幻想酔狂録

幻想、現実に無いものについて酔狂し、記録していくブログ   漫画アニメゲーム好きなことを適当に書いています 詳しいことについては「説明書き」のカテゴリを御覧ください

2013年02月

フリゲレビュー『帽子世界』

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 帽子世界 紹介ページ
 
 フリーゲームの『帽子世界』が面白い。
 おすすめする理由
 ・女の子が可愛い
 ・女の子しかいない
 ・よって百合百合である

 と可愛らしい見た目とは裏腹にかなり骨子がしっかりした完成度の高いフリーゲームである。
 詳しいシステムは紹介ページを見るなり実際にプレイするのが分かりやすいと思うので、簡単に一言で言うとロマサガっぽいシステムである。メインとなる部分がほぼフリーシナリオ、戦闘中に技を閃いてコンボを繋げるといったところがあるからだ。まあ、似ているのはそこぐらいで、作中には十分なオリジナリティと隅々まで作りこまれたクオリティの方に驚嘆するだろう。


 "帽子"を持った管理者が価値観を持った"世界"を構築している世界。ゲームを彩る世界観もしっかりしており、メインストーリーもなかなか引き込まれる面白さを持っている。さらにサブイベントも用意されており、メインストーリーの合間合間の息抜きにちょうどいい具合になっている。
 キャラグラフィックは前述したとおり女の子が可愛い。可愛いだけでなく、驚くべきことによく動くのだ。しかもキャラだけではなく敵キャラもしっかり作りこまれておりよく動く。クオリティはとにかく高い。フリーとは思えないほどだ。

 攻略法としてはレベルは無いのでステータスを上げて物理で殴れば良い、のではないが価値観を減らせばなんとでもなるので難易度は低い。ただ、やりこみ要素は高く価値観が高いままの強力なボスをいかにして倒すかが用意されている。

 現在ちまちまとプレイ中。基本的に好きなキャラでPTを組めばいいらしいので主人公は見た目ロリなメル様と、なんか槍持ってて防御力高そうな可愛いメシュレイアと、なんか魔法使うキャラが欲しかったからなんか重要そうなキャラのヨウコでやっている。
 いやー百合百合しくて楽しいわ。

クシオン サーガ DT 19話 「OK」感想

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 汚い(確信)

 カラオケ回のあるアニメは名作。
 というわけで儀式()の気分転換にカラオケにやってきた一行。そこは地獄のカラオケボックスだった。
 
 要はイクシオンサーガDTのキャラソン発表会。卑怯ですね。汚いですね。2月27日に発売されるキャラソンCDの宣伝としか思えませんね。EDもキャラソンを使った特殊ED。
 ちなみに紺一行だけなくインコグニートの皆さんにもキャラソンがあります。DTサイドとEDサイドだそうです。汚い。

 マリアンはCVの福山さんの一人男女デュエット。難易度たかいっす。セングレンは見た目とは裏腹に猫ソング。姫様はデスメタル。インコグニート側もそれぞれの特徴を前面に押し出したすっごい汚い曲でした。
 基本的に曲はともかく歌詞が最高に汚いです。DT捨てたいだとか、ゴールデンボールを返せだとかすっごい汚いですよ。まあ、通常OP曲からしてあれですし、そもそもこのアニメ自体すっごい汚いから別に驚きませんけどね。

 しかしもう第19話にもなって最終回も近いというのになんだこの呑気さは……

冬アニメレビュー「たまこまーけっと」

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 たまこまーけっとでもゲロ確認

 2013冬アニメでの京アニは商店街の餅屋の娘を中心に描いた日常系アニメ。あの『けいおん』を作ったスタッフが『たまこまーけっと』でも多く参陣しており、第2のけいおん級メガヒットか!? と噂される作品です。

 けど、今のところ評価は今ひとつ。決して低いわけではないのですが、けいおん級を期待されていた割には低いといったところです。
 京アニらしい丁寧な作画と可愛らしいキャラクターデザインでブヒブヒできるのだけど、本当にそれだけでした。なんというか本当にヤマなしオチなしイミなしの日常系で見てるとすっごく眠くなってしまうのです。

 一番の問題は主軸の欠如。『けいおん』には日常系ながらも音楽という大きな主軸があったのだけど、『たまこまーけっと』には主軸となる要素が無いのである。商店街? たまこともち蔵の恋愛? どちらにせよ今ひとつパワー不足。現在は主軸がないままふらふらと日常系をしているだけのアニメになってしまっている。

 これを打開するには謎の言葉をしゃべる鳥、デラの行動次第であると思われます。視聴者からはウザイウザイと言われているこのデラ・モチマッヅィ。こいつの行動次第で大化けしそうな気がしないでもありません。
 多分このままヤマなしオチなしイミなしで終わることは無いとは思うので、いつかは面白くなると思うのだけど……
 と思いつつ半分寝ながら見続けています。

新世界より 第20話「冷たい日だまり」感想

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 ついに始まった (20回目)

 悪鬼の追撃を鏡を使って凌ぐサキとサトル。
 しかし川にはバケネズミが放った黒色火薬を吐き出し爆発を引き起こす巨大ミュータントが存在しており大爆発に巻き込まれた二人ははぐれてしまう。
 サキはなんとか里にたどり着くも、バケネズミの奇襲とさっきのミュータントによる爆発で壊滅状態だった。富子様も重症を負っており、サキは神栖六十六町の命運を託され人間側の反撃の場所へと行くのであった。

