた大ヒット。食べるところがおいしそう〜。
いきものあいうえお くろいけん ベネッセ★★★
また借りてしまった。大好きなあいうえお絵本。
しりとりたぬき 斉藤洋/森田みちよ/岩崎書店
あまり読まなかった。
ドーナツだいすき!わたせせいぞう miki House
読まなかった。
ぼくのるすばん 山本祐司 ポプラ社 ★
パパのるすばん 山本祐司 ポプラ社 ★
前回の「わんたのるすばん」の食いつきがすごくよかったのでるすばんシリーズを借りてみた。
が、単にいぬだったから食いついたのかな?という気が・・・。
ぼくのからだ ここなあに おふろでおぼえるからだのほん はたこうしろう ポプラ社 ★★★
これははまった。この人の絵大好き(母も)
ぽいぽいぷーちゃん たるいしまこ/ポプラ社 ★★
前回の「まぜまぜぷーちゃん」にはまったのでシリーズで借りてみた。
ごはんのとも 苅田澄子/わたなべあや アリス館 ★★★
かわいくておいしそうな絵本。
手であそぼう てですき・きらい 田中ひろし/せべまさゆき ほるぷ出版
手話の本。
どうぶつアイウエオ かすやなみ/赤木かん子 ポプラ社
カタカナのあいうえお本。きっとはまると思ったが、本棚の奥の方に入ったままになってしまった。残念。また今度リベンジ。
トーマスとおぼえるはんたいことば ポプラ社 ★★★
前回借りてきて反応いまいちだったが今回は喜んで読んだ。成長したのかな。
せかいいちおいしスープ ★★マーシャ・ブラウン 文絵 こみやゆう 訳 岩波書店
![]() | すでにアップした画像ですが、初めての運動会。 意外とダンスしてました。 かけっこは・・・来年に期待。(笑) |
![]() | 通園施設の運動会。 めっきり行く機会は減りましたが、いつ行っても温かく迎えてくれる場所です。 |
![]() | アンパンマンの顔のパン、ゲットー。 (問題です。どっちの顔がアンパンマンでしょう?^^;) |
![]() | 県外に住むお友達、Nちゃんの家に2回目のお泊まりに。 あの愛想のない娘が、改札でNちゃんに会ったとたん手を差し出して握手したのにはびっくり。 それとどこへ行っても固まってしまって「おうちへ帰りたい」だった娘が、ここでは言いませんでした。 |
![]() | しまじろうの紹介キャンペーンでおそろいのエプロンをゲット。 ラブジャンクスのダンスレッスンに参加させてもらったり、いろいろ楽しく過ごさせてもらいました。 お互いに意識したり、おもちゃを取り合ったりと、姉妹のようなからみが見れて面白かったです。 家では、お手伝いをするときにエプロンをしめています。 |
![]() | 秋も深まると寒くなってきて、こんな格好で登園。 |
●動画
(1)ボタン
一時的なボタンブームが去って以来、服のボタンの方は全然やる気がなく進歩してませんでしたが、このごろ急にやる気になってきました。
やはりかける方が難しい。そちらはあと一息です。
ボタンおもちゃもまたひっぱり出してきたりしています。
(2)ねかしつけ
ぬいぐるみに布団をかけて寝かしつけようとしています。
娘は、おもちゃに対してなかなか本来の遊び方をせず、ままごとの食べ物でもぬいぐるみでも、ひたすらサッカーボールのように蹴り続けて遊んでいました。
このごろはこんな風に、「ごっこ遊び」ができるようになってきました。
ブロックでも遊ぶようになり、成長したなあと思います。
* * *
現在は4歳8カ月。
保育園入園前(4歳前)くらいから急におしゃべりに積極的になって、2語文もけっこう出始めてから、また話し言葉が引っ込んで(笑)しばらく停滞期が続いていました。
そしてこのごろはまた話し言葉がどんどん出てくるようになりました。
・・・が、それはまた次回の話です。
