働く主婦の独り言

自閉症合併のダウン症(DS-ASD)の娘を育てています。

マカトン(サイン)・手話

6歳1カ月時点のことばの数(手話・話し言葉)

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先日、ろう学校へ行ったとき、「娘さんの手話の語彙数と話し言葉の語彙数、聞いてわかる語彙数を書きだしてみてください」という宿題を出された。(過去記事)

うちは聴覚は悪くないのだが発音が悪くてしゃべっても聞き取れないため(親でさえ)、娘の手話をわかってもらえる環境に置きたいとしてろう学校を希望している。

娘にある程度の手話の語彙数があれば、本人の伝えていることをわかってもらえる環境が望ましい→ろう学校が適切、ということにつながるのではないかな?と期待している。

*       *       *

さて、宿題だが、けっこう大変である。
すべて網羅するのがほとんど不可能ということに加えて、何を含め、何を含めないかという問題がある。

ネットで調べると、たとえば「満五歳になった幼児の持つ語彙数は約1,050語前後」という記述がある。(出典『幼児の用語』(日本放送出版協会)
一方で、「語数=年齢×年齢×100」であるとして、5歳児が2500、6歳児が3600という数値もある。(2歳が400語、3歳が900語、4歳が1600語)

ずいぶん差がある。この差はどこからくるのだろうか。

たとえば数字は語彙に含めるのか。「6」とか「7」とかを語彙に含めていいのなら、語彙数は簡単に100まで増える。(笑)
固有名詞は語彙に含めるのか。クラスのお友だちの名前を含めていいなら、人数分の語彙が増える。先生の名前、家族の名前、訓練の先生の名前、くもんの先生の名前、そういうのを含めるとどんどん増えてしまう。
また、キャラクターの名前は語彙に含めるのか。
アンパンマンやバイキンマンは入れていいのか。それがいいならドキンちゃんもミッキーさんもしまじろうもノンタンもネギーおじさんだってラーメンてんしだって入ってしまい、またまた語彙がどんどん増えてしまう。

また、「うごきのことばえじてん」という本では、たとえば「たおす」と「たおれる」を2語と数えているが、こういう自動詞と他動詞は区別してカウントしていいのか。

・・・こうした「含めていい単語」の基準の違いが、5歳児の語彙数が1050語と2500語という違いになるのかな、という気がする。

*       *        *

そこで、今回含めた単語の基準をある程度明記しておこうと思う。
※確実に発話として聞いたもののみを含める。
たとえば、ポストを指して「これ何?」と聞けば「ポスト」と答えられると思うが、実際に発話を聞いてないのでカウントしない。
※文字を読んだものはカウントしない。
※歌に含まれているだけの単語も、言えてもカウントしない。
(「エジプト」や「中国」の手話はできるが、カウントしない)
※普段の会話で出てこなくても、(文字なしの)写真などを見せて「これなに?」と聞いて答えたりしたものは入れてある。
※固有名詞は基本カウントしない。
(クラスの子のフルネームはみんな言えるが)
※キャラクター名はカウントしない。(リサとガスパール、ばばばあちゃんなど、好きな絵本のキャラクター名もカウントしない)
※数字はカウントしない。
※英単語はカウントしない。(「ハッピー」「ワンダフル」はよく使っているが、カウントしない、笑)
※「ふとんをかける」の「かける」と「電話をかける」の「かける」等は別にカウント。
※手話の「できる」「できない」は別の表現なので2語とカウント。

・・・ということで、厳しい方の基準にして、カテゴリ別にカウントしてみた。
その結果、手話の語彙数(話し言葉でも言える)は706語。話し言葉の語彙数は(手話はわからないけど話せる)は480語。合計1,186語
5歳児1,050語説からすると、5歳児程度の語彙はもっていることになる。
固有名詞を入れるとすると1,300くらいにはなるだろうか。
聞いてわかる単語は、カウント不可能なのであきらめ。^^;

しかし、これだけ聞くと5歳児程度の語彙をもっているならかなりしゃべれるだろうと思われるかもしれないが、実際は全然そうではない。
私は大学受験のとき、英単語6000語とかいう単語帳を買ってきて全部覚えて言えるようにしたが、実際はそんなにしゃべれなかったのと同じことで。(笑)

娘も外国語学習者と同様、語彙をもっていること=そのくらいしゃべれるということではない。そもそもおしゃべりではないし、また文の組立てが苦手である。
だから文のパターンを何通りか覚えてそこの単語を入れ替えて使いまわしているのが現状である。

語彙を書きだしてみての感想としては、実際発話として聞いたことのある単語を集めているので、やはり大好きな生き物関係と、食べ物関係の単語が多いな。(笑)
動物園などに行くと「フラミンゴ!フラミンゴ!」などと叫んでいるので。
日用品、たとえば「消しゴム」とかは理解しているし言わせれば言えると思うが実際に発話しているのを聞いたことはないので語彙数としては少なくなる。

あと、やはり私が手話を積極的にやってた頃に覚えた単語が大部分で、話し言葉のみになってからはそんなに増えてないかな。その頃は年齢相応の語彙力はもっていたんじゃないかと思う。

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備忘録として書きだした単語をあげてみる。([  ]は同じ手話で表現。口話で区別)

<生き物>


【手話】
パンダ、さる、きりん、かば、とら、わに、ぞう、ライオン、ペンギン、くま、うさぎ、カエル、りす、犬、ねこ、うま、うし、ブタ、羊、やぎ、たぬき、きつね、おおかみ、ねずみ、しまうま、らくだ、ゴリラ、カンガルー、コアラ、[トナカイ、鹿]、かめ、もぐら、へび、ろば、蜂、だんご虫、かたつむり、とんぼ、ちょう、せみ、ほたる、てんとう虫、あおむし、あり、カブトムシ、バッタ、カラス、ふくろう、カナリア、あひる、すずめ、きんぎょ、にわとり、ひよこ、サイ、白クマ、いるか、くじら、らっこ、くらげ、魚、[うなぎ、どじょう]、かに、たこ、えび、いか、[貝、ほたて]、ひまわり、[花、チューリップ]、木、草、枝、つぼみ、動物、おばけ
(79語)

【話し言葉】
生き物、つぼみ、あさがお、バラ、たんぽぽ、さくら、コスモス、ハムスター、チンパンジー、オウム、ダチョウ、モルモット、いたち、レッサーパンダ、フラミンゴ、あしか、りすざる、くじゃく、きじ、はくちょう、ペリカン、かもめ、かっこう、きつつき、うぐいす、ひばり、つばめ、ハト、つる、くわがた、あぶらぜみ、みんみんぜみ、コオロギ、すずむし、ミミズ、おたまじゃくし、メダカ、ささのはっぱ、シャチ、カレイ、さんま、ねったいぎょ、エイ、はりせんぼん、ふぐ、たつのおとしご、ひとで、まんぼう、あざらし、いそぎんちゃく、さめ、さんご、かいそう、あらいぐま、はりねずみ、バク、
(56語)

<たべもの>


【手話】
にんじん、玉ねぎ、ごぼう、トマト、なす、アスパラガス、ほうれん草、かぼちゃ、キャベツ、レタス、白菜、きゅうり、れんこん、大根、赤ピーマン、とうもろこし、水菜、ピーマン、たけのこ、ブロッコリー、ねぎ、きのこ、じゃがいも、さといも、さつまいも、焼き芋、野菜、すいか、いちご、パイナップル、メロン、ぶどう、りんご、みかん、くり、バナナ、レモン、さくらんぼ、なし、肉、こんにゃく、糸こんにゃく、パン、ごはん、おにぎり、ふりかけ、のりまき、寿司、お弁当、漬物、たこやき、ギョーザ、うめぼし、ピザ、サンドイッチ、メロンパン、あんぱん、食パン、カレーパン、チョコパン、サラダ、うどん、そうめん、スパゲッティ、てんぷら、[ハンバーグ、コロッケ、ドーナッツ]そば、ラーメン、カレー、しょうゆ、ソース、ジャム、バター、ジュース、[牛乳、ミルク]、おちゃ、水、コーヒー、紅茶、ヨーグルト、鮭、たらこ、お刺身、のり、お餅、みそ、味噌汁、わかめ、卵、卵焼き、ゆで卵、お豆、お豆腐、納豆、[プリン、ゼリー]、[ホットケーキ、ケーキ]、砂糖、アイスクリーム、[おせんべい、ビスケット、クッキー、おやつ、お菓子]、チョコレート、団子、バーベキュー、卵ボーロ
(112語)
 
【話し言葉】
バウムクーヘン、シュークリーム、かき氷、のり、かっぱえびせん、プリッツ、かまぼこ、バニラアイス、海老フライ、カステラ、キャラメル、ポップコーン、クロワッサン、フランスパン、ロールパン、ちらしずし、手巻きずし、うに、かずのこ、あなご、いくら、カッパ巻き、ガリ、ねぎとろ、サーモン、とんかつ、にくまん、チーズ、ぬかづけ、ハンバーガー、ポテト、ひなあられ、春雨、ウズラの卵、マカロニグラタン、缶詰、麦茶、ルイボスティー、目玉焼き、もなか、シチュー、ルウ、ローストチキン、わたがし、ガム、グリンピース、オクラ、かぶ、キウィ、洋ナシ、カリフラワー、お雑煮、ベーコン、ぼたもち、ペロペロキャンディー、氷、すいとう、くだもの、やさい、パフェ、お子様ランチ、オムライス、おでん、鍋、ごはんつぶ、マヨネーズ、ケチャップ、なると、メンマ、とうがらし、あぶら、プチトマト、ハム、タコウィンナー、しいたけ、黄身、白身、こしょう、こんぶ、ひじき、海藻、韓国のり、くるみ、皮、たね、パン粉、エクレア、クレープ、モロヘイヤ、モンブラン、
(90語)

