働く主婦の独り言

自閉症合併のダウン症(DS-ASD)の娘を育てています。

春休みの家庭学習とタイピング

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春休みももう終盤である。

普段家でできないことをやりたい、とは思うものの、その一番はまとめての医者通いかな。(笑)
(眼科検診、歯科検診、甲状腺の血液検査・・・)

そういう日はデイサービスを休むので、残りの時間で親子で何かできる。

最近書いている「おままごと」についてはだいぶ喜んでくれたので、私はすごく疲れるんだけどまたがんばってやろうかな。^^;

あとはお料理作り(お菓子作り)とか、お掃除の練習とか、手芸とか・・・
(まだフルーチェしか作っていない^^;)

<算数>
学習面で、算数は、普段は計算プリントばかりやっているので(デイサービスの宿題はひとりでできるもの、になるので)、家では概念の方をこそしっかりやりたいと思っている。
ということで、11ぴきのねこバスを引っ張り出してきて、繰り上がりの足し算をやったり
haru01


ビー玉を出してきて、10の塊をやったり(42個ちょうだいとか、これは全部で何個とか、1個ずつ数えるのではなく10の塊を作って数える)、
haru02


ドットの繰り下がり引き算をやったり、(まだまだドットは必要)
haru08

お金トランプを出してきて、「どっちが多い?」をやったりしている。
haru03d

(上が表。裏返すと下になり、比較できる)

やっぱり11匹の猫バスは数字だけやブロックなどよりも頭に入るみたい

はさみで切れるスチールシートが売っていることがわかったので(252円)、購入してバスの裏に貼り付けたら、猫マグネットがくっつくようになり、大変便利になった


自分で猫をバスに乗せながら計算している。
まあおかげで、繰り上がりの足し算をするとき、
5+8=だったら「13びきー!」と答えに「匹」をつけるようになってしまったが。(笑)

<国語>
国語は、その日によって漢字カードをやったり絵カードをやったり、手作りプリント、きくきくドリルの5歳児編や発音練習、タイピングをやったりしている。
(手作りプリントは少しずつ作り足している。また第二弾をシェアしたいと思う)

発音練習は、現在サ行の練習だ。また別途書きたいと思うが。

タイピングは、まあ習い事みたいな感覚で娘にやらせてみたいことのひとつである。
iPadやパソコンなどの電子機器が大好きで、学校ではいろんなことのご褒美にパソコンでYoutubeを見せてもらっているようなので、せっかくだからキーボード入力を教えたいと思ったのだ。

文字を書くことが苦手なので、漢字書き取りに大量の時間を使うくらいならタイピングを教えたいという思いもあった。

目標は日記をパソコンで書けることだったが、ようやく「今日は〇〇に行きました。」の一文くらいは打てるようになってきた。

↓これは単語をうっているところだけど。



入力しているのは、娘がYoutubeでよく検索している単語である。(笑)
(「かんなとあきら」や「まさとゆうま」は最近よく見るユーチューバー(?))

<タイピングまでの道>
これまでこんな経過でやってきた。

●ローマ字の読み

ローマ字は小学1年の秋ごろからちょっとずつ(くもんの時間を使って)教えてきた。
こんなカードやプリントを使って、すこーしずつ導入。
(一か月にカ行、くらいのスローペースで)

こういったカードを作り(裏は文字のみ)並べて単語を作って読ませたり、(濁音編もある)
haru05

こんなプリントを作ったり。
haru04


読むことだけは得意な娘なので、やがて読めるようになった。
(スローペースでやってたので2年くらいかかったかな?)

●iPadによるローマ字入力
今度はiPadアプリで入力の練習をした。(もちろん一本指)

BitsboardのSpelling beeというゲームを使って。(過去記事
(自分でダウンロードした画像を使ってゲームが作れるアプリだ)
haru06


最初は上のように、画像にローマ字がついており、それを見ながら同じ文字を打つ練習。
スモールステップにするため、最初はア行だけでできた単語、次はア行カ行だけでできた単語、・・・など文字を制限した単語を使って作ったため、徐々にキーボード上の文字の位置を覚えていった。
そして、
そのうちひらがなを見ながらローマ字で打つ練習に切り替えた。
iPadで自分で動画検索ができるようになったのはこのころからだ。
(最初の1・2文字を打ってあとは検索候補を選ぶだけだけど)

●キーボードによる入力
今度はパソコンを使って、キーボードの練習をした。
使ったのは子供向け無料タイピング練習サイト。
いろいろあるが、一番よかったのは、スモールステップで練習する文字が増えていくものだ。
(そういうのは他になかなかない)

桃太郎のココアタイピング
http://pokedebi.com/game/momotype/

早打ちココア
http://pokedebi.com/game/cocoflash/quickcocoa+.html

である。

haru07


ピアノなど習ったこともないので、小指や薬指を動かす習慣もないため、これはいい練習になった。
なかなか中指と薬指の区別がつかないというか(笑)一緒に動いてしまう傾向があるが、だんだん慣れてきたかな。