 面白くなって参りました。
 当初は呪力があるから余裕と思っていた人間側も奇襲に次ぐ奇襲。呪力があったとしても戦闘訓練をしていない。暗闇による同士討ち。一気に窮地へ立たされる。さらには手も足も出ない悪鬼さんも来てるしこれは人間側壊滅フラグですねえ。

 ストーリーは抜群に面白い。30分があっという間。26歳編になって急に面白くなりました。これまで広げまくっていた伏線が一気に回収にかかっていっているので面白いです。
 ただ残念なのが作画や演出が今ひとつということか。ストーリーは面白いから派手な演出は入れず大人しく作画に注力していれば良かったのではないかとは思うところはあります。まあ、素人意見ですけどね。

ブックスレビュー「じょしらく5」「めだかボックス19巻」

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 ウザンヌのウザさは色とアニメと声が付いたアニメでこそ光りましたね。特にあの声はウザすぎた。

 じょしらく第5巻はちょうどじょしらくアニメが放送していた時期であり、そして放送が終わった時期でもあります。というわけで相変わらずアニメ化ネタを絡めたネタが多いです。
 そして時事ネタも当時のネタが多いので、こう単行本を待つと鮮度が落ちてしまっています。まあ、月刊連載ありきですから仕方ないですけど。スキャンダル発覚で福岡に左遷とか今となっては懐かしいですよ。ハヤテのごとく!が好きな柏原竜二選手をいじっていたけどいろいろと酷い。ちなみに柏原竜二選手は今年のニューイヤー駅伝に出て区間4位の好成績を出したようです。

 ちなみに限定版も同時発売。限定版はオリジナルアニメDVD付き。あー原作のストックをさらに消化しちゃったかー。吹き出し係と作者のコメンタリーも必聴かも。
 次アニメ化するにしても原作のストックが溜まってからだろうし、だいぶ先になりそうな。早くて原作8巻が出る頃か。先は遠い。

 
 めだかボックスはさらに新シリーズへ。
 漆黒の花嫁衣裳編が急に始まったと思ったら急に終わった。そして新シリーズは不知火不知編へ。ようやくこれまで謎に包まれてきた不知火半袖の秘密が明らかに。そして安心院さんと常に共にいてまったく台詞のなかった不知火半纏の秘密も。
 不知火一族は何故か着物の名前がついていたのだけど、その理由は白縫という意味が本当だからっぽいですね。白縫の着物一族となると何やらカッコイイぞ。
 そして新たなる敵として獅子目言彦が登場。英雄でありデストロイヤーである言彦はあっさり安心院さんを撃破し、善吉球磨川も一蹴しめだかちゃんの攻撃も一切効かなかった。とにかく強そうなのが一目で分かる敵でございます。伊達に西尾維新の最終兵器である諺の名を持っているだけはある。
 めだかボックスは良い感じにジャンプ漫画してますねえ。どんどん強い敵が出て、主人公一行は修行して強くなってと一昔前の典型的なジャンプ漫画ですよ。
 最近のジャンプ漫画の主流は能力を持ったキャラ同士が知恵と勇気で戦うのが多いんですよね。でもめだかボックスはどんどん桁違いに強い敵を出して行っている。めだかちゃんを苦しめた球磨川君なんてピッコロの立ち位置ですよ。安心院さんはベジータぐらいかな。
 
 流石に最大の大きな伏線である不知火編が始まったしもう大団円しちゃってもいいんじゃないかな……。ぶっちゃけファンととしてはここまで続くとは思ってなかったですし。
 アニメ3期も音沙汰ないですし……

2013冬アニメレビュー『ささみさん@がんばらない』

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 今期最強再萌キャラはささみさんのお兄ちゃん(月読神臣)

 はい、というわけで冬アニメレビューシリーズ今回は『ささみさん@がんばらない』
 かの有名な日本最古最強の引きこもりである天照大神の力を宿したささみさんと、そんなささみさんを溺愛するお兄ちゃんの狂った現代神話的アニメである。
 とにかくお兄ちゃんのシスコンっぷりがぶっちぎりである。"俺の妹がこんなに可愛いわけがない"ではなく、"俺の妹がこんなに可愛い(断定)”であり、"お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよね"ではなく"お兄ちゃんだから愛しているし問題ない(断定)"なのである。そして露骨に顔を隠し決して素顔を見せることがない。なかなかの強烈キャラである。
 引きこもりのささみさんのために手となり足となり、おはようからおやすみまで、食事からお風呂まで、全てにおいてお世話をするお兄ちゃん。こんな倫理観が吹っ飛んでいる関係、いいよね。
 そして、そのお兄ちゃんのCVは数々のアニメ・ゲームの声優や海外映像作品の吹き替えを行なっているベテランの大塚芳忠さん。ベテラン声優さんにこんなマジキチキャラをキャスティングするなんてこんなの絶対おかしいよ。しかしながら、ダンディーながらも軽快な声でノリノリにシスコンキャラを演じる芳忠さん。『ささみさん@がんばらない』の面白さの半分は、大塚芳忠さんのノリノリ演技だと思われる。