<色・形>


【手話】
色、赤、青、黄色、みどり、オレンジ、紫、茶色、黒、白、みずいろ、ピンク、はだいろ、はいいろ、しましまの、チェックの、水玉の、丸い、ハートの、
(19語)

【話し言葉】

四角、星型、長四角、三角
(4語)

<のりもの・交通>


【手話】
バス、タクシー、電車、新幹線、ヘリコプター、自動車、トラック、救急車、消防車、パトカー、郵便車、清掃車、レッカー車、[自転車、三輪車]、オートバイ、ロケット、ひこうき、船、ヨット、エレベーター、汽車、トンネル、信号、道路、橋、踏切り、
(37語)
【話し言葉】
ミキサー車、ダンプカー、クレーン車、ブルドーザー、ショベルカー、カーキャリア、タンクローリー、はしご車、おうだんほどう、ベビーカー、気球、のりもの、エスカレーター、タイヤ
(14語)

<形容詞>


【手話】
楽しい、うれしい、つまらない、おもしろい、飽きた、嫌だ、悲しい、寂しい、めんどくさい、楽しみ、眠い、痛い、幸せ、困った、疲れた、怖い、暑い、寒い、がんばった、[元気だ]、恥ずかしい、大変、いい気持ち、
冷たい、おいしい、甘い、からい、しょっぱい、酸っぱい、いいにおい、臭い、お腹がすいた、お腹がいっぱい、
同じ、違う、正解、残念、失敗(しまった)、成功、
大きい、小さい、中くらい、長い、短い、重い、汚い、きれい、かわいい、速い、遅い、いっぱい、少ない、太い、細い、太った、痩せた、新しい、明るい、暗い、固い、柔らかい、優しい、高い、最初、最後、上、下、危ない、遠い、近い、はじめて、うるさい、
大丈夫、いいよ、簡単、難しい、平気[へっちゃら]、もういっぱい、少しだけ、まだまだ、なるほど、まいったまいった、〜らしい、ようだ、〜過ぎ、他の、久しぶり、全部、半分、仕方がない、本当、もっと、いそがしい、
素晴らしい、素敵な、仲良し、上手、りこうな、散らかっている、特別、
混んでいる、お休み、濡れている、邪魔な、もったいない、まかせて、
後で、一緒、ずっと、〜から、〜まで、〜したとき、[〜したら]、次、でも、〜しながら
いろいろ
晴れ、雨が降っている、雪が降っている、初めて、また、もうすぐ、
(123語)

【話し言葉】

あたたかい、すずしい、薄い、暑い、えらい、かゆい、きびしい、あっぱれだ、〜の前、〜の後ろ、〜の間、のどがかわいた、炊きたて、えがお、ボロボロ、大盛り、いいかおり、右、左、大笑い
(20語)

<あいさつ>


【手話】
あいさつ、ごめんなさい、ありがとう、こんにちは、こんばんは、おはよう、おめでとう、バイバイ、
(8語)

【話し言葉】
いただきます、ごちそうさま、おやすみなさい、いってらっしゃい、元気でね、がんばってね、いらっしゃいませ、へーいまいどあり、いってきます、かんぱーい、しつれいしました。かしこまりました。(お風呂からでて)おさきでした。ただいまかえりました。
(14語)

<動詞>


【手話】
立つ、座る、歩く、走る、飛ぶ、泳ぐ、歌う、食べる、する、お話する、飲む、言う、お話する、踊る[ダンスをする]、ジャンプする、追いかけっこする、読む、書く、絵を描く、蹴る[キックする]、ひっくり返す、焼く、ぐつぐつ煮る、炒める、切る(包丁で)[料理する]、切る(はさみで)、入る、行く、来る、帰る、着く、笑う、泣く、怒る、驚く、好き、嫌い、ない、ある、回る、止まる(止める)、勝つ、負ける、寝る、目が覚める、できる、見る、聞く、見つける、乗る、降りる、遊ぶ、考える、作る、忘れる、片付ける、おしまい(終わる)、始める、相談する、助ける(手伝う)、欲しい(〜したい)、〜になる、出かける、壊れる(壊す)、冷ます、(靴を)はく、着替える、歯を磨く、顔を洗う、手を洗う、(花を)摘む、洗濯する、勉強する、練習する、教える、間違える、閉める、開く、似ている、似合う、脱ぐ、着る、運動する、(種を)まく、花が咲く、たがやす、選ぶ、決める、注文する、追い越す、ひげをそる、足りない、(本を)閉じる、並ぶ、拾う、消える、変わる、集める、倒れる、ひっかく、会う、編む、喧嘩する、待つ、持つ、わかった、わからない、掃除する、使う、できない、削る、いらない、〜しなくちゃ、やり直す、逃げる、働く、間違える、真似する、こねる、(電気を)つける、だっこする、おんぶする、隠れる、
(126語)

【話し言葉】
あふれる、こぼれる、おねしょする、ほどける、せおう、にぎる、ふくらむ、もらう、やぶける、わたる、すりむく、留守番する、あばれる、あまえる、あまる、いそぐ、お祈りする、入れる、うく、うごく、うまれる、産む、起こす、落ちる、かきまぜる、まぜる、かぶる、(鼻を)かむ、(食べ物を)噛む、着る、消す、変える、拭く、(傘を)さす、しゃべる、つもる、とかす、とける、なぞる、塗る、濡れる、(皮を)むく、(熱を)はかる、(手を)つなぐ、貼る、怒られる、(メガネを)かける、くっつく、流す、(ボタンを)はめる、取ってくる、(写真を)とる、(物を)とる、割る、(楽器を)弾く、投げる、捨てる、お見送りする、おぼれる、たたむ、(布団を)かける、(電話を)かける、連れて行く、〜ください、〜ちょうだい、
(65語)

<おもちゃ・遊具>


【手話】
おもちゃ、シャベル、バケツ、くまで、砂場、滑り台、ブランコ、鉄棒、なわとび、歌、本、積み木、粘土、シャボン玉、お絵かき、トランプ、ぬいぐるみ、パズル、レストラン(ごっこ)、おままごと、ジャングルジム、花火、プール、スケート、テニス、体操、そり、雪だるま、ゲーム、ロボット、かくれんぼ、ボール、トランポリン、[どんぐり、まつぼっくり]、かくれんぼ、どろだんご、注射、お仕事、お買い物、お金、円
(42語)

【話し言葉】
かるた、花札、おりがみ、あやとり、さいころ、すごろく、おめん、しりとり、ブロック、しゃしんにっき、風船、おでかけ、ボールプール、のぼりぼう、フラフープ、ペットボトル、牛乳パック、ミニカー、鉛筆、クレヨン、シール、ノート、メール、メールパソコン、なぞりんマシーン、ひらがな、カタカナ、アルファベット、うきわ、マイク、かんむり、メダル、ひるね、聴診器、体温計、お熱
(36語)

<行事、場所>


【手話】
保育園、動物園、図書館、学校、教会、お誕生日、お正月、七夕、クリスマス、キャンプ、運動会、プレゼント、ろうそく、クリスマスツリー、サンタさん、旗、遠足、パーティー、ピクニック、お祭り、会社、公園、こいのぼり
(23語)

【話し言葉】

まめまき、お楽しみ会、おおみそか、綱引き、大玉送り、バルーン、水族館、交番、噴水、小学校、中学校、鬼、
(12語)

<自然>


【手話】
砂、石、水、風、山、川、池、虹、空、雲、星、月、地球、海、お地蔵さん、葉っぱ、雷
(17語)

【話し言葉】
つらら、
(1語)

<部屋にあるもの他>


【手話】
椅子、机、テーブル、時計、カギ、扇風機、ストーブ、屋根、家、部屋、引き出し[タンス]、電話、はさみ、布団、電気(明かり)、本、カメラ、鏡、櫛、だるま、ラジオ、テレビ、アイロン、新聞、窓、ミシン、薬、
(28語)

【話し言葉】

ゴミ箱、携帯電話、パソコン、ティッシュ、こたつ、かけぶとん、敷布団、まくら、毛布、爪切り、ばんそうこう、えんとつ、財布、じょうろ、洗面台、玄関、蚊取り線香、花瓶、カレンダー、毛糸、のこぎり、かなづち、マッチ、セロテープ、マジックテープ、のり(糊)、針金、ホース、ベッド、ふでばこ、うちわ、虫めがね、針
(33語)

<人>


【手話】
おとうさん、お母さん、○○ちゃん(自分)、おばあちゃん、おじいちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、お友だち、先生、赤ちゃん、お医者さん、看護婦さん、おまわりさん、飼育係、大工さん、お客さん、あわてんぼう、いたずらっこ、はだかんぼう、みんな
(20語)