が、このゲームにはそのうち飽きてきたので中段(ASDFGHJKL;)と上段(QWERTYUIOP)でやめ、途中からワードに切り替えた。

最初は
ああああああいいいいいいううううううええええええおおおおおお
みたいな感じで、一文字を一行ずつひたすら打つ練習。

ワードだと、意味のあることばが打てるというのは娘には面白かったようで、これは非常にやる気アップ。

文字は文字で(ひらがなを中心に)鉛筆で書く練習は続けつつも、タイピングでも文章を打てるようになったらいいなあと思う。

過去記事にも書いたけど、将来娘がSNSを使って発信するようになるかは未知数だが(それはそれで余計な心配も増えるが、笑)遠く離れたお友達とメールでやりとりしたりする人たちもいるようなので、可能性を広げていけたらと思っている。

シェア教材・語彙をふやす3 述語カード・プリント

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今回は述語カード。
ほとんど単語しかしゃべらない娘に作ったもの。
最近は、だいぶ文章でしゃべるようになってきました。
(パターンで覚えた文ですが)

物の形容カード72枚、気持ちカード68枚をシェアします。
使えそうな人がいたらどうぞ。
(我が家では、カードは100円ショップの無地はがきの表裏に貼り付けて作っています)

イラストはいつものいらすとやさんと、姉ちゃんが描いてくれたものと(下手な色塗りは私^^;)母が描いたものが若干。
いらすとやさん、いつもありがとうございます!1

<物の形容カード>
サンプル
sample

表と裏です。

我が家の使い方は、表をさんざん読んだあと、裏を見て言う練習をします。
覚えてさえおけば、そのときが来たときに使えるかな〜と思って。
keiyou01

keiyou02


リスト
(髪が)ぼさぼさ
(髪が)はねている
つめがのびている
シャツがはみだしている
スカートがめくれている
制服がよれよれです
ネクタイが曲がっている
靴下にあながあいている
ズボンがやぶれている
裾がすりきれいている
ランドセルの肩ベルトがねじれている
くつのひもがほどけている
顔色が悪いです。
指にとげがささっている。
指がはれている。
ほうれんそうが歯にはさまっている
かきがつぶれている。
ひからびている
くさっている
カビがはえている
まがっている
からっぽです
よごれている
ボロボロです
へこんでいる
からまっている
もれている
のびきっている
ずれている
とれている
こわれている
ねじれている
すきとおっている
とがっている
きずがついている
はがれている
くもっている
ひびがはいっている
めくれている
われている
ぬれている
おれている
めがねのレンズがはずれている
ぬりえはみだしている
いっぱいある
のこっている
ほとんどない
こぼれそう
さびている
でっぱっている
しわくちゃです
ゆがんでいる
あふれている
おさつがはみだしている
しんがまるまっている
ぬけている
ぼやけている
かさなっている
さかさま
にじんでいる
ばらばら 
ぐちゃぐちゃ
すべすべ
つるつる
こんでいる
すいている
かたづいている
ちらかっている
ほこりっぽい
おちそう
わいている
かわいている


<気持ちのことばカード>

使い方は上と同じです。
こちらは、会話で使うことを想定して作っています
(「ショック〜」とか「ずるーい」とか)

ちなみに「なつかしい」のところは、いらすとやさんの幼稚園の先生のイラストを使わせていただいていますが、娘には保育園のときの加配の先生の写真を使いました。

kimochi1

kimochi2

リスト
おなかがすいた
のどがかわいた
もうつかれちゃった
つまんない
あたまがかゆい
おなかがいたい
はなみずがでてきた
ひざをすりむいちゃった
かなしい
かゆいよ〜
おもしろ〜い
いたそう〜
うれしいな
こわいよ〜
さびしいな
きもちいいよ
くるしい
おなかいっぱい
なつかしい
ふしぎだね
かんげき〜
おもしろいね
こぼしちゃった〜
いたいよ〜
おいしそう〜
ショック〜
どきどきする〜
しあわせ
きんちょうする
うらやましいな
かわいそう
ものたりないな〜
てれるな〜
しらける〜
がっかり〜
きずついた〜
あぶない
あぶなっかしいな〜
こころぼそいな
あったかい

はずかしい〜
ほこらしい
もったいないな〜
きもちわるい
まずい〜
しんぱいだな〜
うるさーい
ひどーい
いっぱいいる〜
きれいだね〜
たのしみ〜
まちきれない〜
かわいいね〜
まぶしい〜
いらいらする
むずかしい
かんたんかんたん
いやされる〜
うそでしょ!?
びっくり

わくわくしちゃう
こまったな〜
おかしい〜
すごーい
ぞっとする
ずるーい
くやしい〜
はらがたつな〜
たのしい〜
きもちわるい



ダウンロードはこちらから。(編集可能ファイルはラベル屋さんHOMEかワードで編集可能です)
https://drive.google.com/drive/folders/1reDVL5VtM4uSdOZgtOCkc3DlTZi0QZS2?usp=sharing


おさらい用にプリントも作りました。
「物の形容プリント」はひらがなのみのプリントもあります。

https://drive.google.com/drive/folders/0B31fHTDqXEGbQWNkYWw0bjV2TVU?usp=sharing

それぞれの4月

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【追記】
高卒認定試験は、高校中退などの場合、すでにとった単位の科目は免除される可能性があるそうです。詳しくは文科省のウェブサイトで確認してください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/06033010/007.htm

長い雑談です。興味ない方はスルーで。

*          *         *

昨日、国公立大後期の合格発表があり、長男の2浪が確定した
(センターは合格範囲内だったんだけど、二次でこけた^^;後期は前期よりはるかに狭き門)

