働く主婦の独り言

自閉症合併のダウン症(DS-ASD)の娘を育てています。

自立に向けて

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娘に作った歯磨きカードをシェアします。
歌つきと歌なし、鏡で見る用と自分から見た方向の4種類があります。

追記:我が家では、多少濡れてもいいようにラミネートしてパンチで穴をあけ、リングで綴じてめくりながら磨いています。
ただラミネートしたあとパンチするとその隙間から水が入ってしまうので、穴をあけた紙をラミネートして余分を残して穴をあけるといいかもしれません。
(以前水をこぼしたとき、インクがにじんでぐちゃぐちゃになった^^;)

*         *           *

娘は小4だが、毎晩寝る前に歯磨きをさせ、そのあと私が仕上げ磨きをしている。
(歯医者さんによると、健常児でも小6までは仕上げ磨きをした方がいいらしい

ありがたいことに今のところ虫歯なし。

で、自分で磨くときには、カードを見せながら(歌いながら)やっている。
自分でやらせると同じところだけをずっと磨いていたので(笑)まんべんなく磨くために作ったものである。(過去記事

が、実は前に作った歯磨きカードではなかなかうまく磨けなかった。

次にどこを磨けばいいのかはカードを見ればわかるのだが、そこを磨くためには歯ブラシをどうやってそこまでもっていったらいいのかがわからないのだ。

娘は右利きで、前歯を磨いたあと右の奥を磨くのだが、通常は手首を返す。
それができず、前歯を磨いた手の向きはそのままにひじをぐんと引いて、唇を引き延ばして奥歯を磨こうとしたり・・・。
(状況、わかります?)

こりゃ、歯ブラシをもった手のイラストが必要だな、と思って作ったものである。

hand01


これを、お口の画像と組み合わせて、歯磨きカードを作ってみた。

すると、絵を見ながら、歯ブラシを持ち替え、うまく磨けるようになった!

うちでは、鏡のないところで磨いているので、自分の口の内側から見てのイメージで作ってみた。
(磨くところを黄色にしてあります)

口を内側から見たカード
uchigawa


鏡で見る用もあるので、鏡のあるところではそれをもっていけばいいと思う。
手のイラストは、鏡に映った手ではなく、自分から見たまんまである。

鏡で見た口のカード
kagami


歌つきというのは、歌で磨く順番を覚えるよう、替え歌を作ったものである。
元歌は「おうちへかえろう」(お母さんといっしょ)

https://youtu.be/nbgwyh5GOok

歌なしもある。(こちらは磨く箇所をことばで書いてあるだけ)

ダウンロードはこちら。
編集可能ファイルには画像ファイルもあるので、使えそうなものがあったらどうぞ。

https://drive.google.com/drive/folders/1IWPuDFeV-wrpgK7mwFo4xGcuwUCLMNdr?usp=sharing

こちらは替え歌の歌詞です。(  )内は元歌の歌詞。

ほら歯磨きの時間だよ(ほら夕焼けの時間だよ)
お口をあーんと  あけてごらんよ(手のひらスプーンで  空をひとすくい)
きれいにシャカシャカ  はみがきを(きれいな夕焼け  食べながら)
しよう。(かえろう)

上の前歯を(赤い夕日は)
きれいにみがこう(あまいりんご)
右のおくもきれいにね(みかんいろのくもどんなあじ)
左のおくもきれいにしよう(ゆうやけぞらをおなかにいれて)
みがこうみがこう(かえろうかえろう)
きれいにみがこう(おうちにかえろう)

ほら下の歯の(ほらおつきさま)
前歯だよ(出てきたよ)
右のおくを  きれいにみがこう(ひかりのパンケーキ  つきのよるだよ)
左のおくも  きれいにね しよう(できたてちぎって  たべながら  かえろう)