【話し言葉】

お花やさん、パン屋さん、ケーキ屋さん、クリーニング屋さん、パイロット、美容師、作家、役者、お寿司やさん、八百屋さん、魚屋さん、コックさん、ウェートレス、男の子、女の子、あまえんぼう、ねぼすけ、歯医者さん、眼医者さん、耳のお医者さん、年長さん、
(21語)

<服飾>


【手話】
ぼうし、靴下、靴、手袋、スリッパ、ズボン、パンツ、お洋服、傘、指輪、メガネ、マスク、ハンカチ、タオル、セーター、ネクタイ、イヤリング、ポケット
(18語)

【話し言葉】
サングラス、パジャマ、シャツ、スカート、ワンピース、サンダル、長靴、上着、オーバー、リュックサック、かばん、むぎわらぼうし、エプロン、レース、リボン、フリル、お化粧、つえ、水着、リボン、ボタン、ヘルメット、ルビー、ネックレス、かっぱ
(25語)

<台所>


【手話】
台所、冷蔵庫、フォーク、スプーン、お皿、箸、なべ、、
(7語)

【話し言葉】
フライ返し、泡だて器、おたま、おわん、お茶碗、しゃもじ、炊飯器、電子レンジ、ストロー、コップ、ピーラー、包丁、まな板、フライパン、ミキサー、ざる、ふた、きゅうす、やかん、割り箸、
(20語)

<衛生・体>


【手話】
お風呂、石鹸、トイレ(おしっこ、うんち)、あくび、掃除機、足、手、頭、目、耳、口、歯
(14語)

【話し言葉】
トイレットペーパー、バスタオル、洗面器、シャンプー、シャンプーハット、スポンジ、シャワー、洗濯機、体重計、ほうき、ちりとり、ぞうきん、ドライヤー、おなら、くしゃみ、うがい、足跡、拍手、いびき、洗剤、せんたくばさみ、あくしゅ、髪の毛、まゆげ、つめ、つま先、かかと、ひじ、ひざ、鼻、脇の下、首、肩、あご、背中、お尻、おでこ、ほっぺ、しっぽ、血
(41語)

<時間>


【手話】
時間、朝、昼、夜、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日、今日、明日、昨日、昔、毎日
(16語)

【話し言葉】
〜時、〜半
(2語)

<楽器>


【手話】
ピアノ、バイオリン、ラッパ、笛、鈴、たいこ、
(6語)

【話し言葉】
クラリネット、タンバリン、風鈴、カスタネット、シンバル、トライアングル、チェロ、フルート、トランペット、指揮棒、サックス、マラカス、アコーディオン、オルゴール、ハープ、琴、チャイム、鐘、ギター、木琴、楽器、
(21語)

<その他のことば>


【手話】
順番、神様、日本、内緒、手紙、名前、町、約束、英語、数字
(10語)

【話し言葉】
どっち、どこ、なに、自動販売機、カギ穴、留守番、
(6語)

サインと娘のことばの発達(6歳)

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このごろ、ブログ村でマカトンサインやベビーサインなどの話題が旬(?)のような気がするので、私も入れてもらおう。(笑)

【追記】これまでの娘の手話の語彙の発達を追加。

1歳1カ月 初めて「真っ暗」の手話をする。
1歳3か月 手話の語彙 6語 「おいしい」「帽子」「バス」「たぬき」「あたま」が加わる。
1歳5カ月 手話の語彙 15語「りんご」「赤い」「おしまい」「じどうしゃ」「ダメ」「バイバイ」「ようふく」「パン」「もっと(ちょうだい)」が加わる。
1歳8カ月  手話の語彙 33語 「黄色」「とうふ」「いぬ」「うさぎ」「お花」「ばっちい」「みかん」「赤ちゃん」「ねこ」「キャベツ」「かぼちゃ」「いちご」「甘い」「トマト」「お茶」「ブロッコリー」「終点」「ご本」が加わる。
手話を要求に使い始める。
1歳10か月 手話の語彙 80語くらい
「ねんね」「おふろ」「おやつ」「あそぶ」「おなかがすいた」「はみがき」「あぶない」「じょうず」「たのしい(うれしい)」「こんにちは」「おんぶ」「あんぱんまん」「家」「ペンギン」「ライオン」「きりん」「ひつじ」「うし」「うま」「ぶた」「あひる」「にわとり」「ひよこ」「とり」「ぞう」「ゴリラ」「かめ」「魚」(動物パズルや絵本で覚える)、「ふね」「ひこうき」「電車」「オートバイ」「消防車」(のりものパズルで覚える)、ミルク、さくらんぼ、ケーキ、ピーマン、人参、おせんべい、なっとう、ごはん、おなか、せなか、笑う、かみかみ、などが加わる。

これ以降は手話の語彙を数えるのはやめてしまった。
2歳0か月手話の2語文が出始める(「本を読む」「いちごおいしい」など)

6歳時点での手話の語彙(表出語彙)は700以上。(6歳1カ月時点のことばの数


この4月から、週一で改めて手話の勉強に通い始めた。(私が)
それは、私自身が手話が好きなので、もっと身につけたいという思いもあるが、娘のことばを伸ばすためもある。

*       *       *

以前書いた「ダウン症者と手話」という記事で、2〜4歳のダウン症の子を4グループに分け、それぞれ「話し言葉のみ」「シンボルの絵カード」「手話」「シンボルの絵カードと手話の両方」を使ってで新しい単語を教えさせる、という実験を紹介した。

3回繰り返して一番成績が良かったのは「手話グループ」。ほぼ同じくらいで次が「手話+シンボル絵カード」グループ。(手話のみと差がなし)。
話し言葉のみは、ひとつもことばが習得されていなかった、という実験結果が出ていた。

これは娘を見ていると、納得の結果なのである。

というのも、4月から手話の勉強に私が通い始め、新しい文法概念を習得してくると、娘がそれを手話で表現できるようになり、そして話し言葉でも言えるようになっているからだ。
私の手話能力が上がると、娘の話しことばも伸びてくる。
それが今の実感である。(娘の場合)

*      *       *

実は娘が生まれてから、0歳児を抱えて地元の手話サークルに通っていたのだが、ここはろう者との「交流」を目的としたサークルで、系統的に文法などを教えてくれるところではなかった。
学習会などはあったが、上のレベルに進むには市の手話通訳養成講座などを終了していなければならず、うちは講座がとれないので、何年たっても入門編。
毎年「名前」とか「年齢」とか同じことばかりを繰り返しやることになり、進歩がない。

辞書を買ってしょっちゅうひいていたから、単語だけは増えたけれど、私の文法力はまさに単語を並べるだけ。(笑)
まあ娘には日本語対応手話(手話の単語を日本語の順番に並べるだけの手話)を見せているのだからそれでもいいんだけど、細かいニュアンスとかは文法的なことがわからないと表現できないものがあった。

実は、こうした状況が、ダイレクトに娘のことばにも反映していた。
・・・つまり、娘のことばは、語彙だけはとても多いが、文法的な部分がイマイチなのである。
2語文、3語文になってから、娘の話し言葉の発達が停滞しているというか、横の広がり(語彙)ばかりで縦の広がり(文法)があまり伸びていかない感じだった。

ところが、この4月から私が上とは別の、学習がメインの手話サークルに通い始めた。
私が新しい表現を覚えてくると、娘はそれをまず手話で表現し、そして少し遅れて話しことばでも言えるようになるといった感じで、表現の幅が広がってきたのである。
改めて手話(サイン)の効果を感じているこの頃である。

*      *       *

たとえば、先日は、手話で「〜しなくちゃ」という表現を覚えてきた。
「食べる」の次に「必要」の手話をすると、「食べなくちゃ」という意味になるのだ。
それをさっそく私が取り入れたら、娘は喜んですぐにマネをして、手話で「きがえなくちゃ、たべなくちゃ」など応用して表現するようになった。
そして私が朝、「はやくしなくちゃ」と言ったら、そのあとに「いそがなくちゃ」と話し言葉で言ったのである。
(正確には、聞き取れなかったので文字盤で指さしてもらった)
そして後日「つまんないけどつまんなくてもきがえなくちゃね」と文字盤で指差した。

それまでも「〜しなくちゃ」という表現は何度も口で言っていたけれど、やはり手話を添えるとすぐ覚えるんだな〜と思ったのである。

また、今まで単語を羅列するとき、娘は「にんじん、じゃがいも、ほうれんそう」のように単語をぶつ切りで言っていた。
私が単語の羅列の仕方を手話で表現すると(3つのものなら、左手で「3」の指を横向きに出して、右手で上から左手指を順に指さしながら言う)「にんじんと、じゃがいもと、ほうれんそう」と言ったら、「おにぎりと、トマトと、スープ」とか「おとうさんと、○○ちゃん(自分)と、おかあさん」などと「と」をつけて言うようになった。

また、「あと」とか「さき」という概念を話し言葉でよく表現するようになったが(娘にとって言える唯一の接続詞のようなもの)、これも手話でできていたものだ。
「ぎゅうにゅうをのんでから(テレビを見る)」
「かばんのしたくがさき」
「英語はあとで」
「デザート、ご飯をたべたら」

娘はやっぱり手話がついていた方がことばを覚える。
そして覚えてから、次に自分で手話で表現するようになる。
そのあとにやや遅れて(かなり遅れる場合も?)話し言葉でも表現できるようになる。