私立はひとつ受かっているが、あくまで受験の練習のためで、本人は行く気はない。

私立の県外の大学なんていったら、何百万という奨学金を借りねばならない。
奨学金といってもただの借金なので、何百万も借金を背負って社会人生活をスタートするくらいなら、もう一年やって国公立を狙った方がましという考えのようだ。

大学の授業料は値上がりする一方、親の平均仕送り額は年々減る一方だそうで、全国的にも大学生の2人に1人が奨学金を借り、返済できずに自己破産する若者が増えているのだそう。

予備校にもう一年通わせる財力はないので(年間100万くらい)、週一の塾くらいは行かせてあげて、あとは宅浪である。

*       *           *

そして去年秋から不登校だった長女。
通信制高校への転入を希望し、作文や面接を経て、入学を許可された。

通信制高校の卒業率は4割くらいである。

全日制と違い、自ら進んで勉強しないと単位がとれないしくみである。
レポートをきちんきちんと出さないと試験を受ける権利ももらえない。
(もちろんレポートはカンニング不可、代筆不可)
というわけで、本当にやる気のある生徒しか卒業までこぎつけないのだ。

長女は1年のときは学校に行っていたので、単位が30ほどある。
が、2年生は不登校になって以降まったく行っていないので、ひとつも単位がとれなかった(オール1)。
よって、卒業までは最低でもあと2年、トータルで4年かかる。

ただ、長女なりに考えたのだろう、先日、高卒認定試験を受けたい、受かったら進学したいと言い出した(短大)。

前は専門と言っていたのである。

もしかしたら、対人関係に苦手意識の強い長女にとって(たぶん不登校もそこが原因)、四大と違って浪人生などいない専門や短大で、1学年下の人たちに溶け込めるかというのが不安なのかもしれない。
(学年は同じでも、ひとりだけ敬語で話しかけられちゃったりするしね^^;;)
また、専門だと学歴的にはただの中卒だからと思ったのかもしれない。

高卒認定試験は8科目合格しないといけない。
(社会3科目、理科2科目または3科目、英、国、数)
特に数学は、中学の頃から苦手意識が強く、入試も文系科目だけでカバーしてきたようなものだ。

今度は合計点ではなく、個々に合格しないといけない。

母としては、不登校になって自尊感情が下がっているであろう長女に、認定試験に受かって自信をつけてもらいたい。
(高卒の資格を取る方が、短大に入学するよりよっぽどハードルが高いのだ)

ということで、末娘が寝てから毎晩一緒に勉強して、中学からの数学をやりなおしている。
(私も高校数学(数I)をやり直し)


認定試験は高卒資格とは違うので、短大も途中でやめればただの中卒だ。
高卒資格は、働き始めてから、何年もかけてじっくりとればいいと思う。
今年は、通信制高校の勉強と、認定試験の勉強で、ハードな毎日になるだろう。

上の子ふたりとも、来年度は家で勉強だ。
長い人生、今回のことがきっと肥やしになると思うよ。目標に向けてがんばれ。

*            *            *

ふたりとも、挫折を経験して、成長したなあと思うことがある。

それは、自分の弱さを認められるようになってきたことだ。
それは、とても勇気のいること。
そして、自分の弱さを認められるようになった人は、逆説的だけど、実は強い、と思う。

聖書にも、「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく病人です。」ということばがある。

自分はどこも悪くない、自分は助けを必要としない、と言い張る人に対して、医者は何もすることができない。

でも、自分の弱さを自覚した人は、助けを求めて、いろんな人に相談したり、本を読んだり、自分を振り返ったりして、変わろうとすることができる。

だから自分の弱さを認めることは、変わることへの第一歩なのだと思う

長男も、「弱いと認めることは恥ずかしいことじゃないとわかった」という。
まだまだ若くて思考が柔軟な今、社会のレールからちょっとはずれて、いろいろ悩んで、レールからはずれた立場から人生観を構築することは、きっとこれからの人生で役に立つんじゃないかな。
ずっとレールにのったまま40代50代になってリストラされて自殺する人だっているのだし。

(あと、家族に対する考えも変わり、優しくなった
特にダウン症のある末娘に対して、これまでまったく無関心だったのが、優しくなった。
なにか頼むことがあれば、俺にやらせてくれ、と言っている)

また、長女も、これまで母とはずっと話せないままだったが、初めて悩み事相談をしてくれて、嬉しくて泣きそうになった。(笑)

長女と話ができなかった期間、神様にお祈りしていた。
私が神様の愛を長女に届けるパイプになれたらいいな、と思っていたのだ。

私も、親として成長させられた。
長女に対しては、いい親ではなかった。
「愛の反対は、無関心」というけれど、私の場合の格言は
「愛の反対は、おそれ」だと思う。

文句をばんばん言ってくる形の反抗をしていた長男と違い、まったく口をきかない長女に対して、どう扱っていいかわからず、腫れ物に触るようにしていた時期があった。
母親として嫌われていると思っていたのだ。

でも、自分が子供にどう思われているか、なんていう「おそれ」は、自己愛以外の何物でもない
それこそ聖書にも「愛には恐れがありません。(中略)恐れる者の愛は、全きものとなっていないのです。 」ということばがある。
愛は、相手にどう思われていようが関係なく、惜しみなくふりそそぐものだ。