上の歯のうらも(うれしくたって)
しゃかしゃかみがこう (かなしくたって)
ぜーんぶ  きれいに  みがこうね(そらには   まあるい   きんのつき)
(※「ぜーんぶきれいに」で右側、「みがこうね」で左側を磨く)
下の歯のうらも(いちばんぼしも)
きれいにしよう(おなかにいれて)
みがこうみがこう(かえろうかえろう)
きれいにみがこう(おうちにかえろう)
(※「みがこうみがこう」で右側、「きれいにみがこう」で左側を磨く)

上のおく歯もきれいにしよう(あしたのそらは あたらしいそら)
(※「上の奥歯も」で右の奥歯、「きれいにしよう」で左の奥歯を磨く)
下のおく歯もきれいにみがこう(かえろうかえろう おうちにかえろう)
(※「下の奥歯も」で右の奥歯、「きれいにみがこう」で左の奥歯を磨く)
べろをみがいてきれいになりました(かえろうかえろう おうちにかえろう)
(※ベロを磨く)

自主通学その9 進展がありました

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先日書いた、自主登校練習の見守りの人が見つからないという問題。(八方ふさがりの記事

・・・なんと、6名もの大学生の方に申し込みをいただきました!

(姉ちゃんに関しては、もう学校には行かないものとして、末娘の登校練習を再開しています。^^;)

先日、大学に行って皆さんと顔合わせ&打ち合わせを行い、シフトを組んでいただいてきたところである。いよいよ来週から一人練習(と本人は思っている)がスタートする。

もし応募がひとりだったら、無理のないよう月1回か2回の練習になると思っていたが、6人いるので週一でお願いすることができた。

今は週末に家庭で練習していて、2台めのバスのみひとりで乗ってひとりで降りているが、来週からは乗り換えも含め一台目から親無しでがんばることになる。

親の目がないと何かいつもと違う行動に出たりするのか、どきどきではある。
(初回は本人が不安だと思うので、2台めのバスを降りたところで待っていようと思いますが)

*            *           *

正直、チラシを貼らせていただくとき、大学の教務の方も、期待はできないようなことをおっしゃっていた。

おそらくこれまでも、個人がぽっとボランティアを募集しても、なかなか集まらないことがあったのだろうと思う。
(これはボランティアセンターでも言われた。個人だとどんな人かわからなくて不安だし、団体で募集した方が安心感があって集まりやすいと)

今回たくさんの方に申し込んでいただけたのは、娘が療育キャンプに2年続けて参加していて、キャンプのボランティアをしてくれた大学生の方が娘のことを知ってくれていたというのが大きかったのだと思う。
(娘とペアを組んだ学生さんは、さすがに顔がわれているので申し込みされませんでしたが、笑)

いろんなところに顔を出していると、いいことがありますね。

私は割とフットワークの軽い方で、可能な限りいろんな講演会を聞きに行ったりボランティアを頼まれれば出かけたりしているが、その先々でつながれた方に助けられたことは少なからずある。

学生さんは地元の人だけでなく遠く日本の端っこ出身の人もいて、そんな遠くからの方にもこうして娘を助けていただけることが感慨深い。

私たち親子は、いろんな方に助けられているということを、改めて実感して心温まったのだった。

また練習してみてのその後を書けたらと思う。

参考までに、学生さんに渡した資料とバス会社に渡した資料(から個人情報を抜いたもの)をプライベート記事でアップします。

障害児を育てている親御さんか支援者の方、限定記事の申請方法はこちらです。続きを読む

自主通学その8:八方ふさがり?

