2013年04月24日

東ティモールの厳しい就活状況


お久しぶりです。
東ティモール駐在員のアニーです。

首都ディリでは徐々に雨季が終わりつつあるのか、最近は朝・夕は涼しくなってきました。
一方日本は春で、徐々に温かくなってきた頃でしょうか?

春といえば、大学4年生の方々は就活に大忙しではないでしょうか?
先日、経団連が就活開始時期を「3年の3月」にするという方針を打ち出したことで、
日本でも就活に関する議論が盛んだと思います。

東ティモールでも、本日4月24日の日刊紙"Timor Post"にてこんな記事が載っていました。

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"Universidade Produs Estudante Laiha Kualidade"
(「大学は無能な学生を供給している」の意)

記事の内容を要約すると、
東ティモールの大学は、学生数を増やすことに専念し、教育の質はなおざりにしている。
その結果、東ティモールの発展に貢献できる労働者を供給できていないため、大卒でも失業者が多いとのこと。

確かに、CIA The World Factbookによると、2010年の東ティモールの失業率は18.4%と高く(実際はこの数字より相当多いと思われる) 、恐らく高等教育の質の悪さも影響していると思われます。

日本においても、大卒でも仕事を見つけるのに苦労するという話はありますが、
これは主に、労働市場と労働者のミスマッチが原因として取りあがれらることが多いと感じます。

しかし、上記の記事を読む限り、東ティモールでは大卒でも仕事を見つけられないのは、大学側に問題があるようです。UNPAZ(平和大学。東ティモールで2番目にレベルが高いとされる。学生数1万人程度)に通っている23歳の女子学生はこう話します。

「大学の教育の質が悪いのは本当です。UNPAZでは、教師はパートタイムで教えている人が多く、彼らは仕事とかけもちしている上、大学が教師へ支払う賃金は安いため、かけもちしている仕事の方を優先してしまい、授業に来ないこともしばしあります。また学士を取得したばかりの教師もおり、彼らは授業を受け持っても、教えることもままならない程度の知識しかありません。また、大学にはパソコンを使用できる施設がないため、UNPAZを卒業してもパソコンを使えない人は多くいます。」

彼女の話を聞く限りでも、東ティモールの厳しい高等教育の実情が見えてきます。

それでは、失業者が多いのは本当に高等教育のレベルだけの問題なのでしょうか。
ドイツ国際協力公社(GIZ)によると、東ティモールでは、毎年約1万5000人が労働市場へ供給されるのに対し、正社員の求人数は年間で1000以下だといいます。もし本当に求人数が1000以下だとすれば、どれだけ高等教育機関のレベルが上がり優秀な人材を育てることができるようになっても、残りの大多数には就業の機会がないということになります。

これだけ求人数が少ない理由のひとつに、あまりに脆弱なプライベート・セクターがあげられます。
そもそも東ティモールでは、高額な出資金や煩雑な書類プロセス、土地法等の不整備も手伝って、起業のハードルが非常に高くなっています。また、起業をしたとしても、ビジネス向け融資も活発ではないため、事業拡大への投資もままなりません。事業の創出・拡大が難しければ、当然プライベート・セクターでの労働需要は生まれ難く、当然失業率は年々上がります。

失業者が多くなれば、ただでさえ市民の間で高まっている高級車を乗り回す国会議員や、汚職が蔓延っている現政権への不満がきっかけとなって、大きな騒動にもなりかねません。

日本と同様、東ティモールでも深刻な就職難。
しかし、その背景は、日本とは大きく異なるようです。




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2013年03月30日

インターン・大水さん 今日で最終日となりました

2月中旬から1か月半にわたってインターンをしてくれた大水さんも今日が最終日となりました。
初めは、コーヒーについてほぼ何も知らない状態から始まり、作業の進め方、マーケティング知識、企画書の書き方など、いろんなことを学び実践してもらいました。学んだことをすぐに実践してもらうのは大変で「私。もう無理です」と何度と言いながらも最後までやり通してくれました。
今後も、いろんなこと考えたかに接し、どんどん知識も吸収し、自分の進みたい道を突き進んでくれれば嬉しいです。
この仕事につき初めての後輩であり、いろいろ自分自身学びながらこの一か月過ごしました。
佐賀に戻ってもがんばって、大水さん!
パイナップル

【インターン・大水より】
ピースウィンズ・ジャパン学生インターンの大水希望(おおみずのぞみ)です。
約1ヵ月半前に始まったインターンも今日で最後となりました。
この期間、考えもしなかったほど多くのことを学ばせていただきました。
何度もやり直しをしたりして投げ出したくなるようなこともありましたが、次のステップに進めた時は達成感を感じました。
東京を離れるため、PWJで直接お手伝いすることは出来ませんが、今後も自分の住む地域でNGOの活動に関わっていきたいと思っています。
インターン期間中お世話になった皆さん、素敵な時間と経験の場をくださり本当にありがとうございました!

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pwjft at 18:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日常 | 投稿:パイナップル

2013年02月28日

インターン・大水希望さん 自己紹介

現在、フェアトレード部にはインターンの子が来てくれています。なんと長崎県五島列島出身、佐賀在住でインターンのために東京の友達の家に泊まり込みして来てくれています。
すでに1週間くらい経ちますが、すごく真面目で何かを学ぶ意識がとても高く、日々成長していっています。 

パイナップル

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 はじめまして、PWJインターンの大水希望(おおみず のぞみ)といいます!佐賀大学経済学部2年生です。

毎日、東京の輝きに圧倒されています。インターンでは、フェアトレード部に所属し、主にフェアトレードコーヒーのマーケティングについて学んでいます。
皆さん知っていますか?一杯のコーヒーには、40粒ものコーヒー豆が使われているんですよ!コーヒー一杯でもあなどれませんね!

コーヒーには4つのグレードがあり、PWJで扱う東ティモール産のコーヒーは、最も評価の高い「スペシャルティコーヒー」に分類されます。だから、とっても美味しいんです!
ちなみに私はまだブラックコーヒーが飲めません…。早くコーヒーの味が分かる大人になりたいです!

インターンシップの期間は1か月半と大変短いですが、たくさん学んで成長して帰りたいと思います。よろしくお願いします!!
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pwjft at 19:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 投稿:パイナップル | 自己紹介