 ささみさんアニメの制作会社はシャフト。だけどケバケバしいほどのシャフト演出はあまり見られず、キャラクターの作画に関しては珍しいことはせず(シャフトにしては)大人しめな雰囲気がする。だけど随所にシャフトらしい遊び心を入れた演出が見られ、やっぱシャフトアニメだなあと思わさられる。例えば演劇演出、もしくはドリフ演出と言った方がいいか。完全に固定された舞台を作り、そこにキャラクターが出てきて掛け合いするような。演劇のように役者と視聴者が隔絶されている構造だ。ささみさんの部屋という固定された舞台の上ででささみさんとお兄ちゃんと邪神三姉妹が登場して掛け合いをするような。視聴者は完全に三人称視点となり舞台を眺める形となるのだ。
 この場合、作中の誰かに感情移入することはあまりできなくなり、代わりに客観的視点で物語を見ることにより作品のストーリーを追いやすくなるのだ。ライトノベルというとキャラクターの動き感情だけで一気に乗り切る作品が多いのだけど、『ささみさん@がんばらない』はキャラクターよりも作品全体のストーリーに重きを置いた作品なのだろうか。
 ならば今後のストーリー展開に期待することにしよう。日本の神話と現代物語をどのように融合したのか楽しみである。

 

咲-Saki- 阿知賀編 第14話感想

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 この顔である

 中堅戦は白糸台の渋谷がさらっと役満をツモアガリして終了。役満を回避したり押し付けたりする展開は特になかったでごわす。

 そして中堅戦。
 阿知賀からは部長の鷺森灼。特殊能力は絵柄をボーリングのピンに見立てたピンズ待ち!
 千里山からは船Q。データ麻雀を得意とするがそれ以上に顔芸がものすごい。
 白糸台からは亦野誠子。得意技は3フーロすると5巡以内にアガるというこれまたオカルト能力。
 そして劣勢の新道寺女子からはエースの白水哩が登場。

 序盤は白糸台の亦野が得意技の河から牌を引っ張ってきてフーロを重ね一気にアガる速攻戦術が決まっていた。が、新道寺女子のエース白水はその上を行っていた。
 白水哩の能力は縛り麻雀。自らの翻縛りを加え、さらにその縛りをクリアした上でアガると大将の鶴田姫子が同じ場で倍の翻でアガることができるという、咲初のシンクロ能力。例えば白水が東二局で2翻縛りを自らに課しクリアすると、大将戦の鶴田は同じ東二局で4翻でアガることができるというもの。オカルト!
 
 亦野の3フーロでアガリ確定は強いけど逆に防御がからっきしな能力。よってそこを狙い撃ちされてガンガン点をとられる始末。今回の戦犯はこいつです。

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 そばに立つレジェンゴ、すなわちスタンゴ

 阿知賀の灼も黙ってはおらず、ピンズ待ちを警戒させたと思ったらまさかのソーズマンズ待ち。彼女のあこがれのレジェンゴの思いを胸に、レジェンゴの能力をラーニングして準決勝で使ってきたのだった。準決勝で敗れたレジェンゴを決勝に進めたいという思いから白糸台の戦犯から点を奪いまくるのだった。

 結果、終わってみると先鋒戦での点差はほぼなくなり阿知賀千里山白糸台は混戦模様に。新道寺女子も若干点差があるものの最後の最後で白水が7翻縛りを成功させたので14翻チャンスが生まれており逆転もありうる!
 
 麻雀をしている咲は本当に面白いですね。15話も期待。
 そして清澄側もどうなるのかなーと。完結が待ち遠しいようで恐ろしい。

ビビッドレッド・オペレーション 第6話「健次郎があかね達の友情パワーを以下略」感想

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 淫獣の眼光

 いわゆる水着回。
 ビビッド4人から鍵を取り上げ、アローンのふりをした淫獣が襲い掛かるというたんなるギャグ回でした。いいぞもっとやれ。
 女の子の水着だからもっとエロスを感じると思ったら逆に笑わされるとはこれ如何に。

 あかねはあざといスク水担当。4人の中では一番幼い感じがするので、これはあざとい。あざとい。押してはいけないボタンを押すとスク水が超膨らむという謎仕様。膨らんだ中には人が入ることができる隙間があるのだけど、あくまでスク水の中だからあかねちゃんのギップリャ!
 一番の巨乳は引きこもりひまわりちゃん。あざとすぎるほどに揺れる巨乳! これはあざとい。まあ巨乳キャラがいれば走らせて揺らしますよね。誰だってそーする、俺だってそーする。

 終始、淫獣のとんでもメカに振り回されていろいろとツッコミが追いつかない話でした。捕まった黒騎れいも自ら脱出して完全にバレバレの変装をして4人を助けたりと完全にご都合主義です。
 最後にはあかねが淫獣のメカに突撃して大爆発するも、まさかの水着だけ吹っ飛んでの生存。ギャグアニメだから助かったようなものです。ギャグアニメでした。
 ビビッドレッド・オペレーションはギャグアニメです。次元エンジンとかアローンとかどうでもいいただのギャグアニメです。