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娘は小4になってからいろいろなことにチャレンジしているが、中でもバス通学練習は特に(母が)力を入れているものである。

ブログや地元の先輩お母さん方のお話を聞いて、一人で公共交通機関を使って通う力は、本当に大事なものだと認識しているからだ。

中学から上は登校班もない。スクールバスもない。(小学部優先)
その間マイカーで親が毎日学校まで送り届けたとしても、高等部卒業後、就職先を決める上でも、「自分で通えるのか?」ということは非常に大きな条件となる(らしい)。
本人が非常に気に入ったとしても、自分で通えなければ仕方がない。

もちろん、高齢になった親御さんが成人したお子さんを職場まで送ったりしている姿も目にするが、それもいつまでも続くものではないからだ。

そして障害のあるお子さんの場合、数日から数週間練習しただけでできるようになるお子さんもいれば、もっと時間のかかるお子さんもいる。

娘の場合、小さい頃はバスや電車がダメだったりしたこともあるので(叫んで降りようとしたり、怖がったり)、まずは乗り物に慣れるところからスタートして、本当に長期に渡り練習してきた。

娘に関しては、早く始めてよかったと思っている。
小3では週1だったものを小4では毎日に切り替え、その甲斐あって今ではもうひとりで大丈夫じゃないか?というところまでできるようになった。

最初はバスが来ても私に背中を押されないと乗ろうとしなかったり、ステップがなかなか昇れなかったり、バスボタンもなかなか押せなかった娘である。

それが今や、バスが来ればさっさと一人で乗り込んでプリペイドカードを機械にかざし、前の方の席に座る。バス停を間違えずに降車ボタンを押し、支払いを済ませて降りる。
次のバス停まで歩いて行って待ち、目的のバスが来たらさっと立ち上がって乗り(違うバスが来てもちゃんとスルーしている)、また間違いなく降りれる。
母に連絡メールを出して、学校まで歩いて行ける。

・・・娘よ、成長したね。(涙)

娘の性格や特性からして、2〜3週間の練習ではここまでできなかったと思うので、小学部のうちに練習しておいてよかったと思う。
夏休みをはさんで休み明けもちゃんとできていた(間があいても忘れていなかった)。

私は一切手を出さず、後ろからついていくだけ。
バスでも、私はあとから乗って一番後ろの席に座り、見てるだけである。

そろそろ、次のステップに進んでもいい頃だと思い、夏休み明けから、いよいよひとり通学の練習をさせようと思った。
(といっても、親以外の誰かに一般乗客のふりをして乗ってもらい、尾行してもらうという条件で)

ところが・・・ここで行き詰っていて、11月の今に至るまで、全然先に進んでいないのである。

それは、親の代わりに登校の見守りをしてくれる人が見つからないからだ。

*           *          *

ブログなどを見ると、どういう枠のサービスかはわからないが、登下校をヘルパーさんが付き添っているような記事を目にすることがある。
県外ではそういうサービスがあるのだろうか。

しかしうちの地域は、登下校には福祉サービスが使えないルールなのである。
(ご丁寧にも、「ただし、登下校はのぞく」とある)

例外は、放課後デイサービスとセットで使うときのみ。(放課後デイが独自にやっているサービスだと思う)
事業所が送迎サービスをやっているところなら、学校まで迎えに来てくれる。基本デイまでのお迎えは、親の仕事。夏休みも、デイまでの送りとお迎えは基本親がやることになっている。

ともあれ、これがなかなか厳しい縛りで、そのため母親は9時5時の仕事には就けないという現実があるのだ。
(じじばばに頼めない場合)

たとえ自主登校練習のための、期間限定の付き添いだとしても、使えるサービスはなかった。

障害のある子どもは、練習してからいきなり一人ってわけにもいかない。
やはりその中間にもうワンステップが必要である。
そのワンステップを手伝ってくれる人がいないんじゃ、自立することはできないよね。
ここは毎年自治体の話し合いで親から要望を出しているが、毎年却下されているところである。

*             *            *

そこで、福祉サービスは使えないということで、他をあたってみた。

(1)ファミリーサポート
一時間600円(一回1200円〜1800円の計算になる)で手伝ってもらえるシステムだ。

一式写真も書類も用意して、障害児ということでみんなと一緒の説明会ではなく、個別に本人を連れてきてくださいと言われて行ったが、結局許可は下りなかった。

付き添いならOKなのだが、見守りはここの事業の範囲外だということだった。

(そしてファミリーサポートは小学生の間しか使えない)

