February 10, 2006

Toto「Africa」

収録アルバム:IV

この壮大なスケール感!決してヘヴィな音、というわけではないんですが、
ホントにアフリカの雄大な大地が目の前に広がりそうな、分厚くて素敵な音です。
イントロからラストまで、何もかもが完璧だと思います。
もしいつか僕が自分用のホームシアターを持ったら、真っ先に聴きたい1曲です。
ついつい体をゆったり動かしたくなる快適なグルーヴ感も絶妙です。

Totoの名曲って、昔っからそうなんですが、
空間の広がりを演出するのがものすごく上手いんですよ。
それは澄んだ音色のキーボードや、冴えたパーカッションや、
程好く曲に絡んでくるギターや、分厚いコーラスや、
それらが一体となって生まれる独特の”間”のおかげなんですが、
この曲はそれら全てが、ものすごくハイレベルに詰め込まれてると思います。

絶対今CMでこの曲が使われたりしたら、
若い人たちの間にもTOTOブームが再来すると思うんだけどなぁ・・・。

Axxis「Paradise In Flames」

Paradise in Flames

いいアルバムしっかり出してるのになぜか知名度のないバンド、Axxisの新作です。
・・・amazonに画像もない、日本盤発売も今のところない、とは・・・。

でもこれ、かなりいいアルバムだと思います。
女性ヴォーカルフィーチャー、ハイトーン抑え目、と、
ちょっとヴォーカルのBernhard(実写版マリオな顔になってる・・・(笑))控えめですが、
それでも曲がよければ全然OKなワケでして。
音的には、Scorpions+Accept+Helloween÷3という感じの、
ジャーマン謹製クワイア入り直球ど真ん中メロディアスメタルですが、
とにかく曲が素晴らしい!音が太い&分厚くて素晴らしい!
1回目聴いてもちょっとピンとこないなぁ、と思った曲でも、
気がついたらサビが頭の中をぐるぐる回ってたりするから不思議なもんです。
1曲目のイントロから続く「Dance With The Dead」のダークに突っ走る感覚は絶品!

女性ヴォーカルが参加したことで、北欧シンフォニックゴシックのような透明感も
生まれてきてます。特に、デュエットバラード「Don't Leave Me」は、
このバンドお得意の世界にその透明感が加わった名曲です。
バラードで「Don't Leave Me」なんていわれると、
ついつい「誰も〜いなぁぁい♪」って歌っちゃう僕のようなやつは置いといて(笑)

これだけいいアルバムを日本盤発売しないなんて、もったいないぞAvalon。

January 27, 2006

Toto「Falling In Between」

Falling In Between

前作「Mindfields」から7年。カバーアルバム「Through The Looking Glass」から5年。
もうTotoとしては活動せずに、全員セッションマンでやってくのかなぁ・・・。
とちょっと寂しい思いをしてたところに、やっと新作が届きました!

前作「Mindfields」も深みのある、
オトナって感じのいいアルバムだったんですが(4曲目を除いては)、
今回は、待ちまくったってことを差し引いても、それ以上にいいアルバムです!!
Lukatherのギターが全体的なアンサンブルの中で、
絶妙のバランスを保ちながら、バリバリに効いてます。
ヘヴィチューニングに切り替えたのにはちょっとびっくりしましたが、
Bobby Kimballが力強い歌を披露してくれているので全然違和感なし。
むしろ、ダイナミックさが増した感じすらします。
躍動感や音の広がり、キーボードやSaxの音のキレイさがハンパないんです。

久々に、これぞToto!という感じのコードマジックを堪能できます。
お洒落にまとまりながらもこじんまりとしない歌メロやハーモニーは超一級品です。
楽器隊のアンサンブルもガッツポーズ連発です。
新加入のキーボーディストGreg Phillinganesもものすごく歌が上手い人で、
(この人名前初めて聞きましたが、TOTOに加入するくらいだから
きっとフュージョン界、AOR界のベテランなんでしょうね)
これでライブやったらものすごいコーラスが分厚くなるだろうなぁという感じです。
彼がきっと、アンサンブルやコーラスに新しい風を入れてくれたんでしょう!!