それに気が付いて、反省した。
反抗期の親なんて、サンドバックでいいのだ。
それでも、愛し続ければいい。

長女はずっとひとりで抱えていて、さぞかし苦しかっただろう。
これをきっかけに、もっといろいろ話せるようになったらいいなと思う。

*           *           *

末娘は4月から5年生。
特に変わり映えはないが(笑)支援学校の中で一番のお姉さん(女子の中では)になるし、所属しているダンスサークルでも、5年生からは高学年クラス(高3までの)だ。

これまで途中からずっと(音がダメで)廊下に出ていたが、
イヤーマフをして部屋の中にいて、また積極的に踊れるようになってきた。
高学年クラスはハイレベルだが、慣れて楽しんでいけたらと思う。

私も4月から念願の支援員になり、学校という新しい職場。
長男の塾代、稼ぐぞー(笑)

それぞれの4月、がんばろう。

自閉症児の遊びを広げるその3 ごっこ遊び 後編

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An Early Start for Your Child with Autism(自閉症のあるお子さんの早期療育)を読んでいくシリーズ。(和訳が出たらカギをかけます)
その1 その2のつづき)



今回はごっこ遊びの後半、さらに想像力を必要とする「見立て遊び」と「空想遊び」について。

目次


STEP4 見立て遊びをする


前回は、ごっこ遊びは子どもの考える力を育み、言葉も育てるという話が出てきた。
それは、想像力を働かせる遊びだからだということで。

ごっこ遊びのさらなる進化形は、何かを、別の物に見立てて遊ぶことである。

トイレットペーパーのしんをマイクにして歌う、ふろしきを首に結んでマントにする、新聞紙を丸めて剣にする、箱の上に座って「電車に乗っている」ことにする・・・。

この「見立て」も子供のごっこ遊びの重要なステップであり、考える力を育むものなんだそうだ。
自閉症のある小さいお子さんにとってはハードルの高いステップであるものの、考える力を養う上で重要なんだそうだ。

見立て遊びができるようになると、周りの同年代の子供がしている遊びが理解できるようになり、一緒に遊ぶことができるようになるメリットもある。

●見立て遊びへの道


このステップでは、想像力をかきたてるような(想像の余地があるような)、素朴なものを使う
たとえばめるちゃんお世話セットや、シルバニアなどについている小道具は、よく作られているが、本物そっくりすぎて別のものに見立てようがない

(精巧に作られたドーナツのおもちゃはドーナツにしかなりようがないが、丸くくりぬいた段ボールはクッキーにもハンバーグにもお金にもなる)

アイスの棒はスプーン、フォーク、ナイフなどに、布切れはタオルや帽子、おむつなどに、円柱型のつみきは哺乳瓶やコップに、立方体のつみきはクッキーやせっけんに、その他靴箱、赤ちゃん用の毛布、など日用品がいろいろ使える。

●ふたつ「見立て品」を追加する


ままごと遊びに欠かせない重要なアイテムの見立て品を2つ用意し、おもちゃ箱に追加する。

そして、子ども主導で遊びを始める。(STEP3で、子どもがある程度自分からごっこ遊びができるようになっているので、子どもがどうするか見守る)

●リアルなおもちゃ→見立て品の順に


まずは本物そっくりのおもちゃを使って、いつものようにごっこ遊びをする。
本物そっくりのおもちゃの横に、代用品を置いておく。

最初にリアルな哺乳瓶のおもちゃを使って遊んだあとすぐ、つみきをとりあげて「ほにゅうびんよ」といって親が人形につみきでミルクをのませる動作をし、子どもにもまねさせる。

ふたつ人形を用意して、子どもがリアル哺乳瓶でミルクを上げているのに併行して親がつみきで別の人形にミルクをあげると、「代用品」の概念がわかりやすくなる。

次に子供に見立て品を渡し、親がリアルおもちゃで同じ動作をする。
こうして子供と親で哺乳瓶とつみきを交代で使いながら何度かやる。

いつものように、子どもの興味がなくなったらやめる。

●うまくいかないときは


子どもは通常リアルな方のおもちゃで遊びたがるものなので、概念がわかりにくかったりうまくいかない場合はこれまで通りリアルなおもちゃでの遊びを続ける。
(リアルなおもちゃでの遊びは見立て遊びの基礎になるものであるし)

親のリードがなくても自分から遊べる場面があったら、重要なアイテムをひとつ代用品とすり替えておく。
スプーンだったら、親が演技して「あら?スプーンがないわね」と言い、アイスの棒を指さして「スプーンがあったわ」といってこれを使って食べるまねをする。リアルおもちゃのときと同じように「うーんおいしい」などといって子供の口元にもアイスの棒をもっていって食べさせるまねをする。それから子供に棒をわたしてスプーンとして使わせてみる。

余談。上の子が小さい頃の写真。布を貼った段ボール箱を何個か用意しておいたら、店にしたり乗り物にしたりいろいろ使って遊んでいた。
これはたぶんお菓子屋さんだが、お菓子もダンボールやトイレットペーパーの芯である。
幼稚園も、ごっこ遊びの品は自分で(廃材で)作っていたなあ・・・。
mitate


