2025年06月13日
以下のURLから聞くことができます。
http://blog.livedoor.jp/qcreate/ZWBR%E6%8A%80%E8%A1%93%E6%83%85%E5%A0%B1.mp3
2025年06月04日
ZWBRに興味のある方は、以下のリンクからNotebookLMにアクセスできます。
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ZWBR技術情報NotebookLM
以下の、URLに開催報告をアップしました。
http://blog.livedoor.jp/machida_offkai/archives/59140649.html
2025年04月01日
以下の、URLに開催報告をアップしました。
http://blog.livedoor.jp/machida_offkai/archives/59081857.html
2024年08月05日
1.FR085CU03 4L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造
Wavecorの6cmフルレンジユニットFR085CU03をダクトチューニングした4LのZWBRエンクロージャーで計測した特性 です。
2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。
3.FR085CU03のダクトの共振周波数特性
スピーカーユニットの軸上(黒線)と第2ダクト開口部(赤線)に近接させてOmniMic測定した結果は以下のグラフです。
上のグラフから、第1ダクトの共振周波数は165Hz、第2ダクトの共振周波数は53Hzになっております。
4.歪率特性
周波数特性と同じアンプレベルでスピーカーユニットの軸上で30cm測定した歪特性の測定結果は以下のグラフです。
5.インピーダンス特性
スピーカーユニット単体でのフリーエアーでのf0(実測値)は118Hzですがエンクロージャー内でのf0は122Hzになっています。電気的な共振周波数は
第1ダクトが167.5Hz、第2ダクトが54.5Hzと音響的な共振周波数とずれがあります。
6.再生音
YouTubeにこのチューニング条件で録音した再生音をアップしました。
以下のURLで視聴できます。
https://youtu.be/E4U0Az19moE
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2024年04月05日
1.Markaudio CHN719 20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造
Markaudio の10cmフルレンジユニットCHN719をダクトチューニングした20LのZWBRエンクロージャーで計測した特性です。
2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。
黒線がユニット軸上30㎝、青線がユニと軸上近接、赤線がダクト開口部の特性です。
このグラフから第1ダクトの共振周波数が166.7Hz、第2ダクトの共振周波数が38.6Hzになっています。
3.歪率特性
周波数特性と同じアンプレベルでスピーカーユニットの軸上で30cm測定した歪特性の測定結果は以下のグラフです。
4.インピーダンス特性
スピーカーユニット単体でのフリーエアーでのf0(実測値)は71.2Hzですがエンクロージャー内でのf0は77.4Hzになっています。電気的な共振周波
数は第1ダクトが173.3Hz、第2ダクトが40.2Hzと音響的な共振周波数とずれがあります。
5.再生音
YouTubeにこのチューニング条件で録音した再生音をアップしました。
以下のURLで視聴できます。
https://youtu.be/i9XSfsQE_gU
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2024年04月04日
1.20L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造
Markaudioの10㎝フルレンジスピーカーユニットCHN719のZWBR方式の20リットルのエンクロージャーを検討しました。上の写真は実験用
Boxにユニットを取り付けた外観とZWBRの横断面図です。外形寸法は450mmX210mmX335mm(HWD)で、使用板材はMDFの15mm厚で
す。
斜めの仕切板により、第1室(9.7L)と第2室(10.8L)に仕切られ、第1室のバスレフダクトを第1ダクト、第2室のバスレフダクトを第2ダクトと言
います。斜めの仕切板を使用したのは、エンクロージャー内面の平行面を少なくして発生する定在波を減少させるためです。ZWBR方式の特徴は、ダブルバスレフ
により低音域の増強を図りながら、第2ダクトの開口部を絞ってダンピングをかけています。
2.L9直交表実験によるダクトのチューニング
ダクトの最適化は、第1ダクト固定で、第2ダクト、開口部面積の2つのパラメータについて、上の水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を以下の
割り付け表にしたがって行いチューニングを行いました。
上の表で、SN比は36Hz~200Hzの帯域の音圧特性の平坦度を表していて、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性になります。感度は、