そしてそこに、なんとJoseph Williamsまでもコーラス参加しちゃってます。
さらにさらに、何とゲストフルート奏者にはあのIan Andersonが!!
えっ、Jethro Tull!?と思わずオフィシャルサイト見ながらツッコミ入れました(笑)

曲は「Kingdom Of Desire」以来の、Lukather主導の
”聴きこんだら味が出て、流して聴いてたら部屋がいい感じになる”路線ですが、
その中でもあっちこっちに昔のTotoを思い出させてくれる感じの場面が見れます。
特にLukather本人が「第2の”Africa”」と言ったとか言わないとかの3曲目など、
確かにそう言うのもわかるよなぁ、って感じの、Totoにしかできない名曲です。

Radioactiveなどの弟子がいいアルバムを連発しているので、
本家がとことん張り切ったのかな?という感じです。
いや〜、2006年しょっぱなから超うれしい出来事ですこれ。

January 26, 2006

Arena (Sweden)「Take On The Run」

収録アルバム:Arena Sweden

ものすごくポップです。
音作りは普通のポップスといってもいいくらいにライトタッチです。
しかし!この素晴らしすぎるメロディが、この透き通ったシンセの音が、
メロディアスハードロックファンにも十分すぎるくらいに、
アピールしまくってくれるんですね〜。

CDを入れたらこの曲が流れてきた時のうれしさといったら、すごかったですよ〜!
「うわ〜、軽いなぁ、これハズレだったかなぁ」と思ったのも束の間、
5秒後にはこれむちゃくちゃいい曲じゃんとすっかりハマっておりました。

Aメロではほのかに哀愁を感じさせつつも、徐々に明るくなっていきながら、
最後その明るさ、爽やかさがサビでぽぽぽ〜んと弾けます。
このいうキレイな流れを、ほとんどアレンジに頼らず、
メロディの構成だけで見事に作り上げているってのがすごいですね〜。

最初軽いなぁと思っていたリズムも、今となっては、
スキップするかのごとき明るく軽快な疾走感を生み出してくれる、
絶妙のアレンジなんじゃないかなぁと思います。

UFO「Misdemeanor」

Making Contact/Misdemeanor (UK) [2-On-1 CD]

え〜!今この名盤がこういう体裁でしか売られてないなんて・・・。
まぁ、かく言う僕も大阪の中古CD屋でゲットしたわけですが。

しかし、UFO=Michael Schenkerがいた70年代で終わったバンド、
と思っていらっしゃるロックファンの皆様、
UFO=ピンクレディーと思っていらっしゃるロックファン以外の皆様、
この隠れ名盤(ほんとに”隠れ”てるのが悲しい・・・)を忘れないでくださいよ〜。

このアルバムでは、UFOは、Michael Schenker以上の主張を見せるギタリスト、
Atomic Tommy Mを迎え入れています。
この人、今どこで何してるんだかわからないんですが、
そのプレイはもう聴いたらぶっ飛びますよ〜。

もともとUFOの楽曲って、ギターソロを抜きにしてみると、
最初から最後までシブイ、サビになっても大きく盛り上がりはしない、
だけど決してゆるゆるのまったり、落ち着きすぎ、ということではなく、
シャープで一枚岩なバンドサウンドが味わい深く、しみじみ聴ける、という、
実はそんなに若い人向けではない感じの音なんですよ。
だから、ギタリストが歌以上にしっかり聴き手を煽ってくれないと、
曲の面白さが半減、なんてこともけっこうあるんです。
(といっても再結成後4枚くらいはそのバンド自体がゆるゆるだったんですが・・・)