もちろん、手話がなくてもことばを覚えられるダウン症の子はたくさんいると思う。
が、視覚優位の娘は、どうしても話し言葉だけではことばを習得しにくい。
手話は強力なツールである。
そんなわけで手話の勉強に行くのが楽しみなのだが、なかなか毎週は出られず、せいぜい月に1・2回なのがもどかしいところ。^^;

手話ソングの本(讃美歌)

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書きかけになっていた記事ですが、クリスマスを過ぎてしまうとあまり雰囲気がでないので(笑)「おもちゃとことば」の続きは次回。

過去記事(障害をもった兄のこと)に、娘に信仰をもたせてやりたいという思いを書いた。
それは、私たち親がいなくなっても孤独にならないよう、心の支えをもたせてやりたいと思ったからだ。
(それは上の子たちも同じだけど)
娘にとっての本当の親は私たちではなく、神様であり、私たちはただ期間限定で預らせてもらっているだけで、一生懸命育ててまた神に返すのが親の務め(もちろん、それによって親自身も成長させられるんだけど)、天に帰れば親子の関係は解消し、みな神の子どもとして同等である、というのがキリスト教的な親子観なのである。

それが、私が娘の将来について根本的にはちょっと楽観視している理由でもある。
(仮の親である私たちはやがていなくなるけど、本当の親はいなくならないから)

で、行かせたかったミッション系の幼稚園は、加配の関係で出願をやめ、地元の公立保育園に通っている。
なので、宗教的な教育は、親がやるしかない。

まずは歌の好きな娘だから、讃美歌からかな、と思った。
そしてできれば讃美歌を手話にしたものがあるといいんだけど・・・と思っていたら、なんとあったのだ。

さっそく先月、3冊も買ってしまった。
手話で歌おう!―こどもさんびか改訂版
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手話で歌おう!教会の祭りと行事―こどもさんびか改訂版
手話で歌おう!教会の祭りと行事―こどもさんびか改訂版
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sanbi03
みんなの手話讃美(主の祈りも入っている)
http://www.gospelshop.jp/catalog/product_info.php/products_id/43170


モリユリの手話賛美というのもあるようです。
(収録讃美歌タイトルは注をごらんください)
上の3冊のうち、真ん中の本はクリスマスソングが載っているので、宗派に関係なく役立つかも
(あらののはてに//きよしこのよる/もろびとこぞりてなど)

ちなみに、クリスマス絵本でお勧めは、ミッフィーちゃんシリーズでおなじみのディックブルーナによる『クリスマスってなあに』である。
我が家は一応宗教教育上、クリスマスには聖夜物語を読んでやりたいと思っているので。
聖夜の出来事が可愛い絵で紹介されている。
クリスマスってなあに (講談社の翻訳絵本)
クリスマスってなあに (講談社の翻訳絵本)
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それから、子供向けの聖書物語はないかな〜と探していたところ、現在購入できるものとしてはこんなのがあった。
みんなの聖書絵本シリーズ日本聖書協会、 藤本 四郎
アマゾン注文可能。
ラインナップはこちら↓
http://www.bible.or.jp/purchase/newbible/ehon.html

聖書物語は、単純に物語として読んでもよいと思う。ちょうど日本の古典文学の子ども版をよむように、聖書のお話を知っておくと、外国映画を見たりするときにより楽しめるという話も聞く。

フリーで聖書物語が読めるサイトもあった。英語だけど、イラストが使えそう。
http://wordofloveforyou.com/books.htm
左端のタイトルをクリックすると物語が始まる。
●聖夜物語
http://www.wordofloveforyou.com/Chris1.htm
●本当のサンタの物語
http://wordofloveforyou.com/santa1.htm

*    *    *

とりあえず、「みんなの手話讃美」に載っていた「主の祈り」から始めてみた。
途中は文語体だし、難しいので意味は何もわかっていないと思うが(笑)寝る前に唱えると非常に喜んで聞いており、最期の「アーメン」は口で言いながら一緒にやっている。(「本当」という手話と同じで、手を包丁の形にして口に2回あてる)
本人には意味がわからないとしても、神様は聞いているから、今はそれでいいと思う。

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ちなみに、手話はその国によって違いますが、「イエス」の手話は世界共通だそうです。
(一番右の手話が「主」を表す。「主よ」というときは、これだけ)



*      *      *

クリスマスには毎年、何かしらイエスの誕生物語絵本を買ったりして家のクリスマス会で読み聞かせている。
今年は、クリスマス絵本をスキャンして、切り取って裏にマグネットを貼って主要キャラクターを作り、ホワイトボードで「パネルシアター」もどきをやってみようかな。^^

ところで上にのっていた「本当のサンタの話」をちょっとご紹介。
(こんな話を、昔クリスマス会の劇で見たような記憶がある・・・)

「本当のサンタの話」

むかしむかし、はるかむかしの話です。

パタラという街(今のトルコ)に、お金持ちのクリスチャンの家族が住んでいました。
ある日、その家のおとうさんとおかあさんが死に、財産がすべて息子のニコラスにのこされました。
ニコラスは青年のとき、とても貧しいある家族の話を聞きました。

その人たちは食べ物もお金もなく、飢えていました。
お父さんは3人の娘を嫁入りさせるだけのおかねがなく、とうとう一番上の娘に道で物乞いをさせることを考えていました。
ニコラスはお金があるので助けたかったけれど、みんなに知られないように、こっそりと助けることに決めました。

ある晩、あたりが暗くなったとき、ニコラスはその貧しい家にそっと行き、誰もみていないことを確かめると、窓から金貨の入った袋を投げ入れました。

その金貨を見つけたとき、この一家はどんなに喜んだことでしょう!
一番上の娘が結婚するお金ができて、もう路上に出て働く必要はなくなりました。

のちにニコラスは2番目の娘にも同じことをしました。また窓から金貨の入った袋を投げ入れたのです。

3番目の娘が結婚する番になったとき、家族の父親は、誰がそんなに親切にしてくれたのかを見届けようと一晩中起きていました。
何時間も待って、どさっという音がしたので見てみると、また金貨の袋がそこにありました。父親は急いで外に走り出て、その人物を追いかけてつかまえました。ニコラスは困ってしまい、このことはどうか誰にも言わないでくださいと頼みました。

ニコラスは神様に遣える身になろうと決意し、すべての富を捨てて聖職者になりました。

近くの街ミラには、司教のいない時期がありました。そこでこの重要な役目をする聖職者をひとり選ばなければならなくなりました。

ある日、いつものようにニコラスが早く目を覚まして教会へ祈りにいくと・・・
そこに年老いた聖職者が辛抱強く座っているのを見つけました。まるでニコラスを待っていたかのようでした。
「きみは誰かね?」年老いた聖職者がたずねました。
「罪びとのニコラスです」彼はこたえました。「あなたのしもべです」
年老いた聖職者は言いました。
「神が私に幻を見せてくださった。今日、最初に教会に入ってきた者が新しい司教になると。それがきみだ。」

そこでニコラスはミラの町の司教になったのでした。
ニコラスは民衆の間で有名になりました。それは希望をうしないかけたときに何度も神様に奇跡を求め、神様がその祈りにこたえてくれたからです。

あるとき、ニコラスが船で旅をしているときに、大きな嵐がやってきました。船が沈みそうになり、大波で船にたくさんの水が入ってくるを見て船乗りたちも乗客たちも絶望しました。
ニコラスはこの間ひざまずいて、神様、みんなを助けてくださいと祈りました。祈っている間に波は静まり、風もとまって静かになりました。乗客はみな無事に家族のもとに帰ることができ、多くの人はニコラスに感謝しました。しかしニコラスはすべて神様のおかげです、と言いました。

また、別のときにニコラスが神様に奇跡を頼んだのは、飢饉があったときでした。ニコラスは多くの人に食料を配りました。
また、ニコラスは冷たい倉庫に住んでいた貧しいみなしごたちを救ったり、病気の子どもたちを助けたりしました。ニコラスは子どもたちにとても優しかったのです。

また正義感の強い人で、無実の罪で罰せられそうになっていた男の人を助けたりもしました。

ニコラスが神に仕えていた時代は、残酷な迫害のあった時代でした。
西暦303年に、ローマ帝国にはディオクレティアヌスという、キリスト教徒を嫌っている皇帝がいました。
ディオクレティアヌスはキリスト教信者を野獣のエサにしたり、剣闘士として命がけで闘わせたり、火あぶりにしたりしました。

ニコラスは、信仰をもっていることで牢獄に入れられました。しかし彼はいつも神に忠実で、信仰を捨てませんでした。
拷問を乗り越えたクリスチャンは聖人と呼ばれ、ニコラスもそのひとりになったのでした。

とうとう、何年もの牢獄生活の後、ニコラスの身は自由になりました。
故郷に帰ったとき、あちこちの人々が彼を見に来て、こう叫びました。
「ニコラスだ!聖ニコラスが帰ってきた!」

聖ニコラスは赤い司教のローブをまとっていて、子どもたちが大好きで、子どもたちにはいつもよい子であるようにと教え、「リストを作って、2度チェックした」のです。
(英語のサンタクロースの歌の歌詞に出てくるフレーズ)

もしも、今はサンタクロースと呼ばれているセイント・ニコラスがここにいたら、おそらく神様がすべてやってくださったのです、と言うことでしょう!
彼はきっと、「クリスマスはイエスキリストの誕生日ですよ」と言うことでしょう!今日の多くの人々がすべてをセイントニコラスの手柄にしていますが、あなたは、それが本当にニコラスが喜ぶことだと思いますか?もちろんそうではありませんね!
だから、クリスマスおめでとう、イエスさま、お誕生日おめでとう!