秘密結社鷹の爪NEO 感想

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 今期ゲロアニメ追加

 いやー面白かった。なかなかスパイスの効いたギャグが多くてとても面白かった。
 鷹の爪団シリーズはクリエイターのFROGMANがほぼ一人で作っている低予算アニメである。これまで何度かTV放送されており、このNEOはその第3期となるシリーズとなる。またWeb配信も行われている。

 ほぼ一人で作っているだけあって普通のアニメと比べるとそりゃあクオリティは低いけれどむしろその低いクオリティが逆に新鮮で面白くなっている。
 一つのエピソードは非常に短く、5〜8分ほどでいわゆるショートアニメに分類されると思うのだが、作者のFROGMANはかなり昔からこういったショートフィルムに作るのに長けており、短いながらもうまい構成で視聴者を満足させてくれる作りになっている。
 短いながらも非常に密度の濃い内容。ショートアニメはこうあるべきだね。

 4月から新シリーズが始まるみたいなのでそちらも期待大。

新世界より 第十九話「暗闇」

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 ついに始まった……

 バケネズミ掃討戦を行う人間たち。サキとサトル含む一行は病院の様子を見に行こうとしたのだけど、既に病院はバケネズミの奇襲に合いほぼ壊滅していた。さらに、僅かな生存者から虐殺を行った首謀者の存在を聞かされる。そいつは、誰もが知っている口にだすのも恐ろしい”悪鬼”だった。
 悪鬼から逃げる一行。しかし、敵は暴走した悪鬼。人間はこの先生きのこることができるのだろうか。
 

 「バケネズミなんて俺が捻り潰してやる」「病院には何十人も人がいるんだ、そうやすやすとやられるわけ無いよ」「やったか!?」「ならば私はここに残ろう」「こっちに来るな!バラバラに逃げるんだ!」
 死亡フラグのオンパレードで立てた本人は即回収という神展開でした。

 野弧丸が何故大雀蜂コロニーに勝利することができたのか、何故人間に対して牙を向いたのか。どうやらどこかで悪鬼を使役していたからのようだった。
 おさらいしておくと、悪鬼は愧死機構が機能しておらず呪力が暴走して虐殺を行う人間のこと。愧死機構とは人間が人間を攻撃するとリミッターがかかり攻撃できなくなる機能。普通の人間は例え相手が悪鬼だとしても相手は人間なので攻撃できず、悪鬼は構わず攻撃してくる。というわけで完全に一方的な虐殺が始まるわけです。
 教育委員会はそんな存在が生まれないように、必死で疑わしき子供を”処分”してきたのだけど、何故か誕生してしまって人間に牙を向いたというわけです。しかもバケネズミ側について。

 バケネズミなんてよゆーよゆーと言っていたのがこの様である。悪鬼が出てきたとなれば人間側の絶体絶命のピンチです。いよいよクライマックスのようで面白くなって参りました。

ビビッドレッド・オペレーション 第5話「もう一つの鍵」

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 拳銃をそこにしまうとは……
 こんな演出をする監督はやはり天才……

 今回は5人目の黒キャラちゃんの話。
 ビビッド4人とは対局に次元エンジンシステムの破壊を目論む悪役。と思いきや彼女にも何やら事情があるらしい……
 変なカラスにアローンを強化して『彼ら』を助けるよう言われている黒騎れいと、そんなアローンと必死に戦うビビッドシステムで戦う少女4人。彼女たちは相知れることができるのでしょうか。

 まあそんな真面目な話は置いておいて今回もケツ演出が暴れまくりでした。シリアスな話の合間にお尻が出てくるので油断ができません。わかっちゃいたけど結局オケツアニメでした。
 だけど、今期アニメの中ではなかなかのハイクオリティ作画なためただの萌豚向けアニメとして切り捨てるわけにもいきません。むしろ今期スタートのアニメでは個人的には一番面白いと思っています。

 間違っちゃいけないのが萌えとエロは違うということです。萌えるのは女の子の普通の仕種だけです。あまりにも露骨になるとあざとすぎて萌えません。エロはもう単純にギリギリまで裸とか直接的に性的シンボルを強調してくることです。
 『ビビッドレッド・オペレーション』では露骨なエロ描写は少なく、女の子の普通の仕種を変態的天才的演出でアニメで描いているだけなのです。ちょっとキャラ構図がおかしくお尻がドアップになっていたり、キャラクターデザインにおいてキャラクターがズボンやスカートを履かずどう見てもパンツ姿のままなだけなのです。
 だからあんまりエロスは感じませんよ。
 
 そして次回はテコ入れ水着回。欲望開放です。
 み、水着ぐらいじゃ反応しませんし!

【危険】2013年冬アニメゲロイン多すぎィ!