そこで、Michael Schenkerだったり、Vinnie Mooreだったり、
このAtomic Tommy Mだったりというスーパーギタリストの出番となるわけですが、
しかしまぁこのTommy Mさんの暴れっぷりはハンパないですわ。
どの曲もギターソロは耳を惹くものばかりです。
技全開の、「俺の出番だっ!」とばかりにテンションの高い、
スリリングなプレイが炸裂しまくってます。

で、このアルバムがもうひとつ素晴らしいのは、
そのギターに触発されてか、ヴォーカルもめっちゃくちゃ頑張ってるんですよ。
「えっ!?Phil Moggってこんなに上手かった?」という場面もかなりあります。

というわけで、ギタリストが全員を煽りたてて盛り上げてできた名盤です。
そんな底力をこのアルバムで堪能してみてください。

January 24, 2006

B'z「衝動」「結晶」

B'z New Single!:衝動

明日発売!のニューシングルです。
入荷日の今日でも買えるので、しっかりと買ってきました。

「衝動」は、コナンのオープニングテーマとして、
お子様たちにもすっかりおなじみの、ノリノリハードロックです。
"誰もが無限の可能性を 抱きしめて生まれてきたんでしょう? ねぇ。”
って言うフレーズは、そのお子様たちに向けて歌われたんでしょうかね〜。

路線としては「愛のバクダン」系統ですが、
シンプルさを前面に打ち出したあっちはあっちでカッコよく、
こっちの方がかなり細部まで凝って作ってあるなぁ、という印象を受けます。
ギター弾くとわかるんですが、ものすごく多彩なプレイが詰め込まれてるんです。
ヴォーカルも、凝ったコーラス、AメロからBメロにうつるブレイク、
「しょぉぉぉぉどぉぉぉっ!!」の激烈シャウトなど、聴きどころ満載。

稲葉さん松本さんは”曲の聴きどころ””作品のコンセプト””曲のポイント”を
”インタビューで聞いてはいけない3大事項(笑)”に挙げていますが、
これだけ聴きどころだらけの曲を持ってこられたら、
その3大事項は聞くも野暮、語るも野暮ってもんでしょう。

一方、2nd Beat「結晶」は、この季節にぴったりの切ないラブソングです。
ちょっと前にレコーディングされた曲らしいですが、思いっきり冬の曲なので、
出すタイミングを見計らっていたという曲です。
音的に「GREEN」の頃かなぁと思います。
確かに、夏のアルバム「GREEN」に、季節感が真逆なこの曲は入れれんわ・・・(笑)

歌詞の情景がものすごくはっきりと思い浮かんでくるんですよ〜。
こういう、一瞬の風景を切り取る歌詞書かせたら、稲葉さんは天下一品です!
で、ギターもこだわりまくりです。
間奏なんて、どれがメインソロだかわからんくらいにアンサンブルが絶妙です。
Aメロのオシャレな感じ、Bメロのささやき、サビのキレイなメロディ、
どれもが見事につながっています。こっちも聴きどころ満載です。

わずか2曲、トータル7分半くらいですが、
こんなに濃い7分半を彩れる人たちもなかなかいないですよ〜。

ちなみに、CDにはこんなイラストがついてきます。
ゆ・・・夢の共演・・・(笑)衝動裏ジャケ

January 20, 2006

GLAY×EXILE「SCREAM」

シングル:SCREAM

この曲が出た当時は、恥ずかしながら、
「最近のGLAY微妙だしな〜、おまけに組んでる相手がEXILEって・・・
100%音が合わなくて中途半端になること間違いなしじゃんか」
なんて思い込んで、スルーしてました。

ところが、友達がカラオケでこの曲歌ったら・・・
「げっ、めちゃめちゃカッコいいじゃん!」と考えを改めまして。
聴きたかったんですが、プロモーションビデオ興味ない僕にとって、
1曲しか入ってないシングルのために1200円は高いなぁと思っていたら、
偶然Book Offで350円で売ってたので即買いました。

