まだ本を読んでいませんが、既に関係ない記事のコメントサイトでいろいろな意見が出ていますので、コメントはこの記事で。本への私の感想は後日述べます。

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残念ながら、「あの日」は購入できていない。大手の本屋には在庫がないようなので、小さな本屋へ行ったら閉店していた。ネット販売が普及して本屋業界も大変なのだろう。ネットでダウンロードして読めばよいのだが、ネット世代ではない人間としてはどうもそのような気にはなれない。 
 

それにしても「あの日」の出版に関しては、感情的なコメントや「余計なお世話」的なコメントが多い。ワシントン大学の鳥居氏は『ゲスの極みリケジョ』などとツイートし、若手研究者(WEGのブログ)から「下品なつぶやき、栄誉ある猿橋賞を受賞した教授先生のお言葉とは思えないよ」と呆れられている。鳥居氏は、「講談社から依頼された原稿の執筆も取りやめる」とツイートしているが、あまりにも感情的過ぎるのではないだろうか。講談社の中にもいろいろな考えがあり、彼女に執筆を依頼した担当者が小保方氏に出版を勧めたわけでもないだろう。担当者はさぞ困っているだろう。「女は感情的だから‐‐‐」と思われるような状況を自ら作っているのではないかと思ったら、遺伝研の川上氏(男性)も「講談社は生物系の研究者からボイコットされることを覚悟した方がいい」とツイート。「言論弾圧」と言うと大げさだが、自分の意に沿わないことが行われると公に圧力をかけたり、脅したりするという姿勢は「科学者」としてはいかがなものか。
 少なくとも「あの日」は当事者である小保方氏から見た「STAP事件」なのだから、事の真偽はさておき彼女の言い分は言い分として受け止めるべきだろう。最初の調査委員会であった石井委員会が、小保方氏の主張をまったく取り合わなかったために、彼女は弁護士に走り、それによって問題がより複雑化してしまった。
 

印税について言及するのもいかがなものかと思う。ハーバード大の山形氏は「印税を、全額、理研あるいは医学系の慈善事業に寄付すべき」とツイートしているが、それは彼女が考えるべきことであって「すべき」などという意見は言い過ぎではないだろうか。このブログのコメントを見ていると、小保方氏に批判的な人は「買わない」と明言しており、購入するのは彼女の言い分を認めている人か、あるいは彼女の言動に強い興味を抱いている人が多いようだ。そういった人の購入による印税なのだから、印税は彼女が自由に使えばよい。弁護士費用もかなりかさんでいるだろう。

「おぼ」さんが紹介してくれた元CDBの西川伸一氏の「捏造の構造分析14」を読んだが、興味を引いたのは笹井氏が著者に加わる前、つまり小保方氏と若山氏が書いた論文の冒頭だ。 
 

All organism appear to have a common instinct to survive injury related to stressful stimuli by adapting themselves to the environment and regenerating their bodies (全ての生物は傷によるストレスの強い刺激に対して環境に適応して自分の体を再生させることで生存する共通の本能を持っている様だ)」という一文から始まる。「All organism appear to have a common instinct to survive injury related to stressful stimuli by adapting themselves to the environment and regenerating their bodies (全ての生物は傷によるストレスの強い刺激に対して環境に適応して自分の体を再生させることで生存する共通の本能を持っている様だ)」という一文から始まる 
 

若山氏と小保方氏が書いたせいかよくわからない英語だが、少なくとも彼らの念頭にあったのは「survive injuryということであり、これはテキサス大学のVojnitsらのScientific Reportsの論文の概念に近いのではないだろうか。

 

2月1日追加:

 巷の引用と「フライデー」の記事からすると、「あの日」では若山氏への疑惑が多々綴られているようだ。私は若山氏に対して昨年の329日の記事で以下のように述べている。

 

 >小保方氏を助けようとして、結果的に多大な迷惑をかけられて立腹していることは想像できるが、笹井氏や小保方氏の発言で、「STAP細胞を捏造したのは若山氏」であるかのような「濡れ衣」を着せられ、それがどれだけ恐怖感、不快感をもよおすことであるかは十分理解しているはずだ。それならば、若山氏は「ntES BOX Li」細胞が何であるかを明らかにし、本当に「窃盗」されたものなのかどうかを明らかにすべきであろう。「濡れ衣」ならばはらしてあげるべきだ。身近な人間が週刊新潮に小保方氏を貶める情報を提供させることを見逃しておきながら、小保方氏が困るような情報を隠しておくのは「教育」に携わる大学教授が行うべき行為ではない。

 

  若山氏が、窃盗されたとされる「ntES BOX Li」細胞の由来を明らかにし、また、身近な人間による週刊新潮を含めたマスコミへの情報提供を止める努力をしていたら、「あの日」の記述は違ったものになっていたかもしれない。

 

 今からでも、若山氏にはntES BOX Li」細胞についてはその由来を明らかにしてもらいたい。それが小保方氏および若山氏両方のためになるはずだ。