●さまざまな代用品を教える


ひとつの物を、二つ以上のものに見立てられるようにする。

アイスの棒はスプーン、クレヨン、お医者さんごっこの体温計にも使える。
ごっこ遊びが進化すると、子どもは自分から「何かに使えそうな代用品」を使うようになる。
自分からしない場合、親がいろんなものに見立て、教えて子供に使わせてみる。
(積み木を渡して「お人形のかみのけをとかしてと言ったりして)


STEP5空想遊びをする(ないものをあるかのようにして遊ぶ)


見立て遊びのさらに進化した形が、「エアおもちゃ」である。

これは目に見えないものが、そこにあるかのようにしてジェスチャーやパントマイムのようにして遊ぶものだ。
このステップは、上の見立て遊びが十分にできるようになり、いろんなものを見立てで遊べるようになってから進むこと。
(子供が「見立て」という概念を十分に理解できるようになってから)

代用品のときと同じように、今度は目に見えないものを使うように導入する。

ただ今回は、リアルなおもちゃ(しかも重要なアイテム)を隠しておく

哺乳瓶を隠しておく場合、いつもの人形にミルクをあげようとすると哺乳瓶が見つからない。そこで親が手に哺乳瓶をもっているかのようにして「ここにうそっこの(目に見えない)哺乳瓶があるわよ」と言ってミルクをあげる。
そして子供に手渡すしぐさをして、「さあ哺乳瓶よ。赤ちゃんにミルクをあげてちょうだい」という。
何度も交代で、目に見えないほにゅうびんを渡したり受け取ったりしながら、赤ちゃんにミルクをあげる。
最後に、本物の哺乳瓶が見つかったことにして子どもにそれを渡し、子どもがミルクをあげるのと併行して親がエア哺乳瓶で別の人形にミルクをあげる。

ひとつの「エアおもちゃ」で子どもが演じられるようになったら、別のおもちゃでも同様にして、導入する。
新しい「エアおもちゃ」の導入はゆっくりペースにし、ときどきリアルなおもちゃをはさむ。
子どもにとって難しいようだったら、STEP4に戻って「見立て品」で十分に遊ぶ。

<生活シーンを再現する>


ごっこ遊びができるようになったら、ひとつの動作だけを切り取るのでなく、現実の子供の生活シーンをまるごと演じてみる。

寝る時間だったら、お風呂に入り、パジャマに着替え、歯を磨き、ベッドルームに行き、ベッドに親子で座って絵本を読み、子どもを布団に入れ、首まで布団をひっぱり、おやすみのキスをし、子守唄を歌い、お気に入りのぬいぐるみも一緒に布団に入れ、電気を消してドアを閉める、というように。
これには50もの動作が含まれている。
子どもがいくつかの動作を組み合わせて生活シーンを演じることができるようになったら、動作の数を増やし、より遊びが広がるようにする。

導入の方法としては、子どもにテーマを選ばせ、ひとつかふたつのキャラクターを選ばせ、少なくとも4〜5個の道具を使って、ごっこ遊びをする。
子どもが自分から遊びだすのを待つ。
もし自分から始めなかったら、手を貸す。親は子どものすることをまねする。

<実生活に見通しをつけるのに使う>


子どもと生活シーンの「ごっこ遊び」ができるようになると、日常生活の動作や手順を子供が理解する助けにもなる

たとえば、歯磨きタイム、寝る時間、病院の健診、とこやさんなど、子どもにとって抵抗の大きい時間も、ごっこ遊びを通してその流れがわかり、見通しがつくようになると、本人が比較的すんなりできるようになる。

さらに、おそらく子供が不安になったり怖がったりするであろう新しい経験をする前に、「シナリオ」を作り、ごっこ遊びで演じることで、不安が軽減されることもある。
これは「プライミング」と言われる手法で、実際の研究で効果があることがわかっている方法である。

例)歯医者で
歯医者に行く2週間前に、プーさんやミッキーさんと歯医者さんごっこをする。
(口のあくパペットなどが望ましい)
椅子に座り、エプロンのようなものをかけ、口をあけ、歯医者さんがミラーで口の中を見て棒でさわり、椅子から降りる。

最初は非常に単純に、椅子、ライト、前掛け、舌圧子(舌を抑えてくちの中を見る、アイスの棒のような形状もの)のみでスタートし、「歯医者さんごっこ」と名付ける。
人形を患者にして、子どもと母が交代で歯医者さんを演じる。

慣れてきたらもう2・3ステップ追加し、できればお父さんやおばあちゃんなど家族にも患者さんになってもらう。
「歯科検診」が終わったら、患者さんをほめる。
慣れてきたら今度は子どもか母がときどき「患者さん」になってみる。
座って、頭をそらせ、エプロンをして、口をあけ、舌圧子(アイスの棒)で2・3歯を触ってみたりもする。
そしてエプロンをはずしてほめる。
こうして子供は歯医者さんで何が起こるのかのシナリオを得て、見通しがつくのである。

実際に歯医者に行く数日前に、下見に行ってもいいか問い合わせる。
カメラと、子どものお気に入りの人形をもって親子で下見に行く。
受付の人に、子どもと人形にあいさつをしてもらい、受付の人の写真をとらせてもらう。
治療椅子のところへ行き、椅子の写真をとらせてもらう。
椅子に人形を座らせ、助手の人にお願いして、椅子が上がったり下がったりするところを見せてもらう。
今度は母親が椅子に座り、人形と子供を抱っこして(子供が怖がれば人形だけ)椅子を上げ下げしてもらう。