ひっさびさにGLAYがマジになったなぁ、やった〜!!という感じの曲です。
EXILE色が強い感じのこの曲の中でも、がっつりGLAYの主張は通ってます。
GLAYのかっちりしたノリに、EXILEのダンスなノリが合わさって、
絶妙のグルーヴがにじみ出まくってます。
「えぇ〜、EXILEぅ〜?」って躊躇してるGLAYファンの皆様、
「えぇ〜、GLAYぃ〜?昔は良かったけど・・・・」って
ナメてかかってるEXILEファンの皆様、この曲めちゃくちゃカッコいいですよ!!

Queensryche「Operation: Mindcrime」

Operation: Mindcrime

ものすごくダークで、ものすごく社会派なストーリー
(詳しくはネタバレになるので書けませんが・・・)に乗せて、
長い曲短い曲、静、動、バリバリのメタル、美しいパート、
それらが次々と、流れを途切れさせることなく、完璧につづられています。
アルバム全体で、ひとつの映画を見ているような感じです。

こういう、アルバム全体がつながった話になってるアルバムを
コンセプト・アルバムっていいまして、
ヘヴィメタルの世界にはこういうカテゴリーに入る名作も多いんですが、
(J-POPではB'z「FRIENDS」や倉木麻衣「FAIRY TALE」などがコンセプトアルバムの名作!)
このアルバムは、そういうコンセプト・アルバムの歴史の中でも、
屈指の名作といわれてるアルバムです。

なんでしょうか、流し聴きを許してくれないくらいに密度が濃いんですよ。
さらにバリバリに知性の高さを感じさせつつも、イヤミじゃなく、
曲の良さに僕のような一般庶民も惚れこめます。
でもって思いっきりオープニングからシリアスなんで、気がついたら、
このアルバムのその世界観にぐいぐい引っ張られていって、
そしたら最後まで一気に聴き進んでいってしまいます。
おいおい、反則だって!と思わずツッコミ入れてしまいたくなるくらいです。

これがあまりに名作過ぎて、
それ以後のQueensrycheの作品は全部これと比較されちゃってたり、
コンセプト・アルバムの名作の評価に「Operation: Mindcrimeの次に素晴らしい!」
とかって引き合いに出されたり、と何かと罪なアルバムですが、
聴いてみればその理由がわかると思います。

January 19, 2006

Sammy Hagar「I Can't Drive 55」

収録アルバム:VOA (Voice Of America)

ノリノリ8ビート、ポップ&キャッチーなロック、歌うはわれらがSammy Hagar、
もうそれだけで名曲間違いナシの風格ですが、実際かなりの名曲です。
この曲、Van Halenのライブでも歌われてたくらい(ライブ盤にも確か入ってました)
なんで、Sammyさん自身かなりお気に入りの曲のようです。

何ていうか、シンプル&ポップ一発勝負、
誰でもノリノリにさせてSammyさんの勝利、といった感じの曲です。
たぶん有線とかでもけっこうかかってると思います。

しかし、"Can't Drive"とか言っときながら、
この曲、実際はものすごくドライブのお供に合いそうですね〜。
う〜、早くペーパードライバー卒業したいぞ。
そしてこの曲を欠けて高速走ったらハマルだろうなぁ、な〜んて
考えてたりもするわけですが、免許取ってからほとんど車乗ってないんです(泣)

T'Bell「Replay」

う〜ん、amazonで検索かけても出てこない・・・。
きっとあるとは思うんですが、
何せバンド名もアルバム名も検索しにくいのなんのって。
アポストロフィ含めて検索してくれるとすごく楽なんですけどね〜。

まぁ、グチはさておき、そんな検索の難しさをかいくぐってでも、
(確かHMVやCD Shop Goldとかだと"T'Bell"で一発で検索できたはず!)
ぜひとも聴いて欲しいアルバムです。

