岡山大学の問題については、森山・榎本氏に対する解雇無効の仮処分が言い渡されたことを611日に述べた。それに対して岡山大学は異議申し立てを行っていたらしい(ちょっと呆れるが)。それも棄却されたとのことである(http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20161019-00063438/)。

 

 処分が解雇権の濫用であることは、通常の人ならば誰にでも理解できよう。意見が合わない薬学部長の職を解くというのなら話はまだ理解できる。しかしながら、解雇はあり得ない。

 

 森田潔学長を岡山大学の教職員はどう見ているのであろうか。業務命令には従っているが、心の底ではあまりの大人げなさに呆れているかもしれない。森田学長を見る時に、そんな目をしている自分がいることに気づいている人もいるだろう。教員は学生や院生にコンプライアンスを説く虚しさを感じているだろう。「トップになったら何をしても良い」というメッセージを学長が伝えているのだから教育になるはずもない。

 

 学生・院生はどう見ているだろうか?今の時代なので、多くの学生は興味がないだろうが、「勘弁してくれ」と思っている人もいるだろう。期待して入学した大学では、その長によって人の権利が無視されているのだ。「俺はそんな大学には入りたくなかった」と思っている人もいるだろう。

 

 ホームページで森田氏は以下のように語っている。

 

私を含め、すべての岡山大学学生・大学院生、教職員の皆さんとともに、この岡山大学を限りなく美しい大学、岡山の地にあって世界に輝く、魅力あふれた国際的な総合大学に作り上げていきたいと考えています」

 

 この言葉を周りの人がいかに虚しく感じているかを森田学長は気づくべきだろう。