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 琴浦さん

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 ささみさん

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 PSYCO-PASSより常守朱

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 僕は友達が少ないNEXTより三日月夜空と柏崎星奈

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 一応あいまいみーの人

 あとまだあった気がしたけど忘れた。

 
 これまでゲロイン(ゲロを吐くヒロイン。二次元に限る)はたまーにいたけど、今期はなんと一気に4作品。さらにまだ増える可能性もあり。これはゲロインブームが来ていると考えてよろしいのかな? 来てたまるか。
 
 では、アニメにおいて可愛い女の子がゲロ、いわゆる嘔吐する行為についての魅力を考えてみる。
 無理です。
 とても他人には見せられない姿が可愛いとかですかね……上級者以上の超級者のための萌えポイントでしょうか。さすがの僕もゲロインには萌えることができません。引くわー

 今期で謎のゲロイン大量発生。
 そして次期では少なくとも『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い』の主人公黒木智子がゲロイン確定です。
 これは認めたくないですがゲロインの波が来てると言わざるを得ませんね。なんつー世の中だ。
 

 
おまけ閲覧注意

琴浦さん 第5話 「学園天国?」

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 普通のほのぼの日常系アニメ始まった

 4話までと変わって暗い話はなくなりました。ようやく琴浦さんが救われる世界が訪れたというわけです。もう琴浦さんの他人の心を読むという能力という設定ももうどうでも良くなって来ました。良かったね。

 ESP研に森谷さんもやってきて、5人の日常系です。
 ただし、森谷は許さない、絶対にだ。前回まで酷い仕打ちをしてきたので今回からいじめられるのは森谷になりました。いじめる側だったのがいじめられる側になるとは、恐ろしいアニメです。

 まあ、もう今回からぬるい日常系になったようなのでもう見る価値は無くなったかもしれません。でも、念のためもう一話だけ見てみるか……
 

アニメレビュー P.A.WORKS作品『true tears』を見て

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 ニコ生の一挙放送を見たので。
 最近、ニコ生をよく見ています。minecraftでダラダラプレイしながら流し見るのにちょうどいいのです。

 で、P.A.WORKSのオリジナルアニメの先駆けとなる『true tears』ですが……
 糞アニメだったわー最低作品だったわー
 どこがいけなかったかと言うと、比呂美大勝利になったことですね。どう考えても正ヒロインに収まるのは乃絵ちゃんであり、比呂美は泥棒猫。もうこの脚本を考えた人の神経を疑いますね。
 序盤で乃絵厨になった僕ですが、後半になると比呂美無双が始まりフルボッコにされたわけです。涙拭きます。
 
 とまあ冗談はほどほどに、それほどのめり込んでしまいましたよと。
 とにかく予想以上のドロドロした恋愛関係がえぐい。『Schholdays』ほどぐちゃぐちゃで悲劇的で破滅的じゃないけど、『truetears』も相当なものでしたよ。中盤辺りでは絶対誰か死ぬかと思いましたもん。2007年08年ってそんなの多かったっけ……
 まずほどほどにモテる男主人公がいて、天然少女がいて、幼馴染がいて、幼馴染が好きなのはその天然少女の兄で、その兄は極度のシスコンで、妹のためならと主人公の幼馴染と付き合ってやるからお前は俺の妹と付き合えとか言ったりしちゃって、さらには主人公の友達の彼女さんも参戦してきて。なんつーアニメだ。
 コメディー的要素は殆どなし。純粋なラブストーリーと言っていいのかな。思春期まっただ中の少年少女達の燃えるような恋愛物語でした。

 うーん、最終的には乃絵ちゃんもある程度救われたんだろうけど、どうせなら全員が笑って終われるハッピーエンドが良かったなあ。ちょっと僕には重すぎる内容でした。
 

マイクラ日記

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 外装はRP2で追加される大理石ブロックを加工した大理石レンガと松の原木

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 内装はシンプル適当に。
 これまでの反省を踏まえてメイン拠点となる家は最小限の大きさに仕上げました。
 有り余る土地を見るとつい大豪邸を作りたくなるけど、大きい建物を作ろうとするとそれだけ綿密な設計が必要であり、行き当たりばったりで作るとかなりいびつになってしまいます。それよりは小さくコンパクトにしたほうが楽で綺麗になります。
 各種施設は家とは別に作れば良いし、地下に拡張しても良し。

 数多のワールドを消しさって、作った家の数はもはや不明。やりこみ要素を増やすMODを追加しているのに、MODのバージョンアップに失敗してワールド崩壊からのやり直しになるはめに。

 現在の環境はminecraft1.4.7に以下のMODを追加してプレイ中
 minecraftforge
 optifine
 SpawnChecker
 Light Renderer
 UniqueLocalizer
 Industrialcraft2
 buildcraft
  additionalpipes
 forestryforminecraft
 Railcraft
 Redpower2
 Jammy Furniture Mod
 竹MOD
 Millenaire

 新たに追加したのがRedPowerとMillnenaire。排除したのはPowerCraft。どうもPowerCraftは不安定すぎた。ワールドが壊れたのもだいたいこいつのせい。導入しているPowerCraft以外のMODのバージョンを上げる度にforgeのID検出機能と競合してワールドが壊れる困ったちゃん。1回や2回ならなんとか修復する気になるのだけど、これだけMODを追加してると頻繁にバージョンアップをするのでもう面倒くさくなり導入を諦めました。
 代わりに追加したのはRedPoer2。RPは追加鉱石が無駄に多いのが気になったけど我慢することに。メジャーなので他のMODでも連携されてる場合が多いですしね。
 そして村MODことMillenaire。村人に独自のAIと交易機能を追加し村を成長させることのできるMOD。TheElderScrollのように村人には独自の生活パターンが組み込まれておりかなり高度な動きをします。それ故、処理がものすごく激しくなり半端なPCではまともにプレイできなくなるMODです。
 なかなか面白いMODなのだけど、とにかく重い。これをCore2Duoの旧世代のPCでプレイしているのだから自分でもマジキチだと思います。一応FPSは20ぐらいでoptifineで安定化させればそれなりに遊べますよよ!
 ああ新しいPCが必要だ。
 minecraftは19.95ユーロで購入出来ますが、プレイした人はそれではまったく足りないと言います。何故ならCPUメモリグラボ等、PCのグレードアップに金がかかるからだと。 

