5/31発売のAzulite新作「タマユラミライ」をクリアしました

タマユラミライ01
可愛い原画と深野町を舞台とした魔法使いと妖異たち、そして主人公である夜羽睦季の物語
フタを開けると妖異たちと織りなす魔法使いの想像以上にハートフルな物語でした

OPのヤマウバとかバトル感あるところからもっと殺伐とした展開かな?と思ってたんですが、妖異たちが想像以上に良いキャラが多い、特に個人的には序章に出てくる経立と人狼の不器用な友情が凄く好きですね
タマユラミライ04
体験版は未プレイでしたが、恐らくOPまでの経立と人狼、そしてゴンゲサマと竜胆の話、魔法使いである睦季の役目を描く序盤の物語は、ファンタジー作品での妖異・妖怪の位置づけとしては中々目新しくて(私の読書量が少ないので探せばあるとは思う?のですが)、ある意味ヒロインとのイチャイチャが無くてもイケるとか思ったりw

なんて言いつつも、茉宮祈芹さんとあめとゆきさんの描く各ヒロインも可愛くてどちらにも良い作品です

以下、ネタバレも含みつつ、各ヒロイン(ルート)ごとの感想を・・・・・・

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各ルートですが、白のルートが他の3人クリアまでロックされているため、グランドルートが白、その他各ヒロインはどの順番でもクリア可能です。
でも個人的には睦季や深見町の過去の物語との関係性から、みだり→花子→由岐奈の順がオススメかな

ということで、クリア順に各ヒロインの感想を

○水晶石 みだり(ミランダ・リュスト)
タマユラミライ05
タマユラミライは各ヒロインごとに常套句や口癖があるのが特徴的な気がしますね、みだりの場合は「先生ったら、いけない方・・・・・・」、くすはらゆいさんのボイスでこのセリフを囁かれるとゾクッときます

サキュバスなのに淑やかというギャップが凄くそそるけど、想い人とは結ばれてはならないという流れのためか、妖異に関わる事件は、穢れを負ってしまった付喪神の鉄釜とその妻、愛する者同士でありながら、穢れてしまったために傍にいることはできない、そんなヤマアラシのジレンマの話です

このルートでの睦季の気持ちの流れはよくわかります、みだりの様な金髪巨乳の秘書といつも一緒にいたらそりゃぁもう、しかも相手が自分を好きだとしたら・・・・・・なんなら精を吸い尽くされても本望と言うべきかもしれないですねw

にしても他のルートの場合のみだりさんはどうなるんでしょう、睦季が誰かと結ばれたのを見届け、初恋を胸にしまって淫魔としての本道に立ち返ったり、・・・・・・ちょっとイメージできないですが、ポーションだけでも限界は見えてくるとなるとどうなるのかちょっと気になります

ルート最後の魔王に誓う結婚式、そしてそれを綴った手紙の蝶が飛ぶシーンはとても綺麗で本作屈指の見どころですね
タマユラミライ06

○猫天宮 花子
竜胆の従者にして学校のトイレと河童の主、物語開始から睦季ラブなトイレの花子さん正体は水の妖異水虎・・・・・・キーワードは「ラブ」or「天誅」
タマユラミライ07
ショートヘアに長めの前髪のメカクレ少女、少女というには年齢はアレだけど・・・
恋を知りたいという花子が、恋をするために自らの力を制限してまで睦季とともに居ようとする花子
ぶっきらぼうだったり、校長室で妙に世情に詳しくなってたり、色々と個性的なキャラだけどそんな花子のCVは杏花さん
これが結構ハマってる感じがして、一通りクリアして全キャラの中で一番合ってると思える
キャスティングでした
このキャラ感は「閉じたセカイのトリコロニー」のぶっきらぼうな妹、宮守心音にも感じたけど、杏花さんこの手のキャラ凄く合ってます

花子ルートは共通からの流れのまま、恋を知りたい花子が睦季との仲を深めようとするある意味王道な物語、妖異に纏わる話は、猫川の妖異の勢力争いから花子を頼ってきた水の妖異たちを説き伏せる物語でしたが、この辺は作品の舞台設定を活かしつつもわかりやすい話でした
タマユラミライ08


○神掛 由岐奈
HP見たときはグランドルート用ヒロインだと思ったんですよ・・・・・・と思ったら、みだり・花子と同じく一応最初から選択肢があるヒロインでした
タマユラミライ09
由岐奈は、かなり回りくどい比喩が口癖ですね、普通の会話でこの回りくどさはある意味才能としか思えないw

由岐奈の物語は、オツキサマを取り戻す話ですが共通ルートから由岐奈にある魔法の素質や蒔奈の二人の過去の話など情報が少しずつ出ているので、みだりや花子のルートに比べると長さを感じます
また、過去の事実で物語の核心に触れる部分は、睦季が知るシーンでも読み手には伏せる、由岐奈ルートで言えば、共通部で睦季が由岐奈とフルネームを聞いた時、蒔奈と同じ苗字であることに気づいても、表に出さない様にしたってところ
この辺、物語の核心に触れる部分は物語のクライマックスまでは敢えて隠していく手法は、好き嫌いがありそうですが、謎解きとして面白かったです

