自民党の青木幹雄前参院議員会長(75)は18日、松江市内で記者会見し、夏の参院選に向けて「自分が先頭に立って議席を守り抜く」と述べ、島根選挙区(改選数1)から5選を目指し出馬する意向を正式表明した。執行部は容認する見通しだが、新旧世代交代が最大の急務となっている党内からは“老害”を危惧(きぐ)する声が続出した。

 記者会見に先立ち、党島根県連は同市で選挙対策委員会を開き、全会一致で青木氏擁立を決定。近く党本部に公認申請をする。党首脳はこの日、取材に対し「青木氏の出馬を否定する理由はない」と述べ、24日の党大会までに公認の正式決定を急ぐ考えを示した。

 だが、青木氏を「派閥政治の象徴」として引退を勧告したことがある河野太郎衆院議員(47)はこの日も同氏を猛批判。「新しい方を出していかないと党の再出発はない。執行部が県連にきちんと説明して仕切り直すべき。古い自民党がゾンビのように戻ってきてはならない」とバッサリ。野田聖子衆院議員(49)も「オールドボーイズ(青木氏、山崎拓氏、片山虎之助氏)の問題。どかしていかなきゃいけないものをどかしていかなきゃいけない」と遠慮なく言い放った。

 邪魔者呼ばわりの青木氏は会見で「わたしの当落を決めるのは県民だ。島根は高齢(者の多い)県。中央政界の第一線で活躍することはお年寄りに勇気を与えると思う」と反論した。

 参院選候補をめぐっては党内で、比例代表70歳定年制の内規に抵触する片山元総務相(74)や山崎前副総裁(73)、他選挙区の高齢現職の扱いが焦点となっている。

 青木氏は小渕、森両内閣の官房長官を歴任、与党時代には「参院のドン」と呼ばれたが、党改革を望む若手議員にかつての威光は通用しないようだ。

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