(2)地域助け合い事業
地域の人材資源を活用するということで行っている事業。
こちらも断られた。
朝8時30分からしかできないルールがあったのである。
登校のサポートには全然間に合わない。

そこで知恵を絞った。

ひとつは、大学生にボランティアを募集すること。
チラシを作って大学構内の掲示板に貼らせてもらってきた。

ただ、特別支援教育に携わりたい学生さんは障害児とのふれあいを求めており、まったく本人に声もかけず、やりとりも生じないただの見守りでは、学生さんの方にメリットがない。
(ボランティアといっても謝礼はファミリーサポートと同額でお支払いするつもりでいるが)

また、ダメもとでボランティアセンターというところに行ってボランティア登録している人の中から探してくれるようにもお願いしてきた。

どちらもかなり可能性は低い。

これがダメなら、もう近所にポスティングするしかない。
(子猫いりませんか的な手法だけど^^;)

あるいは、障害児の登下校問題を考える会とかを設立して、メンバーを集めた上でボランティアセンターに団体登録すれば、ボランティアを集めやすいかも、と助言された。
(個人でお願いするよりも)
まあ、登校練習させたい親がたくさんいるなら、お互いの子を別の親が見守る、ということもできそうだけどね。

*           *             *

学校の方も、もちろん簡単に自主登校を許可するわけにはいかない。
本人の安全面を考えれば当然のことである。
慎重な見極めが必要であることは私も同感である。

それに加えて、小学部では今も過去にも(先生方の記憶している限りでは)単独通学しているケースがないようなのだ。
なんであれ、過去に事例がないことを実現するのは大変なことである。

ただ、ひとりで通学する力は将来的にも本当に大事なものだから、その可能性があるお子さんには、ぜひ前向きに検討していただきたいと思っている。

何か具体的な理由があってこういう面で安全性の問題があるからまだ許可できない、というのならわかるのだけど、小学部だから、とかいう一律の理由では決めてほしくない。

うちの学区では山の方からバスで小学一年生からひとりで通っているので、障害児だとしても小5くらいになったら(よく見極めた上で)許可してくれませんかね?
(もしも誘拐されたら、とかは健常児にも言えることで、考え出したらキリがないし、中学生や高校生なら安心というものでもないし、どこかで手を放していかなければならないわけで)

まあこの辺は、今後上の方とお話をしなければならないかもしれない。(教育委員会とか)

・・・というわけで、問題山積みなのだった。

加えて、このごろでは姉ちゃんの不登校により、単位不認定ギリギリの欠席数をかんがみて、本人が登校できそうな日は送って行けるように(高校はすごく遠いところにあるのだ)しばらくバス通練習はお休みしている状況である。

まさに八方ふさがり。

ひとりで学校に行ける練習をさせたいという、それだけなのだが、なかなか難しいものだ。

ということで現在の状況はこんな感じである。
また進展があったら書こうと思う。

働くことについて

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最近、SNSを通じて知的障害のあるお子さんが高校卒業後も学べるカレッジについての話が舞い込んでくる。

もちろん、新しい選択肢が増えることは喜ばしいことだし、それに興味を示す親御さんも多いことだろう。
ただご家庭により考えはいろいろだろう。個人的には、自分自身のことを考えても、うちの子は早く社会に出した方がいいのではないか?と思う部分もある。

その辺の今の気持ちを書き出して整理してみたい。

*          *          *

先日こんな記事を読んだ。

「一度も働いたことない40〜50代大卒娘」を抱えた高齢親が増加中」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51910

学歴だけは高いけど、いい年をした独身女性が「家事手伝い」「花嫁修業」などの名目で家に入ったまま、40−50代になってしまったという事例が多いという記事である。

子供がニートになる原因はさまざまかと思うが、長期化すればするほど社会には出にくくなるものらしい。
(もちろんうちの兄などのように心の病気の人は別。兄も50過ぎるまで一度も就職したことがなかったのだが、それはやむをえないだろう)