*     *     *

こんなクリスマスのお話もよいですね。

<注>



収録讃美歌タイトル(どれも楽譜はついていません。楽譜やCDは「こどもさんびか」で)

●こどもさんびか手話で歌おう!教会の祭りと行事
(アドベント・クリスマス)
かみさまはそのひとりごを/あらののはてに/かいばおけにねむる/きよしこのよる/もろびとこぞりて/おほしがひかる
(レント・イースター)
かみはそのひとりごを/くさのめきのめが/キリスト・イエスは
(ペンテコステ)
ふしぎなかぜが
(花の日・子どもの日)
このはなのように/どんなにちいさいことりでも
(ピクニック・キャンプ)
しゅにしたがうことは/さあダビデのように/どんどこどんどこ
(平和聖日)
ロケットにのって
(収穫感謝日)
はたけにおやさい

●こどもさんびか手話で歌おう!
おはよう!きょうはにちよう!/てんにいますわたしたちのちち/いまそなえる/まごころこめ/しゅよ、おいでください/キリストのへいわ/かみさまのあいは/かみさまがつくられた/やさしいめが/うたいましょう/あさひうけて/かなしいことがあっても/きみがすきだって/きゅうこんのなかには/かみさまにかんしゃ/みんなでへいわ

●みんなの手話讃美
主われを愛す /イエスさまがいちばん/両手いっぱいの愛/あの空はどうして青い/いつくしみ深い/ガリラヤの風かおる丘で/主の食卓を囲み/いざ歌え、いざ祝え/きよしこの夜/主の祈り

ダウン者の話しことばと手話その2

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前回書ききれなかったことを補足します。

<手話でなぜ話し言葉が伸びるのか>

今回読んだ文献にあげられていた理由を並べてみる。

1)共同注視(joint attention)が増加する
話し言葉の発達には、共同注視と呼ばれる、親と子が同じものを見る力が非常に重要だとされている。この力が後の話しことばの基礎になるそうだ。(言語聴覚士の講演会の記事参照)

ダウン症の子は、この共同注視が苦手であることが報告されている(ものを見て、母親を見て、また物を見るというモニタ注視や、母親が見ているものを自分も見るといった追随注視が少ないか、ほとんどない)。1)また、同じ月齢の子と比較して、ダウン症の親子はやりとりが少ないことも報告されてる。2)(22ヶ月の健常児20人とダウン症児11人を比べた試験)

手話は子どもが見ていないところでやっても意味がない。子どもの気を引かなければ成り立たないし、子どもの方でも相手に注目していなければ言っていることがわからない。このため、手話のやりとりではこの共同注視の機会が増えることが報告されている3)。
耳の聞こえない母親を研究したところ、耳の聞こえない母親は共同注視を成立させるやり方が非常にうまいとのことだった。
(子どもの肩などを軽く叩くか触る、物を叩いてその振動で子どもにわからせる、注意を向けたい物を子どもの目の前に移動させる、子どもに向き合い、子どもの目を見続ける、こどもがの注意がこちらに向くまで手話をするのを待つ、など。聞こえる母親は、子どもの注意がこちらに向く前に手話をしてしまうことが多い。また、手話も聞こえない母親の方がゆっくりやっているようである)
乳幼児が会話のトピックと文脈に集中する力もつくそうである。4)

誰でも意思表示のない相手には、なかなか話もはずまない。しかし子供が手話で意思表示できるようになると、自然と親子のやりとりも増えるだろう。

2)発達段階の大事な時期に象徴機能(symbolic function)の練習ができる

象徴機能というのは、ものごとを何らかの記号に置き換えて、それが目の前に存在しないときにも、その記号によって頭の中にイメージすることができることである。
その例が「ごっこ遊び」だそうだ。(お皿に見立てた葉っぱの例をあげると、お皿がそこになくても、葉っぱという記号によってお皿を思い出すことができる。泥団子や砂のプリンも同じ)
最初は、その記号は本物とよく似ており、本物を思い出すきっかけを与えてくれるものでなければならない。(はっぱは、ちょっとお皿に似ている)
しかし最終的には、それが本物と似ても似つかないものであっても(あるいは目に見えるモノがなくても)、記号として操作できるようになる。
その究極の形が「ことば」なのだそうだ。
ことばの発達には、この象徴機能の発達が前提となる。

子供はそれぞれの発達段階に応じて、こうしたことを習得していかなければならない。

●誕生〜2歳までは感覚運動期(sensorimotor stage)と言われる。
身の回りのものを観察し、周りの物や人々とやりとりに発展させていく時期である。
この時期に手話を教える事で子供は周りのものに名前をつけ始め(labeling)、自分が探索している世界(環境)との関わりをより深めることができる。5)これによって認知が発達していき、後にことばを作っていくプロセスを早めることができる。

●2歳〜7歳までの時期は前操作期 (preoperational stage)と言われる
この時期の子供は話し言葉の獲得に忙しい。
身の回りの物を分類し、一般化した名前をつけるという仕事に追われる。目の前にないことをイメージし、シンボルを扱う能力をつけるのである。
手話を教えることで、この時期に話せない子も同じ分類・一般化、象徴機能の練習ができる。手話ですでに象徴機能を獲得している子どもに後から話し言葉をあてはめることはもっとハードルの低い仕事になる。手話によりこの移行がスムーズにいくとの報告がある。6)

また、手話でことばのルールを使って組立て、意味のある適切なメッセージを伝える練習ができる。脳の運動・視覚野の方が発話や聴覚よりも先に発達するため、発達の遅れている子でも手話の方が先に表出言語として出やすい。それは表出言語がこれ以上遅れないためにも必要なことである。

3)コミュニケーションの意欲が増す
話しことばでわかってもらえないことも、手話を添えることでわかってもらえやすくなり、成功体験が増える。これによりコミュニケーションの自信がつき、意欲が増す。話しことばだけでは失敗体験だけが増えてしまうこともある。

4)話し言葉がスローダウンする
早口の親は、子供の音を真似る力を損なってしまうというデメリットがある。
また、ダウン症の子はくちゃくちゃっとことば同士をくっつけてしゃべりがちで、それが余計ことばを不明瞭に、聞き取りにくくしている。(特に長いフレーズをしゃべるときほど、ダウン症の子の話は聞き取りにくさが増す)

手話をしながら話すことで、親の方も、子供の方も、自然とことばがスローダウンするというメリットがある。
子供の方は手話をしながら話すことによってことばとことばが少し離れるようになり、聞き取りやすくなるという。
親の話も、子供が真似しやすいペースになる。

5)手話は話しことばを引き出すきっかけ(キュー)になる13)
話し言葉を手話を同時に提示することで、手話と音声がセットでインプットされ、手話をするだけで正しい発音までが引き出せるという利点があるようである。
子供は話し言葉を習得すると手話をやめていくが、親やSTの教師は、相手に話すときに手話を使い続けることで、子供の方からのことばを引き出すことができるそうだ。
また子供にもなるべく話しながら手話をするようにすすめている。(←おそらく手話なしでは話が聞き取りにくい子供に対してだと思う)

<その他の手話のメリット>


1)ストレスが減る
 子供は自分の要求を通したり注意を引いたりするのに、叫んだり泣きわめいたり暴れたりする必要がなくなる。「魔の2歳児」と言われるこの時期の行動はコミュニケーションしたいという欲求があるのにうまくしゃべれないことからきている。子どもが自分の意思を伝える手段をもつことでこのストレスは大幅に減る。7)

子供の要求を知ることで、子供の身体的・社会的なニーズが満たされるというメリットもある。
(たとえば暑いとか寒いとか、おなかがすいたとか、のどが乾いたとか、の要求が伝えやすくなることでより快適な暮らしになる)

2)知的発達によいと考えられる
ことばは思考のもとであり、ことばを操作できることは認知の発達にも大きな影響を与える。
さらに手話という、空間を主としたことばを学習することで、複数の認知経路が刺激・形成され、知的容量を増やしてくれるという。4)
(視覚的認知力の向上、空間スキルを向上させる、集中時間をのばす、など)8)

4)読みの力を促すために健聴児に手話を取り入れている例もある 9)
(耳の聞こえない子がどうやって読むことができるようになるのか、その方法論を健聴児にも取り入れているようだ)

5)発音の向上10a)10b)
これは前回紹介した通り。手話をしていると話し言葉がより明瞭になるという試験結果が報告されている。その理由はおそらく上で書いた通り、手話がキューの役割を果たすから。

6)コミュニケーションの重要性と学ぶ喜びを認識する
周囲の人々とやりとりすることが奨励され、周囲の出来事により注意深くなる。

*  *  *

<キーワード手話について>

さて、手話が話し言葉を遅らせない、メリットがありそうだ、と言われても、それだけでは手話に踏み切れない親御さんも多いはずだ。

オーストラリアでは、ダウン症の家庭でSTの教師などがサインの使用を勧めているにもかかわらず、実際家庭で手話を教えている家庭は50%にも満たなかったという結果がある。11)