話し言葉が引っ込んだ原因ですが、素人なりに考えてみると、やっぱり「言っても通じない」ことかな〜、なんて思います。
保育園という外の世界に出て、自信がもてなかったのかな、と。
たとえばこんな出来事が。
玄関でクラスのお友達に会ったので、「○○ちゃん、△△ちゃんにおはようは?」と言ったら、「っはよう」(おはよう)と言いました。
すると、「はよ、だって。はよって何?はよじゃないよ。おはようって言えないの?」
・・・まあ、子どもですから、悪気がなく、はっきり言います。^^;
(たぶん、末娘が心を許している数人のお友達だったら、「わあ、○○ちゃんがおはようって言った!すごい!パチパチパチ」みたいなノリになるのは間違いないと思いますが。(笑)でも保育園もひとつの社会ですからね。)
あるいは、きっと、親切心から、正しい発音を教えてくれようとする子もいると思います。
また、道で知り合いのおじさんに会ったので「○○ちゃん、朝のごあいさつは?」といったら「おはようございます」とそれなりの発音でのごあいさつ。
おじさん、全然あいさつとは気づきません。(声も小さいし、発音も悪いので)
なんのリアクションもなく遠ざかって行くおじさんの後姿をいつまでも見つめていました。
・・・そんなこんなの積み重ねなのかな、と思ったことでした。
(親の私だって、手話がついてないと何を言ってるかさっぱりわからないことが多いです^^;)
長いことお友達の前では決して話さなかったこと、加配の先生や訓練の先生には話すことがあるけれど、いつも声を出さずにひそひそ声であることも、自信のなさの表れなのかも。
なかなかプライドの高い娘ですからね。^^;
ともあれ、そんな風に解釈してみると、娘がひらがなとかに執着している姿もなんとなく理解できるような気がしてきます。
「これなら自分はできる」という、自分に自信のもてるものが、欲しいのかなあ、と。
(相変わらず、家では毎日いろんな絵本を音読しまくっています)
家では、発音なんてまったく矯正せずに、発話できたこと自体を奨励しています。
これからもそのつもりです。
・・・が、やっぱり本人が自信をもてるようになるためには、最終的には発音なのかなあ・・・。というのは感じています。
これは長い道のりになるでしょうが。
* * *
びびり屋の娘は、保育園でもよく怖がったり固まったりしている場面が多いようです。
人形劇鑑賞会などでも、まずは暗幕を引いた部屋に固まって入れないところから始まり。
化石博物館見学では、大きな骨の展示物とか毛皮とかにびびりまくってしゃがみこんでいたし。(ぽぽちゃんの髪の毛も怖がっているくらいだから、無理もない。笑)
そんな日々ですが、少しずつ鍛えられてたくましくなってきました。
以前は新しい場所に行くと本当に固まってうずくまってしまってすぐに「おうちに帰りたい」と(手話で)言いだしていたのだけど、固まり具合がだいぶ和らいできました。
それと、同じ学年のダウン症の子たちはどんどんジャンプができるようになってPTを卒業しているのだけど(うちの地域のPTは、ジャンプができるとPT卒業)、末娘は一向できなくて、まだまだPT通い。
私も仕事が忙しいので早くPTを卒業したくて(そうすると訓練の日を一日にまとめることができるのだ!)自宅用ミニトランポリンを買ってしまいました。

鉄人倶楽部(IRONMAN・CLUB) トランポリン36 ブラック×シルバー IMC-83
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楽しく親子で遊びながらジャンプの練習♪・・・と思い描いていたのだけど・・・
怖がって乗ろうとしない娘。
そうきたか!Σ(゚Д゚;)
新品同様のトランポリンは、そのうち誰かにお下がりがいくと思います。(笑)
なににおいても、慎重派の娘であります。