軽快なキーボード(エレピアノかな?)がものすごく爽やかで、
ハードすぎずソフトすぎず、ただただメロディはものすごくキレイ、
そして清涼感&フック満点、おまけに全曲クオリティ高し、という、
まぁメロディアスハードファンにもそうでない人にも、
きっと桃源郷のような優しい気分をもたらしてくれるアルバムです。

元祖ともいうべきKansas、Styx、Chicago、Journey、
Boston、Toto、Axeあたりのバンド以来、
いろんなメロディアスハードの名盤が世に出てきましたが、
それら全ての個性の平均をとった感じ、という音です。
なんていうか、今から20年前にリリースされても、
20年後にリリースされても、古くも新しくもならない、
すごく普遍的ないい曲が揃った感じなんですよね。

個性が強いだの、アクが強いだの、
そういうのも好きは好きなんですが、そればっかり追い求めてると、
こういう普遍的なメロディアスハードの名盤を聴き逃しますよ〜。
このよさは、いつの時代も聴いた人はわかるはず!!

January 18, 2006

Loudness「Exultation」

収録アルバム:RACING/音速

めっちゃくちゃモダン系ヘヴィな音で、カッコいいギターリフが、
これ1曲だけで何パターンも聴けて、ものすごく美味しいと思います。
ヘヴィで、しかも思いっきり疾走してる、という、
まぁ疾走系メタルファンには夢のような音だと思います。
再結成後何作かのような考えすぎてドツボinな感じじゃなく、
「おぉ〜、ひっさびさにLoudnessが体張って暴れてるぞ〜」って感じの曲です。

途中で静か&ダークになったあと、
いきなり爆走し始め、そのあと高崎さんのバカテクギターソロが炸裂します。
これがまた血が躍る感じの、ラフ&パワフルなソロで、めっちゃカッコいい!!

ヴォーカルが思いっきり小さくミックスされちゃってるので、
せっかくの二井原さんの歌があんまり聴こえないのはちょっと難点ですが、
それでも「おぉぉ、熱唱してる〜!」と熱くさせてくれます。
やっぱり音は小さいので、ハイトーンな部分だと、
歌詞見ないといつも以上に何歌ってるのかわからないですが(笑)

とにもかくにも、歌謡曲系、様式美系メロに非ず&超ヘヴィなので、
80年代のジャパメタ王道まっしぐら路線を期待してこの曲を聴くと、
思いっきり肩透かしを食らうかもしれません。
でも、でも、いいじゃないですか!
僕としては、路線がなんであろうと、どれだけヘヴィでも、
これだけカッコいい曲聴かせてくれれば大満足です!!

John Sykes「20th Century」「Loveland」

20th Century

まずは、「20th Century」の方から。
ずばり、路線はメロコア&ロックンロール系的な感じです。
それだけで、かなり多くの彼のファンが、てっきりJohn Sykesは、
ブリティッシュハードロックの伝統を守る路線で行くと思ったのに・・・と、
1〜2回聴いてるだけの間はけっこうビックリしてた記憶があります。

しかし!このアルバムはそんなメロコアみたいに安っぽくないですよ〜!!
(いや、もちろんメロコアでも安っぽくないアルバムは多いんですが、
 どうもこのジャンルは個人的にハズレ掴まされてるので・・・)
ヘヴィでガッツあふれるハードロックが堪能できます。
もちろん、あのJohn Sykesですから、歌もギターもお手のもの。
これでもか、これでもか、と、ハイテンションでギター弾き倒してます。
思わず「おぉぉ!?今のは!?」とうなるギターソロもいっぱい。

収録時間も短く、(40分くらい)一気に聴き倒せます。
バラードなし!メロウな部分なし!
まさに「漢&職人・John Sykesここにあり!!」といった感じの、
ものすごくスカッとするアルバムです。
豪放磊落、乾坤一擲、そんな四字熟語が思い浮かんできます。