 クァーリーで大露天掘りとか村を成長させてRailCraftで路線を作ろうかなとか。millenaireで作られたジャパン村と竹MODで超和風村にしてやろうかなとか。
 夢が広がりんぐ。

新世界より 第18話「紅い花」

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 イケメンすぎた

 大雀蜂と塩屋虻の戦争は塩屋虻の完勝だった。
 どうやら旧時代の兵器、もしくは呪力、とにかく得体のしれない方法によって大雀蜂を壊滅させたのだから、とにかく怪しいので処分が決定した。
 一方里では夏祭りが開かれたのだが……処分されるならと反旗を翻した塩屋虻コロニーのバケネズミが紛れ込んでいた。ゲリラ的奇襲により人間側にかなり被害が出たもののイケメンさんとハゲおじさんのおかげでなんとか急場は凌いだのだった。
 が、依然バケネズミは大量に残っていることが考えられるので里中総出のバケネズミ退治が始まった。ついに始まった人間vsバケネズミの構図!

 いつかはやるとは思ってたけどついに人間とバケネズミの対決が始まった。
 人間側は選り抜きにより全員が強力な呪力を持っているので、一人でも大多数のバケネズミを処理することができる。バケネズミ側は圧倒的数の優位性が有り、さらに妙な知識を持っているので殺傷能力の高い武器も備えている。正面からぶつかれば人間側の呪力が勝つのだが、人間側も認知外の攻撃を喰らうと簡単にやられてしまう。調子に乗ってたハゲ親父が人間に化けてたバケネズミの奇襲にあっさりやられたことから明らか。
 バケネズミ側はそのように奇襲を繰り返しちょっとずつ人間側の数を減らしていけば良いのだ。里の人口はおよそ3000人。そのうちこの一晩で既に300もやられたそうだから、数万を有するバケネズミにとっても決して勝ち目のない戦いではないのだ。

 正直、この『新世界より』のこれまでの話から言ってどっちが勝ってもおかしくない。 
 いやーついに始まったぜ。

 あとマリアさんは本当に死んでしまったのか。怪しいっす。

ブックスレビュー「浜村渚の計算ノート」

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 買った理由
 表紙
 女子中学二年生

 
 数学の不思議をミステリノベルに仕上げた作品である。
 数学と言うと苦手な人が多いかもしれないが、この『浜村渚の計算ノート』にはややこしい計算式や公式や定理なんて一切出てこない。数学の基本や数学の面白さを優しく丁寧に紹介して、ちょっとだけミステリっぽくしたものである。小説と言うよりは童話に近いところもある気がする。

 この世界とはちょっと違う日本。続発する少年犯罪を抑止するため情操教育を重視し、義務教育から算数・数学が必修科目から除かれてしまった。それに憤慨したある数学学者が、「全国的に使われている自分が開発した学習キットには催眠効果をしかけてある」と発表した。これにより日本中のほぼ全ての人間はその気になれば自由に操られることになってしまう。そして、その数学学者を中心とした数学愛好家で結成された「黒い三角定規」がテロを各地で起こし始める。
 それに対向するため、学習キットを使用しておらず催眠を受けていない警察チームと、数学に関しては天才的な知能を有する中学二年生の浜村渚が協力し、テロ組織を捕まえていくという話である。

 数学は嫌いだ。
 正しく言うと数学の授業、試験などは。
 現在の中学高校で学ぶ数学とはいかに効率よく問題を解いて、試験で点数を稼ぐかという事に特化している。教師は教科書で公式が出てきたらサラッと紹介して二言目には「さて練習問題を解いてみましょう」だ。そんなもので例え試験で点数を取れても数学が理解できるわけ無いのだ。そして次の三言目は「どんどん先に進まないとカリキュラムが終わらない」だ。

 二次方程式の解の公式。二次方程式の解は公式のa,b,cに数字を当てはめれば導き出せるという便利なあれである。どうしてあんな公式が存在するのか不思議に思いつつもあの厄介な公式を暗記して問題で利用していた人も多いのではなかろうか。あれは単純に両辺をxについてひたすら整理していっただけなのである。なので覚える必要はなく時間さえかければ導き出せるのだ。ただ試験では時間が無いので暗記するしかないのだが。(試験で時間制限があるというのも変な話だ。制限時間なんて取っ払って好きなだけ時間をかけさせればいいのにと思う。)
 中学で学ぶ球の体積の公式。V=4/3πr^3(V=体積 r=半径)。中学ではとにかく暗記しろと言われたはずだ。体積になるから半径の三乗は分かる。球だから円周率も使うのは分かる。しかし4/3という数字はどこから出てきたのかと当時の僕は思っていた。(思っていなかったかもしれない)これは高校で学ぶ積分の知識が必要なのである。高校生の頃、僕は数学の教師から授業とは関係ない所でこれを教えてもらい憑き物がとれたかのように頭の中がすっきりした。僕が理解することを理解した瞬間である。