<通院・検査など>
通園施設のST 1回
遠方の訓練センターのリハビリ ST2回 OT2回 PT 2回
遠方の訓練センターのリハビリ診察
日赤耳鼻科 2回 (ABR検査。一回目失敗(どうやっても眠らず)、2回目 右20db 左50db、2歳のとき左30dbだったのが悪くなっていた! どうも滲出性中耳炎をやっていたらしい)
日赤小児科 2回
日赤眼科 2回(視力検査。右0.3、左0.2、遠視が強く、眼鏡を処方される)
保育園の運動会 初めての運動会
通園施設の運動会
保育園の遠足
親の会2回(うち1回はお楽しみ会)
親の会の役員同士の集まり
障害のある子のダンスサークル
新潟のぷれジョブフォーラムに参加
理学療法士を目指す学生たちと測定会
身長 91cm 体重 14.2キロ (4歳4カ月ごろ、念願の身長90cm越え達成しました!!ヾ(*≧∀≦*)ノ )
<できるようになったこと>
・反抗期で、言うことを聞かないことがよくあるが、放っておくと反省して改める面が見える。
たとえば寝る時間になっても遊んでいたくて、お片づけの箱を隠してしまうとき。
放っておくとしばらくして片づけの箱をもってきて自分でつみきを入れ始める。
また、朝の保育園の支度を全然しないで遊んでいるので、「お母さん行っちゃうよ」といって玄関で待っていると、
しばらくふてくされた後、自分でカバンに持ち物を詰めて、チャックを閉めて玄関まで持ってくる、など。
(どうも母がいるとへそ曲がり虫が動きだすみたい)
・階段で、初めて足をそろえずにあがれた(左右交互に上がる昇り方ができた)
・着替えに意欲的。これまでパジャマではやる気にならなかったボタンも、私が手を貸さずに両手を使って
自分ではずすように。はめる方もあと一息。
・トレーナーやTシャツなどかぶる服を自分で着られるようになった。
・間違い探しができるようになった。
しまじろうの本に載っている間違い探し、以前は嫌がってページをとばしていたが、自分からやるようになった。
(ただし3つの間違い探しのうち、自分で見つけられるのは2つくらい)
・しまじろうのひらがなマシーンで5文字6文字の単語を、音を聞いて入力していた。
(「かたつむり」「てんとうむし」とか。)
何度もやっていたので覚えちゃってるだけだと思うけど。
・その日の予定カードの助詞カードを自分で選んで貼るようになった。
「きょうは」「8じ」「おかあさん」「くるま」「○○訓練センター」「いき」「ます」
というカードを貼っていたら自分で「に」「と」「で」「へ」を正確に選んで貼りつけていた。
(毎日見ているから覚えただけで、まったく違うタイプの文では選べないと思うけど)
![]() | (クリックで拡大しないと見えませんが) ・ひらがなのなぞりがきにちょっと興味が出てきた。 くもんのひらがなカードを自分で出してきてなぞる。 できる文字・・・「し」「つ」「の」「り」「い」「こ」「う」「く」など。 ただし、ペンの持ち方がぐー。 |
・「何番目」ということを理解しているみたいだった。(何番目の引き出し、とか)
・お片づけが上手になった。 たくさんのブロックや本などもひとりで片付ける。
・鮭をほぐしてお皿に乗せてあげたら、食べた鮭に骨が入っていた。すると口の中を舌で探って、骨だけ出すことができた。
感動した。(笑)
<保育園エピソード>
保育園に、とっても娘のことを可愛がってくれる子がいる。(数人)
保育園にクリスマスツリーが飾られていたので、私が「今日はお姉ちゃんにクリスマスツリー飾ってもらおうかな」と言うと
「○○ちゃん(末娘)も一緒に飾ればいいじゃん。○○ちゃんだってみんなと一緒にやりたいよ。
○○ちゃんもやらないと、○○ちゃんのクリスマスにならないよ。」
・・・すごいことを言う子どもだと感動した。ありがとう、□□くん!