上の記事でも、もう今さら社会復帰できない(一度も出てないのだから復帰とは言えないだろうが)人が多いようだ。

言えるのは、「いくら学生期間を延長しても、社会に出る心構えはできない(別問題)」ということである。(学生期間を延長すればするほど社会に出る心構えがよりつくわけではない)
社会に出る心構えは、社会に飛び込んで、実地で身につけていくしかないのでは?というのが個人的な考え。

やはり若いうちの方が適応力があるし。

それは就労だけではない。
寄宿舎など、親を離れて暮らすことも同じだと思う。

「こんなに赤ちゃんみたいなのに、他の子よりゆっくりなのに、もう親と離れて暮らすなんて!」と反対する配偶者と意見が合わず、なかなか寄宿舎に入れられないというご家庭もあるようだ。

私は、なんでも、ゆっくりなら早めにスタートして、慣れる期間を長く設けた方がいいのではないか、と考える方である。
慣れるのに時間のかかる子だから。
ぶらぶらしてしまう期間が長いと、どんどん社会に出るのが怖くなってしまわないか?というのが心配だ。

*            *            *

うちの上の子たちは、ふたりとも一応進学校に通っている。
(進学校といっても、職業科のない学校、というくらいの意味のレベル(笑))

そこでは、大学に入るための授業しかなく、就職スキルや心構え、働く意欲を培うような授業は(職業科に比べ)極端に少ないと言える。

なので、上ふたりとも、高校に出たら働きたくない。(笑)
息子曰く「社会に出るのが怖い」のである。(=世間の荒波にもまれるのが怖い)

まあ、どんなものかわからないのだから、怖いのも無理はない。
なのでそれを引き延ばすために、進学したいという。

私は、「明確な目的がないなら大学は行く必要なし。高校出たら働け」という考えである。
モラトリアムのために出す金はうちにはない、と子供には常々言っていた。
(私も旦那も家から進学のためのお金は出してもらっていないし。旦那は新聞配達しながら学費をためた。私は自宅通だったので奨学金と授業料免除でなんとかなった)

ところが、ふたりとも一応、やりたいことを見つけたようなので、進学はしていくだろうと思う。

まあ今は家にいるからそう思っているので、一度家を離れたら、考えが変わるかもしれないと思う。
私はそうだった。

*          *          *

父子家庭にてずっと家事と学業の両立が大変だったので、家を出ることを楽しみにしていた。(=家事が減って自由時間が増える。家から通える大学だったので家を出たのは一年限定だったけど)

学生の中には、入学後五月病になって精神的危機に陥る人もいるが、実は私も危なかった。

それまで家庭の中で役割が与えられていたのに、急に学生という宙ぶらりんな身分になり、社会との糸が切れてしまって、どうしていいかわからなくなってしまったのだ。

一人になったら好きなものを作って食べようと思っていたのに、それまで毎日ご飯を作っていたのに、何も作る気が起きなくなった。

家庭の事情で入りたかったサークルにも入れないことがわかったこともあり、本当に家と大学の往復だった。
(2年からは自宅通で家事があるため高校のときと同様、サークルは無理だということがわかったのだ。管弦楽に入りたかったのだが・・)

大学は高校と違いホームルームもないし、決まった座席もない。
社会とのつながりがまったくなくなり、一から自分で築いていかなければならないのである。
つまり、今ここで自分が死んでもしばらくは誰も気づかないだろうし、誰も困らないという事態に生まれて初めて直面した。それが学生というものだったのだ。
そしてそれは、それまで役割を与えられて自分の居場所があった私にとっては、耐えがたい空白だったのである。

