Tears For Fears「Shout」Loudness「Exultation」

January 18, 2006

John Sykes「20th Century」「Loveland」

20th Century

まずは、「20th Century」の方から。
ずばり、路線はメロコア&ロックンロール系的な感じです。
それだけで、かなり多くの彼のファンが、てっきりJohn Sykesは、
ブリティッシュハードロックの伝統を守る路線で行くと思ったのに・・・と、
1〜2回聴いてるだけの間はけっこうビックリしてた記憶があります。

しかし!このアルバムはそんなメロコアみたいに安っぽくないですよ〜!!
(いや、もちろんメロコアでも安っぽくないアルバムは多いんですが、
 どうもこのジャンルは個人的にハズレ掴まされてるので・・・)
ヘヴィでガッツあふれるハードロックが堪能できます。
もちろん、あのJohn Sykesですから、歌もギターもお手のもの。
これでもか、これでもか、と、ハイテンションでギター弾き倒してます。
思わず「おぉぉ!?今のは!?」とうなるギターソロもいっぱい。

収録時間も短く、(40分くらい)一気に聴き倒せます。
バラードなし!メロウな部分なし!
まさに「漢&職人・John Sykesここにあり!!」といった感じの、
ものすごくスカッとするアルバムです。
豪放磊落、乾坤一擲、そんな四字熟語が思い浮かんできます。

Loveland

続いて、「20th Century」と対になってる感じのこっちもあわせて紹介します。
「20th Century」が破天荒ハイテンションだったのに対し、
こっちはスロウ&メロウなバラードアルバムです。
名曲「Please Don't Leave Me」のリメイクも入ってます。

もう1枚の方であれだけ弾き倒しゃ十分だ、とばかりに、
こっちは、曲によってはギターソロがありません。
バラードアルバムなんで、無理にソロ入れて雰囲気崩れるよりも、
こっちの方がよかったりして。
しかし、ソロは控えめですが、それでも芳醇な泣きをかもし出してくれます。

彼自身によるヴォーカルは、朗々と歌い上げるという感じではないんですが、
こういうアルバムだったら、これくらいしんみりと歌ってくれればバッチリです。

というわけで、今回は2枚セットで紹介してみました。
ただ、この2枚、”バラード””ハードロック”という分け方が
ものすごーくはっきりとなされているせいで、
せっかくそれぞれの曲がよくても、曲調が多少似通うのは否めませんので、
通して聴いてるとそのせいでちょっとくどく思える時もあります。

どっかのレビューサイトでこの2枚のアルバムを取り上げてたんですが、
(すみません、リンク失念しました)そこに書いてあったことですが、
「この前買ったiPod Shuffleに、これ入れて聴いてりゃ、くどくはならないだろう」
・・・なるほど!その手があったか!
・・・って、その前にiPod買わなきゃっ(泣)

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