2007年04月18日

ロシアで仕事をする

ロシアで仕事をするにはロシアウォッチを始めて(好きで選んだわけではないがね)はや三年がたちます。 
その間のモスクワの発展は目を見張るばかり。 消費ブームといってよい活況がここ数年続いています。  商機を逃してはなるものかと、様々な業種の熱い注目を浴びているロシア、モスクワ。 自動車業界のみならず、われわれの飲食事業や物流にも新しく参入を試みる企業や個人の方がおられます。 
 
とうぜん ロシア進出企業にとって、ロシア語のできる、あるいは日本語のできる人材はこれから益々必要とされていくであろう。  本日は被雇用者である個人(日本人)がロシアで仕事をするには。。。 という話をしておきたい。 

ロシアで仕事をするには、労働ビザ+労働許可証を取得しなければならないことが
大原則。 外国企業の駐在員の場合は駐在員用のビザがおりる。 そうでない場合はロシアの受入人発行の、招請状による招待でロシアに入国する。 この場合、いわゆるロシアでの報酬が発生する労働の提供、商事活動をすることはできない。
よってまずは雇用主がきちんとロシアでのステータスを準備してくれるかどうかを確認することである。  先日中国人で日本食の経験があるものが二人、新しくオープンするレストランに面接にきた。 ある有名な巨大レストランの日本食セクションで働いていたが 手取り給与が少ないので我々のところにきたわけである。 彼らのもっている滞在理由は労働許可証とそれをベースにしたビザであった。 しかしレストランの企業とはまったく別な会社であった。 しかもコンサルタントとして労働許可をとっている。 いくら労働許可証があっても A社のコンサルタントがB社の厨房で鍋ふってるのはおかしいわな。  運悪く当局にレストランで働いている現場を抑えられれば刑務所につれていかれるし、レストランは恐らく最高80万ルーブルの罰金(/一人あたりね)となる。  くれぐれもいい加減な雇用者の口車にのらないことである。 

次に首尾よく労働許可を取得してくれそうな雇用者が見つかったとしても、その企業は社員に何をもとめていて、 果たして、その仕事をするための知識や経験があるのかどうか 冷静に自己分析をしたうえで 渡航することである。  我々の場合レストランなので 年中多店舗化のための料理長やその候補を募集している。 ただ料理長というポジションを日本で勤めることができても、ロシアでレストランの料理長として務まるかどうかは、当該レストランのスタイルへの適性、本人のロシア環境への適応力と部下を統率しうる適性にあると思います。 とりあえず入社して渡航してしまえばなんとかなる、ということでは長続きしない可能性のほうが高い。

どこの国で就労するにしても 現地の人たちと企業に貢献する価値で競合していくことになる訳であります。 企業にとって、あなたの価値はどこにあるのか、 突き詰めていけば日本人であることが武器になります。 ロシア化してしまった日本人には価値はあまりないと思うのです。 日本的な感性、勤勉さを文化の美徳部分としてロシアの人たちに伝えて集団をひっぱっていけるような柔軟さ、 そしてそこにロシア語でのコミュニケーション能力、 進出したり、拠点活動を広げたりしている企業にとって必要な専門分野の知識がある、 この三点が揃っている方は自身をもって あなたの新天地はロシアにあると考えてよいでしょうね。  

pycbmockba at 18:45│ ロシア事情 

この記事へのコメント

1. Posted by ウラジオストク2000   2007年04月19日 17:22
突然ですが、偶然ルーシさんのブログが目に入りました。
ただ、どこをたどってきたのか?わかりません

あらためまして、ルーシさんはじめまして。
かつて、ロシアの日本料理店で働こうと考えていました。(渡航前のごたごたで全てパァ〜でしたが…
昔の事なので、新たにその夢を叶えようとは今は思ってはいません。

和食の調理の世界からロシアをみる。
感動的なルーシさんのブログの出会いでした。
とても勉強になる記事でした。

これからも、拝見させていただきますね。
体調に気をつけてがんばってください。
За ваще здоровье!

2. Posted by やす   2007年10月29日 20:07
私は、現在名古屋在住のロシア妻を持つ男です。
このページを見てロシアビザの勉強になりました。
私は今は、日本に滞在していますが、もう一度、ロシア
で就職する為に頑張る意欲が沸いてきました。
私の妻は1年のビザを金で買うのはロシアでは当たり前
だと言って聞かない、だから日本人は頑固だとか言われてそうなのかと疑問を抱いていた所で貴殿のサイトを
見つけて本当によかったです。自分の迷いがとれて、
どういう方法でビザを取得し、ロシアでの就職が
自分にベストなのか、考えがまとまりました。
本当に勉強になりました。
私がモスクワに行く時はぜひ貴殿のお店に立ち寄りたい
と思います(偶然ですが、妻の家の近くでびっくりし
ました)
これからも色々な情報の更新、楽しみに待ってます。