その後、末娘のかばんをもってきてくれたり下履きをもってきてくれたりして世話をしてくれた。
「ありがとう」というと
「だって今日クリスマスツリーを飾るんだから、力をたくわえておかなくちゃね」
・・・本当に面白い子だ。
別の子は、末娘が登園すると「○○ちゃん、すきー」と言いながら手話で「好き」をやってくれる。
手話に興味があって覚えてくれる子が少しずつ出てきた。
まだまだ話し言葉だけでは通じないと思うので少しでもわかってもらえるとありがたい。
また別の子。
「○○ちゃんのおへそ、ソーセージの先っぽみたい」
わはは。でべそのことを言ってるんですな。
<ことば>
話し言葉
・「何で来た?」と聞かれて「自転車」と答えた。(一語の単語ならなんでも口で言えます)
・「ブロックでなにつくる?」と聞くと「青いお山」「赤い屋根」などと答える。
・公園で、よその子に鳩の餌をもらった。「こういうときなんていうの?」と私が言うと「ありがとう」と言えた。
・公園で鳩がたくさん寄ってくるのを見て「いっぱいだね〜」
・カラスが来て、また飛んでいくのを見て「カラスいっちゃった」
・「お母さん、お茶飲んできてもいい?」と聞いたら「いいよー」。
・「行ってみる?」と聞くと「行ってみよう!」と答える
・ご飯をおかわりするとき「おかわりもういっぱい」
・聞きたい曲のCDタイトルを話し言葉で言う。「どらえもん」「おはよう(手話ソング)」「どんぐりころころ」「ももたろう」
「ぼくときみ」「パン(パンのマーチのこと)」「ばあ(いないいないばあのこと)」「ハイ、デ、ポン」など。
・甘えて、私にご飯を食べさせてもらうことがある。私が「ひなどりにえさをあげているみたい」というと「ぴーぴーぴー」(ひなどりの鳴きまねをする)
上にあげたことばは自分から言ったものだが、普段の話し言葉の2語文・3語文は、私の言ったことばを繰り返すことがほとんど。
それから口語と手話の組み合わせも多い。
・私が忙しくケータイメールをかちかち打っていたら「メール(口話)、おしまい(手話)、やめて(手話)」と何度も訴える。
(娘の前でメールを打つと嫌がるのだ)
「棒(口話)なくなっちゃった(手話)」
「聞きたい曲のタイトル(口話)+聞きたい(手話)」など。
手話
まだまだ話し言葉よりも手話が優勢。手話ではいろいろ表現できる。
・保育園から帰るとき「歩くのめんどくさい」
・「今日の給食カレーだった?なにが入ってた?」と聞いたら「きのこ入ってた」(きのこカレーでした)
・「今日おやつなんだった?」の問いに「おせんべい、プリン食べた」
・保育園の行き帰りは母と遊びながら行くので手話でいろいろリクエストする。
「だるまさんがころんだやりたい」「ほかのこもりうたがききたい」など。
・宅急便から荷物が届いたら「あたらしい本入ってない?」(たまに娘の本が入ってることがあるので・・・)
・私が娘を残して買い物に出ようとすると「おかあさんと買い物行きたい」
・サラダを取り分けたら、自分の皿にえびが入ってなかった。「えび、はいってない」と訴えた。
・赤ピーマンを食べながら「トマトみたい」
・公園で餌を食べるカラスを見ながら「いっしょうけんめい食べてる」
歌は話しことばで歌える歌も多いが、まずは手話で歌ってから後で話し言葉で歌うようになるようだ。
こちらが手話を教えなくても、自分で勝手に手話をつけて歌っている。
でもよく見ると意味を取り違えているものが多い。(笑)
「鬼退治」→「鬼、大事」、「人の情け」→「鮭」「パンのマーチ」→「パンの町」など。
聞いた音をそのまま手話にしているようだ。(「うさぎ追いし」を「うさぎ、おいしい」にしているようなもの)
<オーラルプレイスメントセラピーの進み具合>
・ストローはNo.4に進む。
保育園ではストローをみる人手がないため、ひとりで勝手に飲んでいるので変な癖をつけてくることがある。
とりあえず家でだけ、リップブロックのないNO.4を使うことにして、園ではまだNo.3を使わせている。
・ラッパNo.2が25回吹けて、No.3に進んだ。
なんか不良品っぽくてよく音がでないので。
これを代用。

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<訓練>
