システム開発会社「ニイウスコー」(東京都中央区、民事再生手続き中)の巨額粉飾決算事件で、売上高を水増しした架空の循環取引には約30社がかかわっていたことが会社関係者の話で分かった。架空取引の商品として、ソフトウエア入りCDなどが用意されていたことも捜査関係者の話で判明。監査対策や不正取引の隠ぺい目的とみられ、横浜地検と証券取引等監視委員会は元会長の末貞郁夫容疑者(62)が主導したとみている。

 会社関係者によると約30社の大半は同社から取引を持ちかけられ、通常の取引と考えて応じていた。多数社を介在させることで取引の実態を分かりづらくする狙いだった可能性がある。循環取引ではCDなどの中身が空の「ソフト」も使ったが、監査法人には中身が入ったCDなどを示し、取引があるように見せかけて追及をかわしていた。

 取材に「私の経営哲学はきれいな取引」と語った末貞容疑者。日本IBM退社後、92年に同社を設立し「新しいコンピューター社会を花開かせたい」と売り出した金融機関向け基本ソフトのヒットで業績を拡大した。役員報酬は最大4000万円、都心の高級マンションを数億円で購入して月80万円で役員に貸すなどしていた。「不正とされた取引の75%は会計基準上問題のない可能性がある」と逮捕直前も強気だった。【堀智行、池田知広】

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