Arena (Sweden)「Take On The Run」Axxis「Paradise In Flames」

January 27, 2006

Toto「Falling In Between」

Falling In Between

前作「Mindfields」から7年。カバーアルバム「Through The Looking Glass」から5年。
もうTotoとしては活動せずに、全員セッションマンでやってくのかなぁ・・・。
とちょっと寂しい思いをしてたところに、やっと新作が届きました!

前作「Mindfields」も深みのある、
オトナって感じのいいアルバムだったんですが(4曲目を除いては)、
今回は、待ちまくったってことを差し引いても、それ以上にいいアルバムです!!
Lukatherのギターが全体的なアンサンブルの中で、
絶妙のバランスを保ちながら、バリバリに効いてます。
ヘヴィチューニングに切り替えたのにはちょっとびっくりしましたが、
Bobby Kimballが力強い歌を披露してくれているので全然違和感なし。
むしろ、ダイナミックさが増した感じすらします。
躍動感や音の広がり、キーボードやSaxの音のキレイさがハンパないんです。

久々に、これぞToto!という感じのコードマジックを堪能できます。
お洒落にまとまりながらもこじんまりとしない歌メロやハーモニーは超一級品です。
楽器隊のアンサンブルもガッツポーズ連発です。
新加入のキーボーディストGreg Phillinganesもものすごく歌が上手い人で、
(この人名前初めて聞きましたが、TOTOに加入するくらいだから
きっとフュージョン界、AOR界のベテランなんでしょうね)
これでライブやったらものすごいコーラスが分厚くなるだろうなぁという感じです。
彼がきっと、アンサンブルやコーラスに新しい風を入れてくれたんでしょう!!

そしてそこに、なんとJoseph Williamsまでもコーラス参加しちゃってます。
さらにさらに、何とゲストフルート奏者にはあのIan Andersonが!!
えっ、Jethro Tull!?と思わずオフィシャルサイト見ながらツッコミ入れました(笑)

曲は「Kingdom Of Desire」以来の、Lukather主導の
”聴きこんだら味が出て、流して聴いてたら部屋がいい感じになる”路線ですが、
その中でもあっちこっちに昔のTotoを思い出させてくれる感じの場面が見れます。
特にLukather本人が「第2の”Africa”」と言ったとか言わないとかの3曲目など、
確かにそう言うのもわかるよなぁ、って感じの、Totoにしかできない名曲です。

Radioactiveなどの弟子がいいアルバムを連発しているので、
本家がとことん張り切ったのかな?という感じです。
いや〜、2006年しょっぱなから超うれしい出来事ですこれ。

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1. Falling In Between ?? TOTO  [ パパメタラーの物置 ]   January 29, 2006 01:30
7年ぶりとなるスタジオアルバムだそうです、大御所TOTOの新譜「Falling In Between」が出ました。まだ5??6回聴いただけなんですが、最初に言ってしまうと、往年のTOTOの雰囲気をかなり取り戻している、いい音だと思います。      私は、TOTOは「The S...

この記事へのコメント

1. Posted by stromblad   January 29, 2006 01:34
こんばんは。ご無沙汰してます。私も先日これを聴いて、久々に嬉しい思いをしました。JAZZ・FUSIONの色が強いながらも、往年のTOTO復活の音だと思います。 私も記事にしたのでTBさせていただきました・・・

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