訓練センターST
・3つのものを記憶するお買い物遊び (離れたとこにいろんな食べ物のカードを貼り、注文を聞いてそこまで言って、言われた3枚のカードをとってきて、戻ってきてアンパンマンに食べさせる遊び)
→注意して聞けば、正しい3枚をもってこれた。
・ひらがな
絵を見て、ひらがなを選んで並べる。(2文字)くつ、うし、ねこ、など・・・
→他の文字も混じった中から選んで並べられた。(「くつ」は難しかったようだ。家で「おくつ」と言っちゃってるからかな)
・口の体操
舌と上唇をはじいてぷっと音を出すまねっこ
次に舌と上歯をはじいてぷっと音を出すまねっこ
→タ行やナ行は口の中が目に見えないため真似が難しいので、目に見える上唇や上歯とはじく練習をし、それから少しずつ舌を中に入れていく。(舌先を使う練習)
タ行は「カ行」に近い音で代用しているため。
変な発音の癖が定着すると直すのはなかなか難しいので、お話のときは訂正せず、それとは別に発音のまねっこ遊びをする。
訓練センターのOT
・モザイクレゴ 下絵に合わせてはめる。かなり細かいものだがなんとか根気よくはめられた。
・はさみ2回切り
・なぞりがき (おえかきせんせい)できた。
訓練センターPT
・またをひろげて前屈→足の間から後ろを見る
・その姿勢ででんぐりがえり(先生の補助あり)
・階段 左右交互に足を出して昇る練習(足をそろえずに)
<お手伝い>
・ハンカチ、タオルたたみ
・おでん用に、ゆでたまごをむく。
・生卵を割る(蒸しパン作り。蒸しパンミックスを使って)
・フルーツヨーグルト作り バナナ、りんごを切る(こども包丁で)
お料理のお手伝いのときは、お友達とおそろいのしまじろうエプロンをつけている。
<絵本>
あめふり まついのりこ 偕成社 ★★★
字のない絵本。最終ページのみ字があり。
おはようくうぴい なかや みわ ミキハウス ★★★
くうぴいシリーズははまって、ぬいぐるみまで買ってしまった。徐々に買い集めているといころ。
トイレですっき なかやみわ ミキハウス ★★★
手であそぼう まねっこまちのひと 田中ひろし せべまさゆき ほるぽ出版 ★★
手話絵本。職業の手話が覚えられます。
すいかのたび 高畠純 絵本館 ★★
しろいはうさぎ クォン ユンドク・チョン ミヘ 福音館書店 ★★
なんと韓国のわらべ唄だったとは・・・
やいたやいた まどかななみ・みやにしたつや すずき出版 ★★
母は大好き。最後のオチがきいてる。
わんたのるすばん 山本祐司 ポプラ社 ★★★
大ヒット。生き物好きだな〜。このシリーズはまた借りたい。
まぜまぜぷーちゃん たるいしまこ ポプラ社 ★★★
これまた大ヒット。食べるところがおいしそう〜。
いきものあいうえお くろいけん ベネッセ★★★
また借りてしまった。大好きなあいうえお絵本。
しりとりたぬき 斉藤洋/森田みちよ/岩崎書店
あまり読まなかった。
ドーナツだいすき!わたせせいぞう miki House
読まなかった。
ぼくのるすばん 山本祐司 ポプラ社 ★
パパのるすばん 山本祐司 ポプラ社 ★
前回の「わんたのるすばん」の食いつきがすごくよかったのでるすばんシリーズを借りてみた。
が、単にいぬだったから食いついたのかな?という気が・・・。
ぼくのからだ ここなあに おふろでおぼえるからだのほん はたこうしろう ポプラ社 ★★★
これははまった。この人の絵大好き(母も)
ぽいぽいぷーちゃん たるいしまこ/ポプラ社 ★★
前回の「まぜまぜぷーちゃん」にはまったのでシリーズで借りてみた。
ごはんのとも 苅田澄子/わたなべあや アリス館 ★★★
かわいくておいしそうな絵本。
手であそぼう てですき・きらい 田中ひろし/せべまさゆき ほるぷ出版
手話の本。
どうぶつアイウエオ かすやなみ/赤木かん子 ポプラ社
カタカナのあいうえお本。きっとはまると思ったが、本棚の奥の方に入ったままになってしまった。残念。また今度リベンジ。
トーマスとおぼえるはんたいことば ポプラ社 ★★★
前回借りてきて反応いまいちだったが今回は喜んで読んだ。成長したのかな。
せかいいちおいしスープ ★★マーシャ・ブラウン 文絵 こみやゆう 訳 岩波書店
























