2024年04月05日

1.Markaudio CHN719 20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

Markaudio の10cmフルレンジユニットCHN719をダクトチューニングした20LのZWBRエンクロージャーで計測した特性です。

2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。
黒線がユニット軸上30㎝、青線がユニと軸上近接、赤線がダクト開口部の特性です。
このグラフから第1ダクトの共振周波数が166.7Hz、第2ダクトの共振周波数が38.6Hzになっています。


3.歪率特性
周波数特性と同じアンプレベルでスピーカーユニットの軸上で30cm測定した歪特性の測定結果は以下のグラフです。


4.インピーダンス特性

スピーカーユニット単体でのフリーエアーでのf0(実測値)は71.2Hzですがエンクロージャー内でのf0は77.4Hzになっています。電気的な共振周波 数は第1ダクトが173.3Hz、第2ダクトが40.2Hzと音響的な共振周波数とずれがあります。

5.再生音
YouTubeにこのチューニング条件で録音した再生音をアップしました。
以下のURLで視聴できます。
https://youtu.be/i9XSfsQE_gU

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qcreate at 11:26コメント(0)ダブルバスレフ周波数特性 

2024年04月04日

1.20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

 Markaudioの10㎝フルレンジスピーカーユニットCHN719のZWBR方式の20リットルのエンクロージャーを検討しました。上の写真は実験用 Boxにユニットを取り付けた外観とZWBRの横断面図です。外形寸法は450mmX210mmX335mm(HWD)で、使用板材はMDFの15mm厚で す。
 斜めの仕切板により、第1室(9.7L)と第2室(10.8L)に仕切られ、第1室のバスレフダクトを第1ダクト、第2室のバスレフダクトを第2ダクトと言 います。斜めの仕切板を使用したのは、エンクロージャー内面の平行面を少なくして発生する定在波を減少させるためです。ZWBR方式の特徴は、ダブルバスレフ により低音域の増強を図りながら、第2ダクトの開口部を絞ってダンピングをかけています。

2.L9直交表実験によるダクトのチューニング

 ダクトの最適化は、第1ダクト固定で、第2ダクト、開口部面積の2つのパラメータについて、上の水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を以下の 割り付け表にしたがって行いチューニングを行いました。

 上の表で、SN比は36Hz~200Hzの帯域の音圧特性の平坦度を表していて、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性になります。感度は、 36Hz~200Hzの帯域と200Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を表しています。この感度の値が大きいほど36Hz~200Hzの帯域の音圧が大きいこ とを示して居ます。最適条件はL9の直交実験の実験7の条件の第2ダクトを200、開口面積を2750にした条件です。
 L9の直交表の条件でスピーカー軸上30㎝の位置でOmniMicで測定した周波数特性は以下のような特性になります。グラフは1KHzを0dBに基準化し ています。

 L9の直交実験の組み合わせのうちどの組み合わせがSN比と感度がともに大きくなるかを見るために下のような散布図にSN比(縦軸)と感度(横軸)をプロッ トしてみました。
 その結果、最適の条件(赤丸印)が良い条件になりました。


3.再生周波数特性
 ダクトおよび開口部を最適の条件に設定して、OmniMicで計測した結果は以下のグラフのような特性です。

 ユニット軸上のバッフルから30㎝の周波数特性(黒色)、第2ダクト開口部(赤色)とユニット近接(青色)の音圧特性になっております。
 このグラフから、第1ダクトの共振周波数は166.7Hz、第2ダクトの共振周波数は38.6Hzになっております。

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qcreate at 17:12コメント(0)ダブルバスレフチューニング 

2024年01月04日

1.7L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

2023年stereo編 Wavecorの6cmフルレンジユニットFR085CU03をZWBR方式の7リットルのエンクロージャーのダクトチューニングをした特性を計測しました。

2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。


3.ダクトの共振周波数特性
スピーカーユニットの軸上(黒線)と第2ダクト開口部(赤線)に近接させてOmniMic測定した結果は以下のグラフです。

上のグラフから、第1ダクトの共振周波数は174Hz、第2ダクトの共振周波数は55Hzになっております。

4.インピーダンス特性
インピーダンス特性をAnalog Discovery とFRAplusで測定した結果は以下のグラフです。

スピーカーユニット単体でのフリーエアーでのf0(実測値)は137.7Hzですがエンクロージャー内でのf0は135.7Hzになっています。電気的な共振 周波 数は第1ダクトが175.1Hz、第2ダクトが58.9Hzと音響的な共振周波数とずれがあります。

