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娘は小6である。
中学からデイサービスをどうしたらいいか、考え始めた。

*        *       *

デイサービスの中には、中学生を全然見かけないところもある。

「中学生はここのデイサービスを使えないんですか?」と聞いたところ、そんなことはないが、支援学級のお子さんがほとんどなので、中学からは部活などもあって帰りが遅くなるので利用しなくなる、ということだった。
支援学校のお子さんは引き続きデイサービスを使っているとのことで安心した。

宿題をやる時間があったり読み聞かせをしたりカードをやったり運動サーキットをやったりという「療育型」デイサービスは支援学級のお子さん中心なので、中学になるといなくなるようだ。
(一方で「預かり型」デイサービスの方は支援学校のお子さん中心なので、高等部になっても来ている印象)

中学部に行っても通えるということで安心したものの、活動内容は小学1年生と一緒である。
果たして中学生女子が小1の子と同じ活動をそのままやって楽しいものかどうか。
(特に運動着に着替えずに普段着のまま運動をするので、スカートのまま四つ這いになって歩いたりなどの活動を嫌がる女子も出てくるのだとか)

なので、中学に向けてデイサービスの見直しを考えた方がいいということになったのだった。

娘が通っている支援学校は小学部のみの分校で、中学部からは大人数の本校に通うことになる。
環境ががらりと変わるので、その分、デイサービスは小6から継続した方がいい
(何もかも一度に変えると本人が大変)

変えるなら今なのである。

そんな折、前回書いた就労についての講演会に出て、そこでやっている就労支援型デイサービスに興味をもったのだった。

就労の講演会の話は、ちょっと雲の上のような話だったので、一般就労を目指すお子さんしか使えないデイサービスなのか、コーディネータ―さんを通して確認してもらった。

すると、うちの娘でもOKということだったので、見学に行ってきた。

ここは「大人になったらはたらこう」をテーマにいろいろなプログラムを用意しているデイサービスである。
いろいろな講座もやっているし、マンツーマンの個別療育もしている。

講座にはどんなものがあるかというと、
・コミュニケーションスキルトレーニング。
(友達との付き合い方や自己紹介、相談できるようになることを目指す、など)
・ビジネスマナートレーニング
(あいさつや先輩後輩との付き合い方・敬語、報連相、履歴書の書き方や面接練習など)
・自己理解講座
(自分のいいところを探したり、自己理解を促す)

また体験講座としては
・就労イメージ講座
(どんな仕事があるか、また仕事の体験など)
・自信向上に向けた講座
(公共交通機関・買い物・リラックス法・調理実習など)

などがあるようだ。

利用者は中学生以上ばかりのようだが、まあうちも来年度中学部になるわけだし。

曜日によっては高校生向けの講義形式(授業を聞く)の講座の日もあり、普段一斉授業を受けていない娘には無理かなと思って、遊びを通してコミュニケーションスキルを学ぶ日に体験に行ってみた。

お題を出してもらって、ひとりひとりが答えを紙に書き、みんなで発表するというのをやった。
なるべくみんなが同じ答えになることを目指すというものだった。(つまり一致しやすいものを書く)

最初のお題は「黄色いくだものと言えば。」
これは「バナナ」と書けばきっと全員一致する可能性が高いと思うのだが、あまのじゃくな娘は
「マンゴー」と書いてしまった。

でも、お題を聞いて答えを書いて、そのあと指名されて声に出して(小さい声だけど)みんなの前で言えただけで娘としては200点満点だ。

次のお題は「速いのりものといえば」。
これは「しんかんせん」かな?と思ったが、娘の答えは「しろバイ」。
「まあ、違反している車を追いかけている白バイは、速いものね」とフォローしていただいた。(笑)

次のお題は「おにぎりの具といえば」。
これは鮭か梅干か?
娘の答えは「おかか」。

このように(書いたあと)声に出して表出を求められる機会が多いのはいいなと思った。

ピンポン玉投げゲームのようなこともしていたが、嫌がることなく前に出てやった。
これは、これまでの学校やデイサービスの積み重ねだと思う。
(けっこう積極的らしいので)
私がそばにいたこともあるかもしれないので、ひとりで行ったときどうなるかはわからないが。

順番を守ったりルールを理解したりのねらいがあるのだろう。

お友達が近寄ってきて自己紹介してくれて、娘の名前を聞いてくれた。
「明日学校?」とか「学校で何が一番好き?」とかいろいろ聞いてくれた。
なかなか聞き取れる声が出せないが、ちょっと仲良しになって嬉しかったようだ。

家に帰って娘に聞くと好印象で、「〇〇(デイサービス)と取り換えてもいい?」と聞くといいということだった。

今利用しているデイの中には娘が一度も声を発したのを聞いたことがないというものもあったり、声の大きいお子さんがいてよく娘が固まっているというデイもあったのでそちらと取りかえようと思ったのだが内容による曜日のしばりがあり単純交換はできなかった。

なので、継続していこうと思っているデイと取り換え、その代わりそのデイの利用日を増やしてもらって苦手な方ととりかえる方向で進めることになった。

過去にほぼ毎日通っていたデイが突然閉鎖するということがあったあと、入れてくれるところならどこでも、という感じになってしまって毎日違うデイに通っていたが、これからは3つのデイに絞られることになる。

これまで毎日違うデイに通っていたのは娘には大変だったかもしれないが、それぞれの場で楽しみを見つけ、嫌がらずに通えていたのと、今回初めてのデイでも活動に参加できたのは、いろんなデイを渡り歩いていたおかげかもしれない。(環境への順応性が上がっている?)
それと曜日がわかりやすいという利点もあったかな。(笑)

お料理クラブのデイは引き続き継続。中学部になると内容が進化して、自分でお弁当を作ったり後片付けをきちんとしたりと、これまでの半分お遊び的なお料理クラブとはまた違ってくるようだ。
そちらも食べるのが好きな娘は喜んで行くと思われる。

地域によってはデイの内容など問えず、利用できるだけでラッキーというところもあると聞いているので、内容によって選べる今の状態は本当にありがたい。

この週は寄宿舎の体験も行ってきて忙しかった。
(寄宿舎はすぐに使う予定はないが。中学部はまずは自力通学に重点を置きたいので)

学校もさかんに本校の小6生(やがて同級生になる子たち)との交流もしているし、だんだん中学生が近づいてくるんだな〜という実感がわいてきた。(母が)