2010年02月

政調復活に慎重=前原国交相(時事通信)

 民主党内で政策決定一元化を理由に廃止された政策調査会の復活を求める動きが出ていることについて、前原誠司国土交通相は19日の閣議後記者会見で、「自民党政権では政府と与党が独立していて、党の事前審査があった。そういった二元体質はやめようと新政権は取り組んできた」と述べ、政調復活に慎重な姿勢を示した。
 国交相は一方で、夏の参院選で掲げる公約の作成に関連し、「中長期的な党の政策、マニフェスト(政権公約)を議論する場を与党に設けることは前向きに検討すべきだ」とした。 

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<無登録営業>FX高配当うたい十数億円集金か 元社長逮捕(毎日新聞)

 外国為替証拠金取引(FX)運用による高配当をうたい、多額の出資金を集めたとして、滋賀県警生活環境課などは18日、投資会社「ジリオン」(東京都港区、解散)元社長、草野久美子容疑者(60)=東京都品川区=を金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕した。同課は1都2府11県の約160人から十数億円を集めていたとみて追及する。集めた金はほとんど運用していなかったとみられる。

 逮捕容疑は08年4~10月、国に無登録で、滋賀県東近江市の整体師の男性(52)ら3人から18回にわたり、出資金として計6300万円を集めたとしている。

 同課によると、草野容疑者は元トレーダーを名乗り、「有名トレーダーがいる。毎月5%の利益が出る」などと持ちかけていた。昨年6月、男性から「金が返済されず、社長と連絡が取れなくなった」と県警に相談があった。草野容疑者は家政婦として働きながら、逃走を続けていたという。【後藤直義、前本麻有】

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【書評】『たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年、満州1000キロを征く』(産経新聞)

 ■現代日本人の心に喝

 近代格闘技史を知る上で決して欠かせない格闘家の一人。ビクトル古賀こと古賀正一は柔道、レスリング界に多大な影響を与えただけでなく、旧ソ連で生まれた格闘技、サンボの第一人者としてロシア人からも一目置かれてきた。そんな華々しい経歴を持ちながらも彼の功績や経歴は日本であまりにも知られていない。なぜか? 本著がその疑問を晴らしてくれる。

 サンボで41連勝、すべて一本勝ち。最終戦は昭和50(1975)年、旧ソ連遠征中に40歳で勝利し、その年、ソ連政府から「ソ連邦功労スポーツマスター」の称号を贈られた。社会主義国以外の国での受賞者は初という栄誉だった。その2年後、ソ連国内でも受賞者が160人しかいない「ソ連邦スポーツ英雄功労賞」を受賞、モスクワのスポーツアカデミーには彼のレリーフが飾られている。山下泰裕ら日本を代表する柔道家、レスリング選手を育て、旧東欧圏でも「サンボの神様」の名は語り継がれている。

 輝かしい功績に反し彼の半生は謎に満ちていた。彼が自ら語らなかったからだ。本著出版前に何人ものライターが彼の伝記を書こうとアプローチしたが彼は応じなかった。

 「俺のことを書きたいって、何人もの人が来たよ。でも格闘家ビクトルの話だから、みんな断った。あなたを受け入れたのは、少年ビクトルを書きたいって言ったからさ」。著者の取材を受けた理由を彼はこう説明する。

 ここでさらなる疑問が浮かぶ。なぜ彼は栄光の格闘家時代ではなく、少年時代を語る決意をしたのか。本著を読めばその謎も氷解する。

 「俺が人生で輝いていたのは、10歳、11歳くらいまで。それに比べたら後の人生なんて…」。決して格好を付けた発言でないことが、壮絶な彼の幼少体験から明かされる。

 父は日本人、母はコサックの末裔(まつえい)。日本人でありながらロシア人混血児として差別を受け、満州からの引き揚げ時、集団から放り出され、一人で大陸を彷徨(さまよ)い日本にたどり着いた。荒野を生き抜いた11歳の魂が、ひ弱になった現代日本人の心に喝(かつ)を入れる。(石村博子著/角川書店・1680円)

 評・戸津井康之(文化部)

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鬼追理事長、3月退任へ=漢検協会(時事通信)

 日本漢字能力検定協会(本部京都市)の鬼追明夫理事長(75)が13日に開かれた臨時理事会で、退任の意向を伝えていたことが18日、分かった。任期が切れる3月末に退任する見通し。
 協会と前理事長らの親族企業の取引をめぐる背任事件後の協会立て直しに一定のめどが付いたためで、協会によると、鬼追氏は「自分は火消し役。正すことは正した」と話しているという。 

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「競馬ミステリー」ディック・フランシス氏死去(読売新聞)

 ディック・フランシス氏(英国の作家)14日、死去。89歳。

 英ウェールズ地方で騎手を父に生まれる。自身も騎手となり、英国年間最優秀騎手(障害)に。引退後、記者を経て1962年、長編小説「本命」で作家として本格デビュー、「競馬ミステリー」のジャンルを開拓し、国際的ベストセラーを量産した。元英国推理作家協会会長。(ロンドン・鶴原徹也)

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