それまで窮屈に感じていた家事という束縛が、実は自分の居場所を与えてくれていたことに初めて気づいたのも、この頃だった。

社会との糸が切れた私は、一刻も早く社会に出たい、社会を動かす歯車のひとつになりたいと切実に思ったものだ。
気が付くと毎週帰省していた。(笑)
大学4年の頃は教授から院はどうかとも言っていただいたが、「早く就職したいです」と言って行かなかった。
(まったく心動かされなかった。お金がなかったのもあるけど)
学生はニートではないけれど、そして勉強も一応がんばってはいたけれど、やはり宙ぶらりんな身分には耐えられなかったのだ。

昔は15歳といえばもう大人として扱われ、社会の役割を背負っていたと思う。
今はそれがどんどん引き延ばされているけれど、果たしてそれは幸せなのかどうか?と私は自分の経験から思うのだ。

勉強は自分のため、でも仕事には役割がある。他者との関わりがある。
いい年をした人間が自分のことだけを考えている期間が長いのは、不健全ではないか。
人の役に立つ喜びを早く知ったものが、幸せではないか。
そう思って、子供たちには早くから家の手伝いや家事をやらせていたのだが、子供たちのセリフを聞くと、うまくいったとは言えない。^^;
でもやはり家から出れば考えが変わるかもしれないな。
親がいれば、やはり家事は役割というよりは「こずかいをもらうための条件」に過ぎなくなってしまうからね。

いずれにせよ、子供たちは全員、一度は家から出すことは、決めているのである。

それに、学生の生活パターンは労働者の生活パターンとは違う。
私は就職してから、一度大学で崩れた生活パターンを戻すのに苦労した。
遅刻せずに毎日職場に行くことがこんなに大変だったとは・・・と思ったものだ。(笑)
高校卒業後だったら全然平気だったと思うけどね。
何しろ高校のときは毎朝5時起きだったから。
大学4年では授業も少なく、卒論に集中していたため、夜中の2時3時まで勢いでやって朝は10時まで寝てる、みたいな生活パターンが身についてしまっていたのだった。

それと、学生ではなかったけれど、15年以上在宅で翻訳をやったのちに外で働き始めるのはやはり勝手が全然違い、かなりの別なエネルギーを要した。

たぶん早いうちから就職すれば、そのままいけるのではないか?と思ったりする。

だから、上の無職女性の記事とも合わせて、私は長く学生でいることのデメリットもあるのではないか?と思うのだ。

星の王子様を書いたサン=テグジュペリは

「自分の役割に気づいたとき、人ははじめて幸福になる。」という言葉を残している。


また、こうも言っている。
「真の幸せは自由の中にあるのではない。
幸せは、義務の甘受の中にある」


私はそれに大いに共感したものだ。

娘には、働く喜びを早く知ってほしいと思う。
それが作業所だろうと、なんだろうと。
お金になろうと、なるまいと。
健全な心の発達のためにも。

もちろん、高校で学ぶことをやめる、ということではない。
学ぶことは、働きながらでもできる。
働くこと自体が学びでもあるのだが。

私個人で言えば、今はランチ産業の一端を担っている肉体労働をする毎日である。(^^)
以前も書いたが私は転職が多くいろんな職場を体験してきているが、それは自分の中で本当に学びになっていて、それもまた働くことのモチベーションになっている。

大学で学ぶことなんて、大したもんじゃないと思う。
まあ私の通った大学が大したものじゃなかったからかもしれないが(あと文系だからというのも大きいと思うが)
そこで学ぶのは学ぶことの入口にすぎず、学ぶことは一生続く。
働いてから学んだことの方が、自分自身は大きかったからかな。

だから、娘も学ぶことをやめてほしくないと思うけれど、それは必ずしも高等教育ではないなあ、と思ったりする。

ということで、就労支援型デイサービスというのにも興味津々な私である。
もし見学に行けたら、また書きたいと思う。

自主通学その7:バス通学の課題と突破口

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バス通学練習を4月から毎日母子でやっている。

初日と2日目が雨と大風と寒さで、いろいろ課題が見つかった。^^;