抱っこしたまま椅子の背もたれを下げてもらい、助手に人形の口の中を器具で見てもらい、その写真をとらせてもらう。
子どもがリラックスしていたら、子どもにも口をあけさせ、口の中を見てもらう。これも写真にとらせてもらう。
そして終わったら子供と人形をほめる。
もし可能なら、子どもを見てもらう歯医者さんの写真もとらせてもらう。
そして遊びの中でやったようにお祝いをする。
ひとつひとつのステップをできるだけ写真にとる。

そして家に帰ったら写真をプリントアウトし、写真の順に写真絵本を作る。
実際に歯医者さんに行く日まで、毎日読み聞かせる。
必ず最後はお祝いのストーリーと写真でしめること。

実際に歯医者に行った後も、ときどきおさらいの歯医者さんごっこをし、少しずつ小道具を増やしていく。(マスク、紙コップ、ライトなど)そうすると、ごっこ遊びの時間に選ぶテーマのひとつになる。

新しい経験の前後は、なんでもごっこ遊びにできる。
誕生日パーティ、病院や歯医者、けがをして洗って包帯を巻いてもらうこと、輪になって遊ぶこと、レストランに座ること、図書館に行って1時間話を聞くこと、教会の礼拝に行くこと、などなど。
こうした場面のごっこ遊びで小道具や人形や活動が増えるほど、ことばも増え、子どもが見通しを持ってやるべきことがわかるだけでなくことばも覚えていく。

<感想>


上のリストに歯医者と並んで誕生日パーティが入っているのは笑っちゃうかもだけど(サプライズじゃないのか?と)、でも笑いごとではないのだ。

娘が行っていたくもんでは毎年クリスマスパーティをやってくれて、飾りつけやテーブルの配置でいつもと様子が違い、お菓子やジュースが並んでいて本来なら勉強しなくていいしわくわくするはずが、娘は耐えられず毎年すぐに帰ってしまっていた

こちらはいつもと違って楽しいイベントのつもりでも、本人には苦痛だったりするのだ。
事前にリハーサルしてやれば最後までいられたかもしれないな〜。

娘の支援学校でも、必ず行事の前は「ごっこ遊び」を2週間ほどやってくれる。
何かの建物に入るときは、事前に入口に入るところからビデオ撮影してきてくれて、まずそれを見せてくれる。
そして、ごっこ遊び(疑似体験)をする。
買い物なら学校がショップになる。(リアルな食べ物を使って実際に買って食べる)
お風呂学習なら学校にお風呂が登場する。(実際にお湯が入っていて入れる)
電車でお出かけなら廊下に駅や線路をが登場し、電車ごっこをし、切符を買うところから毎日やってくれる。

今は3月。卒業もまた子供にとっては大きな環境の変化のある節目である。
もちろん卒業式のリハーサルもやってくれるが、今までいた6年生が4月からいなくなるということを、長い時間をかけて理解させてくれている。
先日飛び入りで参観したときも、6年生が卒業し、みんなが一学年ずつ上になるというビデオを作って授業をしてくれていた。
4月になっていつも遊んでくれる6年生がいなくなって「あれ?」とならないためもあるし、自分たちが学年が上がることを自覚するためでもある。

なので娘も、4月か6年生がどこに行くのか、自分が何年生になるのか、ちゃんと理解していた。

写真絵本は、私もよく作っていた。
ほとんどが楽しいイベントのふり返りのためだが、娘が保育園から支援学校に入るときは、学校中の写真をとらせてもらい、「〇〇ちゃんしょうがっこうにいく」というタイトルの写真絵本を作って毎日読んでいたっけ。
大きな変化だからね。
中学部に入るときも、また作るかなあ。

春休みは、眠っているめるちゃんやしまじろう、11匹の猫を起こして一緒にごっこ遊びをしてみようと思う。

自閉症児の遊びを広げるその2 ごっこ遊び 前編

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An Early Start for Your Child with Autism(自閉症のあるお子さんの早期療育)を読んでいくシリーズ。(和訳が出たらカギをかけます)



今回はごっこ遊びについてです。

我が子との砂を噛むようなごっこ遊びにヘキエキしているお母さまに。(笑)



<1.ごっこ遊びがいい理由>


ごっこ遊びは、子どもの考える力を育むという。それは、たとえば型はめなどの物理的な遊びにくらべ、想像力を使うからだそう。

また、ごっこ遊びはことばのスキルと密接な関係があるのだそうだ。
それは、相手と日常生活の経験を共有したりするし、日常的につかうことばをままごとという文脈の中で練習したりできるからだ。
共同注意(相手と同じものを見る)の力も育む。

定型発達のお子さんは、2歳ごろからごっこ遊びを始めるそうだ。
つみきをケーキに見立てたり、くしに見立てて人形の髪の毛をすくまねをしたりする。

ところが、自閉症のあるお子さんは、自然にこうはならない。
教える必要があるのだ。

自閉症のあるお子さんはパズルやつみきや型はめは得意だったり、小さいうちに文字や数字までわかる子もいたりする。そういうお子さんも人形やままごとセットを前にすると、どうやって遊んだらいいかわからず途方にくれてしまうのである。