36Hz~200Hzの帯域と200Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を表しています。この感度の値が大きいほど36Hz~200Hzの帯域の音圧が大きいこ
とを示して居ます。最適条件はL9の直交実験の実験7の条件の第2ダクトを200、開口面積を2750にした条件です。
L9の直交表の条件でスピーカー軸上30㎝の位置でOmniMicで測定した周波数特性は以下のような特性になります。グラフは1KHzを0dBに基準化し
ています。
L9の直交実験の組み合わせのうちどの組み合わせがSN比と感度がともに大きくなるかを見るために下のような散布図にSN比(縦軸)と感度(横軸)をプロッ
トしてみました。
その結果、最適の条件(赤丸印)が良い条件になりました。
3.再生周波数特性
ダクトおよび開口部を最適の条件に設定して、OmniMicで計測した結果は以下のグラフのような特性です。
ユニット軸上のバッフルから30㎝の周波数特性(黒色)、第2ダクト開口部(赤色)とユニット近接(青色)の音圧特性になっております。
このグラフから、第1ダクトの共振周波数は166.7Hz、第2ダクトの共振周波数は38.6Hzになっております。
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2024年01月04日
1.7L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造
2023年stereo編
Wavecorの6cmフルレンジユニットFR085CU03をZWBR方式の7リットルのエンクロージャーのダクトチューニングをした特性を計測しました。
2.周波数特性
周波数特性はスピーカーユニットの30㎝前方にOmniMicを置いて測定した結果は以下のグラフです。
3.ダクトの共振周波数特性
スピーカーユニットの軸上(黒線)と第2ダクト開口部(赤線)に近接させてOmniMic測定した結果は以下のグラフです。
上のグラフから、第1ダクトの共振周波数は174Hz、第2ダクトの共振周波数は55Hzになっております。
4.インピーダンス特性
インピーダンス特性をAnalog Discovery とFRAplusで測定した結果は以下のグラフです。
スピーカーユニット単体でのフリーエアーでのf0(実測値)は137.7Hzですがエンクロージャー内でのf0は135.7Hzになっています。電気的な共振
周波 数は第1ダクトが175.1Hz、第2ダクトが58.9Hzと音響的な共振周波数とずれがあります。
5.歪率特性
周波数特性と同じアンプレベルでスピーカーユニットの軸上で30cm測定した歪特性の測定結果は以下のグラフです。
6.再生音
以下のURLで視聴できます。
https://youtu.be/k5v4zTkrLvU
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2024年01月02日
1.7L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造
2023年stereo編
Wavecorの6cmフルレンジユニットFR085CU03をZWBR方式の7リットルのエンクロージャーを検討しました。上の写真は実験用Boxにユニットを取り付け
た外観とZWBRの横断面図です。外形寸法は306mmX184mmX222mm(HWD)で、使用板材はMDFの12mm厚です。ダクトチューニングの結果
として第1ダクトは、内径31φ、深さ20㎜に固定して、第2ダクト3水準、開口部3水準の制御因子をL9直交表に割り付けてOmniMicを使用して周波数
特性を測定して最適化実験を行いました。
2.L9直交表実験によるダクトのチューニング
ダクトの最適化は、第1ダクト固定で、第2ダクト、開口部面積の2つのパラメータについて、上の水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を以下の
割り付け表にしたがって行いチューニングを行いました。
上の表で、SN比は46Hz~200Hzの帯域の音圧特性の平坦度を表していて、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性になります。感度は、
46Hz~200Hzの帯域と200Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を表しています。この感度の値が大きいほど46Hz~200Hzの帯域の音圧が大きいこ
とを示して居ます。L9の直交表の条件でスピーカー軸上30㎝の位置でOmniMicで測定した周波数特性は以下のような特性になります。グラフは1KHzを
0dBに基準化し ています。
L9の直交実験の組み合わせのうちどの組み合わせがSN比と感度がともに大きくなるかを見るために下のような散布図にSN比(縦軸)と感度(横軸)をプロッ
トしてみました。
その結果、最適の条件は実験1の条件(赤丸印)が良い条件になりました。
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3.再生周波数特性
ダクトおよび開口部を最適の条件に設定して、OmniMicで計測した結果は以下のグラフのような特性です。
ユニット軸上のバッフルから30㎝の周波数特性(黒色)、第2ダクト開口部(赤色)とユニット近接(青色)の音圧特性になっております。
このグラフから、第1ダクトの共振周波数は174.2Hz、第2ダクトの共振周波数は55Hzになっております。
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