Loveland

続いて、「20th Century」と対になってる感じのこっちもあわせて紹介します。
「20th Century」が破天荒ハイテンションだったのに対し、
こっちはスロウ&メロウなバラードアルバムです。
名曲「Please Don't Leave Me」のリメイクも入ってます。

もう1枚の方であれだけ弾き倒しゃ十分だ、とばかりに、
こっちは、曲によってはギターソロがありません。
バラードアルバムなんで、無理にソロ入れて雰囲気崩れるよりも、
こっちの方がよかったりして。
しかし、ソロは控えめですが、それでも芳醇な泣きをかもし出してくれます。

彼自身によるヴォーカルは、朗々と歌い上げるという感じではないんですが、
こういうアルバムだったら、これくらいしんみりと歌ってくれればバッチリです。

というわけで、今回は2枚セットで紹介してみました。
ただ、この2枚、”バラード””ハードロック”という分け方が
ものすごーくはっきりとなされているせいで、
せっかくそれぞれの曲がよくても、曲調が多少似通うのは否めませんので、
通して聴いてるとそのせいでちょっとくどく思える時もあります。

どっかのレビューサイトでこの2枚のアルバムを取り上げてたんですが、
(すみません、リンク失念しました)そこに書いてあったことですが、
「この前買ったiPod Shuffleに、これ入れて聴いてりゃ、くどくはならないだろう」
・・・なるほど!その手があったか!
・・・って、その前にiPod買わなきゃっ(泣)

January 10, 2006

Tears For Fears「Shout」

収録アルバム:Songs from the Big Chair

これも、ものすごく不思議な曲です。
時に和風に、時にアフリカ風に、とにかくなんだか原始的な感じのするメロディが、
時に歌で、時にシンセで、ゆったりと流れてゆきます。
曲が進むにつれて、どんどん音が増えていき、最初はけっこうシンプルなんですが、
ラストにはもう宇宙空間のような広がりを見せてくれます。
スピードのある曲じゃないんですが、疾走曲以上にぐいぐいと、
それでいてムリヤリにではなく、聴き手を引っぱっていってくれる感じです。
気がついたら体ごと、この曲の世界に包まれてるような感覚になれます。

サビのメロディはクセになりますよ〜。
電車を待ってるときとかに、不意に口をついて出てきたりしますもん。
Shout, shout, let it aloud♪
These are the things I can do without♪
Come on, I'm talking to you, come on♪って。

Peter Gabriel「Peter Gabriel IV (Security)」

Security

今日は一風変わった感じのアルバムを紹介します。
ワールドミュージック系ポップス?プログレ?
・・・となんだかジャンル分け不可能な曲が詰まっています。
けっこう存在感的には孤高のアルバムかもしれません。

だからといって、難解なわけでは決してありません。
これでもか、これでもか、というくらいにこだわって作りこんである中に、
絶妙のポップセンスが感じられ、けっこう聴きやすい音になってます。
ひとつひとつの曲の中に、無限に広がってゆく空間を入れ込んだような感じです。

そして、それぞれの曲が、聴いてる人に深いイメージを持たせてくれます。
僕が感じたのは、ジャケットの色使いもそうですが、
全体的に青というか、エメラルドグリーンというか、
だけど空でも海でもない、人智を超えた何か、そんな感じのイメージでした。
もちろん、あなたがこれを聴いた時にはまた違った色が思い浮かぶかもしれません。
そんな風に、想像力をものすごく刺激する音なんですよ〜。

ヘッドフォンで聴くと、ものすごい広がりを感じます。
ホームシアターで聴いたら、それこそ映画以上のスケールを味わえるかも。

この感想文だけ読むと、ちょっと難解に思われる方もいらっしゃるかもですが、
全然難解じゃなく、マジで聴きやすいです。
Tears For FearsやEnyaなどが好きな方には絶対にオススメです!