これは、自閉症のあるお子さんの多くは、具体的なものを見たり理解したりする脳の部分はうまく働いているが(中には健常児より優れている場合もある)、抽象的な思考をする脳の部分(前頭葉)の発達がゆっくりだったり、脳の他の部分との連絡がうまくなかったりするからだそうである。

それでも、自閉症のあるお子さんも、ごっこ遊びを楽しむことはできる。
ことばを学ぶように、学んでいけばいいのである。

ある研究によると、自閉症のあるお子さんがごっこ遊びをし始めると、言語療法的なことは何もしなくても、言語能力が高まっていくという結果が出たそうだ。

ことばだけではない。

ごっこ遊びをすると、人々がどのように社会生活を営んでいるかの知識も広がり、他の人がどんなことを考え、感じているか、学ぶことができ、社会性も伸びるとある。

また、ごっこ遊びができると同年代のお子さんの遊びに加わることができるようになり、そのやりとりの中で多くを学ぶことができる。

いいことずくめなのである。

<2.ごっこ遊びを教える5つのステップ>


親子で日々遊びながら、ごっこ遊びの力を育てる方法である。

これにはステップがあり、ごっこ遊びができるにはお子さんの力に前提があるという。
まず、まねができること。
共同注意が成立していること(相手が見ているものと同じものを見られること)、そして、前回紹介した、原因と結果を楽しむいろんなおもちゃで遊ぶようになり、その遊び方も単純なものから少し複雑な遊び方もできるようになっていることである。

この本で紹介されていた5つのステップとは
1 本物そっくりのおもちゃを、人々がするように使う
2 人形や動物を生きているように動かす
3 まねっこから、自発的な遊びへ
4 見立て遊びをする
5 空想遊びをする(ないものをあるかのようにして遊ぶ)

である。

今回はSTEP3までをご紹介する。

STEP1 社会的機能をもつおもちゃを、人々がするように使う


ここで登場するのは、本物そっくりのおもちゃである。
たとえば電話、くし、歯ブラシ、コップ、スプーン、ミルク瓶、などのままごと道具である。

これがこれまでの「原因と結果を楽しむおもちゃ」とは違う点は、社会的な意味合いがあることだ。

たとえば、生まれて初めて「電話」を見た人は、それをどうやって使うのかはわからない。
びっくり箱だったら、ふたをあけてみればびよよ〜んと飛び出すので、使い方はわかる。型はめパズルもやっていくうちにわかる。

しかし、電話のおもちゃを見てすぐに受話器を耳にあてる子どもは、以前、だれかがそれを使っているのを見て知っているからできるのである。
だから社会的機能をもったおもちゃということになる。

おもちゃの櫛を見てすぐに髪の毛をすくまねをする子、おもちゃの空のカップを見てすぐに口にもっていき、飲むまねをする子も、みんながそれをどうやって使っているのかを知っているということ。

まずはこうした「社会的機能をもったおもちゃ」で遊べるようにすることが、ごっこ遊びへの道なんだそうだ。

それには
1 社会的機能をもったおもちゃを導入する
子どものおもちゃ箱に、社会的機能をもったおもちゃを入れておく。
(おもちゃの動物、くし、カップ、フォーク、ティッシュ、帽子、鏡、おもちゃの食べ物、人形、ティーセット、お医者さんごっこのセット、サングラス、電話、歯ブラシなど)
まずは子どもに選ばせて好きなようにいじらせる。

2 親が見本を示す
親の番になったら、ことばをそえながら道具を使ってみせる。「これは櫛ね。お母さんの髪の毛をとかします」など。自分の髪の毛をとかすまねをし、「こんどは〇〇ちゃんの髪の毛をとかします」と言って子どもの髪の毛をとかすまねもする。カップだったら「カップね。ごくごくごく、あーおいしい」など。
そのあと子供に渡し、まねをうながしてみる。うまくできなかったら手を添えて手助けする。

3 交代でやる
見本を示すときは、自分と子供にやってみて(くしなら自分の髪と子供の髪)、子どもがまねするときにも、自分の髪と親の髪にやるよう促す。(うまくできなかったら手を添えて助ける)
そのとき「お母さんの番、〇〇ちゃんの番」とか「〇〇ちゃんの髪の毛、お母さんの髪の毛」などと声をかける。

4第三の存在(キャラクター)を巻き込む
人形やぬいぐるみ、パペットなどを出してくる。
親が見本を示すとき、自分がカップでお茶を飲むまねをしたら、「プーさんにもお茶を飲ませます」といってプーさんにもお茶を飲ませるまねをする。
子どもの番になったら、子どもにも、プーさんに飲ませるまねを促す。

5 いろんな生活道具の知識を広げる
日常生活で、いろんな道具を親が使ってみせ、子どもにもやらせてみる。
お風呂タイムでは、親が洗ってみせて子供にも少し洗わせるとか、歯磨きも見本を見せて子供にも少し磨かせる、食事は自分が食べて見せて子供にもフォークを使わせる、何かがこぼれたらふいてみせて、子どもにも少しふかせる、ホットケーキを作るときに混ぜるところを見せて子供にも少しやらせてみる、など。
そのときに、ものの名前を言ってやり、「はをみがきます」とか「テーブルをふきます」など言葉を添えてあげる。