それはひとつには「代替コミュニケーションに対する誤解」があるだろうと思うが(手話はことばを遅らせる、など。後述)、他にもやはり「親が手話を習得しなければならない」という難関があるからというのも大きいのではないかと思う。

それについてひとつよい知らせがある。
「キーワード手話(key word signing)」というものだ。

手話は自然言語なので、文法がある。
手話の文法は、主に空間(位置関係)によって表す。
(未来は自分の体より前方で表し、過去は身体より後方で表す。
助詞がない分、主語と目的語の関係などは(その動作が誰をしたのか、誰に対してしたのか、などは)人物の位置を決めてその位置に向けて手話をしたりすることで表す。
能動、受動はその動詞の動作が向かう方向性によって表す(自分の方に向かうか、相手に向かうか)、など)
また、手話の語順は日本語の語順とまったく同じではない(たとえば疑問詞(だれ、どこ、なに、など)は、文の最後に来たりする)。

私は手話に関しては初心者なので、なかなかそうした文法までは(特に系統的に教えてくれるところもないので)正確にできない。
従って私の手話は日本語対応手話(日本語の文法や語順に手話単語を当てはめた手話の一種:日本の語順にそって手話をするもの)のようなものである。後に話し言葉に移行するためでもある。
(個人的に日本手話の勉強は続けていますが)

細かい文法がよくわからないし、知らない単語もあるので、実は手話の娘に絵本を読んでやるときも、知ってる単語だけ手話で表現、なんてこともある。
それでもいいのだ、という研究があるのだ。10b)
話しながら手話をする際、知っている単語のみを手話で表現するのがkey word signingである(すべてのことばを手話で表現するのでなく、主な単語だけ表現する)。

教える手話の語彙数を限定し(マカトンのように。親にとっては覚える単語が少なくてすむ)、話すときにその単語を交えて話せばよい。
手話をしながら話すと(ダウン症者の)発音がよくなるという前回紹介した研究では、話し言葉と同時にする手話の割合が多いか少ないかと、それによる話し言葉の明瞭さの間にはほとんど差がなかったということである。
つまり、手話で主な単語だけ表現しているだけでも、手話がキューの役割を果たし、ことばの聞き取りやすさは向上するということだ。

子供の日常に必要な単語だけを厳選してリストアップし、その手話だけを(あるいはマカトンだけを、あるいは親子だけに通用するオリジナルサインでも)覚えておけば、それだけでもいいということである。

<代替コミュニケーション(AAC)に対する6つの神話>
ついでにおもしろい記事があったのでご紹介。
代替コミュニケーション(AAC:Augmentative and Alternative Communication)に対するよくありがちな誤解が列記されている。

1)AACは、8歳くらいまでにことばが発達しなかった場合の言語療法の最後の手段として用いるべきものである
・・・実際は初期のことばの発達に重要な役割を果たすため、コミュニケーション障害が起こることが予想される子どもには早期に導入することが望ましいとされる。

2)AACは話し言葉の発達を妨げる
・・・手話などに頼り、話し言葉を使う意欲がなくなるのではないかという心配。このような心配の根拠は文献では示されておらず(Romski, Sevcik, & Hyatt, 2003, for a review) 、実際は逆のことが起こる研究報告が蓄積されている(see Millar, Light, & Schlosser, 2000, for a review of research demonstrating this effect; Romski & Sevcik, 1996; Romski, Sevcik, & Pate, 1988).。

3)AACができる子どもは、ある程度の認知能力がないといけない

・・・かつて、認知能力に障害のある子どもたちはAACを教える対象の候補から外されてきた。なんであれ、ことばを習得するのには最低限の認知力が必要という考えからだ。

しかし近年では、逆にことばが認知力を発達させるという面も強調されており、乳幼児期になにも表出言語をもたないことがその時期に重要な認知能力の発達を妨げる(認知力を発達させるのに非常に不利な状況に置くことになる)という考えが出されてきている。14)


4)会話補助(Speech Generating)代替コミュニケーション装置は認知能力に欠陥がない子ども向けのものである
・・・かつては会話補助装置というものは、コストが高いことと、操作が複雑であることから、認知能力に問題のない子ども向けのものであった。
が、今はそうではない。ボタンひとつの操作ですむ、会話補助装置もある。価格もピンからキリまでだ。こうした機器は幼い子にAACを導入するのに用いられることもある。
これらはことばとコミュニケーションという最終目的のためのツールにすぎない。
幼いうちから自分の意思表示ができることは、アイデンティティーの確立をも促すことができる。

5)AACができるにはある程度の年齢に達していないといけない
・・・AACはさまざまな種類の障害・0歳からのいろいろな発達段階の子どもに対して実施され、有効性を示している。
(Bondy & Frost, 1998; Cress, 2003; Pinder & Olswang, 1995; Romski, Sevcik, & Forrest, 2001; Rowland & Schweigert, 2000).

6)具体的な「もの」から書き言葉までには表象的な階層がある
・・・子どもは、目に見えるモノから写真、線画、より抽象的な表現、そして書き言葉へという、表象的な階層の順番でシンボルを学んでいくと考えられていた。
しかし実際の子どもの発達では、表象度のレベルに関係なく子どもは使っており、それらはみな子どもにとっては同じ機能をもっている。
(のシンボルと指示対象物との関係は発達段階によって変わっていくが)
その子にとって何が適切かという選択による。


*  *  *
<最後に、手話やPECSで話し言葉が伸びない場合について>

うちも、手話やPECSをやっているのにそれほど話し言葉がのびているわけではないひとりである。
しかしこうした研究をみてみると、それは代替コミュニケーションのせいというよりは、個人差ということで考えるべきものなのだと思う。
音声の模倣が上手な子は、代替コミュニケーションで話し言葉が伸びる。12a)12b)
何度も書くが、音声模倣が上手かどうかは、後の話し言葉の重要な予測因子なのである。

うちは音声の模倣が大変苦手な子である。出せる音の数が限られており、その種類はずっと増えていない(もちろん、あきらめてはいませんが)。ひらがなが判別できるので、音の種類を聞き分ける部分はたぶん大丈夫。
ということはおそらく、口の構造なのではないかと思う。
それでも、コミュニケーションができることで大変助かっている。
特に高熱が出て食欲がないときなど、何なら食べられるか、なにをしたいのか、教えてくれたので助かった。
最近は話しことばでのやりとりも少しずつだが、できるようになってきた。

話し言葉をのぞけば、うちの子はその他の発達は非常に良好な方だと思う。
色や形、数などの理解もよい。
話し言葉はまだまだでも「ことば」をもっていることの強みだろう。
人はことばを通して思考し、ことばを通して周りの世界を知り、探索し、関わりを持つのだから。

本来ならまだことばが出ず、周りの世界との関わりも小さいはずの娘が、代替コミュニケーションによって、話せるのと同じような生活ができていることが、娘の(言葉以外の)発達にもいい影響を与えてくれているのではないかと思う。

<参考文献>
1)長崎勤 健常乳幼児とダウン症乳幼児の要求場面における前言語的伝達行為の縦断的検討 音声言語医学,35,331-337など
(『ダウン症乳幼児の言語発達と早期言語指導』長崎勤 風間書房より)
2)Daniela K. O'Neil & Francesca G.E. Happe´. Noticing and commenting on what's new: differences and similarities among 22‐month‐old typically developing children, children with Down syndrome and children with autism. Developmental Science, 3(4), 457--478.
3)John Clibbensa; Gaye G. Powellb; Ellen Atkinsona. Strategies for achieving joint attention when signing to children with Down's syndrome. International Journal of Language & Communication Disorders, Volume 37, Issue 3 July 2002 , pages 309 - 323
4)Acredolo, L.P., Goodwyn, S.W., Horobin, K. & Emmons, Y. (1999). The signs and sounds of early language development. In L. Balter & C. Tamis-LeMonda (Eds.) Child psychology (pp.116--139). New York: Psychology Press.(書籍)
5)Naming and categorization in young children: v. manual sign training.
Horne PJ, Lowe CF, Harris FD.Journal of the Experimental Analysis of Behavior. 2007 May;87(3):367-81.
6)Marilyn Daniels. The effect of sign language on hearing children's language development. Communication Education, Volume 43, Issue 4 October 1994 , pages 291 - 298
7)Rachel H Thompson, Nicole M Cotnoir-Bichelman, Paige M McKerchar, Trista L Tate, and Kelly A Dancho. Enhancing Early Communication through Infant Sign Training. Journal of Applied Behavior Analysis. 2007 Spring; 40(1): 15--23.
doi: 10.1901/jaba.2007.23-06.

Symbolic Gesture versus Word: Is There a. Modality Advantage for Onset of Symbol Use? Susan W. Goodwyn and Linda P. Acredolo.
Child Development. 1993 Jun;64(3):688-701.
8)Capirci, O., Cattani, A., Rossini, P., Volterra, V. (1998). Teaching sign language to hearing children as a possible factor in cognitive enhancement. Journal of Deaf Studies and Deaf Education, 3, (2), 135-143.
Baby signs. New York : Contemporary Books.(書籍)

9)Bowen C., Mattheiss J. H., & Wilson R. M. ( 1993). The signing for read-
ing success study group: An approach to staff development. Literacy:
Issues and Practices, 10, 48-52. (書籍)
Hafer J. C., & Wilson R. M. ( 1986). Signing for reading success. Washing-
ton, DC: Gallaudet University Press. (書籍)

10a)Wells, M.E. (1981). The effects of total communication training versus traditional speech training on word articulation in severely mentally retarded individuals. Applied Research in Mental Retardation, 2, 323-333.