5.歪率特性
周波数特性と同じアンプレベルでスピーカーユニットの軸上で30cm測定した歪特性の測定結果は以下のグラフです。


6.再生音
以下のURLで視聴できます。
https://youtu.be/k5v4zTkrLvU


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qcreate at 09:45コメント(0)ダブルバスレフチューニング 

2024年01月02日

1.7L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

2023年stereo編 Wavecorの6cmフルレンジユニットFR085CU03をZWBR方式の7リットルのエンクロージャーを検討しました。上の写真は実験用Boxにユニットを取り付け た外観とZWBRの横断面図です。外形寸法は306mmX184mmX222mm(HWD)で、使用板材はMDFの12mm厚です。ダクトチューニングの結果 として第1ダクトは、内径31φ、深さ20㎜に固定して、第2ダクト3水準、開口部3水準の制御因子をL9直交表に割り付けてOmniMicを使用して周波数 特性を測定して最適化実験を行いました。

2.L9直交表実験によるダクトのチューニング

ダクトの最適化は、第1ダクト固定で、第2ダクト、開口部面積の2つのパラメータについて、上の水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を以下の 割り付け表にしたがって行いチューニングを行いました。

上の表で、SN比は46Hz~200Hzの帯域の音圧特性の平坦度を表していて、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性になります。感度は、 46Hz~200Hzの帯域と200Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を表しています。この感度の値が大きいほど46Hz~200Hzの帯域の音圧が大きいこ とを示して居ます。L9の直交表の条件でスピーカー軸上30㎝の位置でOmniMicで測定した周波数特性は以下のような特性になります。グラフは1KHzを 0dBに基準化し ています。

L9の直交実験の組み合わせのうちどの組み合わせがSN比と感度がともに大きくなるかを見るために下のような散布図にSN比(縦軸)と感度(横軸)をプロッ トしてみました。
その結果、最適の条件は実験1の条件(赤丸印)が良い条件になりました。
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3.再生周波数特性
 ダクトおよび開口部を最適の条件に設定して、OmniMicで計測した結果は以下のグラフのような特性です。

 ユニット軸上のバッフルから30㎝の周波数特性(黒色)、第2ダクト開口部(赤色)とユニット近接(青色)の音圧特性になっております。
 このグラフから、第1ダクトの共振周波数は174.2Hz、第2ダクトの共振周波数は55Hzになっております。

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qcreate at 19:49コメント(0)ダブルバスレフチューニング 

2023年12月30日

1.FR085CU03 14L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

2023年stereo編 Wavecor の6cmフルレンジユニットFR085CU03のZWBR方式の14リットルのエンクロージャーの特性を測定しました。外形寸法は392mm×210mm×320mm (HWD)で、使用板材はMDFの15mm厚です。ダクト条件は第1ダクトは、内径40φ、長さ15㎜の穴を使用し、第2ダクトは 30mmx90mmx75mm(HWD)で開口部は20mmx75mm(HW)です。

2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。


3.ダクトの共振周波数特性
スピーカーユニットの軸上(黒線)と第2ダクト開口部(赤線)に近接させてOmniMic測定した結果は以下のグラフです。

このグラフから、第1ダクトの共振周波数は176.1Hz、第2ダクトの共振周波数は50.5Hzになります。

4.歪率特性
軸上30㎝での音圧85dBにおける歪率特性は以下のグラフになります。


5.インピーダンス特性
スピーカーユニット単体(赤)と14L ZWBR(黒)に入れた時のインピーダンス特性は以下のグラフになります。

スピーカー単体のf0は138.1Hzで、14L ZWBRに入れた時のf0は137.2Hzです。第1ダクトは175.3Hz、第2ダクトは52.7Hzとなり、音響的な共振周波数とずれがあります。

6.再生音
以下のURLで再生音の視聴が出来ます。
https://youtu.be/Dpg9U4qlk-U



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qcreate at 09:46コメント(0)スピーカーダブルバスレフ 

2023年12月27日

1.14L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

 2023年stereo編 Wavecorの6cmフルレンジユニットFR085CU03をZWBR方式の14リットルの実験箱に入れてダクトチューニングを実施してみました。  外形寸法は392mmX210mmX292mm(HWD)で、使用板材はMDFの15mm厚です。  斜めの仕切板により、第1室(7.0L)と第2室(7.7L)に仕切られ、第1室のバスレフダクトを第1ダクト、第2室のバスレフダクトを第2ダクトと言います。  ダクトチューニングは一般的に行われているバスレフダクトの共振周波数を合わせこむ方法は採らずに再生周波数の低域特性の最適化を目的に、第1ダクト固定、第2ダクト3水準、開口部3水準の制御因子をL9直交表に割り付けてOmniMicを使用して周波数特性を測定して最適化実験を行いました。 斜めの仕切板を使用したのは、エンクロージャー内面の平行面を少なくして発生する定在波を減少させるためです。  ZWBR方式の特徴は、ダブルバスレフにより低音域の増強を図りながら、第2ダクトの開口部を絞ってダンピングをかけています。

