「見た・・・のですね?」
女は、絞り出すように言う。
屋敷の大広間。
女は障子を背にして、一糸纏わぬ姿で立つ。
大広間の奥には、男がひとつになったばかり赤子を抱えて片膝をつき、呆然と女を見上げている。
男の目は、女の姿を凝視している。
障子越しに差し込む明かりで、女の姿は影の様に浮かび上がっている。
女は、男の妻。
その白い肌も、ふくよかな胸も、少し縊れた胴も男が知り尽くした姿であるが、只一点、男の見つめるのは、女の腰の辺り。
そこには、真っ白でふかふかとした毛に覆われた、太く長いものがだらりと垂れている。
それは、まさに獣の印。
「どうして、約束を守ってくださらなかったのですか。」
女の声は、震えていた。

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女は、絞り出すように言う。
屋敷の大広間。
女は障子を背にして、一糸纏わぬ姿で立つ。
大広間の奥には、男がひとつになったばかり赤子を抱えて片膝をつき、呆然と女を見上げている。
男の目は、女の姿を凝視している。
障子越しに差し込む明かりで、女の姿は影の様に浮かび上がっている。
女は、男の妻。
その白い肌も、ふくよかな胸も、少し縊れた胴も男が知り尽くした姿であるが、只一点、男の見つめるのは、女の腰の辺り。
そこには、真っ白でふかふかとした毛に覆われた、太く長いものがだらりと垂れている。
それは、まさに獣の印。
「どうして、約束を守ってくださらなかったのですか。」
女の声は、震えていた。