10b)Gaye Powell and John Clibbens. Actions speak louder than words: signing and speech intelligibility in adults with Down syndrome. Down Syndrome Research and Practice. 1994;2(3);127-129.
11)Parsons, Carl L.; Wills, Jennifer. Parental compliance with recommendations to utilize augmentative communication with their children with Down syndrome.Australian Journal of Human Communication Disorders 20 (2): (1992)
12a)Ralf W. Schlosser, Oliver Wendt. Effects of Augmentativve and Alternative Communication Intervention on Speech Production in Children With Autism: A Systematic Review.Americal Journal of Speech-Language Pathology Vol.17, 212-230, August 2008.(全文公開)

12b)Paul J. Yoder, Thomas L. Layton. Speech following sign language training in autistic children with minimal verbal language Journal of Autism and Developmental Disorders. Vol18, No.2, 1988.
13)Sharon Gretz, M.Ed. Using Sign Language With Children Who Have Apraxia of Speech 発達性言語失行症(The Childhood Apraxia of Speech Association (CASANA)のサイトより
http://www.apraxia-kids.org/site/apps/nl/content3.asp?c=chKMI0PIIsE&b=788447&ct=464165
14)Rice, M., & Kemper, S. (1984). Child language and cognition. Baltimore: University Park Press. (書籍)

ダウン症者の話し言葉と手話その1

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ダウン症の子は一般に、運動面や社会自立面などにくらべ、特にことばの発達の遅れが大きいとされている。

精神年齢が同じ健常の子と比べても、同じくらいの知的能力や語彙レベルを持つ知的障害児同士を比較しても、ダウン症の子はその後のことばの発達が遅れていく。1)2)3)

39人の知的障害児を対象とした試験では、知能指数、生活年齢、語彙レベルなどが同じくらいの子どもを対象としてダウン症の子とそうでない子に分け、6ヶ月後のことばの発達をみた。すると同じIQの知的障害児でもダウン症の子の方がその後のことばの発達が遅れていた。1)

さらに別の研究では、ダウン症の子は語彙力や認知力の面では同じくらいの精神年齢の健常児と比べ差がないが、文法力(形態的統語的)の面で理解・発話の両方で困難があることがわかっている。4)

・・・というわけで、当然ながらダウン症の子をもつ親の多くにとって、最大の関心事はことばの発達となる。
いずれ歩けるようになることはわかっているし、社会自立面もなんとかなりそうだが、ことばについては個人差が大きいからだ。

私も末娘が生まれたとき、やはり最大の関心事はことばの発達であった。ことばについて療育に力を入れようと決め、手話を始めた。

*  *  *

それまで私は、手話は耳の聞こえない人のためのものだと思っていたのだが、ダウン症についての本をいろいろ読み漁るうち、『わたしたちのトビアス学校へ行く』という絵本に出会った。
その文章を読んで「これだ!」と思ったのだ。

「学校時代のトビアスにとっていちばん画期的なできごと、それは高校の終わりごろに手話を習ったことです。手話のおかげで、語彙と表現力はものすごい勢いで発達し、今のトビアスは抽象的な表現以外なら、なんでも理解できるようになりました。このことは家族だけでなく、他人とのつきあいにおいて、たいへんに意味のあることです。」5)


トビアスはダウン症児。それまで、魚屋で魚を見て「きゅうり」というような、ことばとイメージがうまく結びついていない子だった(内容うろ覚え)。
手話が話し言葉(音声)とイメージとの架け橋となり、トビアスのことばは急激に伸びたのであった。高校になってから伸びたのだから、これは自然な発達というよりはやはり手話のおかげだろう。

実は長野のダウン症の子の写真展に、地元の大学の先生が来場してくださったとき、似たようなエピソードをお聞きした。その方はダウン症のことばが専門であるということだ。
それまで話せなくて、小学校6年生で話せるようになった子の例である。トビアスのことといい、何歳になっても話せるようになることをあきらめる必要はないことのひとつの例である。
が、その子はただ放っておいたら小6になっていきなり話し出したわけではない。手話や絵カードなどの代替コミュニケーションをやって支援したところ、話し言葉ものびてきたとのことなのだ。

「手話を習うと、話し言葉が遅れると思われがちなんですけど、実際は逆なんですよね」とおっしゃっていた。
私も、療育機関の方が「代替コミュニケーションをやってきた子とこない子では、ずいぶん(理解力が)違うんです」と言っていたのを聞いたことがある。

<手話と話し言葉の関係>

今回、ネタにしようと手話に関する論文をいくつか読んだところ、手話と話し言葉の関係は、片方が発達すれば片方が遅れるというような相反するものではないという示唆が多かった。

私たち親は、実際に声を出す練習をすれば話し言葉が発達すると思いがちであるが(逆に子供が手話をしていて声を出していなければことばが発達しないと思いがちであるが)、ことばとはもっと奥深くで発達するものであって、手話で出てくるか、話し言葉で出てくるかは、ごくごく表面的な部分で枝分かれしているものなのである。

(実際、手話を習得した子が話し言葉に移行する際、手話で習得した単語がのちにすぐに話し言葉となって出てくるという報告がある。6)手話と話し言葉用のことばは別々に貯蓄されているわけではなく、同じ貯蔵庫から取り出しているということになる。手話で貯蔵庫を増やしておくと、後にそれを話し言葉として容易に取り出すことができるようになるのだ。気管切開をした子の例がわかりやすい。その子は声が出ない間手話で会話をしていたが、声が出るようになるとすぐに話し言葉で話し始めるようになった)7)

手話とは、いってみれば話し言葉までの踏み台のようなものなのだ。
(論文では、「scaffold(足場)」という表現が使われていた)
ダウン症の子にとっては(健常の子にとってもだが)、話し言葉を習得するよりは、手話の習得の方がハードルが低い。
まずそれを習得した上で、そこから話し言葉へ移行することは小さなジャンプですむのでたやすく、口の構造や発声器官、聴覚などの機能的な問題がない限り、子供は手話から発話に移っていく。

手話なしで話し言葉を習得するということは、ダウン症の子の得意な視覚を使わずにゼロから話し言葉の高さまで一気にジャンプすることであり、それがなかなかできない子も出てくる。

上のトビアスや小6の子の例で考えると、彼らはいきなり話し言葉までジャンプするには、手が届かなかった例なのだ。そこで手話という踏み台を用意したところ、そこまでのことばを習得できた。そこから話し言葉までは、小さなジャンプですんだということだ。
手話で話せるということは、あともう少しで話し言葉、というところの水面下までことばが発達したということなのだ。

20年ほど前までは、手話は耳の聞こえない子どものためだけのものであった。
しかしそれ以降、小さい頃に話し言葉と手話を同時に提示する方法を用いることでことばの発達が伸びるという論文がぽつぽつ出されてきて、近年は集団による比較の論文も蓄積されている。マカトン(手話)はイギリスのすべての養護学校で用いられているし、アメリカの2歳〜5歳のダウン症の子の7割がトータルコミュニケーション(手話を見せながらことばで話しかける)をしているという調査がある。

<手話は話し言葉を向上させるか>

では、手話は本当に話し言葉を向上させるのかについて、いくつか論文を見ていこうと思う。

まず、「ベビーサイン」について。(これは登録商標。他社ではファーストサインとか言われることもある。要は赤ちゃんに話し言葉と手話の両方を提示することである)

アメリカでは健常の(耳も聞こえる)乳幼児に対する「ベビーサイン」がちょっとしたブームになっているらしい。

まだお話できない小さい子どもに手話を教えることによって、親子のコミュニケーションがスムーズになり、子どものかんしゃくが減って育児ストレスも減るというメリットに加え、ベビーサインは話し言葉の発達をうながし、発話を早めるとかことばが早く覚えられるとか知的発達をうながすという論文がいくつか発表されている。8)9)(聞こえる子でも、手話と話し言葉の両方を提示した方が単語を早く覚える)10)

1)論文の一例(健常で耳の聞こえる子が対象)11)
生後6ヶ月〜3歳の乳幼児17人について、手話群と非手話群とで比較した。初語の時期は手話群と非手話群とで有意差はなかったが、手話群の方が早い傾向にあった。初語が出てから2語文までの期間には有意差があり、手話群が平均2ヶ月早かった。発話数は手話群が30ポイント高く、有意差があった。言語理解のスコアは手話群が非手話群の倍だった。