2.制御因子の設定表
MDF板厚15mmに40Φ穴を第1ダクトに固定して、第2ダクトは30×90のスリットダクトの長さを50,100,150㎜の3水準に、開口部面積は1875,1500,750mm平方の3水準とする2つのパラメータについて、以下の水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を行いチューニングを行いました。実験の割り付けはL9の直交表に基づき以下の表のように割り付けました。


3.L9直交表への割り付けと実験結果
L9直交表によるダクトと開口部の9通りの実験条件と推定最適条件ごとに、OmniMicで周波数特性を測定したデータは以下の通りです。グラフは、1KHzを0dBに基準化しております。

周波数特性データから42Hz~200Hzの帯域の音圧特性の平坦度を品質工学の0望目特性のSN比で表し、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性になります。42Hz~200Hzの帯域と200Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を感度として表しています。この感度の値が大きいほど42Hz~200Hzの帯域の音圧が大きいことを示して居ます。

上の表の右側のSN比と感度が今回の実験の結果です。最適の条件はL9直交表の実験から推定した条件になります。SN比と感度を考慮して以下の散布図の赤丸の条件になりました。

4.SN比と感度の散布図

SN比と感度を上の図のようなX軸が感度、Y軸がSN比の散布図にプロットする、L9直交表の9通りの実験結果が青いひし形のプロットで、最適条件は赤丸印です



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qcreate at 18:06コメント(0)QE(品質工学) & EQダブルバスレフ 

2023年10月23日

1.DCU-F126W 20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

PARC Audioの10cmフルレンジユニットDCU-F126WのZWBR方式の20リットルのエンクロージャーの最適ダクト条件における特性を計測しまし た。

2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。


3.ダクトの共振周波数特性
スピーカーユニットの軸上(黒線)と第2ダクト開口部(赤線)に近接させてOmniMic測定した結果は以下のグラフです。

上のグラフから、第1ダクトの共振周波数は165Hz、第2ダクトの共振周波数は41Hzになっております。

4.インピーダンス特性
インピーダンス特性をAnalog Discovery とFRAplusで測定した結果は以下のグラフです。
スピーカーユニット単体でのフリーエアーでのf0(実測値)は73.7Hzですがエンクロージャー内でのf0は80.6Hzになっています。電気的な共振周波 数は第1ダクトが171Hz、第2ダクトが43Hzと音響的な共振周波数とずれがあります。


5.歪率特性
周波数特性と同じアンプレベルでスピーカーユニットの軸上で近接させて測定した歪特性の測定結果は以下のグラフです。

6.再生音
以下のURLのYoutubeで再生音の試聴ができます。
https://youtu.be/9_ndIu4A3C0



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qcreate at 10:52コメント(0)スピーカーダブルバスレフ 

2023年10月21日

1.20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

 PARC Audioの10cmフルレンジユニットDCU-F126WをZWBR方式の20リットルの実験箱に入れてダクトチューニングを実施してみました。  外形寸法は450mmX210mmX335mm(HWD)で、使用板材はMDFの15mm厚です。  斜めの仕切板により、第1室(9.7L)と第2室(10.8L)に仕切られ、第1室のバスレフダクトを第1ダクト、第2室のバスレフダクトを第2ダクトと言います。  ダクトチューニングは一般的に行われているバスレフダクトの共振周波数を合わせこむ方法は採らずに再生周波数の低域特性の最適化を目的に、第1ダクト固定、 第2ダクト3水準、開口部3水準の制御因子をL9直交表に割り付けてOmniMicを使用して周波数特性を測定して最適化実験を行いました。 斜めの仕切板を 使用したのは、エンクロージャー内面の平行面を少なくして発生する定在波を減少させるためです。  ZWBR方式の特徴は、ダブルバスレフにより低音域の増強を図りながら、第2ダクトの開口部を絞ってダンピングをかけています。

2.制御因子の設定表
第1ダクトは厚さ15mmMDF材に56Φ穴として固定して、第2ダクトは30×120mmのスリットダクトの長さを100,150,200㎜の3水準に、開 口部面積は2750,1380,650mm平方の3水準とする2つのパラメータについて、以下の水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を行い チューニングを行いました。実験の割り付けはL9の直交表に基づき以下の表のように割り付けました。


3.L9直交表への割り付けと実験結果
L9直交表によるダクトと開口部の9通りの実験条件ごとに、OmniMicで周波数特性を測定したデータは以下の通りです。グラフは、1KHzを85dBに基 準化しております。