●傘問題。

強風の雨の日、傘を両手でもっても飛ばされそうな日はどうしたらいいんだ!?
本人、途中で傘を捨てました(^_^;・・・ええ、確かに傘なんか持ってない方が抵抗が少なくて歩きやすいんですがね。)

まあ、バスが来たら自分で傘をすぼめて、傘をもったままプリペイドカードをかざしたり、降りるときに傘を忘れずにもって、もったままプリペイドカードで支払いをするのは、なんとかできたのだが。

●寒さ問題。
この日もとても寒かったのだが、冬の寒い日に、次のバスを待つまでの20分余り、寒風にさらされるのがどうなのか!?風邪ひかないのか?
(実は冬にバスを待っていて風邪ひいて以来一カ月くらい練習できなかった)

本人、暑さ寒さにニブいタイプ。
「駆け足するとあったかくなるよ」などと言っても全然せず、身体が冷えていくにまかせている。^^;
雪の日など、毎日通えるのか?

●乗継問題。
そしてやはり、2番目のバスへの乗り継ぎが心配。
(7台くらい、行先の全然違うバスが通る。
別のバスに乗る心配はたぶんないが、目的のバスに乗りそびれることは大いにありそう^^;)

2台続けてバスが来たりして、前のバスに気を取られていると、後ろのバスに気づかなかったり、後続バスがいつも乗る場所より遠く離れたところに停車して誰も来ないとそのまま行ってしまったりということが心配だ。

(そして田舎なので次のバスは1時間後だ)

そんな難問ぞろいで、ひとりで通えるようになるのか!?と思っていたバス通だが、「始発まで行けばいいんじゃない?」の旦那の一言で、先が見えてきた。 (*´∀`*)

あと3つくらいのバス停で終点、乗り換えるバスもそこから出発する。
(バス代が余計にかかるから考えてもいなかった)

今日さっそくそこまで行ってみると、バス乗り場はいくつにも分かれていて、目的のバスのりばに行けばバスを間違う心配もないし、バスが停まって待っているので乗り過ごす心配もない。
さらに、そこが始発だからバスがエンジンかけたまま発車時刻まで停車しているので、中で待っていればあったかい。

ブラボー!

これで5年生くらいからはひとりバス通学の目途が立ちそうだ。
(特別支援学校の場合、通学費用は支給してもらえるが、差額は自腹だろうな。
でも乗り換えバスの始発まで乗って行くのも「合理的配慮」と思わなくはないんだけど、笑)

2番目のバスを降りたら、母に報告メールを出すことも定着した。

こんな携帯ケースを買ってしまった。
keitaicase




携帯を鳴らしても、ファスナーがあけにくくて着信を無視したりしているので、^^;簡単に開けられるケースを用意したのだ。
keitaicase2

指で押すとぱかっと開いて、指を離すとマグネットでぴたっとくっつく。
(昔のたばこの灰入れみたいなやつ)

me-ru


メールは、変換候補が出てくるのでそれを駆使してけっこう早く打てるようになった。

乗り過ごしたときに「のりすごしちゃった」と打てるだろうか。
(文は教えておく)
そのうちファミリーサポートかどこかにお願いして、ひとり通学で尾行してもらおうかな。

(そして問題の傘は、レインハットで代用してもいいかなと思っている。
自転車に乗る人用に大人用も売っているみたいだ。
すぼめたり開いたりする手間もいらないし、手も空くし、車内に忘れる心配もないし、あごゴムをつけておけば飛ばないし!?
強風のときは帽子が飛ばない用のクリップとかもいいかも)

ドラえもんの目覚まし時計で毎朝6時半に自分で起きてくる。


今のところは、順調である。
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働く主婦

3人の子持ちです。
ダウン症をもつ末娘の子育て記事と翻訳関連の記事がごちゃまぜになっています。^^;
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