細胞内の特定の酵素が脳神経細胞を死滅させるグルタミン酸の毒性を抑えることが、秋田大、群馬大、神戸大のチームによる研究で分かり、12日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。脳卒中やパーキンソン病など神経疾患への治療で応用が期待されるという。
 この酵素は、人間の脳神経細胞内に含まれる「INPP4A」。グルタミン酸は、脳の正常な働きに欠かせない役割を持つ一方、脳神経細胞の死滅を引き起こす面もある。
 研究チームは、INPP4Aを除いたマウスで実験すると脳神経細胞が死滅し、激しく筋肉が収縮することも確認。また、INPP4Aが欠けた脳神経細胞に、通常では細胞が死滅しない低濃度のグルタミン酸を作用させると、死滅が進んだという。
 研究チームのリーダーを務めた佐々木雄彦・秋田大大学院医学系研究科教授は「グルタミン酸から脳神経細胞が守られる仕組みの一端が明らかになった。INPP4Aの働きを強めることができれば、細胞死を抑えたり、病の進行を遅らせたりする道にもつながる可能性がある」と話している。 

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