周波数特性データから40Hz~220Hzの帯域の音圧特性の平坦度を品質工学の0望目特性のSN比で表し、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性 になります。40Hz~220Hzの帯域と220Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を感度として表しています。この感度の値が大きいほど40Hz~220Hz の帯域の音圧が大きいことを示して居ます。

上の表の右側のSN比と感度が今回の実験の結果です。最適の条件はL9直交表の実験4の組み合わせになります。SN比と感度を考慮して以下の散布図の赤丸の条 件(実験No.4)になりました。

4.SN比と感度の散布図

SN比と感度を上の図のようなX軸が感度、Y軸がSN比の散布図にプロットする、L9直交表の9通りの実験結果が青いひし形のプロットで、最適条件は赤丸印です。


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qcreate at 11:19コメント(0)QE(品質工学) & EQダブルバスレフ 

2023年08月02日

1.Markaudio Pluvia7 20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

Markaudio の10cmフルレンジユニットPluvia7をダクトチューニングした20LのZWBRエンクロージャーで計測した特性です。

2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。
黒線がユニット軸上30㎝、青線がユニと軸上近接、赤線がダクト開口部の特性です。
このグラフから第1ダクトの共振周波数が163.9Hz、第2ダクトの共振周波数が39.2Hzになっています。


3.周波数特性比較
他のMarkaudio 10cmフルレンジユニットをこのZWBRに入れた時の特性を参考のために以下に示します。

黒線:Pluvia7、赤線:Alpair7MS、青線:Pluvia7HD、緑線:MAOP7です。

4.歪率特性
周波数特性と同じアンプレベルでスピーカーユニットの軸上で30cm測定した歪特性の測定結果は以下のグラフです。


5.インピーダンス特性

スピーカーユニット単体でのフリーエアーでのf0(実測値)は68.8Hzですがエンクロージャー内でのf0は74.2Hzになっています。電気的な共振周波数は第1ダクトが172.1Hz、第2ダクトが38.8Hzと音響的な共振周波数とずれがあります。

6.再生音
YouTubeにこのチューニング条件で録音した再生音をアップしました。
以下のURLで視聴できます。
https://youtu.be/aVNu-EGuXhc


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qcreate at 13:36コメント(0)スピーカーダブルバスレフ 

2023年07月24日

1.20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造

 Markaudioの10㎝フルレンジスピーカーユニットPluvia7のZWBR方式の20リットルのエンクロージャーを検討しました。上の写真は実験用Boxにユニットを取り付けた外観とZWBRの横断面図です。外形寸法は450mmX210mmX335mm(HWD)で、使用板材はMDFの15mm厚です。
 斜めの仕切板により、第1室(9.7L)と第2室(10.8L)に仕切られ、第1室のバスレフダクトを第1ダクト、第2室のバスレフダクトを第2ダクトと言います。斜めの仕切板を使用したのは、エンクロージャー内面の平行面を少なくして発生する定在波を減少させるためです。ZWBR方式の特徴は、ダブルバスレフにより低音域の増強を図りながら、第2ダクトの開口部を絞ってダンピングをかけています。

2.L9直交表実験によるダクトのチューニング

 ダクトの最適化は、第1ダクト固定で、第2ダクト、開口部面積の2つのパラメータについて、上の水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を以下の割り付け表にしたがって行いチューニングを行いました。

 上の表で、SN比は32Hz~200Hzの帯域の音圧特性の平坦度を表していて、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性になります。感度は、32Hz~200Hzの帯域と200Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を表しています。この感度の値が大きいほど32Hz~200Hzの帯域の音圧が大きいことを示して居ます。最適条件はL9の直交実験の実験7の条件の開口面積を2750にした条件です。
 L9の直交表の条件でスピーカー軸上30㎝の位置でOmniMicで測定した周波数特性は以下のような特性になります。グラフは1KHzを0dBに基準化しています。

 L9の直交実験の組み合わせのうちどの組み合わせがSN比と感度がともに大きくなるかを見るために下のような散布図にSN比(縦軸)と感度(横軸)をプロットしてみました。
 その結果、最適の条件(赤丸印)が良い条件になりました。


3.再生周波数特性
 ダクトおよび開口部を最適の条件に設定して、OmniMicで計測した結果は以下のグラフのような特性です。

 ユニット軸上のバッフルから30㎝の周波数特性(黒色)、第2ダクト開口部(赤色)とユニット近接(青色)の音圧特性になっております。
 このグラフから、第1ダクトの共振周波数は164Hz、第2ダクトの共振周波数は39.5Hzになっております。

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