 数学は学校で学ぶ学問の中で最も歴史の深い学問だ。紀元前7万年前くらいには既に人類は数のようなものを利用していたらしいと言われている。(英語は近代英語だから16世紀以降、過去の歴史を知ろうと歴史学が始まったのはルネサンス時代、化学などの理科分野はもちろん最近、国語は書物が作られた紀元前7500年ぐらいから?少なくとも日本の現代国語とは別物だろう。) そして国が変わっても数学は一貫して世界中の共通項目として研究が続けられてきた。その7万年の積み重ねを12年で学習するなんて正気の沙汰じゃない。
 それに加えて学校も一種の"ビジネス"なのだから試験で点をとれる効率重視の教育を行う。こんなことで数学を理解できる人間なんて一握り、いや一摘みしかいないはずだ。
 
 
 さてここで『浜村渚の計算ノート』である。作中では数学の不思議や面白さを基本の基本から丁寧に分かりやすく紹介している。例えば「0を割る」ことはできるのにどうして「0で割る」ことはダメなのか。本当に丁寧に、そして数学を用いたミステリチックなギミックも本当に秀逸である。『浜村渚の計算ノート』で必要なのは数学力ではなく国語力。ほんのちょっとだけ日本語を読み解く力があれば作品の面白さに加え、数学の面白さも伝わってくる一石二鳥な作品である。
 設定もポップなのでライトノベル並に読みやすいと思う。これは是非、現在進行形で数学嫌いな学生達や完了形で数学が嫌いだった人達に読んで貰いたいと思う。

ビビッドレッド・オペレーション 第四話「約束」

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 黄色新ヒロイン四宮ひまわり。ひきこもりキャラ追加。

 今期アニメはひきこもりキャラ多いですね。ささみさん(@がんばらない)、こなちゃん(Robotics;Notes)にと。このひきこもりヒロインで勝者となるのは一体誰か!?
 答え→引きこもりなので戦わない

 しかしながらひきこもりキャラというのは異様にハイスペックですね。上記キャラもコンピュータに関しては異常なハイスペックですし、他にも三千院ナギ(ハヤテのごとく!)、小森霧(さよなら絶望先生)、アリス(神様のメモ帳)、ヴィクトリカ(GOSICK)、桜田ジュン(ローゼンメイデン)、玖渚友(戯言シリーズ)など社会的コミュニケーション能力が若干欠けている点を除けばものすごい有能キャラですよ。引きこもりだからこそ時間があるからスペシャリストになるんだろうね。企業は早く引きこもりを採用するんだ! 早く!
 
 藤和エリオ(電波女と青春男)ちゃんは……可愛いだろうが!
 佐藤くん(NHKにようこそ)は……あ、うん。

 閑話休題

 なんやかんやで四宮ひまわりちゃんもビビッドシステムにより変身して新たな仲間になり、アローンさんを撃破することに成功したのだった。
 終わり

 というわけで4人揃いました。
 毎回毎回とっかえひっかえ違った女の子とドッキングする一色あかねちゃんはエロいですね。
 将来的には4人が2人ずつに分かれてドッキング、そして出来上がった2人でドッキングして超ドッキングのホワイトカラーとかですか。
 そしてさらには謎の黒キャラもドッキングしてビビッドマーブルスクリュー!
 流石に無いか。
 

2013冬アニメレビュー『僕の妹は「大阪おかん」』

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 守りたいこの笑顔

 低予算ショートアニメ勢の一つ。
 アニメーションと言いつつも動きはオブジェクトを動かしているかのような昔のFLASHのような出来。ま、ちょっと進化した紙芝居人形劇にプロ声優が声を当てたと考えればよろりいかと。

 内容はというとタイトルどおり。妹がコテコテの関西人なので、その関西人特有の特徴をあるあるネタで紹介していくかのようなアニメである。
 関西人から見ればあるあるネタで笑えるし、関東人なら滑稽な関西人を見て笑えると思う。あまり突っ込むと関西人dlisってんじゃねーぞ!と荒れるので生暖かい目で見てあげましょう。

 かく言う僕の母親も半分大阪人でして、作中に登場するあるあるネタと被っていることが割りとある。
 とりあえずすぐ飴玉を渡そうとする。正しく言うならアメちゃんをすぐ配って来るのである。変な味の飴玉を、しかも古くて半分溶けていそうなのを渡してくるから困ったものである。あとアメちゃんという言い方にも違和感が。
 買い物では流石に店員空いてに値切ったりはしないが割引セールで買った物を自慢してくる。この元は5000円の服を2000円で買ったよーとか。いわゆる安いもの自慢である。終いには200円のお菓子を100円で買ったーとか。もう100円やるから黙れと。
 
 なんだかんだでこの世の中、関西の人と関わることは多いと思うのでこのアニメで勉強しておくといいかもしれない。もしくはあるあるネタで笑うか、人の振り見て我が振り直せばいいと思う。