序盤はツンな上に人間不信まで入ってて、他のヒロイン達が最初から睦季ラブなところと一線を画しているのでキャラが立っていますが、デレてもギャップが大きいのでどちらにしても良いツンデレ
ヤマウバとの過去により、オトナになれていない由岐奈、睦季と恋人になってからの反応がものすごく初々しい感じがするのもこの辺に理由があるのでしょうが、身体だけオトナで心がオトナになり切れてないとか文字にすると妙に変な気になるとか、自分の変態度がバレそうですねw
何にしても由岐奈と恋人関係になる『蜜月』からはイチャイチャが加速して色々捗ります

それと、由岐奈のルートでは睦季と白の真実に触れる部分もあり、最後の白ルートに向けて少しずつ隠されていた部分、というか明言されていなかった部分の確認がされていきます
白の口調が田舎っ子っぽいのが特徴的なのは、最初深野町の土地柄の表現なのかと思っていましたが、年代の問題だった・・・と
まぁその辺は最後の白ルートで語られる物語になるので、由岐奈と蒔奈、ヤマウバの物語の方ですが、蒔奈=ヤマウバは何となく予想通りだったので、最後は何等かで蒔奈を人として蘇らせる終わり方になるのかと思ってましたが、そこまで都合よくは無かったようで、ヒトガタに蒔奈の欠片を入れていつの日か成長・・・するのかはわからないけど、その辺はミライの物語ということで終わりますが、由岐奈のデレが日々加速しているようなので、FDでイチャラブが加速した物語とか見たくなる終わり方でした
タマユラミライ10


○小伯 白
共通ルートの最後、影のない白との夕暮れにより一番意味深なキャラだった白、その正体は70年前に事故死した少女
タマユラミライ11
グランドルートである白のルートは、由岐奈ルートのIFとも言うべき流れ、蒔奈とヤマウバの件を解決した後、睦季の手元にオツキサマの片割れが残された状態へ続き、由岐奈とは恋人になっていないため、由岐奈の中に残された蒔奈の欠片をどうすべきか、この悩みを共有することは無く、由岐奈とはちょっと距離があって由岐奈ルート直後だともどかしいスタートですね

白ルートがグランドルートたる所以は、睦季がフェレスと契約してまで若返り、魔法使いを続けている理由でもあり、睦季の役目の終わりを描くためのルートでもあるからですね
全ルートの中でタイトル回収になる「ミライはタマユラの様に不確か」が語られるのは、由岐奈ルートと白ルート、その辺からも由岐奈ルートからの白ルートを経て、睦季がお役目を終える流れってのが、物語としての本流になりますかね

それはそれとして、昭和戦中時代の人とは思えない白の容姿や服装は意外でしたが、とりあえずロリ巨乳の銀髪っ子っていう色々と自分の好みにストライクなキャラなので、Hシーンが特に好きです

そしてこのルートでは、白の他に紅やフェレスといった過去からの睦季の関係者との関係性にも言及されますが、紅は睦季視点で常に「いつまで経っても中学生の様なもの」と言っているからそのビジュアルなんですね、まぁ流石に共通ルート中でも気づけましたがw
あと、フェレスの悪魔モードビジュアルが出てきたのは正直意外、あれ出てくるならHシーンの1つや2つぐらい・・・とか思っちゃいました

さて白ルートでは、白を現世に留めている白や紅の執着、執着すまいとしていた睦季の想いの変化などにより白が消えかけたりしつつも、最後は二人が来世でも結ばれるよう願い、卯子鳥として羽ばたくまでを描きますが、睦季と白のラストとしてはやっぱりこうなるか・・・
って思ったとおりの最後でした
でも世界に祝福されて羽ばたく最後のシーンはとても綺麗でいい終わり方だったと思います
タマユラミライ12



作品全体で1つだけ気になったと言えば、Hシーンの1枚絵が好みのカットが多かったので、いつも以上にHシーンをゆっくりAUTOで聴いてたんですが、ヒロインセリフが無い時のBGV、基本的にはH前半と後半のアガるところの2種類ぐらいかと思いますが、HシーンのBGVってのは使用回数が多くなるので、最初の入りが感じてる声の大きめな入り方すると、何度も聴いててリピートされるのに違和感が出てくるってのがあるなぁ・・・って今回気付きました
多分、この作品だけじゃないと思うんだけど、BGVは何回流れても、ある意味微かに聴こえるぐらいの喘ぎ声というより吐息的なものだけの方がいいのかな?とか、まぁ個人の好みがあるとは思うんだけど

あと、本作は各ルートの要所で流れるBGMが凄く良かったです、特に「明日の風」と「タマユラミライ」の両曲は、良いシーンで流れるのでクリアした後もサウンドモードで聞き入ってます
また、グランドルート解放時点でタイトルから白が消えて、タイトルBGMが「タマユラミライ」に変わるんですが、この使い方凄かった、タイトル戻ったとき震えました


ということでタマユラミライ、全体的にほっこりとする物語で読後感が良い作品でした
おまけのHシーンもしっかりED後の物語として見れて良かったです