次はダウン症者を対象とした試験をいくつか紹介する。

2)44名のダウン症の子どもを対象としたもの12)
初期に手話を教えることでどんなメリットがあるかを調べた試験である。

精神年齢が(実際の年齢ではなく)11〜27ヶ月の手話を教えたダウン症の子44名と、同じ精神年齢の健常児46名と比較した。(冒頭に書いたように、最初に精神年齢が同じ子供を集めても、通常はダウン症の子の方がことばの発達が遅れていくことが予想される)
11〜17ヶ月(精神年齢で)の時点で、ダウン症の子の語彙数(手話+話し言葉)は同じ精神年齢の健常児(話し言葉のみ)より多かった。精神年齢17ヶ月の時点では、ダウン症の子の手話の語彙数は話し言葉の倍になっていた。精神年齢26ヶ月ごろから話し言葉の数が大きく加速し始め、手話の語彙数が減ってきた。
手話を教え、手話で話す語彙を含めると、ダウン症の子が伝えることのできることばの数は健常児と変わらなかった。
すなわち、ダウン症の子に手話を教えると、コミュニケーション能力を発達させるべき重要な時期に、他者とやりとりする力を強化できる

3)ダウン症の子同士で、手話を教えた子と教えない子を比較した試験(フィンランド)13)
生後6ヶ月から3歳までの間に、手話を教える介入プログラムを行ったダウン症の子12人と、行わなかったダウン症の子12人を比較した試験。
この介入プログラムでは、コミュニケーションにおける子供の自発的な役割を重視している。
3歳の時点での語彙数(手話と話し言葉)は、介入を行わなかった対照群の4歳の時点の語彙数と同等だった。
その後3歳から5歳まで追跡調査を行ったところ、介入群は言語面、社会的な行動面、自立、認知力、運動面で対照群よりも進んでいた。
話し言葉も、対照群と比べて発達していた。

さらに8歳まで追跡調査を続けたところ、8歳でもなお、両群の発達に有意差があることがわかった。言語面、社会行動面で手話を教えた群の方が対照群よりも進んでおり、言語理解、やりとり、読み書きの面が進んでいた。
手話を教えたグループ(介入群)のうち8人、対照群では5人が主に話しことばを使ってコミュニケーションをしており、介入群のうち2人が手話をメインとしてコミュニケーションをしており、ひとりが手話と話し言葉の両方を使ってコミュニケーションをしていた。手話を教えなかったグループ(対照群)のうち5人はなんら機能的なコミュニケーション方法を持たず、やりとりの力も非常に乏しかった。
(介入群でもコミュニケーションのできない子どもが1人いた)
この結果は、ダウン症の子に小さいうちから手話を教え、能動的なコミュニケーションを奨励することで発達に長期的なよい影響が出ることを示唆している。さらに手話を教えても、長期間手話に頼ることなく、時期が来ると話し言葉に移行していくことがみられた。

4)大人のダウン症者4名に対する試験14)
話の上手なダウン症者2名と、苦手なダウン症者2名(平均年齢34.4歳)が対象。この人たちが「手話をしているとき」と「手話をしていないとき」で、話し言葉の聞き取りやすさがどう変わるかを調べた。
その結果、録音テープのみで手話が見えない状況であっても、手話をしている間は両群とも話の聞き取りやすさが向上した。話の上手な群は特に聞き取りやすさが大幅にアップした。話の苦手な群は、手話をしていない状況ではほとんど話が聞き取れなかった。
結論として、手話はことばが話せる人にとっても、話し言葉の向上に役だつ

5)2〜4歳のダウン症の子19人を対象とした試験15)
2〜4歳のダウン症の子19人を4つのグループに分け、12個の新しい単語を教えることを試みた。
4つのグループはそれぞれ「話し言葉のみ」「シンボルの絵カード」「手話」「シンボルの絵カードと手話の両方」の方法で、12個の単語を教えた。
「これなに?」と聞いて40秒以内に答えられたら4点、などと0〜4点で採点し、初回、15分後、24時間後の3回に分けて教えた。2回目3回目は復習になるので、回を追うごとに成績が伸びることが予想された。その結果、話し言葉のみで教えた群は3回を通してひとつもことばが習得されていなかった(言いたいことばを表現できた子はいなかった)。手話群、シンボル絵カード群、両方の群は回を追って点数が伸びた。もっとも高得点だったのが手話で、手話+シンボル絵カードは手話のみと差がなかった。年齢間による差はなかったが、男女間では女子の方が点数が高い傾向にあった。

手話をやってもことばの伸びに差はなかったとする研究もある。

6)10人のダウン症の子どもを対象とした試験16)
10人の、家庭で育てられたダウン症の子を2群に分け、話し言葉のみと話し言葉+手話で教え、ことばの理解力を比較した。
その結果、両群に有意差はなく、むしろ個人差の方が大きいことがわかった

PECSのときと同様、効果がなかったとする例には、個人の資質が関与しているようだ。
上記3)の論文でも、手話を教えないグループには、なんら機能的なコミュニケーション方法をもたない子が5人いたけれど、手話を教えたグループにも1人いたのだ。
手話をやったせいで話し言葉が後退したということはないが、手話で話し言葉が伸びる子と伸びない子がいることは確かだと思う。
それまで話せなかったのに手話で話せるようになった子というのは、手話習得までのジャンプができた子なのだと思う。
手話習得までのハードルも高すぎる子には、もう少し容易な絵カードなどの方法がある。
いずれにせよ、これらはその子に合った「ことば」(話し言葉とイコールではなく、もっと広い意味でのことば)を習得するための手段である。
「ことば」が習得されていれば、話し言葉まではもうすぐなのだ。

長いので、つづく。(多分^^;)

<参考文献>
1)Yoder, Paul J.; Warren, Steven F. Early Predictors of Language in Children With and Without Down Syndrome. American Journal on Mental Retardation, v109 n4 p285-300 2004

2)S. Vicari, M. C. Caselli, C. Gagliardi, F. Tonucci and V. Volterra. Language acquisition in special populations: a comparison between Down and Williams syndromes. Neuropsychologia. Volume 40, Issue 13, 2002, Pages 2461-2470

3)Naomi G. Singer Harrisa; Ursula Bellugib; Elizabeth Batesc; Wendy Jonesd; Michael Rossend. Contrasting profiles of language development in children with williams and down syndromes. Developmental Neuropsychology, Volume 13, Issue 3 1997 , pages 345 - 370

4)Stefano Vicari, Maria Cristina Caselli and Francesca Tonucci. Asynchrony of lexical and morphosyntactic development in children with Down Syndrome. Neuropsychologia Volume 38, Issue 5, 1 May 2000, Pages 634-644

5)『わたしたちのトビアス学校へ行く』ボ−・スベドベリ著 オスタ−グレン晴子訳/偕成社

6)Kouri, Theresa. How Manual Sign Acquisition Relates to the Development of Spoken Language: A Case Study. Language, Speech, and Hearing Services in Schools 20 (1): 50-62 (1989 Jan)
7)Lauren B. Adamson; Barbara Dunbar (1991). Communication development of young children with tracheostomies. Augmentative and Alternative Communication, 7, 275-283.

8)9)
Goodwyn, S., Acredolo, L. & Brown, C.A. (2000). Impact of symbolic gesturing on early language development. Journal of Nonverbal Behavior, 24, 81--103.
Holmes, Kathleen M.; Holmes, David W.Signed and Spoken Language Development in a Hearing Child of Hearing Parents. Sign Language Studies, n28 p239-54 Fall 1980

10)Kotkin, R. A.; Simpson, S. B.; Desanto, Debbie. The effect of sign language on picture naming in two retarded girls possessing normal hearing. Journal of Mental Deficiency Research 22 (1): 19-25 (1978 Mar)

11)Jessica Buzenski. How does Gesturing Affect Early Language Acquisition?
Ohio Dominican University Honors Theses, Honors Theses, 2008.
http://etd.ohiolink.edu/send-pdf.cgi/Buzenski%20Jessica%20M.pdf?oduhonors1235332783(全文公開)

12)Miller, J.F. (1992). Development of speech and language in children with Down syndrome. In I.T. Lott & E.E. McCoy (Eds.), Down Syndrome: Advances in Medical Care. Chichester: Wiley.
Launonen, K. (1996). Enhancing communication skills of children with Down syndrome: Early use of manual signs. In S. von Tetzchner & M.H. Jensen (Eds.), Augmentative and Alternative Communication: European Perspectives. London: Whurr.
http://www.down-syndrome.org/reviews/119/

13)
Miller, J.F. (1992). Development of speech and language in children with Down syndrome. In I.T. Lott & E.E. McCoy (Eds.), Down Syndrome: Advances in Medical Care. Chichester: Wiley.
Launonen, K. (1996). Enhancing communication skills of children with Down syndrome: Early use of manual signs. In S. von Tetzchner & M.H. Jensen (Eds.), Augmentative and Alternative Communication: European Perspectives. London: Whurr.
Launonen, K. (1998). Early manual sign intervention: Eight-year follow-up of children with Down syndrome. In Proceedings of the ISAAC '98 Conference. Dublin: ISAAC/Ashfield Publications.
http://www.down-syndrome.org/reviews/119/

14)Gaye Powell and John Clibbens. Actions speak louder than words: signing and speech intelligibility in adults with Down syndrome. Down Syndrome Research and Practice. 1994;2(3);127-129.

15)Phil Foreman and Geoff Crews. Using augmentative communication with infants and young children with Down syndrome. Down Syndrome Research and Practice. 1998;5(1);16-25.

16)Romski MA, Ruder KF. Effects of speech and speech and sign instruction on oral language learning and generalization of action + object combinations by Down's syndrome children. Journal of Speech and Hearing Disorders. 1984 Aug;49(3):293-302.
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