琴浦さん 第4話「変わる世界」感想

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 良い最終回だった。

 なんやかんやで琴浦さんを連れ戻すことに成功して、クズ森さんとも和解して琴浦さんも元の学校に復学してハッピーエンド。良かったね。

 いやーありがちとは言え良い最終回だった。琴浦さんに素晴らしい友人ができたようで本当に良かった。本当に良かった。※大事なことなので
 流石にここからさらに突き落とす鬱展開なんてあったら流石に僕の犯罪係数が真っ黒になっちゃうところでした。……ちょっと期待していたわけじゃないぞ。
 個人的に半端なギャグやエロはいらないかなーとは思う。真鍋くんの思考が中途半端かなと。
 今回は琴浦さんとの再会という非常に重要なシーンなのでもうひたすらかっこよくキメても良かったとは思う。急に変なエロとかギャグを挟まれてもしらけてしまう。
 泣かせるところはしっかり泣かせて、笑わせるところはしっかり笑わせて、もうちょっとメリハリをつけてもいいかもとは思った。

 さて、琴浦さんにも友達ができたし、来週からはもうぬるーい萌え日常系ギャグアニメだよね。もう視聴継続はいらないかな。一応第5話も見てみるけどさ。

今更『School Days』(アニメ版)を考える

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 ニコ生のアニメ『School Days』一挙放送を見たので。

 本作の主人公伊藤誠はクズ。正真正銘のクズ。
 初めは純情な男子高校生だったけど、ちょっとモテると勘違いしたばっかりに肉欲の赴くまま世界と言葉を乗り換え続けたクズ。こいつに誠実さなんて欠片もねえ。

 さて問題はこの二人に振り回される二人の少女、西園寺世界と桂言葉である。
 言葉は誠と両思いなのだがきっかけが掴めずにいて、そこに世界が介入して二人をくっつけようとするわけだ。が、世界も徐々に誠に惹かれて行き、結果地獄の三角関係が生まれたわけである。

 ヤンデレというジャンルを作り出した言葉様。ぶっちゃけ、ずっと病んでる気がするけど。
 それでも言葉様は悪くない。ちょっぴり戦闘力が高すぎるだけだ。
 基本的にはずっと誠を見続けてきた一途な少女。途中、世界が奪っていった時もどうすればもう一度振り向いてくれるかと考えて誠一直線だったのである。
 まあ言葉様はお嬢様で浮世離れしていて結構な天然であり、知らず知らずのうちに他人を攻撃していたというのもある。

 そして個人的に結構な悪女なのが西園寺世界。
 どうすれば誠を奪うことができるのか誘惑した張本人。誠がくずすぎる気もするけど、世界自身もある程度狙っていたかのような言動をしている気がする。
 そして誠と言葉がイチャイチャしてたら、誠ではなく言葉を攻撃するという意地の悪さ。まさに”恐ろしい女”である。いや、"女は恐ろしい"か。
 とにかく女性というものをぎゅっと濃縮した危険人物なわけであった。
 いろいろと喋るけどそのほとんどが自分を正当化するための言い訳にしか過ぎない。

 人を愛するということに関しては言葉様が勝っているが、恋愛に関しては世界の方に軍配が上がる。人を愛するだけでは恋愛とはいえない。そんなことをこの作品は物語っているのだと思う。
 そしてなんだかんだ言っても誠はクズなのである。彼がもうちょっとまともなら二人の犠牲者は出なかったのだ。

新世界より 第十七話「破滅の足音」

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 (26歳編が)ついに始まった

 マリアとマモルから12年後。サキはバケネズミの研究を、サトルは生化学の研究者となっていた。
 サキの仕事はバケネズミの研究と現在のコロニーの管理。そんななか、近くの2大コロニーである大雀蜂コロニーと塩屋虻コロニーの衝突事件があった。大雀蜂派のコロニーが塩屋虻派コロニーに襲撃されたと報告があるも、塩屋虻は襲撃したコロニーとは無関係を主張。結局話し合いは平行線のまま2大コロニーの戦争という形となる。
 古くからの大コロニーである大雀蜂と、最近になって吸収合併を繰り返した烏合の塩屋虻連合軍では大雀蜂優勢の様相を見せていたが、まさかの大雀蜂壊滅で塩屋虻大勝利の報告。
 一体スクィーラ率いる塩屋虻コロニーは一体何を画策しているのか。

 いやいや面白い。

 バケネズミと人間の関係を整理すると、人間は完全にバケネズミを管理していて、数が減った人間の労働力をバケネズミを行使して補っているということ。バケネズミは一定の貢物を人間に提出する代わりにコロニーの安全を保証されているようだ。コロニー同士の戦争もあくまで人間が管理した上で行うようだ。

 次にクズィーラの居る塩屋虻コロニーの動きがまったくの未知数で気になる所。塩屋虻コロニーの兵隊はまさかの銃器を用いていた。しかも薬莢を用いた改良型マスケットだから、18世紀〜19世紀レベルの加工技術と思われる。
 何気にかなりの高度な知識を持っていて、人間側は本当に大丈夫なのか心配になってきた。呪力があるから大丈夫ーなんて思ってるけどそのうち寝首をかかれそうだ。

 そしてEDははなざーさんの曲に変更。
 はなざーさんのキャラはいなくなったと思ったけど、また出番あるのん?
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ついったー
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