※日常生活にもキャラクターを
日常生活の動作、お出かけ、お風呂、手遊び、読み聞かせなどのときに、ぬいぐるみや人形を同席させるとよい。
あたかももうひとりの子供のように扱い、読み聞かせるときは子供に話しかけたあと人形にも話しかけてやる。
着替えやお風呂なども、親が子供にやってあげたあとは、子どもが人形にも同じことをやるように促す。
手遊びなどは、人形の手をとって、もうひとりの子供のように一緒に手遊びをしたりする。

※子供が興味をもたない場合
はじめは「物」に焦点をあてる。効果音を出してやったりテンション高く、おおいにほめる。(たとえば親のやることを見ているだけでもほめてやる)
十分な時間と練習をとってから次の活動にうつるようにする、など。

STEP2 人形やぬいぐるみを生きているように動かす


STEP1では、人形やぬいぐるみを巻き込んで、お世話したりする場面が出てきた。
次は、人形やぬいぐるみが、あたかも自分の意思で動いているかのように動かす、というステップである。

1 おもちゃ箱から「社会的機能をもったおもちゃ」を選んでもらう
特に体に対して使うおもちゃがよい。(くし、サングラス、ぼうし、ネックレス、ブレスレット、カップ、食器、スプーンやフォーク、食べ物のおもちゃ、タオル、石鹸、電話、ナプキン、ティッシュなど)
子どもがそのおもちゃの使い方を知っているか確認。ことばを添える。

2 子どもと親の交代で使ってみる。
そしてキャラクターに食べさせたり、キャラクターの世話をしたりする。
(ことばを添える。「プーさんに食べさせて」など。

3 道具を人形にもたせ、人形の手を動かして同じ動作をさせる。
「プーさんが食べてるわよ」と言葉を添える。

STEP1のように、子どもと、親と交代で道具を使ったあと、キャラクターの番を設け、キャラクターが自分で道具を使っているように動かす。
慣れてきたら今度は子供に、キャラクターを動かさせてみる。
道具を使うだけでなく、キャラクターはジャンプしたり走ったり眠ったりもできる。
子どもが、誰かに食べさせたり眠らせたりするのに慣れたら、今度は人形自身も、誰かに食べさせたりできるんだということを遊びの中で見本で示す。
(人形が子供に食べさせる場面を演じてやったり)

遊びの中で何度も人形を動かして同じことをさせた後、子どもが自分から人形を動かすか見てみる。
やったら大いに褒め、しなくても遊びを続ける。

※日常に人形を組み入れる。
どこへ行くにも人形を連れていき、ブランコや滑り台に一緒に乗ったり、順番を代わったりする。
食事のときも一緒に座らせ、エルモならエルモに食べさせる。
医者にも床屋にも一緒に連れて行く。
子どもがおまるに座ったあと、人形も座らせる。

体の動きも人形にさせる。
人形にボールをけらせたり、トランポリンに子供と一緒に乗らせたりする。
子どもにも人形を動かさせ、必要なら手助けする。

STEP3 まねっこから、自発的な遊びへ


こうしていろんな道具で、いろんな人形やぬいぐるみで遊ぶようになると、子どもにもアイデアが出てくる。

まず、いろんなおもちゃをセットしておく。

親が見本を示す代わりに、子どもが自分からおもちゃで何かするかどうか待ってみる
子どもがキティになにか食べさせるまねをしたら、「キティちゃんが食べてるわね」とコメントし、子どものまねをして遊びに加わったり、関連した動作をしたりする(他のキャラクターに食べさせたりとか)。

何もせず、親がなにかするのを待っていたら、ふたつおもちゃを出して選ばせ、また子どもから何かするかを待つ。
できるだけ手を出さずに、子どもの主導にまかせ、子どものまねをすることで子どものリードに従う。声掛けなどをして楽しい雰囲気にする。そうすると子供が自分から遊ぶ場面が増えてくる。

親が新しいアイデアや遊びを加えてもよいが、あくまで子供のアイデアに添える形にする。

感想


いや〜、今いろいろ後悔の思いに包まれています。(笑)

こうしてステップを踏めばよかったのか。

家には姉ちゃんが使っていたシルバニアのおもちゃがあったけど、あれは高度な遊びだったのだとわかった。
あたかも生きているかのように動かす遊びは、抽象度が高かったのだ。
その前に、親子でままごと遊びのようなことを存分にして、そこに家のぬいぐるみをもうひとりのきょうだいのようにお世話する段階が必要だったのかな。

やっぱり、しまじろうはうまくできている。(笑)

そして、砂場での遊びなんて、さらに抽象度が高かった。
「見立て」遊びだもんね。
うちは砂場では遊ばないな〜、砂のプリンに対するノリが悪いな、なんて思っていたけれど、遊び方が分からなかった&発達段階に合っていなかっただけか。
砂のプリンは、砂でしかないわけだ。
(砂をいじるという感覚遊びならいいだろうけど)
発達の知識って大事だな。

我が家の場合、「交代」で遊ぶということが、非常に大事な気がした。
これが身についていれば、いろんな遊びに参加することができる。
「見てるだけ」の癖がついているので、今からでも、取り入れて行こうと思った。

STEP4とSTEP5はまたいつか。
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